無題Name名無し24/08/11(日)11:44:22 No.559457
本日山の日だそうですよ!?
というわけで日本海軍一等巡洋艦スレ
無題Name名無し 24/08/11(日)11:48:10 No.559458
愛宕・高雄・妙高・青葉・・・
このお盆休み、おススメの山名艦について存分に語ってどうぞ!
無題Name名無し 24/08/12(月)11:13:21 No.559462
「ワレアオバ」で有名?な青葉級3番艦の「加古」、「青葉」「古鷹」の
姉妹艦に対してこれだけ軽巡洋艦と同じ河川の名称なんですよね
計画時には軽巡洋艦だったかららしいですが、結局重巡として完成しても
こういう場合は名称を変えないものなんですかね…?
無題Name名無し 24/08/12(月)12:24:34 No.559466
主砲を20サンチに載せかえた最上型でもそれで改名したりしなかったし・・・
まあそれほど厳密に命名規則にこだわってたわけでもないんじゃないかな
無題Name名無し 24/08/12(月)15:57:10 No.559473
金剛級だって最終は戦艦に種別変更されてても改名されてないし、赤城加賀信濃だって山と旧国名だし
>計画時には軽巡洋艦だったかららしいですが
そもそも計画時に重巡洋艦という類別はなかった1930年のロンドン海軍軍縮条約で定義された艦種なので防御とかペラペラだったのに20センチ砲を積んでいたために重巡洋艦されてしまった
無題Name名無し 24/08/12(月)18:40:09 No.559474
艦船令で定義する狭義の「軍艦」の場合艦名は陛下の裁可を受けるから
そう簡単には変えられないはず
無題Name名無し 24/08/12(月)19:52:29 No.559477
https://shop.tau-hiroshima.jp/products/detail/15936
戦前広島県呉市の呉駅前にあった、「二葉屋」というお土産屋さんでは、「巡羊羹」なるお土産菓子が売られていたそうで
残されている二葉屋さんの看板の写真を見ると、背景には一等巡洋艦とおぼしき軍艦の姿が描かれているんですが、先日大和ミュージアムを訪れた際に、物販コーナーに復刻版が置かれているのを見つけました
キャッチフレーズは、「一等国の一等品」だそうですw
無題Name名無し 24/08/12(月)19:54:11 No.559478
因みに1943年の3月ごろ、トラック島泊地に碇泊する第2艦隊旗艦の重巡「愛宕」艦上の司令部付だった主計士官で、杉山績さんという方がおられまして、日本本土から運ばれてくる物資分配の仕事に就かれておられたそうなんですが、そろそろ米潜水艦の跳梁も激しくなってきた時分とあって、内地からの補給線の他に、独自にジャワ・スマトラ方面からの新たな食料補給線を設定することを思い付かれたとのこと
既に給油艦船による燃料輸送は行われていたそうなんですが、その余積に生鮮食料や嗜好品も積んできてもらおうという計画で、やがて初の試みとなった給油艦「旭東丸」が無事入港、塔載品目を調べてみると、「インドネシア特産のウェハースやチョコレートまでかなり豊富に持ってきている」ことが判り、早速本来の重油補給と並行して、各艦および陸上部隊にこれらの嗜好食品を分配したんですとか
無題Name名無し 24/08/12(月)19:54:51 No.559479
反響は素晴らしいもので、特にインドネシア特産のチョコレートは大ウケ、後日「愛宕」が横須賀に帰港した際、海軍省にお裾分けした時も
「こんなうまいチョコレートははじめてだ!」
…と大いに喜ばれたそうです
「愛宕」艦上製造というわけではないですけれど、「愛宕」に纏わる製品ということで、コレも復刻したら案外商売になる気がしますが、どうも「巡羊羹」ほどステキな名称が浮かびませんで…
チョコ…チョコ…チョ、チョクルーザー、とか…?
無題Name名無し 24/08/13(火)07:55:43 No.559488
>チョクルーザー
なるほどシベリア送りだ(画像略
日本の重巡は終戦まで何隻か生き残ったけど、ソ連に引き渡された艦はないのよね
イギリスは引き渡されたあとさっさと処理しちゃった
けど、ソ連海軍なら修理して使ったかな…?
無題Name名無し 24/08/15(木)19:35:13 No.559543
>>チョクルーザー
>なるほどシベリア送りだ(画像略
>日本の重巡は終戦まで何隻か生き残ったけど、ソ連に引き渡された艦はないのよね
>イギリスは引き渡されたあとさっさと処理しちゃったけど、ソ連海軍なら修理して使ったかな…?
