無題Name名無し22/11/01(火)13:13:19 No.544385

1667275999783
今日は紅茶の日!
紅茶とジンでイギリス人!
というわけでイギリス軍スレ



無題
Name名無し 22/11/01(火)13:15:46 No.544386
1667276146330

タンニンの抽出液をこよなく愛するかの国の陸海空軍に関することならなんでも語って、どうぞ

無題
Name名無し 22/11/01(火)14:10:56 No.544387
1667279456440

愛し合う

無題
Name名無し 22/11/01(火)15:24:17 No.544389
バケツ…バケツ!?

無題
Name名無し 22/11/02(水)09:33:16 No.544419
>バケツ…バケツ!?
前にWW2に従軍してた英国軍の人の本で紅茶の話が書いてあってな
大量に作ってジェリカンに入れてたそうなんだが中に成分が付着して
それが水を入れて振っても全然落ちず中に手を入れて洗える牛乳用タンクにした
って書いてあった
だからバケツってのは合理性があるんじゃないかな

無題
Name名無し 22/11/01(火)21:45:40 No.544404
イギリス軍ってウイスキーよりジンを供給してたんだろうか?
まあ熟成期間が必要なウイスキーよりジンのほうが製造は容易な気はするけど、かつては貧者の酒代表みたいなもんだったんだよねジンて
おれは海外産のジンは好きではないけどサントリーの翆は好きだなぁ
ソーダ割りにして日本の食事と合わせるとよく合う

無題
Name名無し 22/11/02(水)15:16:59 No.544428
チャレンジャー2MBT等にも装備されている
英陸軍の湯沸かし器
AFV boiling vessel
http://blog.livedoor.jp/koukisinn_tyoumiryou/archives/17536330.html

無題
Name名無し 22/11/06(日)09:33:24 No.544555
1667694804968

>紅茶とジンでイギリス人!

ロンドンの醸造所のジンでメジャーなのに「ビーフィーター」なるものがあるんですが、伝統あるこのジンのネーミング元は国王陛下の元でロンドン塔の衛兵を務めていたヨーマン・ウォーダーズの別称なんだそうで

同隊に牛肉が給与の一環として特に下賜されていたことが由来(諸説あり)だそうなんですが、「牛肉食い」とは如何にもエゲレス人らしい名前ではありますw

因みにエゲレス海軍でもジンは伝統的に愛飲されていたそうなんですが、下士官兵の方々に支給されるのがお馴染みのラム酒だったのに対し、主に士官室のオフィサーさん達のオサケであったそうなので、そういう意味ではより「高級品」という扱いだったのかも知れないですなあ

無題
Name名無し 22/11/06(日)09:44:44 No.544557
1667695484941

ごく近年まで、新造艦が就役した際には、必ず「ネイヴィー・ジン」のボトルとグラスを木箱に納めた、「ジン・コミッショニング・キット」の搭載が義務付けられていたそうなんですが、単に嗜好品としてのみでなく、薬用品としての効果を期待されていた「ネイヴィー・ジン」、戦闘の際に漏れだして火薬にかかってしまってもその発火を妨げないよう、特に度数を上げた仕様となっていったそうです(棒)

そんなわけで、船酔いの患者の為に、整腸効果のある薬用リキュールのアンゴスチュラ・ビターズと合わせた「ピンク・ジン」、マラリアの猖獗地帯である熱帯地の勤務時に、苦ーいキニーネを飲みやすく混入した「ジン・トニック」など、今でもバーのメニューでお馴染みのジンベースのカクテルのレシピが次々と生み出されていったそうなんですが、19世紀の海軍軍医だったサー・トーマス・デズモンド・ギムレット=サンなどは、壊血病の予防薬であったライムジュース/シロップを飲みやすくするためジンと混ぜて提供するアイデアを考案、その名と功績は今も「ギムレット」というカクテルに留められているとのこと

無題
Name名無し 22/11/06(日)09:47:00 No.544558


余談ですが、衛兵の方の「ビーフィーター」は現在も編成され続けていて、隊員は英国陸軍・空軍・海兵隊で少なくとも22年間優秀に兵役を勤め上げた人材の中から選抜されるものの、2007年まではこよなくジンを愛する英海軍出身者のみは入隊できなかったそうです

