【読者投稿】対戦車戦闘の基本的分類 傾向と対策
文:ミラー
ご無沙汰しております。
昨今は、先人の方々によるソ連軍考察本などを拝見し、まだまだ勉強不足な事を痛感する次第です。
そこで、今回は初心に立ち返り対戦車戦闘に関する手段を分類分けすると共に、傾向と対策を考えてみたいと思います。
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1、直接照準射撃による対戦車戦闘
まず、一番手は戦車の登場以来脅威であり続ける直接照準射撃による対戦車戦闘を見てみます。
古くは第一次世界大戦にてドイツ軍が野砲を直接照準にてイギリス軍菱形戦車に撃ち込み、対戦車砲の発展や駆逐戦車を世に送り出しました。
現在では歩兵や車両が運搬可能な対戦車ミサイルによる精密な攻撃に至っています。
また、戦車にとって特に設計上注意が払われる敵戦車による射撃もこちらに含まれます。
特徴としては、何れも弾着までの時間が短く、かつ隠覆蔽に優れている事が多く、入念な偵察を怠れば容易に戦車はキルゾーンへと誘われてしまう可能性が高いという点でしょう。
一方で、直接照準による対戦車火器は発砲時に噴煙で自らの射点を曝し易い傾向があります。
具体的には無反動砲やミサイルのバックブラスト、隠れる為に低く設計された砲による発砲時の砂塵巻き上げ等です。
対策としては、事前偵察の徹底はもとより、発砲を確認したら発煙弾による自らの隠蔽や部隊全体による制圧射撃を迅速に行う必要性があります。
遮蔽物への避難も大切ですが、敵が直接照準射撃を行うポイントでは遮蔽物が少ない場所を選択される危険性が高いでしょう。
照準に用いられるレーザーを検知して発煙する自己防衛システムは戦車の標準装備となりつつあります。
逆に対戦車戦闘を行う側は稜線を利用する等、充分に敵射撃から身を守る事が求められます。
近年の傾向としては対戦車ミサイルの携行性と長射程を活かした、歩兵部隊や車両部隊の浸透による思わぬ位置からの待ち伏せ射撃が行われる事があり、戦車対戦車の場合は射撃管制機器(FCS)の性能に成果が左右されてる様です。
ミサイルを含めてより高速化していくと共に、比較的戦車の防御が弱い上面を狙うトップアタック能力が注目されるところもあります。
2、間接照準射撃による対戦車戦闘
間接射撃による対戦車戦闘は、他の間接照準射撃による攻撃の延長にあるものと、より積極的に戦車を狙うものの二種類があります。
まず、前者は戦車部隊の前進に対する阻止砲撃や集結地点や補給拠点等に対する長距離打撃であり、比較的多くの弾量を費やして面に対して攻撃するものです。
戦車にとっては、着発や遅延信管による直撃がない限りは大きな被害を被る心配はありませんが、補給部隊が打撃を受ければ進撃に多大な影響があります。
巡航ミサイルなどによる長距離からの打撃も考えられますし、艦砲射撃もこちらに含まれるでしょう。
対して後者は戦車をターゲットとしてHEAT弾頭のクラスター弾や精密誘導砲弾を用い、戦車を破壊する事に重点を置いています。
近年では自己鍛造弾によるものもあります。
ただ、こちらは冷戦の頃から開発が行われては頓挫という傾向があり、拠点打撃用の精密誘導砲弾が流用されるケースもあります。
何れも、遠距離から火力を発揮する為に、戦車単独ではどうしようもありません。
対策としては戦車側は自己の位置を的確に隠覆蔽すると共に、味方による適切な対砲兵射撃戦や航空攻撃を期待しつつ、かつてナポレオン戦争時の騎兵隊が行った様に奇襲的かつ迅速な砲兵陣地への襲撃を行う他ありません。
一方で、間接射撃側ほ的確な情報がなければ有効な打撃を行えず、ただ弾薬を消費し自らの位置を曝してしまうだけなので、観測情報が命となるでしょう。
3、近接対戦車戦闘
ここでは歩兵による対戦車戦闘を対象とします。
こちらも戦車が登場して以来、爆薬による肉薄攻撃に始まり、対戦車ライフルやロケットランチャーの発展により大きな脅威であり続けています。
特に市街地や森林では視界の悪い戦車に歩兵が比較的近づき易く、大きな被害を与える可能性があります。
一方で、戦車は元々歩兵を掃討する為の兵器でも有るため油断は出来ません。
特徴としては、攻撃する場所を選ばないという事と、特徴上射程が短く仕留め損なえば非常に危険であるという事です。
その為、歩兵による対戦車戦闘は複数の対戦車装備を持った歩兵により全周囲から攻撃を仕掛けるのが基本となります。
地雷やIED(仕掛け爆弾)といった待ち伏せ兵器も有効です。
対策としては、戦車側は増加装甲などで防御力を高める事と随伴歩兵による周囲の監視が重要となります。
歩兵携行の対戦車装備はどうしても重量が限られ、威力に限界があるのでHEAT弾頭であれば爆発反応装甲といった対HEAT用の防御装備やロケット弾などは迎撃用の装備が開発されています。
しかし、一番有効なのは随伴歩兵により敵の位置を割り出し、戦車の火力と歩兵の近接戦闘により対戦車火器を排除してしまう事でしょう。
戦車の運用としては、近年シリアで行われた槍騎戦術の様に戦車の突進力と火力を活かして、素早く突撃し素早く離脱する事で反撃の機会を与えないという手段もあります。
一方、歩兵側としては随伴歩兵を如何にして戦車から引き剥がすかが大切になります。
第二次世界大戦の沖縄では、米軍の戦車と随伴歩兵に対して、日本軍は砲や機関銃の火力を防護拠点から集中し歩兵を釘付けにする事で、引き剥がした先に待ち伏せした対戦車砲による至近距離からの射撃を成功させています。
これは、現在も変わらない基本的な手段です。
4、航空打撃力による対戦車戦闘
湾岸戦争や第二次世界大戦の米軍による空爆は、戦車に対して大打撃を与えたと印象が強くあるのではないでしょうか。
しかし、第二次世界大戦のバルジの戦いの様に天候で作戦が制限されたり、湾岸戦争では親衛師団を仕留め損ない、コソボ紛争ではセルビア陸軍主力を仕留め損なう等、完璧にいくものでもありません。
米軍ですら完璧ではないのですから、より航空戦力が少ない他国では、航空戦力による戦車部隊の撃滅は夢に近いところでしょう。
それでも、砲兵より遠くに、より正確に、大火力を投射出来る航空攻撃が対戦車戦闘で重要な事実には変わらないでしょう。
特に対戦車ヘリが誕生すると空中を飛び回る対戦車ミサイルとして大きな脅威となります。
航空攻撃全般の弱点としては、持続的な火力発揮が難しいという点が挙げられるでしょう。
加えて、固定翼機の場合は地形に隠れて攻撃位置に付くには地理的に恵まれた場所である必要性があります。(山地の近く等)
目標の発見も比較的難しく、地上部隊との連携が欠かせません。
攻撃ヘリの場合は、目標の発見や射撃位置まで隠れて移動するといった事が比較的やり易くなりますが、移動速度は固定翼より劣り地上からの対空火力の脅威は大きくなります。
メリットとしては、固定翼の場合素早く大火力を投射出来る事、攻撃ヘリの場合は味方の最前線後方に位置して対戦車火力を提供したり、ヘリボーンの際には定点から支援出来る事が挙げられます。(航空打撃力の持続性に関しては固定翼もヘリも余り変わりません)また、攻撃ヘリは着陸して待機する事で待ち伏せを行うという手段もあります。
何れもコストや人員の安全確保から無人機へとなる可能性があります。
一方で固定翼・ヘリ共に対戦車攻撃が任務から無くなる事はないでしょう。
固定翼は長距離への打撃力として、ヘリは前線へと素早く近接航空支援を提供する手段として欠かせないからです。
攻撃ヘリ不要論もありますが、個人的には今後も固定翼にない特性と武装ヘリと比較して際の生存性から残るものと考えてます。
ベトナム戦争の戦訓で攻撃ヘリの専門化が必要なのは明白なのです。
対策としては、戦車側は隠覆蔽を徹底するのは勿論ながら、味方の航空戦力による航空優勢確保や防空部隊による航空拒否が重要となります。
携行対空ミサイルによる自己防衛も有効ですが、これを用いる時は敵航空機の有効射程内でもあり、森林や市街地といった奇襲的に狙い撃てる場所でなければ武装ヘリ相手でも危険性があるという点を忘れてはならないでしょう。
確かに、近年攻撃ヘリ等が歩兵携行の対空ミサイルで被害を被ってますが、ソ連のアフガニスタン侵攻の様に攻撃ヘリによる被害は依然として無視出来ない程脅威には変わり無いのです。
以上で対戦車戦闘の傾向と対策を終わりますが如何でしたでしょうか?
リクエストがあれば、そちらを調べて書こうと思います。
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コメント
そのとおりだと思います。以前のスレで「攻撃ヘリ不要論者」から十字砲火を浴びたけども(ミラー君の方が大変だった)。「ベトナム戦争の戦訓」云々も全く同感。
また投稿してください。微力ながら応援しております。
①ロシアでは地盤が悪く地上部隊が頼りにならないため開発や生産が継続
またロシアは輸出に積極的
②中東のピックアップのような軽装甲の相手に対してガンシップとして運用
③上陸部隊の支援として艦船で運用
逆に言うとこれ以外の場所では運用に適さないともとれる
個人的に気になったのは「航空打撃力による対戦車戦闘」について、低空を飛ぶ攻撃ヘリに対しては近年の戦車はそれなりの迎撃能力があり、さらにロシアの新型戦車T-14の主砲発射式対戦車ミサイル3UBK21「スプリンター」は対空目標にも射撃が可能であるようなので、戦車も航空機にやられっ放しというわけではないかと思います。
まぁ正面切った戦いでは攻撃ヘリ含む航空機相手に地上の戦車が圧倒的に不利なのは確かにその通りでが・・・
視点を変えるとこれまで「狩る側」であった戦車が「狩られる側」として戦うことになり、地形の利用や待ち伏せなどといったこれまでの対戦車戦闘の傾向と対策がそのままひっくり返ったようなことになるんじゃないか? とか感じました。
しかしこういった風に分類分けしてみると読みやすな〜 色々と気付く事も多い。
地上での対戦車戦闘について、最近はジャベリンのような撃ちっ放し能力があったり中距離多目的誘導弾みたいに照準機が別置き出来るタイプの対戦車ミサイルが増えてきており、さらに軽量戦闘車両(火砲型)のように直接射撃も間接射撃も可能な大砲が開発されているので、直接・間接問わず使える対戦車(対装甲)兵器が今後増えていくのではなかろうか?