ソ連は既に米英から敵国として認識されてたから、旧帝国海軍の巡洋艦以上の大型艦を持たせない様に事前に米英で割り振りされてた模様、
そのとばっちりで国民政府にでさえ駆逐艦か海防艦しか振り割ってなかったり
無題Name名無し 24/08/12(月)20:14:55 No.559482
河川名なので軽巡洋艦ですよ
無題Name名無し 24/08/13(火)10:17:31 No.559490
最近の映画だとゴジラマイナスワンで英国から返還された高雄が20サンチ砲の零距離射撃でゴジラを一回ダウンさせる大活躍だったね
まあ、その後見事に海の藻屑だったけど・・・
無題Name名無し 24/08/13(火)20:38:18 No.559501
…チョ甲巡とかはどうd(略)
>高雄
IJA糧秣廠の外郭団体が発行していた雑誌「糧友」の昭和8年11月号に、前年に就役したばかりの最新一等巡洋艦「高雄」の乗艦取材記事が掲載されているんですが、やはり焦点を「高雄」艦上の調理設備に当てた内容になっておりましたり
記事によると兵員烹炊室は中甲板の舷側、「目測間口15尺に十尺位」、天井も7~8尺はあって沢山の舷窓と上甲板からの採光窓により明るさも十分、「よい場所だナー」というのが記者さんの第一印象であったそうです
無題Name名無し 24/08/13(火)20:39:45 No.559502
床は人造石研ぎ出し、調理関係のパイプは桃色が雑用水、青色が飲料水、緑色が蒸気…と色分けになっている等、興味深い記述がイロイロ盛り沢山なんですが、既に装甲巡洋艦「春日」、戦艦「長門」などの見学経験がある記者さんから見ても、「高雄」の烹炊室はこれらの艦に比べ
「従来の中央機関上よりは明るくて烹炊兵の仕事が大変愉快そうに見えました」
「蒸気の外に、電気、重油と併用(略)蒸、煮、焙、焼などの調理の種類を増し、また能率に多大の相違ある事と思」
…われる、最新鋭艦に相応しい進歩した出来栄えであったとのこと
無題Name名無し 24/08/13(火)20:41:31 No.559503
烹炊員は烹炊長以下32名、給養人数は68卓776名に各種当直兵を加えて820名ほどであったそうなんですが、陸サンの視点から分析して、「高雄」がこうした立派な設備を備えているのも
「軍艦は(略)環境が無趣味。上官と朝から晩まで同居、陸軍のように、演習といっても山野に接せず街を通らず、海、海、海です」
「従って、食欲に欲望が集中します。海軍が特に食物調理に意を払い、また専門兵の居る所以でありましょう」
…と解説を加えておりましたり
調理場の改良も、案外戦力維持の為の切実な要求があってのことだったワケなんですかしら…
無題Name名無し 24/08/14(水)09:54:45 No.559511
日本の巡洋艦って大洋を巡回することは全然考えておらず
単なるウルトラスーパーデラックス駆逐艦でしょ?
無題Name名無し 24/08/14(水)14:42:22 No.559516
日清戦争以降の日本海軍の巡洋艦は艦隊決戦用です
海洋権益を守る為でも無ければ植民地の警備でもないし有事の敵国海上通商路妨害でもありません
無題Name名無し 24/08/14(水)16:22:50 No.559518
英国の観艦式に参加した日本の重巡洋艦が「飢えた狼」みたいだなんて言われたけど
素直な褒め言葉じゃなくてホントはこんな居住性悪い艦によく乗れるね?って
英国しぐさのイヤミの意味も込められてたとか言うね・・・
無題Name名無し 24/08/16(金)10:13:50 No.559554
>英国の観艦式に参加した日本の重巡洋艦が「飢えた狼」みたいだなんて言われたけど
>素直な褒め言葉じゃなくてホントはこんな居住性悪い艦によく乗れるね?って
>英国しぐさのイヤミの意味も込められてたとか言うね・・・
謎なんだけどなにがどうして居住性が悪いって話なのあれ?
砲設備が大きくて狭いとか船体が細いとか?
それとも単に艦内通路等の設計が悪いだけ?
無題Name名無し 24/08/16(金)15:50:22 No.559560
>>英国の観艦式に参加した日本の重巡洋艦が「飢えた狼」みたいだなんて言われたけど
>>素直な褒め言葉じゃなくてホントはこんな居住性悪い艦によく乗れるね?って
>>英国しぐさのイヤミの意味も込められてたとか言うね・・・
>謎なんだけどなにがどうして居住性が悪いって話なのあれ?
>砲設備が大きくて狭いとか船体が細いとか?
>それとも単に艦内通路等の設計が悪いだけ?
妙高型に関しては雷装を削減→増設や戦時増載予定の高角砲まで結局積んだ建造経緯もあって古鷹型や5500t級と比較しても居住区格が苦しいということに
(一次改装のシェルター甲板に発射管移設、旧発射管区画の多くを兵員室の増設に充てたのもこの対処)
もっともイギリス側からいわれたエピソードは英艦が御大礼観艦式での那智を見たり江田島を訪問した話にもあるけど…
無題Name名無し 24/08/16(金)16:43:51 No.559561
>謎なんだけどなにがどうして居住性が悪いって話なのあれ?
乾舷が低いから。波を被りやすくて、艦内の容積も狭くなるから居住性に直結します。
イギリスの様な海洋国家における巡洋艦とは本国から遠く離れた植民地まで大洋を超えて行ったり来たりするから必然的に航洋性、居住性が高くないと務まらないです。
無題Name名無し 24/08/15(木)10:14:12 No.559523
南洋諸島海域での対米艦隊決戦を想定して長距離長期間の洋上艦隊行動は考えておらず、ゆえに巡洋艦の居住性はソレでいいのです
無題Name名無し 24/08/17(土)00:45:12 No.559567
>謎なんだけどなにがどうして居住性が悪いって話なのあれ?
