無題Name名無し22/04/15(金)12:14:19 No.537034

AH-64A_Apache_Greek_Army_Stefanovikion_5
AH-64A Apache Greek Army Stefanovikion
Jerry Gunner from Lincoln, UK


本日4月15日はヘリコプターの日らしいですわよ
というわけで軍用ヘリコプタースレ


無題Name名無し 22/04/15(金)12:17:41 No.537035
800px-UH-1H_Iroquois_-_Fly_Navy_2017_(34308870903)
UH-1H Iroquois - Fly Navy 2017
Airwolfhound from Hertfordshire, UK


古今東西ヘリ作戦の運用考察から各自の好きな機種までなんでも語ってどうぞ

無題
Name名無し 22/04/15(金)12:23:50 No.537036
多分陸自のヘリの話で殴り合いになる
特にAH-64DとUH-2関連

無題
Name名無し 22/04/15(金)13:26:22 No.537037
その辺は既に幾度も語り尽くされてて答えも出尽くして不毛の大地と化してるから
あえて話題に出そうとするならよほどのにわかか煽り荒らしの類いよ

無題
Name名無し 22/04/15(金)13:49:37 No.537038
にわかですが今後は攻撃ヘリはドローン化してこれまでのは廃品になるね
輸送ヘリは残るとしても

無題
Name名無し 22/04/15(金)16:14:29 No.537041
ハインドは、良いぞ
"コブラ"と"ヒューイ"を別々に持てる余裕の無い国にはこれ1種類2機で輸送とエスコート出来るのがええんよ
無駄にデカイし重いけどな

>にわかですが今後は攻撃ヘリはドローン化してこれまでのは廃品になるね
にわかなら「今後は攻撃ヘリはドローンで代われるんですか?」くらいがええぞ
断言したらそれは+知ったかぶりや

無題
Name名無し 22/04/15(金)17:51:28 No.537046
>"コブラ"と"ヒューイ"を別々に持てる余裕の無い国にはこれ1種類2機で輸送とエスコート出来るのがええんよ
じゃ、じゃあハボックとヒップは配備しなくていいんじゃ…?

無題
Name名無し 22/04/15(金)23:58:29 No.537062
>じゃ、じゃあハボックとヒップは配備しなくていいんじゃ…?
あくまでも別々に持てる余裕が無い国ならありだと思うけど
別々に持てるならそりゃ攻撃ヘリと多用途ヘリ別々が良いさ

無題
Name名無し 22/04/16(土)09:50:48 No.537074
>あくまでも別々に持てる余裕が無い国ならありだと思うけど
>別々に持てるならそりゃ攻撃ヘリと多用途ヘリ別々が良いさ
じゃ、じゃあハインドっていらないんじゃ…

無題
Name名無し 22/04/16(土)09:59:34 No.537075
HH-3E_31st_ARRS_at_Crow_Valley_Range_1984

CH53の面影があるS61Rが好き
CH53E/Kはかなりきかんぼうだけど無印は結構な国で使ってたんだな

>No.537074
ハボック買えればいいんだろうけど金がないから、比較的安いハインドを攻撃ヘリとして、
輸送はついでって感じの運用の国ばかりのような…

無題
Name名無し 22/04/15(金)17:22:24 No.537043
https://i.redd.it/42n5oksiz2g11.jpg
1945年、エゲレス本国ハンプシャー州アンドーバーに開設された、同国初のヘリコプター訓練学校での米国シコルスキー社製R-4「ホバーフライ(ハナアブ)」機を用いた訓練風景だそうで

このように、英国ヘリコプターパイロットコースの最終課題は、ホバリングしながらカップに並々と注がれた紅茶を一滴もこぼさず受けとれるようになること、なんですとか(嘘)

因みに「R-4」は英国が初めて導入した実用軍用ヘリコプターなんですが、英三軍での初期のヘリコプター部隊の任務は空軍がレーダーの校正戒であったとのこと

無題
Name名無し 22/04/15(金)17:25:22 No.537044
http://may.2chan.net/39/src/1650011122707.jpg