理由としては、他の軍では将兵が国王陛下に忠誠を誓うのに対し、海軍水兵のみは海軍本部に誓う、という伝統というか建前の所為であったそうなんですが、2007年に故エリザベス女王のとりなしにより、ようやくヨーマン・ウォーダーの一員に加わったんだうで

おかげで晴れて海軍出身者も、古式ゆかしいユニフォームに身を包み、「ビーフィーター」のボトルのラベルの中を歩く資格を得られるようになった、というお話になるんですかしら…

無題
Name名無し 22/11/06(日)10:04:41 No.544559
1667696681365

>貧者の酒代表みたいなもん

味を楽しむより酔っぱらう事を目的とした安酒としてアル中患者が多く出たので
ジンを飲むのをやめて「健康的な」ビールを飲もうというキャンペーンが張られた事もあった

いまのストゼロに近いところがある
その中から研鑽を重ねた名酒も生まれ地位を上げていったわけだ

無題
Name名無し 22/11/06(日)11:55:55 No.544563
ジン自体はもともとオランダ生まれの酒だけど、対フランス戦争にイギリス軍が支援で行ったり
逆にオランダ生まれの君主がイングランドに行ったりしたのがイギリスでも広まったもとらしい
歴史を感じる話やね

無題
Name名無し 22/11/07(月)01:52:53 No.544588
1667753573314

WW2中、「ソードフィッシュ」雷撃機のパイロットだったチャールス・ラム=サンによると、

「われわれの食事と言えば、戦争中ずっとおなじみだった献立で、コーンビーフのサンドイッチ、飲み放題の紅茶、時おりのジンなどだった」

…とのことなんですが、空母「イーグル」に乗艦していた際には
「非番の搭乗員たちの『戦闘配置』の場所が、控え室の酒場」…と聞いても、「いっこう驚かなかった。どうせ死ぬなら酒のグラスを片手に持っていた方がいいから、その意味ではここは格好の場所のように思われた」

…そうですw

無題
Name名無し 22/11/07(月)01:54:25 No.544589
1667753665665

そんなラム=サンがギリシャの陸上基地から作戦に従事していた際のこと、基地を空襲に来た独空軍のJu87爆撃機が撃墜され、そのパイロットの一人が捕虜となったのを憲兵隊の到着まで航空隊で身柄を預かったそうなんですが、

「金髪で目鼻立ちのいいハンサムな男だったが、ちょうどわれわれ海軍士官の一団が昼食にかかろうとして、手に手にグラスを持ったままグルリとかこむ形になったのを見て、びっくりした表情をした」
「パンにコーンビーフを塗りつけ、それを盛った皿が木箱の上に、きれいにまるくならべてあった。空襲の真っ最中に、しかも格納庫の中で、こんな風景に接するのは、彼には意外だったらしい」
「マコーレー(※同僚)がグラスにジンを注いで、ドイツ人に渡しながら『一杯やりなさい』と言った。思いがけないもてなしに、これまでのおどろいた顔つきが、こんどは信じられないという表情にかわったが、それでも彼は飲物を受けて『ありがとう』と言いながら、マコーレーにちょっと頭を下げた」
…とのこと

無題
Name名無し 22/11/07(月)01:54:44 No.544590
1667753684304

「イギリス海軍は、紳士ばかりですね」と感激するドイツ空軍パイロットさんと、暫しグラスを交えて歓談すると、奇縁というか、かつてラム=サンらの母艦「イラストリアス」を爆撃した相手であったことが判明したそうなんですが、それでも

「マコーレーがグラスに注ぎなおすと、彼はクンクン匂いをかいでいたところをみると、こんなに歓待してくれるのには、何か魂胆があるものと疑っていたことは確かだ。いくらイギリス人の頭がおかしいにしても、自分たちの艦を爆撃した奴に酒をすすめたりするものだろうか、と思っていたらしい」
「『毒は入っていないよ』とマコーレーは笑って言ったが、ついでに自分のグラスもいっぱいにした。『どうだ!』と言いながら、これ見よがしに中身を飲みほした」

…と、終始和やかなフインキは変わらないままであったそうです

九死に一生を得たあとで、仇敵だったエゲレス人パイロットさん達から振舞われたジンの味、恐らく独パイロットさんには忘れられないものになったんじゃあないでしょか…

無題
Name名無し 22/11/07(月)08:03:32 No.544591
スレ文はかつて流れていたジンのcmでしょうか(確か森高千里が歌ってたような)、緑茶とジンで日本ジンなんてのもあったような

なんだかんだ言いながら、同じ白人ということもあってかそれとも自らが首を絞めたのに加担した負い目があるからか、どこかの人種とは扱いが違う……

無題
Name名無し 22/11/07(月)13:40:41 No.544596
ヒトラー総統はもともとイギリスびいきでしたし、イギリス側にも戦争前は一定数の親ナチス派閥があったんですよね
そのへんから、なんとなくお互い忖度するような空気が生まれる余地があったんですかも…?