ざっくり解説
※「軍縮条約の制限を意識」した船体に
・武装めいっぱい載せたよー(駆逐艦並みの雷装も含め)
・機動性のため機関部てんこ盛りだよー (機関出力は二次改装後の金剛型戦艦と同程度)
・窮屈だけど艦隊決戦仕様(作戦行動二週間程度)だから我慢だよー ← 重要
↑これが帝国海軍艦艇の基底となった設計思想だから「想定外使用」するとキツいのは当たり前よ
でもカッコいいぜ(見てる分には)
https://youtu.be/cFKsOGuBXFo
https://youtu.be/aYFKZW4oSfY
無題Name名無し 24/08/17(土)04:35:57 No.559576
長細い艦体に連装砲塔5基を前後に分けて積んだから、旧式の古鷹級より主砲の散布界が広くなっちゃったとかもあったのよね妙高級
次の愛宕級では改良されたらしいが・・・
無題Name名無し 24/08/17(土)17:21:17 No.559609
>長細い艦体に連装砲塔5基を前後に分けて積んだから、
>旧式の古鷹級より主砲の散布界が広くなっちゃったとかも
>あったのよね妙高級
>次の愛宕級では改良されたらしいが・・・
高雄型が妙高型より砲塔間隔を短縮(1~3番の砲塔中心が後退)した点は散布界対策による変更とされるものの後日談があって
竣工後の高雄型による射撃成績は遠近散布界が拡大、妙高型も第一次改装後は高雄型と似通った成績になったことによる調査が砲弾の空中干渉を見つけて発砲遅延装置を導入することとなった
主砲10門艦と比較して良いとされた6門艦の古鷹/青葉型の命中率も近代化改装後は低下したことといい高雄型以降の建造や改装で導入した二号20センチ砲や九一式徹甲弾にも中々難しいところはある
無題Name名無し 24/08/17(土)18:15:31 No.559610
>>謎なんだけどなにがどうして居住性が悪いって話なのあれ?
>ざっくり解説
>※「軍縮条約の制限を意識」した船体に
>・武装めいっぱい載せたよー(駆逐艦並みの雷装も含め)
>・機動性のため機関部てんこ盛りだよー (機関出力は二次改装後の金剛型戦艦と同程度)
>・窮屈だけど艦隊決戦仕様(作戦行動二週間程度)だから我慢だよー ← 重要
> ↑これが帝国海軍艦艇の基底となった設計思想だから「想定外使用」するとキツいのは当たり前よ
で、被弾や被雷に弱くダメコンが全くダメダメな戦闘艦が出来上がったと、せめて中央縦隔壁は取っ払っておけよな。
無題Name名無し 24/08/18(日)15:10:36 No.559674
>せめて中央縦隔壁は取っ払っておけ
中央縦隔壁は船体縦強度に貢献しないし、缶を2つ1つの缶室に並列で搭載したら
缶室の両側舷側の縦隔壁間隔を縮小できる
なら中央縦隔壁は省略した方が重量軽減にも
被雷の際の傾斜も軽減できるし
いいことばかりだわな
無題Name名無し 24/08/17(土)07:25:51 No.559583
>謎なんだけどなにがどうして居住性が悪いって話なのあれ?
多分この質問って「居住性」って具体的に何なの?って質問なのでは無いかと思うのだけれども
それで言うならば
>甲板間の高さがやや小さい
と
>艦内に熱気がこもり
のあたりではないかと。実際、甲板に穴開けて通風路通すのって面倒なんだよね。意外と空間食うし
無題Name名無し 24/08/15(木)12:39:47 No.559526
昭和11年(1936年)発行の婦人雑誌「主婦之友」6月号に、「水兵さんのお好きな軍艦料理」と題する記事が掲載されているんですが、この取材先が一等巡洋艦「鳥海」だったそうです
内容の方は御家庭内の奥様方向けとあって、ほぼ「鳥海」艦上で出されたメニューの数々の紹介が中心なんですが、掲載されたものだけでも
・葱と玉子のお清汁
・牛肉の蒸焼
・烏賊のてり焼きと馬鈴薯の梨もどき
・鮭の緑揚
・七茶飯
・鮭の寒天よせ
・野菜サラダ
・ハヤシライス
・あなご丼
・鶯頭肉
…と、和洋中全ジャンルを含み、時に折衷というバラエティに富んだ内容になっておりましたり
無題Name名無し 24/08/15(木)12:41:00 No.559527
個人的には合成調理器や芋洗い機(機械式)の使用状況や艦内配食棚や配食器の使用中の写真なども興味深かったんですが、例えば「野菜サラダ」の場合、材料は400人分あたり玉子30個、辛子半瓶、塩1キロ、酢1リットル、大豆油17リットル、これらの内、まず玉子を合成調理機に入れた後、塩と辛子と酢の半量を加えて混合、また油と酢の残量を交互に加えて「ねっとりしたマヨネーズ」を作るところから始めるんですが、合成調理器のおかげで400人分の製造にかかる時間は10分ほど
これを小口切りにして塩ゆでしておいた馬鈴薯、人参、甘藷、青豆(グリーンピース)に混ぜ合わせて、別に作っている「牛肉の蒸焼」の付け合わせとして出したそうです
無題Name名無し 24/08/15(木)12:41:55 No.559528
また重巡「鳥海」烹炊室謹製の「ハヤシライス」のレシピは100人当たり牛肉15キロ、これを細切れにして牛脂で炒め、塩コショウ
小さな賽の目に切って茹でた馬鈴薯と人参、薄い小口切りにした玉葱、色よく茹でた莢豌豆を、牛脂で炒めた小麦粉と壜詰めのトマトソースに牛骨スープで作ったルウに牛肉と共に加えて(莢豌豆は最後に!)塩コショウで味を調え、別盛のご飯と共に供したとのこと
「海軍カレー」に比べて注目度の薄い「海軍ハヤシ」のレシピが読めたのも幸いだったんですが、まあいくら当時のエゲレス条約型重巡の方が居住性が良かったといっても、結局その艦上で出されるのが…
…エゲレス料理じゃあ、ねえ…?