「R-4」はWW2中から米軍でも導入が進められていて、海上運用でも各種任務への適正について試験が繰り返されていたそうなんですが、同盟国の誼でそのデモンストレーションに招かれていた英国側はその有用性に直ちに着目、早速数機を購入しているんですが、英海軍最初の「ヘリコプター搭載艦」に選ばれたのは軍艦ではなく、「ダゲスタン」という名の7200トンほどの平凡な武装商船であったそうです

同船は大西洋航路を往復する無数の護送船団のフネの中の1隻として、すでに数年間お仕事を全うしていたのですが、1943年に米国で艦尾甲板に簡単なプラットフォームを設置する改造を受けると、翌44年1月6日、ここにフロート付きの「R-4」2機を露天で搭載した姿で護送船団HX274に加わりニューヨークを出港、航海中船団護衛におけるヘリコプターの有用性について、実用試験を行ったんだそうで

無題
Name名無し 22/04/15(金)17:25:57 No.537045
http://may.2chan.net/39/src/1650011157164.webp
もっとも、「ダゲスタン」が「護衛ヘリ」を塔載して航海したのは結局この1度のみで、その後は再び普通の貨物船として運用されたそうなんですが、その後まもなくエゲレス海軍では当初7機であった「R-4」の英海軍型「HNS-1(HelicopterNavySikorskyーmodel1)」の発注数を20機と大幅に増やしているそうですので、恐らく試験結果は満足のいくモノであったんではないですかしら

余談ですが1941年建造の「ダゲスタン」はその後無事戦争を生き残り、戦後は民間商船にもどって各国で数十年働き、1969年に解体されているそうなんですが、戦争前半には所謂「CAMシップ」に選ばれて船首甲板上にカタパルトと「ハリケーン」戦闘機1機を積んでい
たこともあったんですとか

「ダゲスタン」では実際に「ハリケーン」を発射する機会はなかったそうなんですが、結果的に固定翼機と回転翼機の両方を「艦上機」として塔載したことがあるという、商船とは稀有な経歴を持つことになったみたいですねえ…w

無題
Name名無し 22/04/16(土)00:05:41 No.537063
そういえば偶然興味深いニュースを見つけたんだが
昨日、アメリカがウクライナへ8億ドルの追加支援を発表し、
その中に18基の155mm榴と40000発の砲弾、200両の装甲車と300機の無人機"スイッチブレード"に加えて
11機のmi-17があるらしい

https://www.reuters.com/world/europe/us-announces-additional-800-million-military-aid-ukraine-2022-04-13/

無題
Name名無し 22/04/17(日)09:49:51 No.537111
http://may.2chan.net/39/src/1650156591567.jpg

WW2中ヘリコプター導入を決めたエゲレス軍では、米国に各軍の将来のヘリパイロット・整備員要員を送って訓練を受けさせたほか、1944年末には9機の「R-4」を英国内での初期機材として使用するため、護衛空母「セイン」で英本国に輸送したそうなんですが、45年1月15日にアイリッシュ海まで到達した所で「セイン」は独Uボート「U-1172」の雷撃を受け、積荷の「R-4」は全機が陸揚げされたものの、損傷が激しいと判定された「セイン」は結局解体処分とされてしまったそうで、ヘリ9機の「運賃」としては、えらく高くついてしまったんではないでしょか(棒)

因みにその頃米国内でヘリコプター講習を受けていた英人パイロットの一人に、アラン・ブリストウ=サンという方がいらっしゃるんですが、この方は元々英領インド汽船会社所属の船乗りであったものの、1942年4月6日にベンガル湾でIJN重巡「熊野」「鈴谷」らに乗船を撃沈されていて、更に同年8月18日にはアゾレス諸島沖で独潜U-214の雷撃によりふたたび乗船が沈没、日独2ヶ国のフネにより、二度に亘り海水を飲まされるという経歴の持ち主であったそうです

無題
Name名無し 22/04/17(日)09:51:02 No.537112
http://may.2chan.net/39/src/1650156662077.jpg