無題
Name名無し 22/11/07(月)14:23:59 No.544597
メシマズ国家同士で気が合うんだろう(暴言
実際どちらもとりあえず豆とジャガイモとベーコンさえあれば満足しそうだし・・・

無題
Name名無し 22/11/07(月)18:02:29 No.544600
イギリスはメシマズだけども世界に名だたる名酒があるだろ!
飯がまずい分酒がうまいから!
まあ俺はスコッチよりバーボンだけども

無題
Name名無し 22/11/07(月)20:32:04 No.544608
「モスキート」爆撃機のパイロットだった、ロバート・カークパトリック=サンという方によると、氏の部隊では戦時中、補給の混乱からか搭乗員の食卓には芽キャベツばかりが良く並んだんですとか

問題はこの野菜、食べると非常に腸内ガスが発生しやすかったんだそうで、「モスキート」が離陸後高度を上げると、どうしても不可避の生理現象に襲われてしまったそうなんですが、生憎「モスキート」のコクピットはパイロット側の小窓が一箇所開くのみという換気性の悪さで、充満するガスに耐えながらの飛行の苦痛は筆舌に尽くしがたいものであったそうです(棒)

一方、「ランカスター」4発重爆の上部銃手だったW・E・モンテース=サンという方が、爆撃機隊におけるある一日の食事内容について語られた記録が残されているんですが、それによるとまず一日の始まりは勿論、起き抜けに従兵さんが持って来てくれる、特に濃い紅茶の一杯から

無題
Name名無し 22/11/07(月)20:33:45 No.544609
0730時からの朝食はお粥(ポリッジ)、ベーコン、ソーセージ、卵に揚げパンとトースト、ママレードに温かいお茶と云う典型的なエゲレス式メニュー1000時のお茶を挟んで、1200時ごろからの昼食はブラウン・ウィンザースープにレバーとベーコン、ポテト、ニンジンにカスタードクリーム付きのタルト

氏によればカスタードクリームは、調理担当者にとっては空腹の若い搭乗員さん達を満足させるのにうってつけだったそうで、計算してみた所戦時中消費したカスタードは年間約90ガロンに達したと推定されたとのこと

1630に再びお茶、そして1730、いよいよドイツに向けて夜間爆撃に飛び立つ前、最後に取る「ナイト・フライング・ミール」は、ベーコンにソーセージ、卵、ベイクドビーンズにポテトチップス、これらを1パイントの牛乳で流し込んだのち愛機へ搭乗

翌朝、幸運に恵まれ独夜戦にも高射砲にも食われず帰り着けたなら、規定通りダブルのラム酒を振舞われてから朝食をとり、就寝したそうです

無題
Name名無し 22/11/07(月)20:34:29 No.544610
http://may.2chan.net/39/src/1667820869644.jpg
一方、最長で12時間に及んだという飛行中の食事について、やはり「ランカスター」のガナーだったロバート・ボブ・ゴーハム=サンの証言から引用させて頂くと、飛行前に支給される「フライング・レーション」の内容は

「サンドイッチが2~3個(普通はスパム)、チョコレートバー、チューインガム、大麦糖キャンディー、"Horlicks”タブレット(麦芽ミルク錠剤)」

…などであったそうなんですが、当時の記録写真を見ると、他にも温かい飲み物の入った魔法瓶や、オレンジなどの果物なども支給されていたのが見てとれましたり

ゴーハム=サンによれば、チューインガムは米国リグレー社製のものが定番であったそうなんですが、飛行中高度の変化による気圧差から鼓膜を保護する為の必需品であったとのこと