無題Name名無し 24/08/15(木)16:11:57 No.559542
か、カレーライスとか肉じゃがは英国由来らしいし・・・
・・・英艦で食べてたかは知らんが
無題Name名無し 24/08/15(木)20:41:49 No.559545
https://may.2chan.net/39/src/1723722109861.jpg
>…エゲレス料理じゃあ、ねえ…?
イギリスでも巡洋艦でもないですが、まあ親戚として...
一昔前のオーストラリア駆逐艦の献立がこちら
一見まあまあ悪くなさそうですが、味の方はどうなんでしょうね
無題Name名無し 24/08/15(木)22:40:10 No.559547
>一昔前のオーストラリア駆逐艦の献立がこちら
>一見まあまあ悪くなさそうですが、味の方はどうなんでしょうね
この毎朝の卵料理は殻付きなのかな
それとも評判のよろしくなかった乾燥粉末の卵なのか
今の工場用の原料だと攪拌してビニル封入した数日間冷蔵可能な全液卵や
製菓用の卵白のみ黄身のみを封入して蓋付き一斗缶で冷凍保管し納入先で解凍使用とかあるけれど
航海日数にもよるんでしょうか
無題Name名無し 24/08/16(金)10:02:30 No.559551
https://may.2chan.net/39/src/1723770150441.jpg
エゲレスロンドンのテムズ川に係留されている1万トンクラス軽巡「ベルファスト」の艦内食堂には、WW2当時提供された食事のメニューが掲示されているそうなんですが、フィッシュ&チップス、マカロニチーズ、アップルパイといったおなじみの献立に並んで、「死人の足(DEAD MANS LEG)」なる物騒なシロモノが混じっているんですとか
もっとも、「死者の腕」またはシャツスリーブプティングとも呼ばれるこちら、内容は平らに伸ばしたスウェットプティングにジャムなどを塗った後、スイスロールのように巻いて蒸すか焼くかして提供される、エゲレス伝統のデザートなんだそうで
「死人の足」は長細い形状から来た趣味の悪いニックネームみたいなんですが、日本の給糧艦特製のあるデザートが「洗濯板」と呼ばれたのと、似たような話になるのかもしれないですねw
無題Name名無し 24/08/16(金)10:04:16 No.559552
因みに、昭和10年ごろの第2艦隊主計科発行の「研究献立集」の中に、一等巡洋艦「摩耶」からの提案として「フーカデン」なる料理が掲載されているんですが、内容としては合いびき肉とじゃがいも、人参、玉ねぎなどを合わせたものの中に茹で卵を並べ、包むように成型して蒸し焼きにしたもの
断面に玉子が輪切りになって覗くのがスコッチエッグに類似したお洒落なお料理で、明治期の「海軍割烹術参考書」にも「フーカデンビーフ」の名で記載があるんですが、「摩耶」独自の工夫として、ゆで卵を作る際には殻ごとではなく、酢少量を入れたお湯の中に直接生卵を割り入れると良いとしておりましたり
お酢を入れておくことで卵の原型は保たれ、また茹で上がった後に殻をむく手間が省略できる…というのがミソなんですが、これなんかは保存卵製品では出来なそうなワザですかも
無題Name名無し 24/08/16(金)10:05:39 No.559553
余談ですが、IJNの操舵員(操舵特技兵)だった小板橋孝策さんと言う方の手記によると、
「私がはじめて軍艦に乗ったのが、重巡『摩耶』であった」
「一等巡洋艦には、ラムネ製造機がそなえてあった。その受け持ちが2分隊(高角砲)で、いつも、当番の相撲部員の下士官がラムネをつくっていた」
「高角砲甲板を通りかかると、『プスー、プスー』という圧搾空気で詰めている音が聞こえてきて、それを聞くと、思わず立ちどまったものである」
「『オイ!1本飲め』と言って、渡してくれたその1本のラムネの味は忘れられない」
…とのこと
美味しい料理の〆は爽やかなラムネ…やはり一等巡洋艦は、給養も一等!