レーザーなどでミサイルのシーカーを破壊するヘリの防護システム、ロケット弾の誘導化などなど西側の進化は著しい
某国で新型戦車など出てきたが…
湾岸戦争でのT72のようにやられメカになる予感
一機落とされるのに対してどれだけの損害を敵に与えたのかとか
地上部隊の損害を抑え、進軍するのにどれだけの貢献をしたのかとか
攻撃ヘリ無しで地上部隊を進めた場合の効率や損害、そもそも目標達成ができるのかとか
少しの人的損害でも騒がれるようになり政治的問題化するようになってきたが、人的損害が少しでも出たら兵器失格とか極論すぎる
純粋にキルレシオが下がったのが問題
10対1が4対1に下がったとき今まで通りの大きなコストをかけられるかという議論
それ不要論じゃないから
代替手段とか全然考えてないっしょ
そもそも発端はA10など固定翼機が担ってきた近接航空支援任務をヘリに代替させようとしたらうまくいかなかったって話で
単に固定翼機の任務代替はヘリには無理だったって話を外部の一般ピーポーが不要論に飛躍して騒いでいる顛末
じゃあ攻撃ヘリの任務代替はどうなのかって
攻撃ヘリを外した場合、地上部隊への負担はどうなのか?
無人機が完全代替できるのか
高空からの爆撃で替わりが効くのかって
まあA10も近接支援任務ではなく航空阻止任務に投入したら損害出て不要論出たのは同じ状況だな
任務によりけり使い分けたり統合兵種運用とか全然思考の外なんですかと問いたい
現状、攻撃ヘリの新規調達開発が進んでいる現状答えは出ていると思うがね
皆様の議論の種にでもなれば幸いです。
(入力字数削減の為、※番号にて返信させて頂きたく思います)
※1
諸兵科連合は大前提ですからね。
KEM系の高速対戦車ミサイルは弾道弾迎撃ミサイルや各種ミサイルのこうに寄与してますね。防衛省が新たに開発しているという高速滑空体の研究にも何かしら技術が使われてるかも知れませんね。
※2
いつもありがとうございます。
攻撃ヘリに関しては誤解がある事が多いのが厄介です。
騎兵が完全に消えた理由は全く同じ役割をこなす装甲車両の登場が原因ですが、攻撃ヘリにはまだその様な存在はないですからね。
※3
その他のシチュエーションでも攻撃ヘリは有効ですよ。
特に迅速な打撃支援が必要な局面では「空飛ぶ砲兵」たる攻撃ヘリの機動打撃力は欠かせません。
なので、①地上戦力が充分でも攻撃ヘリは有用。そもそもロシア軍は世界有数の機甲部隊運用国で、ヨーロッパの平原を戦うスタイルですから地盤は余り関係ないかと。②は対空防護を何とかすれば大打撃を機甲部隊に与えるのが湾岸戦争で証明されてます。むしろ、防空陣地攻撃を行う事もあります。③ヘリボーン支援や前線での緊密な近接航空支援、火力不足のポイントへの迅速な支援など色々ありますが。
いつもありがとうございます。
戦車による対空火力向上は、主砲のFCS能力や対空誘導弾発射能力でかなりの物がありますが、対空レーダー等との連携に欠ける現状では自衛の域を越えないのですよね。
データリンクでかなり改善はされるでしょうが、それは攻撃ヘリ側も同じなので厳しい事には変わらないかと思います。なので、自衛戦闘は厳しいと考えてます。
照準器を発射器と分けるのは87式MATでもされてたので、案外古くからある手法ですね。
間接照準と直接照準両用の対戦車火器は今後ますます増えていきそうですね。
※5
西側対戦車ミサイルの射程向上やヘリの防護手段改良は著しいですよね。
UAV化も指令電波妨害を配慮したAI導入などで有人機は減るかも知れませんが、今後の兆候を見守りたいですね。
※6
昨今、攻撃ヘリが撃墜される事例が多いのは、対空火力の命中精度向上よりも運用面の問題が大きいとも思えますよね。
※7
キルレシオが下がっても、攻撃ヘリの様な火力投射を行える手段が現状ないので、これからも立場は変わらないかと思います。
固定翼ではどうしても対空火力に曝される可能性が増えてしまうのと、攻撃ヘリほど緊密な支援が出来ないのがネックとなり続けます。
個人的には、キルレシオは余り意味がないと考えてます。
理由としては用兵によりあっさりキルレシオは覆ってしまうという事。
もう1つは敵を撃破するより、如何に損失を抑え、敵を制圧して降伏させ、戦争に勝つという最終目標を達成出来るかの方が重要だと考えてます。
キルレシオ事態が相対的な数値で、参考にはなっても戦争の勝敗とは無関係になってしまう点もあるので。
今回、寄稿を掲載頂いた管理人のOY様に改めて感謝申し上げます。
また、分かり易くまとめるのも良いというお声まで頂き感激です。
また、この様なまとめ的内容も寄稿出来ればと思います。
では、ソ連軍はOMGの打撃主力を何に置いていたのでしょうか?
砲兵火力による縦深打撃と攻撃ヘリを含めた航空火力に支援された機甲戦力による突破力発揮ではないでしょうか。
雪や泥寧などの自然的要因により部隊の機動が阻まれるのは、どこの国でも時代でもあります。
しかし、それを理由に攻撃ヘリ運用には繋がらないのです。
むしろ、自然的要因では航空機たる攻撃ヘリの方が制約を受けやすいのですから。
ドイツ軍の事例はソ連軍が何をもって打開し反撃へ移ったかや、T-72の事例なら工兵隊は戦車を移動させる為に何をしてたかが重要になります。
他の運用で解決しなければならない理由な訳です。
そもそも、攻撃ヘリが固定翼の代わりとして完全に機能したりその逆が出来ない様に、地上軍の代役を攻撃ヘリは務められません。強いて言うなら、雪などで機動困難な場所に対して素早く火力を提供するのがここではピックアップすべき特性になるかと思います。
今は画像認識方式で車両自動識別して撃ち放しできるようになってきたからな
赤外線熱源に対しても画像イメージ方式になってきている
追記で
ヘリの防御手段として、敵レーダー波マッピングして迂回ルート示す装備も出てきてるな
赤外線に対してはミサイル発射炎の熱源探知システム、赤外線シーカーに対する欺瞞もフレア以外に色々と出てきてる
有り難う、(本気で)スパイクの光ファイバーTVM型の存在忘れてた…
>視点を変えるとこれまで「狩る側」であった戦車が「狩られる側」として戦うことになり
もしかして狩る側・狩られる側の書く順番逆になってます?
gen3MBTや航空戦力の整った軍相手にgen2のT-72で相手したらそらボコられるわ
あんな状況じゃ同世代のレオ1や74式とかもまず間違いなく同じ結果になるだろうな
>某国で新型戦車
まぁT-14の事を言ってるんだろうが露だって遊びで新兵器開発してるわけじゃないので・・・
確か中国のHJ10も光ファイバーだと思った。
中国のVT-5、VT-4のことを指してるんじゃない?タイ陸軍での射撃映像とか見るとgen3MBTとしての能力がどれほどなのか不安感あるものだったし。
戦闘ヘリでキルレ下がった上がったで不要と言われるのは、何か戦車不要論に通じるものを感じてしまうのは自分だけだろうか。まぁAH-64がアメリカ価格だかで60億もするから費用対効果としてどうなの?ってのも分からない訳ではないが。
ただ、奇襲的な作戦や空中機動作戦でCHやUHだけ持ち込んでも殺られるだけだから護衛としての戦闘ヘリの価値は絶対消えないだろうし、戦車が登れない山岳地域とかだとやはり重要なんではないだろうか?あと、人は何やかんやで上からの攻撃に弱い
あと、戦闘ヘリ不要論がここ最近元気なのは陸自のAH-Xが音沙汰なしなせいもあるんだろうなと感じます。
ヘルファイアなら近SAMの射程外から当たるし目標が近SAMでもお釣りが出るんだよな。
(なおTOW)
よく考えたら第4次中東戦争ですでに指摘済みの問題のはずだけど、湾岸戦争では空爆の効果が過大に伝達、評価されていたからなぁ…。
あと航空支援には天候以外にも大きな弱点があって、航空支援とは地上の戦況を好転あるいは進展させるために行うものな訳だけど、主体が地上戦闘であるからには、ターゲッティングは地上から行う必要があって(戦況と無関係なところで何両戦車を狩っても意味がない)、効果的な航空支援を行うには、敵の攻勢や抵抗にしっかり対抗できる強力な地上部隊が不可欠という「ふりだしに戻る」的な結論に。
という訳で、航空支援は戦車の代わりにならない、という話でした。
確かにハインドやヒップがパトロールや輸送中に落とされて動画何かはそれなりに見る、イラクなんかでアパッチ何かも損害を受けてた様だけど、そう言うちゃんとした攻撃ヘリが簡単に落とされてるとかはあまり聞いた事がない。
特に「現代では携帯SAMなんかの的でしかない」はあまり賛同出来ない。
携帯SAMも言われる程、万能兵器でもないし、
ヘリはうるさくて直ぐに見つかるイメージだけど、実際、音が聞こえる事には結構近い所まで来てるし、低空からこられると意外と発見が難しい。
いつも書き込みしてる「積極的」攻撃ヘリ不要論者ですが、この手の話では実戦においての攻撃ヘリの脆弱性が指摘されるにつけ攻撃ヘリ不要論が出るんですが、いつでも自分は「どうせ攻撃ヘリだろうが武装ヘリだろうが、携行ミサイル一発で落とされるんだったら、攻撃しかできない専用攻撃ヘリなんかより、汎用ヘリに同等の攻撃能力を付与した「武装」ヘリの方がコスパ高いでしょ?」と、散々言ってきたのになあ。
その辺は無視してるんだ?
まぁコストが折り合えばの話だけど。
※28さん
横からすいません。
汎用ヘリに簡易な武装を積んだヘリが武装ヘリって事ですよね?