無題
Name名無し 22/11/07(月)20:35:11 No.544611
http://may.2chan.net/39/src/1667820911663.jpg
チョコレートバーは英国の老舗チョコレートメーカーであるキャドバリー社の「フライズ・チョコレート・クリーム」バーが定番で、大麦糖も大麦水と溶かした砂糖を混ぜ合わせて作る、向こうではお馴染みのキャンディーであったそうなんですが、飛行中の眠気覚まし、もしくは不時着した際の行動力を維持するために、覚醒剤(アンフェタミン)の錠剤なんてのも幾つか支給されていたそうです


「リグレー」のチューインガムや、「フライズ・チョコレート・クリーム」バー、更に大麦糖や麦芽ミルク錠剤などは現在でも販売されているようですし、当時から英国の方々には民間でもお馴染みのお菓子であったんでしょうが、なんならAMAZ●N等で日本でも入手出来る昨今、ジンやラムはちょっと…という方は、こちらで当時のエゲレス搭乗員気分を味わってみる、というのは如何でしょうか…w

無題
Name名無し 22/11/08(火)13:26:23 No.544620
むしろ主食というか普段の普通の食事が美味しくないから、間食の質が発達した可能性も…(笑)
でもいくらイギリス料理とはいえ、出撃前のもしかしたら最後になるかもしれない食事がベーコンエッグというのは、少し質素すぎる気もしますね
まあ、毎回ご馳走を用意していたら追いつかないくらい頻繁に出撃していたということなのかもしれませんが…

無題
Name名無し 22/11/08(火)15:48:01 No.544622
英国人にはご馳走なんだろ(ぼう
ただ、Uボートの通商破壊で締め付けられてた英国本土なら、本物の卵や
ベーコンは案外貴重品だったんじゃないか

無題
Name名無し 22/11/08(火)21:07:39 No.544631
卵の保存食といってもピータンかさもなくば全卵粉末くらいだろうしなあ

無題
Name名無し 22/11/09(水)18:54:10 No.544649
http://may.2chan.net/39/src/1667987650956.jpg
1943年、夜間爆撃から帰還して食事を摂るアブロ「ランカスター」爆撃機のクルーさん達だそう
ベーコンエッグの皿はスクランブルエッグではなく、目玉焼きのようですので、当時大量に供給されていた米国産の(不味い)粉末卵ではなく、ちゃんと殻付きの卵が使われていたようですが…みなさん、やっぱりすごく眠そうですなあ

因みに、英空軍博物館の史料編纂人であったピーター・エリオット=サンが当時の搭乗員訓練教官に聞いた所によると、エゲレス爆撃機の後方銃手の訓練課程で一番多かった落第理由は射撃のワザマエの良し悪しではなく、「料理が出来なかったこと」であったそうですw

といっても、当時の機内に凝った調理設備が有るわけでなく、料理と言っても缶詰を温めるぐらいが関の山だったわけですが、裏を返せばそれすらもできないというのが、当時の英国人男性の平均的家事スキルの程を示している…というお話なんだそうで

無題
Name名無し 22/11/09(水)18:57:33 No.544651
http://may.2chan.net/39/src/1667987853342.jpg
それでもやはり、十数時間を超える長距離飛行を行う爆撃機や哨戒機の搭乗員さん達にとって、食事は飛行中の数少ない楽しみの一つとあったわけで、WW2後の冷戦期に対ソ連の潜水艦哨戒に当たったアブロ「シャクルトン」哨戒機のクルーの皆さんの間では、飛行中の(間食でない)メインの食事は、少なくとも3品以上がならぶ「コース料理」を取ることに誇りを抱いていたんですとかある日の哨戒飛行を例にとると、出発前に地上の食堂で取った朝食は(もちろん)
「ベーコン、卵、ソーセージ、豆」
…であったのに対し、飛行中に機内で提供された昼食は
「チキンスープ、ステーキ、キドニーパイのポテト・エンドウ豆・ニンジン添え」
…という内容で、これにクリーム添えのマンダリン・オレンジとコーヒーがデザートに付いたとのこと

もっとも、「シャクルトン」の機内ギャレーもやはり設備と言っては電熱ホットプレートと湯沸かし器が一つずつあるのみ、前記の料理も残念ながら全て缶詰を開けて温め、皿に盛るだけであったようです

