2012年度第33回九都県市合同防災訓練
文・写真:海猫
今日から複数回に渡ってお送りする九都県市合同防災訓練は将来起こりうる首都圏大規模地震災害への対応能力を養うべく1980年に千葉県で第一回六都県市合同防災訓練からスタートしました。
その後埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市、そして1992年度から千葉市、2003年度からさいたま市、2010年度から相模原市が加わり、現在では九の各都市でメイン会場となる”幹事都市”を持ち回りで担当しつつ毎年行われています。
今回お送りするのは2012年度第33回九都県市合同防災訓練においてこの年に幹事都市であった横浜市会場のもようをお伝えします。
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全国の都道府県警本部に設置される広域緊急援助隊は1995年の阪神・淡路大震災において全国から派遣した機動隊を含む応援部隊が大規模災害対応能力に乏しかったため自衛隊・消防及び関係各省庁と共に災害対応の支援・協力を目的として創設されました。
隊員は普段は警備・事件捜査に対応する機動隊・交通課・鑑識課・刑事課等に所属する警察官ですが必要時に召集される専門の訓練を受けた非常勤部隊です。
引用:神奈川県警察公式HP
第31普通科連隊は即応予備自衛官で編成された部隊で神奈川県武山駐屯地に駐屯している部隊です。
在日アメリカ海軍消防部隊は在日アメリカ軍従業員として日本政府に雇用され、アメリカ軍の監督・訓練・指導の下で勤務する消防部隊です。
引用:在日米軍従業員 募集案内
今回参加した横浜市消防局航空隊二代目”はまちどり1”は2013年6月に運用を終了してAW139三代目”はまちどり1”に引き継ぎました。
航空自衛隊からは航空救難団のUH-60Jが参加しました。
海上保安庁からは第三管区海上保安本部及び羽田航空基地・特殊救難隊
消防船ひりゆう及び災害対応型救難強化巡視船いずが参加しました。
海上自衛隊からは館山基地に所属する第73航空隊のUH-60Jが参加しました。
陸上自衛隊のヘリコプターは東部方面隊のUH-1Jが参加しました。
最後に会場から帰還するいくつかの車両をお送りして今報告を終わります。
次回は相模原市が幹事都市となった平成26年度第35回九都県市合同防災訓練をお送りします。
洋泉社 (2011-07-11)
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コメント
2012年となるとまだ自衛隊に本格的な災害救助の器具が配備されてないときかな?(確か前年度の補正予算だかで計上されてたはず」
この時は2012年だから東日本大震災の翌年なのね、最近近場の駐屯地の一般公開では災害救助用のカッターとか小型カメラ的なのがいくつもあったので、その辺り自衛隊の装備もこの頃より充実しているのかな〜? とか思ったり
最近の状況を鑑み防災訓練取材報告の他にも幾つか投稿させていただく予定です。
九都県市防災訓練の報告については
・2015年度
・2018年度
・2019年度
の全4回を予定しています。
天気予報によると晴れらしいのでありがたいのですが他にも行かれる方は熱中症対策を忘れずに!。(今年の防災訓練はクソ暑かったゾ...。帽子必須。)
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