更に戦闘ヘリと同等の機能を持たせるってつまりAH-1Zということでは?w
汎用の武装ヘリで充分ならとっくに攻撃ヘリ/対戦車ヘリの調達・保守なんて打ち切ってる。固定翼機ならマルチロール化が進んでるし、専用のヘリも「いつかは」そうなるだろうってのは確かでも先の話。
ご指名頂きありがとうございます。
まず、結論から言うと「ただの武装ヘリでは攻撃地点にたどり着く生存性を確保出来ないから」というものになります。
Ansbach実験の様な、ソ連の防空コンプレックスを掻い潜って18対1のキルレシオを叩き出したというのは例外かと思いますが、それは専用に設計された攻撃ヘリだから為せたとされてますし、ソ連記事で取り上げるのを考えてましたが、ハインド等の東側攻撃ヘリはより鈍重で西側の様なNOEからの対戦車攻撃は考えられてなかったとされてます。
それでも、東西共に専用攻撃ヘリが開発され、現在も結局開発が進んでいるのは、「対戦車ミサイルを着けただけの武装ヘリでは小火器ですら脅威で歩兵を制圧する火力も回避する機動力も、現場に到達する速力も不足している」という理由からです。
武装ヘリは安く便利ですが、専用の攻撃ヘリと比較して容易に攻撃を当てられてしまうという問題があります。
いくら、「攻撃ヘリが一発のミサイルで落ちる」と言っても、「一発当てるまでに多大な苦労をする」という一点から攻撃ヘリの方が効率的な訳です。
あと、携帯SAMはどうしてもヘリを探知する手段が欠けるので、言うほど有効かと言うと・・・
まあ、74式でも90式でもコレには耐えられませんから。
155ミリFH70使って、東北のさる演習場で、厚さ1.5mの防爆コンクリートに短延期信管付きHE弾にて直接照準で直撃させたら
1発でバンカーごと粉々に吹っ飛んじまった実験結果もある。
1発で貫通して粉々に
ヘリへの脅威が携行ミサイルだけって発想もおかしい
対空砲火はないのか
攻撃ヘリの耐弾性能高いよな
タンデム型式の方が射手が広範囲見渡せるよな
汎用ヘリならせっかくヘッドマウントディスプレイあっても片側しか見渡せないぞ
記事にもあるように攻撃回数の多さも重要ね
汎用ヘリにHOTなど対戦車ミサイル搭載したものもあり、UH60もヘルファイア搭載できるが何回攻撃できるんよ
何故それらの汎用ヘリを任務に当てないんだと思う?
第三世代だろうがなんだろうがボコられるだろうよ
根本的に戦車は航空攻撃に弱いんだから
湾岸戦争時には使い捨てデコイを百発以上使用したりトマホークやステルスのF117で防空機能を麻痺させ、トドメにFワイルドウィーゼル
更には車両自動ホーミングの野砲まで登場するんだで
ところで湾岸戦争当時には使い捨てデコイと誘導砲弾が使用されたのは公表されてなかったな
最近知った
湾岸戦争時にはフランス製の防空システムで防護したイラク側陣地がたやすくやられてんだよな
中東戦争時と湾岸戦争時では電子装備の発達度合いが違ってるってのを考慮しないと
確かに空爆初期にバクダッド上空に浸入したのはF117だけだが、現在ではステルス機が更に増えとるしな
最悪、近距離の歩兵に対して直射の運用も考慮してると言う話は聞いた事がありますが、対戦車戦闘は流石に現実では無い様な気がしますね。
155mmの直撃であれば上面は勿論側面位も行けそうな気はしますが、正面はどうなんでしょう3世代以降は物理的厚さでも500mm位あるようですし。
実際大型の対戦車ミサイルは152mm位あってHEATです。コルネットだと炸薬量も7kgと一般的な155mm榴弾にも劣らない様な気もします。
結局どちらも諸兵科連合を組んで補い合わないと真価を発揮できないんだな。
結局はこれだよなあ
例外を除いて単独で運用なんてほぼ無いし
本気で偽装すれは戦車でも数十mまで近づいても分からない時がある。
ただそこでやると逆に射界が限られてしまうと言うデメリットがある。
地上目標ならキルゾーンやキルポイントの設定で問題が無いけど、ヘリ等航空機だとその辺が難しいく、やはりある程度見晴らしの良い所に陣地を置かなければならない見たい。
そう言う意味でも侵入経路が特定しにくいのはヘリのメリットでもあると思う。
撃ち落とされてヘリの多くはパトロールや帰投中とか経路が特定されてる所を待ち伏せされてる感じだし。
ハインドを武装ヘリとすると世界のほとんどの国は武装ヘリを運用して攻撃ヘリは先進国だけとなる またイラク戦争以前と以後で半導体の価格低下や高性能化によるFCSやミサイルの高性能化も違う またMANPADSばかり議論になっていて車載SAMについて検討されてない
本当に必要なのは艦載攻撃ヘリのAH-1Z小数だけという状況
ハインドの話しは専用の攻撃ヘリとして最低限でもこれだけ求められるのに、武装ヘリは・・・という形で引き合いに出しましたが、混乱させてしまい申し訳ありません。
技術向上の恩恵は戦闘ヘリ側にも適用されてるので、それを理由にコストを比較するものではないですし、不必要とする理由はコストではなく役割が無くなるか、他で完璧に代えられるかだと考えてます。
車載SAMは防空システムに組み込まれた強力な手段で、航空拒否を発揮するものですが、それで戦闘ヘリを不要とするなら、マルチロールを含めた航空機全般による対地攻撃の価値を考えていく必要があります。
そして、現状は撃墜される危険があっても航空機による対地攻撃の必要性が否定されるものではないと思います。
※44
日本は兵力の機動を島嶼や山で制限されるので、火力投射手段としての攻撃ヘリはかなり重要ですよ。
ただ、機動火力なので現状の各方面に一個対戦車ヘリ隊で充分というのも事実ですが。
高速道路は機動経路の推測対象となり打撃を受ける危険がありますし、地方空港へは重装備の空輸に耐えられる能力はありませんよ。
あと、海上で敵を必ず見つけられるというのは、我の警戒網が打撃を受けてないという前提がなければ厳しいと思います。
攻撃ヘリは空飛ぶ砲兵みたいなものですしね
ただ陸自の動きが分からないとはちょっと不安なのはちょっとねえ
自衛隊の任務が多様化したから必要性は十二分にあると思うよ。空自のF-2が航空支援回せるか不安な現状では攻撃ヘリは増強とはいかないまでも、維持更新はすべき。あと地方空港も本格的な使用に耐えられるのはかなりデカイとこじゃないと無理なんよね。地方空港って滑走路以外が基本狭いから。
オスプレイ押し付けられたのと談合発覚、調達失敗、OH-1長期飛行停止でヘリ関係ボロボロで死にかけなのどうにかして(届かぬ思い)。
UHの武装化でなんとかなるんじゃないの?って話って、結局それやったベトナム戦争で武装ヘリが多数の損害を受けたから攻撃ヘリができたって話に逆説的に攻撃ヘリの必要性を説くことになってるのでは。
何せ海自と空自はそこまでヘリの選定だので陸自程困ることも特になく、海自なんかS-70シリーズを陸自より保有してる始末。そして常に高まる海の危機のおかげでイージス艦は追加、潜水艦の定数も増加など予算的にはどこもカツカツながらも必要なものを手に入れてるように見える。
空自も同様、PAC3の改良型は早期納入、F-35は米国外の国では比較的早く納入。E-2Dなどの管制機も導入とまぁ数はともかく色々強化を感じさせる。
一方陸自はと言うと定数は増えるけど、正面火力(砲・戦車等)は減少。かと言ってヘリの定数は増える訳でもなく、賛否が集まる兵器の購入が目立つ。(オスプレイとか、AAV-7とか)
オマケに今のところ金食い虫のMDには参加できず、他の装備は比較的ゆっくりとした調達ペース…オマケに談合
凄い悪意持って書いてるから突っ込みどこ満載(海自なんかドンガラだけで定数はアレとかあるし)だけど、個人的に陸自のこの厳しい現状と他の自衛隊との注目度がヘリに限らず陸自装備にのしかかってる気がする。
要するに、陸さんにももう少し予算分けて上げてください。
対してAH-64の30mmは4.5kmにハイドラ70の誘導弾の最大射程が5km前後とされるが戦闘ヘリの特長として大きな射界と視野の広さに10km先まで見通せる微光暗視・熱源可視化センサーがある。
近SAMでも射程は5km長程度だから対戦車ミサイルの射程内だし
短SAMだと射程は10km前後だが最大射高が3000m前後だから3000~4000以上を飛んでいれば当たらない計算になる。
中SAM以上ならSEADの任務になる。
それに※49の通り汎用ヘリに防弾パネル・火器管制・兵装付けたら機動性も速度も航続距離も大きく損なうからなあ。
海上自衛隊のS-70シリーズは同一コンポーネントの機種で陸上自衛隊でいうAH-1・AH-64D・UH-1・UH-60JA・OH-1・OH-6Dの6機種を
SH-60J・SH-60K・UH-60Jの3機種で賄ってるようなものなので。
ロクマルだけなら海上自衛隊が2倍ですが上記の機種でまとめると陸上自衛隊が総勢3倍になりますし。
まあUH-60JAの導入の迷走やAH-64Dの調達中止や・・・・
川崎のUH-X・・・あれは・・嫌な事件だったね・・・。
携帯SAMの一番のメリットであり、デメリットなのがプラットホームが人間って言う所なんだよね。
事前に来る方向とかが分かって見晴らしの良い所にでも居ないと間違いなく射程を行かせない。
音に気が付くのも完全に機関砲の射程内、微かな音でどこだ?どこだ?ってなる。車両なら道路上とかある程度推測出来るけど、ヘリならどこから来るかが分からない。
立体的にまた戦車何かより高速で移動してるから対戦車火器見たいに建物間や木々の間等見つかり難い所から射撃もやり難い。
またバッテリーの寿命やシーカーの冷却等、瞬間的に使えずまた、射撃出来る時間も短い。
ADATS「俺なら対空も対戦車も出来るぜ、HA HA HA!!」
と、しょうもない事を思い浮かんだり。
スターストリーク「俺達も混ぜてくれよ」
スターバースト「HEATどころか高速弾体で撃ち抜くぜ!」
英国は指令誘導で対空やる上に装甲車両も射つ。
やっぱり紅茶呑んでるのは違うな。
(ADATSも米国とカナダとかいう末裔だし)
そこから安価なUH-1Jを引くとあんま数変わらない…という野暮なことは置いておいて、
個人的に言いたいのは陸自がやりたいことと予算がまるで足りてないってことですかね。
しかも、年を重ねるとドンドンやること、しかも慣れない事が増える(海外派遣、邦人保護、島嶼防衛)
第12旅団なんか空中機動旅団なんて言われても一個連隊すら運べない。というかそもそも戦闘ヘリすらない!