その後英艦隊航空隊に入隊してパイロットの道に進んだブリストウ=サン、先述のように英国で初めて「ホバーフライ」を操縦するメンバーの一人となるんですが、1946年にリバー級フリゲイト「ヘルムズデール」への海上着発艦実験を成功させ名を馳せると、退役後にはウエストランド・エアクラフトに、同社初のヘリコプター・テストパイロットとして就職したとのこと

もっとも、まもなくセールス・マネージャーと揉めて折角の就職先をクビになり、暫くはフリーランスのパイロットとして根無し草の生活を余儀なくされるものの、1949年には一念発起して自らヘリコプターの販売及び運用サービス会社である「ブリストウ・ヘリコプター」社を立ち上げたんだそうで

早速折からインドシナ紛争の真っ最中のフランス軍に、米国ヒラー社製ヘリコプターの購入を持ち掛けるんですが、その際戦場でベトミンの包囲網の中から仏軍兵士の負傷者を、自ら操縦するヘリで救出するという最高のデモンストレーションを披露、序にその功績により仏側から戦功十字章も受けているんですとかw

無題
Name名無し 22/04/17(日)09:52:00 No.537113
http://may.2chan.net/39/src/1650156720883.jpg

「ブリストウ・ヘリコプター」はその後捕鯨や油田開発事業などへのヘリコプター運用サービスの提供、地方航空便の請負、パイロット訓練などを行う企業として順調に成長、エゲレス軍や沿岸警備隊とも訓練や捜索救難任務の委託を受けるなど密接な関係を築いて、英国内最大にして、世界でも有数規模のヘリコプター運用会社にまでなっているんだそうで

そんな波乱万丈な一生を2009年、85歳で終えたブリストウ=サンが、仮に1942年のベンガル湾でIJN重巡の20サンチ砲の砲撃を受けた時、フネと一緒に海の藻屑と消えてしまっていましたなら、或は戦後の英国もしくは世界のヘリコプター事情も、だいぶ違ったものになっていたかもしれないですねえ

無題
Name名無し 22/04/17(日)10:58:36 No.537118
第二次大戦中は影の薄かった軍用ヘリも戦後は爆発的に普及したよね
飛行船よりもっと手軽でかさばらない垂直離着陸できる新しい航空機、
今でいうドローン並に便利な装備の登場だったのかも・・・

無題
Name名無し 22/04/17(日)13:52:05 No.537122
1650171125015

ドイツもコリブリの開発に成功し量産に着手したものの
結局Uボート用のジャイログライダー置き換えには至れませんでしたね

無題
Name名無し 22/04/17(日)13:53:58 No.537123
1650171238964

空からの目視索敵用なので本当に小さい

無題
Name名無し 22/04/17(日)20:04:06 No.537141
ヘリコ・プターな衝撃

無題
Name名無し 22/04/17(日)21:40:19 No.537147
ジャイロコプターgyrocopterはどうなるのかと調べたら
オートジャイロやジャイロプレーンとも呼ばれていた
コプターcopterは?と思って調べたらヘリコプターのこと
プターpterは翼, 翼に似た部分だそうです
どうも釈然としない

無題
Name名無し 22/04/17(日)21:16:03 No.537146
八丈島周辺の島の足
ヘリコプターはシコルスキーS76C+型(アメリカ製)
Hなロシアっぽい名前ですね

無題
Name名無し 22/04/18(月)07:55:43 No.537164
http://may.2chan.net/39/src/1650236143829.png
ダッシュですQH-50 DASH無人対潜ヘリコプター
対潜魚雷二本搭載のラジオコントロール
要するに軍用ドローンの御先祖様
80年ぐらいまで海自でも使ってました
スチール製の模型にも付録でついてたと記憶

鉄のくじら館にも展示してありました。

無題
Name名無し 22/04/18(月)18:31:16 No.537192
>ダッシュですQH-50 DASH無人対潜ヘリコプター
海自でも導入した分の半分は墜落してるから海自が上手に使ったというよりは
アメリカは不便だと思ったけど日本は不便だと思わなかったって程度の話な気がする
(雷電の振動の逆みたいな)