無題Name名無し 24/08/16(金)11:24:15 No.559555
https://may.2chan.net/39/src/1723775055800.jpg
フーカデンは戦前でも都市部だと庶民の家庭でも作られることがあったようで
とは言えオーブン持たない日本の一般家庭では蒸して作っていた模様
巡洋戦艦、一等巡洋艦の命名基準であった山岳名も雲龍級二番艦以降は航空母艦に付けられるように
雲龍級の当初計画15隻という大量(日本にしては)建造で従来の
「空に関係する漢成語」では種切れ気味になったのと
もはや伊吹級(この伊吹も空母化)で一等巡洋艦は打ち止めと誰の目にも明らかだったものか
無題Name名無し 24/08/16(金)20:03:09 No.559562
IJNの造船士官だった牧野茂さんと言う方は、妙高型重巡「足柄」がエゲレスに派遣された際に同乗して、艦内設備及び諸外国の新鋭艦の調査に当ったそうなんですが、インド洋横断の際には
「艦内に熱気がこもり、夜は交代で外界と直通の発射管室に兵員を就寝させたが、それでも毎夜、露天に忍び出て仮睡するものが少なからずおり、甲板士官が手をやいた」
「無線送信室、発電機室、調理室、洗濯機室などは、少々大げさないいかただが風呂場にはいったようで、兵員はぜんぶ上半身はだかで当直するありさま」
…であったそうです(発令所だけは冷気通風が有って快適であったそうですが)
無題Name名無し 24/08/16(金)20:03:47 No.559563
ファッキンホットな南洋で蒸し暑い艦内に耐えきれず、甲板で就寝した…というのはソロモンに展開した米重巡の戦記にも出てくる話ですので、コレだけで妙高型の居住性が特に悪かった証左とするわけにはいかないんですが、更に牧野氏によれば、甲板間の高さがやや小さいことも、外国の同種艦よりいくらか居住性が劣ると認められた原因であったそうで、また
「妙高では(略)乾舷をなるべく小さくして(略)船殻重量の減少と重心の降下がはかられた」
「巡洋艦に20センチ砲を塔載して、ステディな砲台を与えるために払われた見事な考慮であった」
ものの、インド洋の航海時には
「動揺すると前甲板には波がうちあがり、乗員の出るのは禁じられたし、中央部の上甲板にも、ときどき青波が上がる状況であった」
無題Name名無し 24/08/16(金)20:05:09 No.559564
「妙高型の本質は、戦闘力の向上と高速力の発揮を、良好な船体性能をもととしてつみあげたもので、重量軽減と船体性能の向上とが、一体不可分の関係でおこなわれたところに、大きな合理性を見出すのである」
「しかしながらこの特徴は、若干の居住性と凌波性のぎせいがあることは見逃すことができない」
…と総括されておられましたり
要はやはり重量軽減と重装備の両立のシワ寄せがその辺に出ていた…ということみたいなんですが、余談としてインド洋では「たくさんの飛魚が甲板上に打ち上げられるので、兵員が艦橋下の戸口から前甲板をうかがっていて、波の打ち上げる合間に拾いに走」…っていたそうです
波を被り易い低乾舷も、時に鮮魚の補給には役に立ったのですかも…w
無題Name名無し 24/08/17(土)08:29:19 No.559586
英国重巡とか艦首から乾舷が高い分をそのまま艦内スペースに当ててる
感じの外見だよね
見た目の印象は間延びしてあまりカッコよくないけど・・・
無題Name名無し 24/08/17(土)12:29:33 No.559606
どうせ空いたスペースは紅茶を淹れる部屋…いや、ラム酒の貯蔵庫なんだろ?
無題Name名無し 24/08/18(日)09:43:05 No.559651
>紅茶
重巡「鳥海」乗組みだった諏訪繁治さんと言う方の手記によると、1942年8月の第1次ソロモン海戦の際、暗夜ガ島の米艦隊奇襲に向う艦上で提供された戦闘夜食は紅茶ならぬコーヒーと乾パン、それにミカンやパイナップルの缶詰という内容であったそうです
簡素なモノながら、夜食が腹に収まると
「おい、睾丸がちゃんとあるかどうか探ってみろ」
「恋人に何か言付てでもある者は、今のうちに俺に頼んでおけよ」
「なんだ、お前、いやに影が薄いぞっ。大丈夫か?」
…等、「男世帯だけに、好き勝手な会話が四散」…する光景がみられ、決戦前にほどよく緊張がほぐれたとのことなんですが、その後の夜戦の完勝にも、いくらかは夜食の効果が貢献していたのかも知れないですね…w
無題Name名無し 24/08/18(日)09:43:35 No.559652
一方、海軍兵学校の第70期生徒であった重本俊一さんと言う方は、開戦により繰り上げ卒業後、直ちに重巡「妙高」に乗艦して南方作戦に参加しておられるんだそうなんですが、曰く
「(※昭和)17年1月4日のことである(略)期友の山崎候補生と私とが、ガンルームで昼食をとっていた(略)牛肉のたっぷり入ったカレーライスであった」
「私たちが兵学校最上級生のころ、長びく日支事変により国内の物資が窮乏し、食事の質が目に見えて低下し、カレーライスは、わずかの魚肉入りの味のうすい水っぽいものとなった」
「それにくらべると、このカレーライスのうまさはかくべつであった。私たち二人は、皿までなめるようにしてガツガツとむさぼり食った」
無題Name名無し 24/08/18(日)09:44:00 No.559653
引用元:https://may.2chan.net/39/res/559457.htm
「食べ終わった二人は、思わず顔を見合わせ、口をそろえて『うまいなあ』と嘆声をもらした」
…とのこと
しかしながら、直後に米陸軍航空隊のB-17爆撃機の編隊が飛来、警報を受けてガンルームを飛びだした直後「妙高」は被弾、氏も爆風で吹き飛ばされたものの奇跡的に無傷で済んだそうなんですが、山崎さんの方は全身に重傷を負い、その日の内に息を引き取られたそうです
久々に食べた美味しいカレーに喜ぶ声が、この世の最後の言葉になってしまった期友の姿を思いながら、
「最後の晩餐ともいえる昼食は、神のせめての恵みであった」
…と、重本氏は述懐されておられるんですが、何とも切ない味の記憶になってしまったんでしょうねえ…























コメント
あまぎ型護衛艦2隻!2番艦はあかぎで頼みますよ海自のえろいひと
それに日本重巡の航続距離8000海里は米英の10000~13000海里よりは少ないけど、ドイツも8000前後だしイタリア、フランスは4500でソ連は4000あたりだから別に短いわけでも無いし
デモイン級とかなんだよ、あんなん重巡じゃねえだろ!!