結局本来やりたいことがやりきれず、中途半端に終わってるのを見ると、これからの水陸機動団への不安と、やることが増えすぎてAH-Xが後回しになってるのでは?とつい思ってしまいます。(多分だけど、OH-1の国産でやるつもりだったんだろうなぁ…)
ただ、西にアパッチ全部置いてたりしてるので戦闘ヘリの高い性能は九州の地形と島嶼防衛にはやはり向いてるのかなと思ったりするので、AH-Xに進展がそろそろ来るのでは?と、思ったりしてます(スレチ分ダラダラすいません
カナダが最大の顧客となり、アメリカは導入取り下げたあたり、カナダにはきちんと英国面が残ってるんだなと思いました。
それはエラくマイナーなモノ出してきたね。
火付け役は※2の私なので反省しておりますデス。
ミラーさん含めて食い付き処がそこ程度なんだね残念です。
うんとね、イラク戦においてこれまで最強を誇ったアパッチが大敗した事例があるじゃん?その結果において攻撃ヘリの脆弱性が指摘され、もう攻撃ヘリなんて意味ないんじゃないかという流れが一部で生まれた訳だけど、その一方で「いや、これはアパッチを投入する前段階での作戦ミスにおける結果だ」という全く正しい意見がされたんだよね。
要は、対空火器に対して極めて脆弱な攻撃ヘリを運用するには、事前に空軍や陸軍によって敵対空火器を排除する手厚いSEED無しでは行えないということが分かった訳なんですが。
いつも言ってますが、今やそんな状況作ってもらわないと活躍出来なくなった、コストが高く汎用性の無い専用攻撃ヘリよりは、UH-60DAPやバトルホークのようなアパッチと「同等」の攻撃能力を持った汎用武装ヘリの方がコスパいいんでね?と思うわけです。
また、空の砲兵宜しく敵のアウトレンジから火力を撃ち込むにしても、それだったら攻撃ヘリ同等の防護力自体必要ないよね?
そこで需要なのは、友軍戦車と共に相互に援護する随伴歩兵なんですが、なんでか何度も痛い目にあってるにも関わらず、またかと呆れる位戦車だけで進軍して敵の「キルゾーン」に入って最近でも大損害を受けてるバカなイスラエルという国があるんだなw
戦闘ヘリ以外の対戦車戦闘の話題として、お近くの同人ショップで売っている「米軍野戦教範ソ連陸軍作戦と戦術Vol3」(1980年代の米軍によってソ連地上軍とその行動・対応をまとめたフィールドマニュアルの翻訳本)の第10章『対戦車支援」からソ連軍対戦車戦闘の実際を要約すると・・・
・口径20mm以上のあらゆる火砲はある程度の対装甲戦闘能力が必要、野砲でもいいけど自走砲は射界が広いのでなおグット
・核が使用できないなら対戦車砲及びATGM、戦車による直接攻撃がもっとも確実な対戦車戦闘手段、核が使用可なら核兵器を主要な対戦車兵器として全縦深における殲滅を狙う
・自動車化師団の対戦車大隊は10台程度の対戦車型BRDM-2と8門のSPG-9無反動砲と携行式対戦車ミサイルを装備する
・対戦車部隊はよくよく防御時の特別対戦車予備戦力として使われ、必要に応じて工兵や戦車部隊と連携する。
・攻勢時は側面をカバーして機甲勢力の逆襲に備え、遭遇戦時には前衛で不利な部隊の援護に当たる。
・防御時は敵戦車の撃破、防御の隙間を埋める、逆襲の支援などを行う。この際には攻撃ヘリ、地雷散布ヘリ、野戦砲やロケット砲との連携が有用
・よく隠蔽された陣地からなら一つの射点で2、3台の敵戦車を撃破することが可能
などとなっているぜ。
やっぱり基本を押さえつつも他の部隊とうまく連携するのが重要だね。 攻勢時や遭遇戦時など難しい状況でもうまく長所を生かす運用も面白い。
個人的には地雷や対戦車障害物など、工兵部隊との連携はもっと注目されるべきなじゃないかと思ったり・・・
※51 ※49
に意見を拝聴したいのです。
後戦闘ヘリの対弾性はSAM・AAAのみならず地上戦力に随伴して30mm・20mmとロケットで援護する際に12.7mmや14.5mm級の機関砲弾の断片を無視できる、あるいは受けてからでも火点を見極めて反撃出来る特長の為だと思いますが。
それにMH-60L DAPって30mmとスティンガーが4つしか無いハードポイントを占有しちゃうじゃないですか。30mmの射界も効かないし。タンデムシートじゃないから視界も片方に片寄るし。
記事に話を戻すと戦車側の対策として
投射型煙幕で赤外線含む視界を遮る
アクティブ赤外線ジャマーで撹乱する
対弾散弾・対弾HEATで叩き落とす
金網・積層装甲で食い止める
となり木元寛明さんの著書によるとATM対策としてはサーマル等で見張りを厳にし発射を探知したら投射型煙幕を展開して陣地変更で対処するらしいです。
例えばTOWの場合毎秒320mなので1km約3秒。1kmなら同軸機関銃の射程ですし予め警戒して潰すとして2km以上なら6秒以上かかるので僚車と連携すれば対処可能だと。
外出先なので帰宅してから書きますが、イラク戦争のアパッチの損害は完璧に部隊運用のミスですよ?
完璧に待ち伏せされた米軍の運用に問題があります。
帰宅したら詳しく書きます。
AH-64だと"トライ&エラー"出来るけどMH-60DAPだと"トライ"で終わりそう。
>>例えばTOWの場合毎秒320mなので1km約3秒。1kmなら同軸機関銃の射程ですし予め警戒して潰すとして2km以上なら6秒以上かかるので僚車と連携すれば対処可能だと。
昔、陸自でもあえて戦車をさらしてミサイルを射撃させすぐに後退させ発見した陣地に砲迫火力を集中して潰すと言うやり方をしていた。
まずは、外出先から見当違いなコメントをしてしまい申し訳ありません。
イラク戦争のアパッチ運用は作戦段階からの失敗という点は同じ認識でしたね。
ただ、ミスが何にあったかという点ですれ違いがある様です。
メディナ戦車師団への縦深攻撃で大損害を被った理由は下記の様になります。
1.事前偵察の不足
2.支援砲撃や航空攻撃との連絡不足による連携ミス(天候も影響)
3.不用意な市街地上空への侵入
で、これらの問題を解決した二次攻撃ではほとんど損害出てないんですよ。
敵が弱体化させられてたのもありますが。
それでも小銃などにはかなり撃たれているのですが、UH改造ガンシップでは回避行動も装甲も不足していたでしょう。
そもそも、作戦に置いてガンシップと攻撃ヘリでは曝される火線の想定が全く異なるのです。
実際、30機中損失1機だった事がアパッチの優秀性を示してるくらい撃たれてますし、イラク軍の待ち伏せは完璧でした。
因みに、二度目の攻撃では側面警戒を厳重にした結果、待ち伏せはされたものの、イラク軍対空部隊(テクニカル)を返り討ちにしています。
これらより攻撃ヘリの運用問題が原因で攻撃ヘリ自体は問題ない処か、武装ヘリより高い生存性を保障しているでしょう。
誤字様、いつも貴重なご意見ありがとうございます。
戦闘ヘリ議論は私の本文での取り上げ方の問題もあったかと思いますし、議論が盛り上がる事はよいかと思います。
ソ連陸軍の対戦車戦闘は命中公算の確率から、必要戦力を定めてる処も特徴的ですよね。
やや、柔軟性に欠けるものの、固定観念故に教育が楽というソ連クオリティ。
将兵の供給も潤沢な訳です。
戦闘機だって、SAM陣地があったら、ECMかけてSEADやるなり、特殊部隊を送り込んで破壊してもらうなりの支援がないと只の的になる訳だし。
戦車だってUAVなりで事前に偵察しなきゃ最悪モッティ戦術でアボン。
誤送信すいません
ヘリを完全に砲兵として見立て、アウトレンジ攻撃専門とするとするなら、今度は車載SAMの脅威を想定することになるので結局SEADしないとなんの解決にはならないのでは…?そこまでするなら固定翼機で宜しいかなと。
確か湾岸の時にレーダーサイトを最初に襲撃したのは低空から侵入したアパッチだったりするし、むしろSEADをやってたと思う。
さらに低空ジグザグ飛行、赤外線欺瞞
IS、ヌスラ「なかなか墜ちてくれないよ ぎゃー!」
ただの武装ヘリだと案外脆い。マリに行った武装ガゼルが初日に小火器に1機半殺しにされてる。
アパッチがSEADもやってたのですか、それは初耳でした。
ただ、それとこれとは別で上での議論だとデリケートな運用しかできない戦闘ヘリなんていらんやろ?ってことに対して、それは他にも当てはまるのでは?と言いたかった訳です。
96式MPMSは結局は光ファイバーとは言え、有線ってことであってますかね?
仮に有線だとすると速度なんかで赤外線ミサイルよりも不利になったりしませんかね?