無題
Name名無し 22/04/18(月)08:12:47 No.537168
http://may.2chan.net/39/src/1650237167393.jpg
ドーモ、21世紀の艦上無人ヘリコプター
MQ-8Cファイア・スカウトです
対潜戦はしませんが、艦の目となり空から情報収集・斥候支援を行います

無題
Name名無し 22/04/18(月)16:25:13 No.537187
http://may.2chan.net/39/src/1650266713488.jpg
フランスのヘリコプターギョーカイの先駆者のひとりに、ルネ・ドランド=サンという方がおられたんですが、氏の設計でWW2の戦前1935年に初飛行した試作ヘリコプターは二重反転式のメインローターを備え、飛行性能も当時としては良好で、回転翼機による飛行性能世界記録を幾つも更新しているんですとか

これが仏軍当局の興味を引いたモノか、1938年にはフランス海軍からドランド=サンの会社に対し、「軍用ヘリコプター」の発注が出されているんだそうで

無題
Name名無し 22/04/18(月)16:25:45 No.537188
http://may.2chan.net/39/src/1650266745164.webp
「G-20」と呼称されたこのヘリコプターも、やはり二重反転式ローター機として構想されたそうなんですが、流線形に整形された胴体に突出部の無い機首密閉コクピットおよびV字型尾翼、主脚は引込脚という洗練された外観で、胴体内の2基のエンジンも、片方が故障の際には1基発のみで二基のローターを回せるよう切り替えられるという、なかなかモダーンな設計であったそうです

沿岸防衛と対潜水艦戦が主任務とされた「G-20」、操縦手1名とガンナー2名が乗り込み、旋回銃2丁と胴体下面の爆弾倉を備えるつもりであったそうなんですが、旋回銃座の一つはメインローター・マストの「内部」に設置され、ローター上面に射界を確保できるように考慮されていたとのこと

レシプロエンジンのプロペラ機ではよくプロペラ軸内を貫通して設置する同軸機銃装備などが見られましたけれども、差し詰めこちらは「同軸銃座」とも言うべき配置になるんですかしら

無題
Name名無し 22/04/18(月)16:27:15 No.537189
http://may.2chan.net/39/src/1650266835752.jpg
もっとも最終的には結局このユニークなローターマスト銃座は無しというコトに落ち着き、またメインローターの間隔を65センチと狭くしたためため、接触を防ぐ為に下のローターの直径をやや小さくせざるを得なくなり、飛行中上下の回転速度を別々に変える必要があるとされたそうです

ここまで窮屈な設計が求められたのは、どうも1934年に就役していた(当時)世界最大の仏潜水艦「シェルクーフ」への搭載が予定されていた為らしく、狭い格納庫内に納めるためということのようなんですが、海上での発進や収容にかかる手間が水上機より少ないと目されたヘリコプターを、仏海軍では次世代の潜水艦搭載機として期待していた、という話なんだそうで

もっともWW2の勃発とフランスの敗戦で「G-20」の開発は頓挫、戦後とりあえず形にはしてみたものの、結局試飛行も行われないまま「G-20」の試作機は廃棄されてしまったとのこと

無題
Name名無し 22/04/18(月)16:28:45 No.537190
http://may.2chan.net/39/src/1650266925231.jpg
余談ですがドランド=サンは1940年にも、別のヘリコプター「NC.2001」を設計しているんですが、コチラは二重反転式ローターではなく、独フレットナー Fl282や後年のカマン社製ヘリコプターのような交差反転式ローター形式であったんだそうで

やはり引込脚式(予定)で突出部の少ない先進的な外観はなかなかカッコいいんですが、こちらもやはり戦争で開発は中断、戦後になって試作機が1機作られたのみで終ってしまったそうです

戦争により夢を絶たれてしまった形のドランド=サンのヘリコプター、勿論結局見掛け倒しで終ってしまった可能性も有るわけですが、「潜水艦塔載ヘリコプター」という男の子のロマンめいた光景も含め、順調に開発が進んでいた場合の結末を見たかった気がしますですねえ…w