https://gendai.media/articles/-/75812?page=4
このサイトによると相当数が沈んでるようだけど
横転多いっすね
そもそも魚雷が4,5本直撃して助かる条約型重巡なんて存在しないんだよなあ
新しい定説ということですか
軍事情報にでも投稿したらいかがです?
多分当時の米からしても魚雷積みすぎなにほんへの重巡おかしいだろ!扱いやろし……
あっちはあっちで魚雷捨てて航空機と砲戦にガンぶりした結果である
元軍国少年だった祖父は甲巡呼びだった。
仮に「結果的に」中央隔壁が沈没への影響は大差なかったとしても
イコール中央隔壁に問題は無かったという論理は成立しませんよ
海軍技術士官であった福井静夫氏は、加古の急速横転沈没を一例としてあげ、中央隔壁に問題があったと述べられておりますね
日露戦争での海戦での戦闘詳報なども詳しく調べて沈没原因なども研究しておられ、日本海軍の戦闘詳報などの報告に目を通した上での見解でありましょうが
それを覆すほどのご研究をなされたのならば、是非に詳しくご説を拝聴したいものですが
エクセター>俺は、グラーフ・シュペーに大打撃与えた武勲艦だぞ。
勿論、中央隔壁自体は縦強度に算入されてはいるけど、単純に縦強度を高めるだけなら他に方法があるよって言う話。
あれは、純粋に被害極限の為に装備しているものであって、飛び込んできた砲弾の弾片であるとか、小型の航空爆弾の炸裂、火災など、主に砲戦で発生する被害を抑制するのには有効。
砲戦の被害なら破口が小さく、浸水するペースも遅いからダメコンも十分間に合う。
帝国海軍の重巡は、火力支援をしながら魚雷を抱えて諸共に突撃するのだから、まずは砲戦で船脚が止まらないよう、中央隔壁を備える事自体は、建造時点では問題はない。
ただ、水雷防御上非対称浸水を招くので、破口が大きく急激に浸水する雷撃に対する防御としては、巡洋艦程度のサイズではマイナスなのは間違いない。
戦訓から中央隔壁を所々開口して反対側まで浸水するように応急処置は行ったが、日本の艦艇は船殻重量を切り詰めているので、強度計算上、隔壁そのものを取り払うことは難しい。
インディアナポリスですら魚雷3発で轟沈、
ヒューストンも魚雷3発で戦闘力(動力)喪失、
エクセターも雷撃て沈没。
雷撃に耐えられる巡洋艦なんて何処にも居なかったのが実情では?
大和型が異常なだけで戦艦も雷撃には弱かったんだし、(日本の戦没艦は比叡・霧島以外は雷撃が原因)
より小さい巡洋艦なら尚更耐えられない。
未だに水兵がハンモック使ってたからかも。
魚雷の防御も、バイタルパートの直接防御とバイタルパート外の間接防御に分かれるんだけど、巡洋艦程度の水中防御幅と装甲では、高威力化した魚雷に対して不足している。
機関部の横っ面に当たれば、それは確実にボイラールームまで届く。
よって、中央隔壁により区分けされていると、片側だけ急激に進水してひっくり返る…ということ自体は起こり得るというのはまあ同意できるだろ?
でもさ、結局細分化した区画と、健全な時には水面上にある区画が発生させる予備浮力…ゲームで言うところのHPで耐えているだけで、高威力化した魚雷に対して巡洋艦の防御力はほぼゼロと同じ。
図体が駆逐艦よりデカい分沈みにくいだけと言って過言では無くて、その予備浮力も戦艦級ほどないから、どうせ五本も浴びたら中央隔壁があろうと無かろうと死ぬのは変わりない。
ただ、中央隔壁があるがために、転覆して本来より早く死ぬケースは実際にあるから、水中防御としては無い方が良いのも間違いない事よ。
魚雷が機関部の横っ面に当たれば、確実にボイラールームまで届くのはしょうがないけど、反対側に緊急注水するので間に合わない物なのか?
