”危機管理産業展で見る最先端装備” 設置型装備品・大型装備品

文・写真:海猫


 
 今回は危機管理産業展において展示された設置型装備品及び大型装備品等を紹介します。

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 こちらは土嚢に代わる水害対策装備でごく単純な構造で"防波堤"のように機能するらしいです。
また各パーツがモジュール化されており、重ねて収納できるほか、つなげる事で長い堤を構成する事が可能です。
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 こちらはエアバッグを応用したエアジャッキで障害物の除去を目的としています。

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 こちらは牽引型浄水システムですが太陽電池をパワーソースとする事で孤立した状況でも清潔な真水の供給を実現しています。

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 他にも応急設営可能な電源システムとしてソーラーや風力が活用されています。

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 こちらはパレット状の簡易貯水槽です
 ただの簡易貯水槽ならビニールプールのようなもっと単純なものもあるのですがこちらは最低限のフレームで縦に積める工夫がしてあるようです。

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 この大きなテーブル実は"タッチパネルだそうで立てればホワイトボード兼液晶画面になり横にすればテーブル兼タブレットになり例えば全体に地図を表示してから各地からくる画像・映像を各所に表示してタッチパネル用のペンで図を書くとそのまま末端のタブレットや画面等に表示して情報をリアルタイムで共有できるらしいです。

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 液体を入れるタンクにおいて例えば移動するタンクローリーには中の液体が過剰に揺れないように仕切りをいれますが建築物の貯水槽は移動しないために仕切りが設置される事はありませんでした。

 しかしそれが大地震により貯水槽内で揺れが発生し東日本大震災では貯水槽が自壊するケースが多かったそうです。

 そこで仕切りを増設するかわりに中空の筒を入れて揺れを抑えるのがこの筒だそうです。

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 こちらは耐腐食性に優れた樹脂のライナーを応用したシェルターです。

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 こちらはエアフレームテントですが従来のアーチ型に対し、天井を大きく取った設計が特長です。

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 こちらはクローラー型トラックで荷台にあるのは発電機です。あらゆる地形でも行って発電できるコンセプトで展示されています。

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 こちらは収容力に優れた軽ワンボックスをベースにした救急車で狭い路地裏でも入っていけるのが特徴らしいです。

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 同じくトーハツから展示されているのはポンプ付き消防車です。

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 従来のポンプ車よりも運用の簡略化小型化・低コスト化に努めている消防車です。

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 この最新のストレッチャーシステムは大幅な自動化により使用に慣れない人でも簡単に操作が可能な他、既存のワゴン車等に後付けできるのが特徴です。

 私もこの装備は始めて触ったのですが一回上げ下ろしを介助して貰っただけで収納・展開をスムーズに行えるくらい使いやすいものでした。

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 これには東京消防庁の方も興味を持っていたようでした。

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 また舟艇も展示されますが多くは複合艇か展張式ボートが主となります。

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