無題
Name名無し 22/11/09(水)19:01:35 No.544652
http://may.2chan.net/39/src/1667988095712.png
また、やはり冷戦期に英国核戦力の一翼を担った、ジェット爆撃機アブロ「バルカン」機の場合、5人のクルーの座席各々にスープの缶詰を差し込める「スープ・ヒーター」が備えられているという文化的な構造で(棒)
十数時間を超えるミッションの間、少なくとも機内に持ち込んだサンドイッチに温かいスープを添えるぐらいは出来たそうです
もっともこのヒーター、効率が凄く悪かったようで、缶詰一つ温めるのに90分間かかった、なんて笑い話のネタにされてしまうシロモノだったそうですが

それでもある「バルカン」の副パイロットさんなどの場合、「スープ・ヒーター」に缶をただ置いておいたつもりでいた処が、うっかり電源が入ったのに気付かないまま放置そしていざさあ温めようと缶にナイフで蒸気抜きの孔を開けた瞬間、すでに充分すぎるほど暖まっていた野菜スープが暑い蒸気となって、「バルカン」の狭いキャビンの中に噴出してしまったとのこと

…やはり爆撃機クルーの教育に於て調理訓練は重要項目、という事なんでしょうか…!

無題
Name名無し 22/11/13(日)18:47:04 No.544745
1668332824570

WW2末期、廃墟と化したベルリン・ブランデンブルグ門前で紅茶を受けとるためにNAAFI(NavyArmyandAirForceInstitutes)の「モビル・キャンティーン」に並ぶエゲレス人兵士さん達の図
ある意味、戦車より装甲車より到着が待ち焦がれられていた車両だったのかも知れませんですねえ

因みにNAAFI(陸海空軍慰問協会)はエゲレス政府が運営する非営利団体で、現在でも世界中の英国各軍基地、果ては海上を航行する艦艇の中で、軍人さん達に飲食・物品販売・ランドリー・バー・クラブなどのサービスを提供しているそうなんですが、その起源はWW1中、軍隊食堂での給食事情に不満を抱いた一部軍人さんの改革運動に発したものであったそうです
それが1920年、当時国務長官だったウィンストン・チャーチル=サンの主導の元で陸・海・空軍に統一してケータリング及びレクリエーションサービスを提供する団体としてまとめられ、以降平時及び戦時に英国軍将兵さん達の慰労を担当し続けているんだそうで

無題
Name名無し 22/11/13(日)18:48:15 No.544746
もっとも、WW2中「スピットファイア」戦闘機のパイロットだったJ・E・ジョンソン=サンによると、戦中NAAFI食堂で提供される紅茶は
「いつもながらの生ぬるい黒褐色をしたお茶」
…という、あまり上等なシロモノではなかったそうなんですが、それでも例えばドーバー海峡を越えて侵入したフランス上空で、ドイツ軍の戦闘機や対空砲火との熾烈な戦闘をくぐり抜けてきた後などは、いつもより美味しく感じられたとのこと

ジョンソン=サン曰く
「各小隊ごとに1台割り当てられている貧相な小型バンによじ登って、私たちはショップ矮躯へドライブする。そこの芝生に腰をおろして、婦人補助部隊員が持って来てくれるお茶を飲む」
「こうした若い娘たちは花柄模様をプリントした上着を着ており、ふだんの衿を立ててネクタイを締めた男っぽい服のときよりは、はるかに女らしく魅力的だ」

無題
Name名無し 22/11/13(日)18:50:03 No.544747
「私たち士官のなかの一人は有名なコンサート・ピアニストで、ベートーベンの協奏曲からひとつの楽章を弾いてみせる。美しいメロディーが家中に拡がり、庭にまで流れてくる。わずか1時間前の戦いで流した汗は、私たちの若い体からようやく乾いてい」

…ったそうです

結局紅茶の味を決める一番の決め手は、どんな茶葉か、どんな淹れ方か…ということよりも、誰とどんなシチュエーションの下で飲むか…ということなんではないですかしら…w

無題
Name名無し 22/11/13(日)21:13:47 No.544755
僕はビクトリアスタイルのメイドさんに淹れてもらって飲みたいです!
それにしても、一応イギリス人でも食い物の味の良し悪しを気にするんだな(暴言

無題
Name名無し 22/11/14(月)16:27:20 No.544776
>それにしても、一応イギリス人でも食い物の味の良し悪しを気にするんだな
失礼だなあ
イギリス人は、フィシュ&チップスを包む新聞紙の銘柄にこだわるくらい、味にはうるさいんだぞ!