何となく海軍の船は注水する側と取水口が同じとかそういう造りになってる可能性もあるんじゃないか…。
中央隔壁が転覆の原因の一つなのは疑いようはないけど、注排水ポンプの配置、力量、配管配置、緊急用の発電機の配置、注排水口の配置箇所とか、かくれた問題があるような気がするんだけど、詳細図面が残ってる訳じゃないから、なんとも言えない。
それ無理やり縦隔壁のせいってことにするために魚雷以外にも多数損傷受けてたりそもそも沈んでない船までカウントしてる、結論ありきのものだよ
横転と言っても7隻だけなうえにすべて魚雷を3発以上受けたケースばかり、衣笠みたいに被雷(アメリカの主張では右3左1の4発)でも沈まずむしろそこでは持ち直してるのもいる
なお米英は縦隔壁が無いから横転しなかったと言ってるけどアメリカが太平洋戦争で失った7隻の重巡洋艦のうちヒューストン、アストリア、クインシー、インディアナポリスの4隻はしっかり横転して沈んでるしそのうち魚雷を食らってないのはアストリアだけ
イギリスのエクセターも魚雷を受けて横転沈没
n=1で答えとするなら戦艦なのに魚雷3発わずか4分で横転して沈んだバーラムがいるイギリスは横転先進国なのかってなってしまう
帝国海軍のダメコンがダメ・コンなのは周知の事実だけど、それ差し引いても雷撃により生じる破口はでかく、水密を失うと急激に侵入してくるから、それに対応した速度のダメコンなんて到底出来ないよ
う〜ん、まぁ、現代のイージス艦とかが装甲なしで、ミサイルにしろ、魚雷にしろ、迎撃とダメコンで乗り切るつもりだから、パッシブな装甲防御は1万トン程度じゃ、意味ないんだろうね…
ということは、日本の巡洋艦は断片防御のみで良かったのかもしれない。浮いた重量は予備浮力とか船体強化に回したり、すれば多少は史実より良かったのかも。
一等二等が差別用語だから民生用って一等兵曹や二等水兵の軍人の階級があってだな・・・
そのロンドン海軍軍縮条約のカテゴリーa.bが甲乙と日本側は呼称したということ
つまり昭和初期からで、それ以前は巡洋艦を甲乙で言って無い
つーか、巡洋艦以外でも駆逐艦で一等二等と分類してるわけで、大正明治の駆逐艦を甲乙分類してねえってのはさすがわかるでしょ?
駆逐艦は陽炎、秋月、島風みたいな甲乙丙しか知らねえとは言わねえよな?
日本の重巡は重防御よ
特に利根最上だと砲撃に耐えて戦うというか、防御装甲からしてあれを沈黙させるのは割と辛いと思う
魚雷?1発でも食らった時点で日本艦に限らず戦闘不能だろ
威力の低そうな航空魚雷でさえ1発で航行機能ごっそり持ってかれそうなくらいやべえんだから諦めろ
妙高とか高雄型まで連装4基8門なんでまあ普通
まあ条約明けで改装して16門になるけど
日本艦のキモは魚雷積みすぎより61cmの大型魚雷の方で、これは改装前からそう
てかそもそも改装内容は当然だけど非公開なんで当時の米は把握してたんかねえ
1万トン以上の大型軽巡洋艦のヒューストンとかたった航空魚雷1発で航行機能損失で戦闘不能だしな。
曳航中にもう一発食らっても沈まなかったけど、それ耐えた言えんのかなあ
空母ホーネットが被弾に耐えた(沈んでないだけですぐに戦闘不能、応急復帰すら放棄)いってるようなもん
水中防御を説明するには、そもそも魚雷が炸裂したあとどのようなメカニズムで船体を破壊するのか説明した上で、
それをどう構造で防ぐのかと言う前提の知識を説明した上で、
各国の条約型重巡はどうそれを防ぐつもりなのか、条約後の巡洋艦はどのように防ぐつもりなのか
っていう階層構造で説明しないといけない。
この種の説明は色んなコメント欄に過去飽きるほど書き込んだが、バックアップなんて取っていないから毎度全部打っており、もうちょっとオエッてなっているから俺は書けん。
最上型は、アメリカのブルックリン級より装甲薄いのに重防御?
排水量に比して重武装、つまり「余裕が無い」様が「飢えた=卑しい」様に見えるってことでは?
アレもコレもと欲張って荷物を背負う小男がいたら「何あれ、みっともねえな」と思うような感じで
たぶんwikiあたりからだと思うけど舷側装甲の厚さを勘違いしてる
最上の舷側装甲は100mmだけど最高圧はプラス40mm追加されてる弾火薬庫の140mm
ブルックリン級は最上と同じ隠れ重巡枠なので装甲厚は当時のアメリカ重巡と同じ最高圧127mm、参考までに同じくイギリスの隠れ重巡枠のタウン級は114mm
ちなみにアメリカは弾火薬庫より機関部を重点的に厚くする傾向があって、ブルックリンも最高圧127mmは機関部で弾火薬庫は120mmと薄くなってる
以上から最上型は竣工当時太平洋で最も装甲の厚い巡洋艦の一つなのだけど、アメリカのポートランド級の後部火薬庫が図面上では146mmとここだけ妙な厚さがある
なお当時最も装甲が厚い巡洋艦は何気にイタリアのザラ級の150mmだったり
いやその最上の舷側装甲100mmは垂直ではなく傾斜20度なんよ。
ちなみに弾薬庫140mmも傾斜装甲。
最上や利根って装甲のはり方が大和そっくりなんで、舷側装甲も甲板装甲も傾斜を採用してる。
戦艦を建造できない時期のミッシングリンクというか、開発ツリーに挟まっているというか…
どのみち、日重巡は砲塔防御を捨てているので、米重巡との純粋な殴り合いでは不利が付く。巡洋艦としては有力な船体装甲頼りに、距離を詰めて魚雷をポイっと投げるつもりのフネブネだから、これはこれで良いのだ!