TOWが今も活躍してることを見るに杞憂かもしれないですが
誤解されたならすみません。
あくまでもそう言う事があった。低空を地形に隠れてレーダーを掻い潜れるヘリならではの使い方で逆に攻撃機や戦闘機の支援を出来た話では?と思い書き込みをしたまで、それまでの意見を否定するものではありません。
他国なら火砲の集中射を加えるのでしょうが・・・
しかし、陸自はとことん対戦車火力を重視していて、各種火砲でダメなら対戦車中隊の対戦車ミサイル群が飛来し、それもダメなら戦車や戦闘ヘリを集中投入し、普通科の防衛ラインまで侵入されたら、84mmRRはもとより弾薬扱いの110mmPFが襲い掛かるという。
当たり所によっては06式小銃てき弾も怖いし、戦車に対する殺意がヤバい。
これにLJDAMによる精密爆撃が加わり、某東南アジアで行われた演習では海自の艦砲射撃を戦車に指向させてましたからね。
旧軍の怨み晴らさんとばかりに・・・
静岡の第1戦車大隊は廃止予定は無いらしいが。
そもそもマーベリック見たいな大型の物でもなければ射程とか運用されら距離が違うし、
ジャベリンや01、スパイク見たいな赤外線画像誘導の携帯式ミサイルは百数十m/sとかかなり遅いよ。
※78さん、マーヴェリックミサイルって300kgもあるんですね。少し驚きました。ただ、MPMSも射程に関しては10km以上あるとされてる故、単純にジャベリンと比べていいのかなとは思うところがあります。また携行型と車載ミサイルの運用特性に差があると思うのでやはり速度に関して疑問が出た次第です。
そして、似てる部分のあるスパイクERの情報が日本語だと、やや少ないのがちょっと痛い所です……
攻撃ヘリの最大の敵は、戦車砲と機関砲だって。
練度高い軍隊なら低コストで落とせる。
米軍のアパッチは価値あるが、とりあえず陸自のはコスト超過もはなはだしい。
コストはほとんど整備と運用コストだって。あとブロックが古すぎる。
手順で優劣なんか付くわけねーじゃん。
最近の軍事マニアはスペックばかりで視野とバランス感覚がとぼしい。
そっちのが攻撃ヘリのぜい弱性より問題が深刻。
戦車砲は射程3km前後しか無い上弾着まで2秒近くかかるんですがそれは・・・
攻撃ヘリ最大の敵は、よく整備された防空陣地です。
戦車砲は自衛の域を越えられないので。(探知手段の欠如、迅速に発射点を変えられる対戦車ミサイルに対する射程や位置取りの不利)
陸自のアパッチ調達計画は誉められたものではないですが、運用コストはどこも避けられる問題ではありませんし、陸自が攻撃ヘリの装備を行うのは意味がある行為だと思いますよ。
必ず空自がCASする余力が有るわけではないですし、より緊密に支援出来る航空火力は攻撃ヘリの他にないので。
むしろ抜けた穴を補完するには、ヘリ機動する対戦車中隊を事前に展開出来る先見性とその運用コスト、または空中機動可能な特科隊が必要になるので、とても費用対効果が良くなるとは思えません。
マクナマラの米軍改革も大概でしたが、余り成功しないと思います。
ブロック古すぎると言っても一個前のですし、まだE型になってないアパッチは山といるのでそこを非難の対象にするのはおかしくて?
あと手順が何なのかは知りませんが、手順が積み重なって、戦術、戦略に影響を与えるのではないでしょうか?
そこを軽視しておきながら、バランス感覚と言われても説得力が無いのですが。
あとは、陸自と米軍を単純比較するのはあまりにもお粗末かと、数の経済、パテント・ライセンス料の有無まで考えてのご発言なら分かりますが。
どう考えたって対空ミサイルの方が恐ろしいよ。何度も読み返してしまったわ。
脳内軍隊は撃ち落とすんでしょうね。普通の軍隊は戦車砲を対空時に使うことを想定してません。レーダー管制もなくどうやって撃ち落とすんですか?短SAMやMANPADSはどこに消えたんですか?是非とも猫の額ほどのひろーい視野をお持ちのあなたに教えていただきたいです。
80では無いがG3MBTは戦車砲を低空のヘリに対して消極的防御には使うよ。少なくとも日本と米国とドイツは。
M830A1なんてHEAT-MPは、そのために近接信管付いてるし。
G3の火器統制システムなら低速なヘリは充分追尾可能。
ただ、自衛のためだから、積極的には用いない。まあ、普通の脅威はSAMだけどね。
そういえばMANPADS(と戦車砲)は追尾はするけど索敵手段が単体だと無いに等しかったですね…
実際の現場運用はよく知りませんが索敵手段かそれを持つ味方との情報共有がないと
自衛の域を出なさそうですね
それはさておき、戦車の瞬間交戦能力を考えると、やっぱり戦車の交戦距離における最良の対戦車兵器は戦車かなと思ったり。
あと、1982年のレバノン紛争時にシリアのガゼルがイスラエル軍戦車の砲撃で撃墜された例が1件あるとか。
なんてことを、おっしゃる!
MBTの搭載する砲手照準器は攻撃ヘリと同等以上のサーマルイメージャを持ってるのに。
イラク戦争時に砲塔を左右に振って索敵してるM1の写真見たことないかい?
パノラマ式車長照準器にサーマルを持っているやつなら、全周索敵できるし。
自走対空システムでも、ジャミングに備えてレーダー以外にEO機器で索敵照準するよ。
SAM網の下で必ず作戦できる前提もおかしいし、
かんたんに魔法のヘリが最大射程距離で作戦できる前提もおかしい。
理論通り動くなら対戦車ヘリ最強になっちゃう。
ファミコンゲームの箱庭の戦場だ。陸自の戦う何処の戦場に砂漠があるんだ?
内蒙古でも攻め込むんか?
それ以前にだから対戦車ヘリの弱点は兵站と運用コストと整備だって。
どっちもおかしいよ。
知識ひけらかしなんだが、前提がおかしいので知識になってない。
戦車側の練度が高ければ、かなり食われるよ。
サーマルは便利なのですが、それで見つけられた時には、攻撃ヘリからも覗きこまれてるという。
深淵を覗くとき、貴方もそこから覗くかえされてるのだ的な・・・
※90
逆にソ連の多重防空コンプレックスを掻い潜る為に産み出されたのが運動性の高い攻撃ヘリによるNOE飛行なんですけどね。
確かに、必ず行動出来たり、最大射程から撃てるのはおかしな話しですが、それ「攻撃ヘリ側の理屈」だからで、その理屈を最大限活かすのが作戦立案者の腕の見せ所ですからね。
で、陸自に於ける攻撃ヘリの使用想定は、国内の山勝ちな地形を縫って、前線へ火力を提供したり島嶼での戦闘支援なのですが。
防空側からすれば、最大射程からの攻撃と同じくらい山間部から突然出てくる攻撃ヘリによる奇襲も怖いわけで。
あと、兵坦と整備は攻撃ヘリ以外にも言える問題ですし、国内の場合、各対戦車ヘリ隊は既存の基地を根拠地とし、前方展開地は各地の演習場を最大限活用するでしょうね。
コストは攻撃ヘリと同じ機動的対戦車火力・制圧火力を整備するのと比べれば効率的です。
前提がおかしいのは貴方ではないでしょうか?
練度を語り出したら、対戦車ヘリ隊もなかなか・・・
某番組で戦車対戦闘ヘリの企画がありましたが、互いに慎重に戦うべき相手なのは事実です。
戦車が一方的にやられる訳でもないのも事実。
しかし、ここで重要なのはそれぞれに求められる任務です。
戦車の任務は部隊に装甲と火力を提供し、その衝撃力で敵を打ち砕く事。
対して戦闘ヘリは地上部隊と連携しつつ、地上部隊に大火力を迅速に提供する事。
それぞれ役割が違うのに、互いに撃破する手段があるからとどちらが強いか、コストが良いかを語る事自体が不毛だと思います。
お金が本当になくてどちらかしか買えないなら、買うものに合わせたドクトリンを中核に据えるというはなしで、これとどちらが軍事的に不要といった結論に繋がるものでもありませんよ。
何かすぐに「相対化すれば差は無い論」を展開されますが、バラキューダできちんと偽装されたMBTはかなりの近距離にならないと赤外線で発見できません。代わりにヘリは物影にとおっしゃるのでしょうけど、過去何度か指摘しているがスルーされているドップラーレーダーに隠しようのない特徴的なシグネーチュアを出してしまうことも含めて、以前ほど簡単に隠れていれないことだけははっきり指摘させて頂きます。
後、当然、戦車砲の初速とヘリ搭載ATMの速度及び発射までのタイムラグが全く違いますよ。即応性では戦車砲での射撃が圧倒的です。
まあ、それは良いですが、攻撃ヘリ運用の肝であるFARPを、有事の際、そんな隠蔽や偽装もできない、事前にバレバレな所に設置するほど陸自は馬鹿ではないと思いますが(ただでさえ、FARPの適地は限られるのに)。
奇襲が旨の攻撃ヘリが奇襲されるギャグ展開になりますよ。
元戦車連隊長で木元寛明氏著書の「戦車の戦う技術」では、ホバリング中なら3000m位までなら撃墜はできると断言はしてますが。
あくまでも受動的防空戦闘と言う、回避や隠蔽、掩蔽が原則とされています。
特に不意遭遇なら色々な手段で被害を局限すると言う感じです。
FCSの向上や砲発射式ミサイル(基本的に対戦車用)、近接信管付き榴弾もありますが自衛火力の強化の域は出るものでは無いです。
「それ以前に」の以前に戦車の弱点も兵站と運用コストと整備でしょーが。
めちゃくちゃだなぁ。
携帯SAMも歩兵等の運用なら上級部隊などから情報が無いとまともな効果が出せません。
アフガンで活躍したスティンガーもゲリラ達が至る所に監視所を設けて、そこと機関銃陣地などに通報、連携する事で効果を出しています。
特に不意に現れたりする場合は対処が難しくその為に瞬間的な火力等に優れる機関銃や機関砲が相対的に効果を発揮しているようです。
おっしゃる通り本当に隠蔽された地上部隊を見つけるのは非常に困難ですが、それを攻撃ヘリだけで見つけ出し攻撃をさせると言う作戦はやらない無いと思います。
つまりどこに何が何れくらいいるか分かっていない状況な訳ですから、何を持ってしてもいきなり攻撃と言う事が出来ませんし。
おっしゃるとおり、バラキューで隠蔽された戦車を発見するのは、非常に困難です。
が、それは射界が絞られるという事でもあります。
ヘリが狙い通り正面に来るようにするのは、指揮官の技量次第ですし、攻撃ヘリ側が回避出来るかも指揮官次第でしょう。
ドップラーレーダーによる発見は攻撃ヘリ側にとってかなり危険ですが、そもそもヘリ側のESMは何も反応しない訳がないので、真っ先に攻撃ヘリはレーダーを狙いに動くでしょう。
場合によっては別の火力を要請し、誘導する可能性もあります。(火砲やSEAD等)
そもそも、ドップラーレーダーの情報を如何に敵電子戦手段による探知を避けて行うかが課題でしょう。
ヘリが完璧に隠れられるとは思えませんし、防空側は出来るだけヘリを寄せ付けないのが仕事ですから、対抗手段があるのは当然です。
また、戦車の火砲は即応性で優れるには優れるのですが、通常ヘリも観測と射撃用意を行う為に、繰り返し視察機器を物陰から出しては隠れたり、撃墜されないよう、ロケット弾による制圧射撃なども行う可能性があります。
FARPに関しては、そもそも隠蔽する事が充分に出来て、かつヘリが発着可能で、更にすぐ用意出来る土地として演習場が有力なんですよ。
隠蔽出来ないのに、そこを訓練に用いても隠蔽の訓練にならないので。
陸自が想定する防衛ラインとかも絡めて話せれば良いのでしょうが、そこのところ公開情報あったかな?