無題
Name名無し 22/11/14(月)18:41:13 No.544778
1668418873404

WW2中、ノルウェーのフィヨルドに潜む独戦艦「ティルピッツ」を襲撃した、エゲレス海軍のX型潜航艇の乗組員さん達の糧食は、「肉と2種の野菜」「ビーフシチュー」「ベイクド―ビーンズ」などの缶詰の他、オイルスキンのタバコポーチに保管される非常に固い「船のチョコレート」などが支給されていたそうです

「テーブル」はジャイロコンパスの上で、食事の後はチェスやルード(双六の一種)も行なわれたそうなんですが、ゲームの進行が早く刺激的な、海軍独特のルード・ゲームの1種などは「酸素の消費が激しいため」禁止されていたとのこと

それでも、数日間に渡る航海に臨むに当って、
「各人が住み心地と食生活をよくするために、できるだけのものを持ち込んでいた」
…そうなんですが、狭い艇内には一応電熱調理器が備え付けられていて、簡単な調理ぐらいは行えたんですとか

無題
Name名無し 22/11/14(月)18:41:53 No.544779
1668418913935

そんなわけで、例えば部隊の1隻「X-7」号艇のある日のメニューでは、
「トマトスープと、羊の舌と、はっかの香料入りのグリーンピースを料理して、ぜんぶを丹念にまぜた。このうまい食事の終わりには、ミルクをかけたいちごも出た」
…そうなんですが、乗組員さん達はこのメニューを「サヴォイの料理」並、と自負していたそうです

「サヴォイ」はロンドンで戦前から営業していた高級ホテル&レストランで、戦中にはチャーチル首相もよく官邸の面々を引き連れて訪れていたという有名店だったのが、X艇のクルーの方々のジョークの種になった…という話なんだそうで

一方、「X-6」号艇の艇長だったドナルド・キャメロン=サンの回想によると、いよいよ「ティルピッツ」を目がけて発進した際、氏の乗艇は余りにも大量に缶詰を積み過ぎため、約15度も傾斜した状態になってしまったんだそうで

無題
Name名無し 22/11/14(月)18:42:30 No.544780
1668418950475

わけても多かったのがオレンジジュースの缶詰で、クルーの一人は
「ぼくのおばあちゃんなら、これだけあれば戦艦が撃沈できるというでしょうね!」
…と冗談を飛ばしたそうなんですが、流石に作戦に支障を来すと、泣く泣く半分ほどを放棄せざるを得なかったそうです

それでも、航海中の食事の様子はやはり缶詰がメインながら、

「キャメロンがかわいた服に着替えをすましてから、潜望鏡でのぞいているあいだに、他の連中は電熱器をつけた。ゴダードが目玉焼きをつくり、いわしの缶詰を開けてチョコレートをわかした。
『くそっ!艇のなかがくさいぞ』と、やぶから棒にケンドルがぼやいた。
『ぼくがいま、チーズの缶を開けたからです』とゴダートが答えた。
『ネルソンのころの時代ものにちがいない!』」

…という、和気藹々としたものであったとのこと

無題
Name名無し 22/11/14(月)18:44:00 No.544781
1668419040823

そんなキャメロン=サン達が首尾よく碇泊する「ティルピッツ」に取りつき、ミッション達後に初めて艇外でありついた食事は「コーヒーとチョコレート」であったそうなんですが、これらは「ティルピッツ」と衝突して航行不能になった「X-6」号艇を自沈させたのち、捕虜の身で乗艦した当の「ティルピッツ」の士官室で出されたものだったりしましたり

しかも御馳走になって幾らもしない内に、海底に仕掛けた爆薬が爆発、大損傷を受けた艦内は大混乱に陥ったそうなんですが、幸い「ティルピッツ」の艦長以下は非常に寛大で、キャメロン=サンらはあたたかい飲み物のお代わりを与えられた上、ジンなども少々ねだって、沈没を免れた艦内で一晩ぐっすり眠ってから、翌日収容所へ送られたとのこと

大胆不敵な行動が、反って相手の敬意を勝ち得たのかも知れませんが、沈めようとした相手に一杯御馳走になって、宿までお世話してもらったというのは、随分大きな戦果のおまけだった気がしますですねえ…w
引用元:http://may.2chan.net/39/res/544385.htm