無題
Name名無し 22/04/18(月)19:33:10 No.537195
>二重反転式
固定翼の場合は「同軸反転式」って言うけど、なぜ違うんだろう

無題
Name名無し 22/04/20(水)03:29:45 No.537240
http://may.2chan.net/39/src/1650392985500.jpg
フランス空軍のパイロットで、アレクシス・サンティーニ=サンという方がいらっしゃいまして、WW2中はブロックMB174、ポテーズ631といった固定翼機のパイロットであったそうなんですが、戦後の1949年、ヘリコプターパイロットへの転換を命じられたそうです
当時仏領インドシナでは、独立を求める現地勢力との紛争の真っ最中だったわけなんですが、仏軍ではジャングルの戦場からの負傷者救出に、大規模な飛行場も必要なく、小回りの利く機材としてヘリコプターに注目しており、まずは米国からヒラ―社製モデル360(H-23)ヘリコプター2機を購入して、ささやかな部隊を編成したそうなんですが、その要員に選ばれたんだそうで

本国での基礎訓練を終えたサンティーニ=サンに、現地で様々な追加レクチャーを行ったのが、前述の「ブリストウ・ヘリコプター」創立者のアラン・ブリストウ=サンだったりするんだそうなんですがw
ともあれ、1950年5月16日には仏パイロットによるものとしては初のヘリ救出作戦に出動、無事成功させておられるとのこと

無題
Name名無し 22/04/20(水)03:31:57 No.537241
http://may.2chan.net/39/src/1650393117214.jpg
以降、引き続き任務を遂行するサンティーニ=サンの元に、徐々に新たなパイロットも参加して、今度はサンティーニ=サンが救出飛行の教官役を務める事になるんですが、そのもっとも初期の教え子の一人に、ヴァレリー・アンドレ=サンという、女性軍医さんがおられたんだそうで

アンドレ=サンは元々若い頃から空を飛ぶことには興味があり、地元の飛行クラブで訓練を受けていたりもしたそうなんですが、WW2の勃発でいったん中断、それでもその後医学の道に進んだ間に、パラシュート降下の資格を取ったりしているんですとか

志願して赴いたインドシナでもその資格を活かし、野戦降下して患者さんの治療に赴いたりもしていたそうなんですが、登場したばかりのヘリコプターの飛行を見ると、コレを使えればもっと多くの患者さんを救えるじゃない!と操縦要員に志願、サンティーニ=サンの部隊に配属され幾度か飛行を共にした後には、単独でも様々な医療飛行をこなし、「空飛ぶ軍医さん」として大いに活躍しているそうです

無題
Name名無し 22/04/20(水)03:34:07 No.537242
http://may.2chan.net/39/src/1650393247184.jpg

ともあれ、軍用レスキューヘリ部隊自体は紛争の間にその価値が証明され、人員規模が拡大されると共により高性能の新機材も追加、ヘリにより救出された負傷者の延べ総数は1万人を超えているんだそうで

サンティーニ=サンは帰国後は新たに創設されたヘリコプター訓練学校の校長として、多くのヘリコプターパイロットを養成、アンドレ=サンは航空医学施設などの勤務を経て、1959年からはアルジェリア紛争の際には現地で再び医療飛行任務に就くなど、共にフランスヘリコプター部隊の発展に大きく貢献しておられるんですが、そんなお二人は1963年に結婚されていたりするんですとか

共に仏軍ヘリコプター界のパイオニア同士のこのお二人、ヘリコプターが取りもった縁、ということになるのかもですが、直接間接的に少なからぬ数の兵士さん達の命を救った、「レスキュー夫妻」でもあったみたいですねえ…w

無題
Name名無し 22/04/21(木)18:21:04 No.537306
http://may.2chan.net/39/src/1650532864314.jpg
ヘリコプターによる戦場レスキューなんて聞くと、やっぱり一番先にべトナム戦争が思い浮かびますね
ヘリコプターがそれまでにない大規模に使用された戦争ということにもなるんでしょうか?
戦闘ヘリの登場もベトナム戦争からですし…