因みに、ヘリの奇襲性とFARPの位置秘匿性はイラク戦争を見る限りでは余り関係ありません。
むしろ、前線にすぐ飛べるけど、敵の偵察を受けづらく、出撃のタイミングを知られない方が大切かと思います。もちろん、敵による航空撃滅戦を避ける為に知られないに越した事は無いですけどね。
こちらが言いたいのは、攻撃ヘリ側も戦車側も完璧に攻撃を退ける可能性は互いにないという事です。
修正
>そもそも、ドップラーレーダーの情報を如何に敵電子戦手段による探知を避けて行うかが課題でしょう。
→そもそも、ドップラーレーダーの情報伝達を戦車に対して、如何に敵電子戦手段による探知を避けて行うかが課題でしょう。
攻撃ヘリの情報を探知しても、それを防空に活かせなければ意味はありません。
正直な処、折角完璧に戦車を隠蔽出来てるのなら、攻撃ヘリが飛来しても無視して燃料切れで帰投するのを待つか、味方防空火力による撃墜を狙う方がいいでしょう。
貴重な機甲戦力をわざわざ敵ヘリ撃墜の為に動かし(発砲し)、敵に我の位置を教える必要はないので、発見されてないなら、戦車側が取る方針は隠れて無視の一択だと思います。
戦車砲がATMより初速が速いのは分かるけどどうか※51と※81を含め前※を読んで頂きたい。
非建設的な論争や応酬になるのは良くない。
>議論が盛り上がる事はよいかと思います。
そう言っていただけると助かります。
議論のタネに前述のソ連戦略本に書いてあった戦闘ヘリの運用ですが、対戦車戦闘においては敵反撃部隊の迎撃に使われ、第12章航空支援の記述によれば「通常砲撃支援が終了してから投入され」任務遂行においては「即応の航空支援に対してヘリコプターを投入することを好み」、これは固定翼機と比べて「兵站面の要求が少なく」「敵に探知されずに集結が可能で」「戦場の状況を収集、判断しやすい」と考えているからのようですね。
一方で80年代の時点で「ヘリコプターの脆弱性を考慮し、自軍の防空網の内部での対地攻撃のみに投入する傾向がある」みたいです。
またソ連本と同じサークルがこれまた80年代の米軍の攻撃ヘリコプター大隊の運用マニュアルを翻訳した本を出していますが、それにおいても迎撃的な運用や砲兵との連携に多くの記述を割いていたと記憶しています。(深部の重要施設攻撃も結構な量記述)
つまるところ対戦車戦闘において攻撃ヘリは機動防御の火消し役としての側面が強く、それによって戦車の隠蔽を防ぎ、待ち伏せできる環境を生かし、砲兵など他の部隊との連携を密にして展開の難しい対空兵器の脅威を分離し、短時間に大火力を投入できるという航空機の特性を最大限発揮状態で投入されるもんじゃ無いかと愚考しました。
火消し役ならコメント欄で議論されているような携帯SAMなどに対する脆弱性の問題はある程度緩和されますし、コストパフォーマンスの問題も納得できるものがあります(軍団司令部や砲兵部隊と攻撃ヘリ部隊でどちらが高価かは明らか)
追撃戦も同様の傾向があり攻撃ヘリの得意分野とされていますが、その場合はイラク戦争のアパッチのように不手際による作戦失敗の可能性が上がるのでケースバイケースだと思います。
私のFARPの偽装や隠蔽についての言は存在情報についてです。日本の数も少ない演習場の位置は当然、事前に収集されているはずであり、FARPの候補地(だけでない)として攻撃される筈という意味です。無論、対戦車ヘリ隊の訓練でFARPの
設置をやっていることは存じています。
日本の仮想敵国を思えばイラク戦争は参考になりませんね。相手の偵察情報収集能力やそれを攻勢に生かせる規模や能力が全く違います。
ドップラーレーダーを例として出すのは防空部隊のものばかりではないということです。監視用に一般部隊ですら容易に配備されてきており、普及してきている現状、戦域全体をローターのドップラーシフトをも消すパワージャミングできる電子戦装備はヘリ側では持てないでしょう。だいたい、電子戦の段階で奇襲の持つ「時の利」は失ってメリットを大きく減じます。まあ、空軍の電子戦機を使うというかも知れませんがね。また、お得意のNOEを行えば、障害を越えた瞬間に探知される可能性があり、ESで事前に察知する方法も意味がなくなりますし。
私は無論、MBTが攻撃ヘリに優位だなどと全く思っていません。ただ、一方的にやられる存在でも無いというだけです。そこを強調したいだけです。
それなら広い国土と強力な空軍を持つ米露中やそもそも敵に航空部隊がいない途上国やテロ屋相手なら攻撃ヘリは依然効果的ですが、現在の日本のように想定戦場において広い縦深も確実な航空優勢も微妙な国では運用を考えないとならないとか思ったり(ここら辺は長くなりそうだし「対戦車戦闘の基本的分類」という記事とは外れそうなので割合)
そんなわけで「戦闘ヘリによる対戦車戦闘」について自分なりにまとめると
「戦闘ヘリは強力な攻撃能力と高い機動力を持つ反面、持続的な作戦行動は難しく昨今は対空兵器の普及もあり不用意な運用は厳禁だぞ。
高い機動力と比較的射程の長いミサイルを生かして、突出した敵戦車部隊や算を乱して敗走中の敵隊列に一撃必殺の痛撃を与えよう。
装甲があるとはいえ所詮は落ちるとそれまでのヘリコプターなので、防備の整った敵陣に突撃したり隠れている敵を攻撃するときは他部隊の側面支援に徹するべき。
戦車側の対策としては隠蔽・防空を徹底すべきだけど、突破力を生かしたい攻勢時にはそうも言ってはいられない。
機動力の高い対空戦車や車載SAMを同伴したり航空優勢を確保して空からヘリを撃墜してもらおう。
けれども攻勢時は速度が第一で悠長にヘリ掃討は待てれない! 最悪の場合は相打ち覚悟の主砲射撃だ! 君の戦車がヘリも落とせず大破爆散しても大丈夫! 戦線突破が成功したら十分に元は取れるから!」 って感じかなw
きちんと前※も読んでますよ。なぜ、常に相手の最大射程で発見されて、撃ち合いをする設定なのですか?それだと、口の悪い方にまた、内蒙古の砂漠かと言われますよ。
攻撃ヘリにMBTが自衛戦闘せざるを得ないのは普通、遭遇戦くらいでしょ?ミラー氏の言う通り、通常は隠れてやり過ごすのが常道です。
なら、お互いの射程の遥か内側で戦闘が発生する可能性が高いでしょう?
なら優位差はなんでしょうかということです。
落とした例そのものはあるけど、SAMが落とすが如くそんなポンポン落としてたっけ?誰か例があったらお教え下さい。
海兵隊でもいい。
それは、歩兵でも同様。
演習でかなり着上陸で撃破されてる判定が出てるんだって。
ミッドウェーの図演じゃあるまいし、それをひっくり返したりはしていないんだろ。
まあ、その分、かなり、陸自はヘリ運用を慎重にするようになってきてるだろうし、
対戦車ヘリ自体を軽くリソース配分するようになって来ている。
それは、中多とか携帯ATM、カールグスタフ、パンツァーファウストが有効、
ってのもあるんだと思う。
まあ、上陸舟艇をMLRSで撃つような軍隊なのだから、
別に苦手な対戦車ヘリにこだわる必要はねーだろ?
苦手って言うか、修正効果にすぎないし。
対戦車ヘリで主体の防御戦闘も攻撃戦闘もできないよ。
あくまで豪華な修正効果にすぎない。
そりゃ、海兵隊数個師団で敵国陸軍全部を撃破しちゃうような米軍にはいいだろうけどよ。
なんでもかんでも手が回らないなら、削るべきは対戦車ヘリだ。
中多と戦爆のが良い。
対戦車へりじゃ、制空権は取れないからな。
絶対的な手順だかテクノロジーだけで語るから、ハナシになんねーよ。貴様らは。
キルレシオが逆転するとまでは言わないが、戦果と比較して損害が耐えられないほど大きくなったのかしらね。
キルレシオは重要だよ。結果そのものだからね。これはミラー氏にも申し上げたい。
ここの記事やコメ欄見るとまだ全然捨てたもんじゃなさそうですね…
他国は新しい攻撃ヘリとか開発してますけど陸自の攻撃ヘリはどうなるんでしょう?なんか素人目にはグダグダしてる印象がありますが
あの、言いたくないんですが、論拠なしのことばかり並べられても妄想としかこっちは言えないですし、(例え内情知っててもそれは裏付けされてなきゃ論拠にはならない)
フーファイター程度の信憑性しかないと思うのですが。自分の理論が正しいとするならせめて正確じゃなくて良いので、きちんとした例を提示してほしいのです。
そりゃ落とせるだけならモガディシュの如くRPG乱発すりゃ墜ちますよ
3genMBTなら落とせると思いますよ。FCSや弾頭(M830A1)にそういう機能ありますから。
でも、あなたの場合は全部不確定な練度や憶測のみ。
最近の流れは離島防衛、こっちが攻める側(上陸側)になる場合があるなか、AAVやオスプレイを護衛が出来る戦闘ヘリは削れと申しますか。
手段でしか、テクノロジーでしかと言いながら、戦闘ヘリという手段は不要ということに固執するのは何故なんでしょうか?