中央隔壁が被害軽減に役立ったケースが実際にあるから、水中防御として無い方が良いとは言えないよ。
バーベットと弾薬庫がカチカチでも砲塔に飛び込んできた砲弾の炸裂経由で誘爆するんじゃないの?
たまに思うんだけど、日重巡で砲塔被弾からの誘爆して轟沈は1隻も無いんだけど、なんでそんなに心配する人がたえないんだろうか?
砲塔被弾は何隻もあったし、砲塔誘爆してるのも何隻かあったけど、別に沈んだの無かったよね。
まあ青葉はちょっとやばかったけど、注水でさらなる誘爆は防いだよねと。
たまに思うんだけど、日重巡で砲塔被弾からの誘爆して轟沈は1隻も無いんだけど、なんでそんなに心配する人がたえないんだろうか?
砲塔被弾は何隻もあったし、砲塔誘爆してるのも何隻かあったけど、別に沈んだの無かったよね。
まあ青葉はちょっとやばかったけど、注水でさらなる誘爆は防いだよねと。
ソ連・ロシアの戦車じゃないからな。
弾頭と炸薬が分離式だから、砲塔内被弾でも弾薬庫まで誘爆するエネルギーは無い。
そもそも、砲室で発射を待つ弾火薬は少量なのでそれに当たって発生する火災は高が知れているし、揚弾筒が障害物になるから爆風は直接弾火薬庫を襲えない上、運用上弾火薬庫の防炎扉は揚弾、揚薬をする一瞬しか開閉しない事になっている。
また、弱防御の砲塔に急降下爆撃が直撃してもやっぱり揚弾筒が邪魔するから即爆沈とはならないよ。
ローマ>誘導爆弾(フリッツX)2発で轟沈したぞ。
アリゾナ>八十番1発で沈没着底しました。
運だね。
それどっちも砲塔被弾誘爆から被害拡大で弾薬庫爆発じゃないでしょ。
砲塔防御の話とは別だな。
節子、それどっちとも貫通したのは水平装甲で砲塔前盾でも天蓋でもない
特にアリゾナは弾薬庫直撃やから一発KOは当然や(正確にはアリゾナは2発喰らってるけど)
日本と同等の砲塔装甲のイギリス巡洋艦は水上戦で砲塔に砲撃喰らいまくってるけど機能停止どまりで爆沈は無いで
基本的に水上戦で砲塔直撃からの誘爆轟沈は起きないんや
いやどの道、戦時改装で中央隔壁には縦強度を損なわない程度のマンホール程度の開口を設けているから、片側死んだら遅かれ早かれもう片側も死ぬのよ
戦車なんかだとスペース、装填等々の都合から砲塔に砲弾を置くことが多いし、砲塔に置かなくとも車体と仕切られてないから、当たり方次第では車体弾薬庫がアボンてのは珍しいことじゃないけど、
水上艦の場合機力がふんだんに使えるしスペースも(戦車に比べれば)豊富だから、すぐ使う分だけ弾薬庫から揚げるのよね(適切に運用されていれば)。
揚弾塔も防火シャッター等の設備で爆炎が弾薬庫にいかないようになってるし、弾薬庫も大抵は距離を置いて水線下にあるので余程運が悪くなければ大丈夫だよ。
なので砲塔装甲は火力維持が主になるし、砲塔が重いのは好ましいことじゃないので、打ち合いにこだわらないなら大体削られる。
いや死ぬのよとか言われても、妙高も高雄も被雷後に自力で航行して生還してるんだが。むしろ中央隔壁自体はあって良かったって話だよ。
穴開けたのに意味あったかはまた別の話だし。
元の意味合いは外洋を動き回れる艦て意味だよ。別にジグザグに航行とかではない。後に戦艦に発展する鋼鉄艦が重心を低くしたくて低乾舷なゆえに外洋での航洋性が低かった時に、外洋での航洋性に重きを置いた艦種。
甲巡、乙巡は軍縮条約以後の呼び方。一等、二等は明治からの呼び方で一等、二等の方がメジャーだったみたいだ
船体が三分の一無くなったのに残存した駆逐艦なんてのが日英にあるし、一概にどうとか言えない気もする。
1次大戦の英巡戦のイメージに由来すると思われ
ユトランド沖海戦の英巡洋戦艦の爆沈って防御力の不足もそうだけど、防火シャッターを開けっぱなしにしていたとか、装薬をあちこちに山積みにしていたとかの要因が大きかったり。
まさに現場猫案件
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