確かに、陸自が相対する敵の情報収集能力はイラク軍の比ではありませんが、私が述べてるのは運用の方針であって、それは敵の探知能力に左右されるものではありません。
端的に言うなら、位置を特定されるより作戦のタイミングを把握される方が問題という事です。(兵器のスペックとかはこれに関係ありません)
因みに、イラク軍は人の目によるアナログな監視網を構築し、米軍ヘリ部隊の活動を逐一把握して待ち伏せに繋げました。(二度目も待ち伏せ自体は成功してます)
レーダーの問題はジャミングで防ぐなんて高尚な話しではなく、そもそも探知されたかを攻撃ヘリ側も推測出来るでしょという話です。
電子戦は相互に行うもので、前線部隊がその恩恵に授かれなければ奇襲性は維持されますよ。
あと、NOEは移動中の姿を隠す手段で、攻撃する瞬間は互いに射線へ曝されるのは当然です。
ESは攻撃ヘリ以外にも地上部隊による探知等もあります。
あと、いくら携行式のレーダーが普及してるとは言え、その数は限られますし、小型なほど探知能力は絞られます。
個人的には、レーダーはそこまで万能な探知手段ではないと考えているのもあります。
肝心のFARPですが、そもそも候補地が少ないのですよ。
大量の補給物質を起き、隠蔽し、ヘリも離発着出来るとなると、そもそも候補地の絞り混みはそこまで難しくはありません。
故に、場所を知られるより、そこにヘリが居るタイミングや作戦のタイミングを知られる方が問題です。
また、戦車が一方的にやられるとは私も思いませんが、そもそも戦車と攻撃ヘリは役割が違う事を再度申し上げます。
私の持つソ連地上軍戦術本でも同様の内容でした。
個人的には、攻撃ヘリは空飛ぶ砲兵として機動的に火力を提供し、ときたま縦深攻撃を含む迎撃戦に使われるという印象です。
ただ、個人の考えとしては、縦深攻撃は空軍の固定翼機に任せて、ヘリボーンなどの敵内線奥へ機動展開する時に攻撃ヘリは味方防空圏から離れた作戦を行う様にするのが最善ではないかと考えてます。
AH-Xは音沙汰なしですからねぇ…
因みに自衛隊は新しい専門部隊創設をする際米国の部隊を手本としてると思われるケースがあります。
第一ヘリコプター団は習志野の空挺や特殊部隊と密接なこともあり、アメリカの第160特殊作戦航空連隊と似たヘリ構成してたりします(中身の数とか全然違ったりするけど)
それと似た感じで水陸起動団はAAV-7やオスプレイを導入してるので、海兵隊のAH-1Zに当たる機体を追加で導入とする可能性があります。(アパッチは全部西部方面隊に一括配備してますが、予備機等を考慮した場合足りないと思われます)
機動防御に関してですが、日本の場合は土地がないという問題以前に、地上部隊の機動に向かないという地勢上の問題があります。
故に、距離が短くても彼我の部隊展開より迅速に火力を供給出来る攻撃ヘリなどの航空火力は重要になります。
航空優勢に関しては、それこそ米軍でもなければ相互共に常時掌握するのは不可能なので、攻撃ヘリはその間隙を縫って行動します。
冷戦時の想定でもそうですが、相互の航空戦力が争う合間に地上支援を主体となって行うのが攻撃ヘリの仕事でもあります。
まとめられた、内容はまさにそうだと思います。
諸兵科連合の運用はやっぱり大切ですよね。
※109
確かに、キルレシオは相手が被害に耐えきれなくなり、こちらはまだ戦力を維持出来ているという点で重要ですね。
ご指摘ありがとうございます。
ただ、私が重視しないとした理由は砲兵と同じく火力で相手を圧倒し作戦の意思を頓挫させる事が重要と考えてるからです。
キルレシオだけで見るなら、砲迫の存在意義が難しくなるので。(一方的に叩けば損害殆どなく、戦果はあるので、見た目のキルレシオはあるのでしょうが)
誤解させてしまったなら申し訳ないのです。
つまりどの武器・兵器にも最大射程・射高がありそこより外に居れば安全という事を言いたかったのです。(流れ弾の可能性はありますが)
その例として市街地戦で敵の捕捉を避けるため高速巡航しながら対地支援するケースもあるし高度を活かせば例えレーダーに探知されてもミサイルの限界から短SAMの射程高度上からなら一方的に監視出来るし観測ヘリコプターや無人機の支援を得て地上機動する戦力に対して優位に立てると。
(むろんSAMもバラキューダで覆えますが短SAM以下だと可動部までは覆えないか覆えば即応性は下がる。もっとも相対高度4000mより上だとどの道手も足も出ないか中SAMの出番になる。)
てかもうこの話題は議論が加熱するのに互いに譲らずに自然消滅の流れで繰り返してるやん。結局、何一つとして解決せずに時代は流れていく。
http://gunji.blog.jp/archives/1064847515.html
そりゃあ、ほとんど皆、解決するために議論していないので当たり前。
本気でやるなら、各条件を定め、定量的データを出してやらなきゃいけない。
後、戦車砲でのヘリ迎撃が理論上の存在てのは違うと思うな。
たまたま、今までそういう戦闘が生起しなかったのと、そういう能力を持たないというのは別の事だよ。
という教訓
ところでTRDIもアクティブ防護システムの研究をしているようで。
しかしロシア・ウクライナのAPSは"コンタークト5""シュトーラ""ドロースト""アリーナ""デュプレット""ニージュ""ザスローン""レリークト""カークトゥス"といいガチさがヤバいww。
"対戦車弾絶対殺すマン"と言っても良い。
問題となるのは、結局どこに論点を起き、条件を置いてるか。ここの一点でみんなバラバラだから良く誤解を招いたり、炎上したりする。
夢物語ですが、議会みたいに議長みたいな仲裁役が存在したらけっこうスッキリする気がする
確かにヘリを撃墜させる能力自体はあるとは思うけど、戦車の運用上の役割的にも、自衛の域は出ないと思う。少なくともヘリと索敵能力、砲の連射性、砲の射角等の不足から正面きって戦える程の性能は無いと考える。そうなるとやはり積極的にヘリ攻撃をさせたりする事も無いと思う。
そうなると結局ヘリと遭遇しても戦いを避ける事になる。
結果として、96多目的、ヘルファイア、携SAMの類はあまり撃てない。
なんで旧式AH1多用って、TOW2Aが一発4〜5万ドルとかなりお安いミサイルだからですよ。
ライナー直径152ミリの上ダブル弾頭、プローブに25ミリHEAT内蔵で、ERA崩せますから。
以前なら観目線を戦車側面や背面に合わせ最後まで誘導でしたが、山脈稜線の反対側から発射し、稜線を越える前に推進モーター停止させ、熱放射なく戦車側面や上面にトップアタックさせる方向に変わってますから。
つまり、赤外線探知と発射母機によるレーザー測距は使用しない。
観察部隊がレーザー測距を掛けるから、自動でスモーク弾撃つシステムだと、煙が晴れる頃にホンモノが降ってくる。
((((;゜Д゜)))ど...どうやって稜線むこうの戦車にTOWを当てるんです...?まさか観測部隊の緒元だけで弾着させる腕のガナーとそれだけで弾着させる緒元を出せる腕の観測部隊が居ると...
"必要は発明の母""足りぬ足りぬは工夫が足りぬ"というがATMで視程外射撃(人力)とは...理論上は出来るだろうけど....えぇ...(戦慄)
DAGRかLOGIRライセンス生産させてもらおう?
DAGRなら約300万円超くらいらしいし....
https://www.strategypage.com/dls/articles/It-Works-Great-But-Nobody-Wants-It-4-7-2014.asp
流石にTOWを稜線越しには無理かと・・・
昔、64MATでトップアタックを行う化け物の伝承は聞いた事がありますが、TOWは誘導方法や照準装置からして稜線越しは、無理でしょう。
本気で議論するなら状況を定めるべきという意見には、半分同意です。
何故半分かと言うと、状況により攻撃ヘリ有利や戦車有利が変わるので、結局そこで振り出しに戻ると思います。
故に、今回本文では基本的な携行と対策を述べるに留めています。
戦術的な状況は部隊の指揮官が出す作戦にかなり依存するので、それでもって特定の兵器が不要とは言えません。
そこにあるのは指揮官が与えられ選択した結果な訳で、その要件としてそれぞれの兵器の特性があるだけだと思います。
例えば、敵の攻勢に対して優れた装甲と火力で受け止めながら反撃する戦力が必要なら戦車を選択するでしょうし、素早く火力を浴びせたいなら攻撃ヘリが選択されるでしょう。
個人的には「○○は不要」という話自体がナンセンスで、「○○は●●で代えられていく」とか「○○を運用する余力がないから別の作戦で対処」するという個々の話がヒートアップして現状に至ってると考えています。
◯移動速度の速いほうが有利
◯射程が長いほうが有利
◯捜索範囲の大きいほうが有利
◯より高い位置にいるほうが有利 etc.
素人の自分でもこの程度は理解できる単純明快。これを否定しようと無理をするからイロイロとツッコミどころが出てくる。
らしくないですね。
その当たり前を封じて我の長所を伸ばし、被の長所を減らすあるいは短所を突くのが戦略戦術や技術や運用でしょう?この※にも各所、その一端が描かれていますし。
無論、力業ゆえ容易にはくつがせないのも事実ですが。
TOWのサスティナーは燃焼したら最後、固体燃料が無くなるまで燃え続けます。
ゆえに途中で止めてと書かれた時点で眉に唾を付けざるえません。
その話のファクトは提示可能ですか?
・・・もしや※122のモーター停止とはその燃料を使い尽くすことを言っているのでは?で、後はその惰性で当てると・・・ほんとにできるなら絶句もんですがはてさて(´・ω・`)
ファミコンゲームキルレシオ言われてもどうしようもない、議論が始まらないって言ってんだよ。
手段についても連携、諸兵科連合についても同様。
まさに陸自の弱点は、WW2の昔から兵站なのであって、そのヘリ部隊の整備負担が他部隊の編成展開自体にまで悪影響があるから、あえて違う手段を主軸にせよ、と言ってるわけだ。
まして対戦車戦の主役にはならない。
襲撃の機動火力の主役、って言うのなら、海兵隊の火力支援もらった方がはるかに良い。
島しょ戦(もちろん尖閣島の取り合いとか軍事的におかしなおとぎ話で無い意味のある島しょ争奪戦)なら。
山岳戦なら(これも隘路しか無い日本の本島戦を含む)戦車抜きで対戦車戦闘やった方が良い(良いってのも比較してのハナシであって、いちいち貴様らになんで言いわけしなきゃならんのだ?)
だから対戦車ヘリとはならない。
対戦車へりのミサイル一発撃つための展開リソースと
重迫の弾幕張るリソースはぜんぜん違う。
だから、重迫で、隘路や海岸の敵の車列、装甲車輌含むを撃っても意味はある。
ペリスコープが壊れるかもしれん。それは歴史上でも裏付けがある。
まして、陸自がヘルファイア撃つのと米軍が撃つのでは、効率性リソース消費がぜんぜん違う上に、それを火力選択した、指揮能力もぜんぜん違う。
同じヘルファイアじゃ無いんだよ。価値も違うし、コストも違う。単なる一発値段では無い。
それが証拠に、陸自全軍でヘルファイアは80発しか持っていない。推定。
それで何が対戦車戦闘なんだ?
米軍が戦時弾薬融通なんかしねーよ。
効率悪い部隊だもん。
中多みたいのは他国には無い。
一発の値段が高くても、96式多目的ミサイルも同様。
あくまで戦技連携と兵站が大事。
だから多目的M自体でも高い割には効果比は出てたんだが、むきになって中多を開発した。
その中多を安い車輛に載せた。
あくまで相対になる。
そして兵站とリソースとの兼ね合いになる。
戦技が裏付けることが大事であって、変な連中が空想したのを裏付けにして戦技開発なんかする必要は無い。
いっけんいいだけのファミコン戦技だからだ。
なので、当面は、
中多
パンツァーファウスト
重迫(これも対戦車戦闘に影響する。戦闘戦技の組み合わせって意味もある
だから上面装甲厚とかファミコンハナシはいらねーし、聞きたくもねーって足すくいたいだけだろ?マジ)
カールグスタフ
即応含めた熟練歩兵の数確保
それを生かすための空輸、C2とチヌーク
汎用へり(洋上飛んでも整備できるまともな)
オスプレイ
兵站手段の確保
その兵站手段を生かすための仕分け兵站兵の戦技と数確保
が必要になる。。
それで対戦車戦闘だ。
放置した方が、揚陸した敵のくだらねー戦車を放置した方が敵の負担になって
どうせ役立たずで整備不良で動かなくなるから対戦車へりなんか飛ばさない方がむしろ良いが。
信賞必罰で必罰が大事ってのもある。対戦車へりとニンジャについては。
予算大増額した未来で、襲撃用のへりも整備する場面もありうるが
それは対戦車用では無い。もっと汎用的な襲撃用。
その場合も、整備運用のリソースを莫大に消費する、
艦上か、兵站負担大きい前線か、
それが大問題にはなる。
ついでに出来ちゃう海兵隊とは意味が違う。
また海兵隊自身、F18やF35Bにより多くのリソースを消費してる。
自衛隊の場合、順番としてもそっちが先で、
対地支援の攻撃機と、陸上戦闘の必要にもっと密着した制空戦闘が必要、
そっちの優先がはるかに先で、重要度もずっと高い。
F15でロケット弾襲撃訓練した方が良いくらい。
縦割りで戦争はできない。必要場面に必要選択できること存在してることが重要で
そのためのリソース負担が陸自対戦車へりの場合、莫大だって意味。
だから俺は、海自哨戒ヘリがヘルファイア積むのは大賛成。
比較的(いちいちすげーめんどくせー)安全な場面で撃ちまくれる場面が無いとも限らないからだ。そこに存在する意義も理由も場面も想定できるから。
逆にわざわざ島しょ展開とかほんとによくよく考えるべきなんだ。対戦車ヘリの場合。
基本反対だな。俺は。リソース食いすぎだ。
A、汎用ヘリ数機にとどめ(偵察用雑用)、対戦車へりは自重する
B、艦上整備も同様。MLRSでも載せた方が良い
他の手段で戦闘する。
貴重な現地の兵站整備のリソースは、空輸部隊の整備等に充てる
繰り返しになるが相対と兵站が非常に重要で
それは各自、研究考察してもらうしか方法は無い。俺も研究中だ。
そっち優先に、実戦闘力構成優先に陸自もカジを切っていて、
閑職の元陸将とか、既に旧いんだよ。言っちゃ悪いが。
軍事マニアだったら、健全な主流派を支持し、従うべき。
まあ、勝手だがな。
だが俺はそうした。
考えりゃ、わかる。考えるアタマは無さそうだが、な。
いや、ご指摘の通りで、敵の長所を封じ込めたり短所をつく工夫は大切であって、それこそ運用の妙であると思います。歴史上の名将はそういう工夫の中から生まれてきましたから。
「戦車で攻撃ヘリをバタバタ落とせる」なんぞという話を聞いて「えーっ?」となっので、敢えて※109やキルレシオのことを書き込みました。
そりゃ落とせるでしょうけど「落とせる」というだけであって、対戦車戦闘において攻撃ヘリの優位性は明らかであると(これは「他の対戦車兵器に比較して」という意味ではなく「戦車vs.攻撃ヘリにおいて」という意味です)。
山本七平が「ボー・グエン・ザップは名将ですか?」と人に聞かれて「『我方ノ損害』を無視できればボー・グエン・ザップは永遠に名将である」と答えています。確かに「我方ノ損害」を無視して敵の意志を挫けば、戦術的にも戦略的にも勝利することはできますし、ベトナム戦争はまさにベトナムが勝利した戦争であったわけです。
F-35A1機あたりAH-64なら3機は運用出来る。
戦闘機は制空と対艦攻撃が優先になるし対地支援の準備もしているが陸に必要な火力を投入するには数が足りない。
"ドーンブリッツ13.15"に参加させてるのもそれなりに使えるからだろう。
そういえばTRDIの陸上装備研究所では対空目標用に近接信管で作動して弾片の"面"を形成する調整破片弾を研究中らしいが戦車砲弾が作られたら使えるな。
対戦車ミサイルを戦車砲で叩き落とせるかもしれない。
http://www.mod.go.jp/atla/rikusouken.html
現在、管理人様へ「対ヘリ戦闘の基本的分類 傾向と対策」ではないのですが、対空戦闘の、歴史と流れ的なのは原稿書いて送っております。
足りない点等があれば修正加筆となりますが・・・
兵坦に関してですが、やや極端ではないですかね?
まず、重迫との比較ですが瞬間的な火力増強としての役割を担う攻撃ヘリと持続的火力支援を担う重迫では全く異なります。
加えて、担当する戦域の火力支援を求められる重迫に広域に渡り火力を提供する為に機動する攻撃ヘリを比較しても何もなりません。
あと、ヘリの70mmロケット弾とかは無い扱いですかね。
展開リソースも120迫本体に所要弾量、牽引車両に燃料、これらに加えてヘリ並みに担当区域を広げるなら、空中機動も考慮する必要がありますし、ヘリと違いFOBやFSAに自ら飛んで行くのも一苦労です。
ヘルファイアミサイルの保管数もそもそも13機で導入停止してるアパッチの為にしかないのですから少なくて当然でしょう。
米海兵隊も攻撃ヘリを無くさず運用を今後も続けるのは、結局固定翼ではカバー仕切れない支援任務があるからです。
米陸軍とか攻撃ヘリ無くして空軍頼みとか考えられないですからね。
そもそも陸自は他国の陸軍に該当するのですから、島嶼戦闘等の目前の脅威だけでなく、本来任務である本土での防衛・反攻にリソースを振るのは当然かと思います。
それ、同じ事がヘリ側にも言えるので、結局運用をどう考えていくかという事かと思いますが。
※133
結果として空自は航空優勢確保に全力を向けた編成を取ってますので、陸自として自前のCASがある程度必要かと思います。
そもそも、戦闘ヘリは戦車攻撃にも有効とは言ってますが、誰も戦車攻撃にのみ限定されるべきなんてはなしてませんよ?
そして、敵部隊への攻撃に際して、結局戦闘ヘリの様な機体でなければ最大限の効率は発揮出来ないと述べてきてる訳です。
リソース食いすぎという意見に関しては、ヘリ機動を考える限りそこまてまではないと考えてます。
ヘリを全廃にするなら変わりますが、敵にとって陸自の取る選択が絞りやすくなるだけで、反って弊害かと思います。
むしろ戦闘ヘリと同じ役割を陸上部隊にこなせというのが酷ですし、かつて陸自が観測ヘリと汎用ヘリしか運用しなかった状況からAH-1を導入した流れやドイツ・英国の戦闘ヘリ事情も考察が必要かと思います。
あと、他にもMPMSは展開に必要な車両数が多すぎるから中多開発へと繋がった事や元陸将は古いとか、ちょっと感情的な発言多くないですかね。
戦術・戦略は過去の事例も重要ですから、実際に運用してた方の意見は重要かと思います。
流石に戦闘ヘリを過大評価しすぎ
野戦防空兵器がバリバリ展開してる状況だと普通に落とされる
敵対戦車戦力のサーマルに対してかなり有用だと思うが。
※140
その"バリバリ"が具体的にどの程度の数字なのかによりますね。
自分としては観測ヘリコプターやUAV・偵察機等の情報から短SAM以上の対空脅威が無いと確認されれば
MANPDS(HN-6 QK38 FIM-92C 91式携SAM)が最大射程約5km最大射高約3.5km
近SAM(アベンジャーシステム QK-31ストレラ-1 TD-2000 93式近SAM)が最大射程約5km最大射高約4km
に対して地上部隊に先行・随伴して高度4km以上から地上の距離5km以上をサーマルで警戒すれば安全に地上部隊を支援出来ると思います。
またもし攻撃されても対空ミサイルの性質上固定翼機に対して至近弾には比較的強いですし作戦続行不能になったとしても引き返すか最悪ローターが使えればオートローテーションによる不時着も選択出来るのでその点既存の固定翼機に対して強みかと。
ただ偽装されると探知は難しいですしその分他の兵科と同様程度に事前情報が重要になりますが。
イラク戦争の時、米海兵隊のM1が砲塔上部に赤外線ジャマー付けてたけど、いまは止めているよ。
まさに闇夜の提灯とかして、敵の目を引くからだそうだ。
ありがとうございます。
調べてみたらAN/VLQ-8AとMCDがあるようで。
http://www.army-guide.com/eng/product3795.html
https://aw.my.com/en/forum/showthread.php?20294-Anyone-see-the-Comparison-between-the-T-90MS-and-M1A2/page2
でもあれは自車を赤外線の幕で包むか敵に指向して敵誘導装置を目眩まし・撹乱するもので常時点けるものじゃ・・・・
赤外線ジャマーは指向性がそんなに強くないので、敵の攻撃回避に使用中、他の敵のサーマルに高輝度の閃光として見つかり、集中砲火を浴びやすいそうな。
で、燃焼停止時の飛行距離は1000〜1100m以後は惰性飛翔。なので3750m飛ぶと飛行速度は75m/s程度の最終弾速となる。だからして公称誘導時間27秒/3750m。観測機に目標戦車の位置を報告させてから、稜線の反対側1キロ位で上空に向けてTOW発射。少しずつ下方に向けて観目線上のTOW弾体をズリズリ誘導しつつ上昇。稜線超越程度でフライトモーター燃焼停止、引き続きズリズリ誘導しつつ下方に誘導、着弾3〜5秒前に観目線を目標戦車に乗せてヒットさす。
戦車側からAH機体が見えるのは着弾4〜5秒前、有効な迎撃は不可能な残時間となる。
当然、命中率は落ちるが、生存性はかなり高まる。三機から撃って命中一発でも1500万円位なんですよね!ヘルファイアなら2億5000万円というところで。
詳しくは、砂盤と模型とガンナーパイロットによる機動講習を見る事をオススメする。
まあ、陸自入隊後、3曹から陸曹パイロット課程受験か、防大もしくは一般幹部候補生課程から幹部操縦課程POCから観測ヘリ隊経由で対戦車ヘリ志願ですかな。最低実飛行時間500時間以上が志願要件だっかな?10年前でw
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