無題
Name名無し 22/04/21(木)21:50:08 No.537319
>ヘリコプターによる戦場レスキューなんて聞くと、やっぱり一番先にべトナム戦争が思い浮かびますね
朝鮮戦争も「M*A*S*H」のイメージも強いし

無題
Name名無し 22/04/22(金)18:57:12 No.537339
1650621432819

WW2中、「呂63」潜水艦乗組員だった木庭啓次さんという方の手記に、昭和20年4月、日本近海で遭遇した「ヘリコプター」についての記述が出てくるんですが、曰く

「関門中央水道通過後潜航試験を行う。浮上してみるとヘリコプターが低空で接近してくる。前方300メートル位を同航する小型貨物船の後部船員の挙動から、どうやらわれわれを敵潜と誤報したようである。浮上後でもあり何事もなく相互に手を振って別れ」

…たそうです

ただ、当時日本陸海軍で実用されていたヘリコプターは存在しませんでしたので、恐らくはこの「ヘリコプター」、実際は陸軍で採用されて、当時近海航路の対潜哨戒に用いられていたオートジャイロ「カ号」だったんじゃあないですかしら

無題
Name名無し 22/04/22(金)18:58:18 No.537340
1650621498645

因みにカ号の製造元だった萱場製作所には、萱場所長の意向で各方面から色々な人材が集められていたそうなんですが、その中の一人に山口一太郎さんという、ヘリコプターの研究者もおられたんだそうで

そしてこの方が私的に書かれた論文が横浜高専航空学科の広津萬里教授の目に留まり、コレが紆余曲折を得て昭和17年から横浜高専で国産ヘリコプター「特殊蝶番試作レ号」製作のきっかけの一つになったんだそうで、おかげでその縁から萱場社長からも資金提供、部品製作などで同機の開発に少なからぬ助力が寄せられることになったとのこと

無題
Name名無し 22/04/22(金)18:59:07 No.537341
http://may.2chan.net/39/src/1650621547770.jpg
もっとも、昭和19年7月に試作1号機が完成した「特殊蝶番試作レ号」、秘匿兵器めいた名称と、変則的なタンデムローター形式の機体構成は非常にカッコいいものの、結局性能自体は飛行実験機の域を出ないまま、遂に実用段階に進むことなく終戦を迎え、プロジェクト中止となってしまったのは周知の通りで

「和製軍用ヘリ」は、遂に大戦中には陽の目を見ずに終わってしまったわけですが、仮にもっと開発が順調に進んでいたならば、或は「呂63」が遭遇したのはオートジャイロの「カ号」ではなく、純ヘリコプターの「レ号」になっていたかもしれないですねえ…w

無題
Name名無し 22/04/23(土)18:33:33 No.537362
http://may.2chan.net/39/src/1650706413380.jpg
1945年、ボーイング社の社員だったホレース・T・ペンテコスト=サンが製作した「背負い式ヘリコプター」だそうです

同社在職中、回転翼機の研究のオシゴト担当だったというペンテコスト=サンが、普通の交通機関では到達困難なような場所にも、兵士一人一人が空を飛んで到達できるような装備が有ったら便利じゃない?と考え付いたのが始まりというこの個人用ヘリコプター、総重量はおよそ40kg、直径3.6mの同軸二重反転ローターに20馬力の出力というスペックであったとのこと

もっとも、ランディングギアは装着者の足そのものというこの背負い式ヘリコプターのアイデア、仮に飛行中に装着者が意識を失いでもしたら、巨大スリケンめいて不規則に空をさまよう凶器として、地上の人びとを巻き添えにネギトロ量産しかねない…というわけで、結局普通の形式の小型ヘリに設計変更されてしまったそうで(棒)

無題
Name名無し 22/04/23(土)18:34:04 No.537363
http://may.2chan.net/39/src/1650706444222.jpg

もっとも、人間一人を輸送できる最低限度の大きさの小型ヘリコプター自体は、偵察や観測、或は敵地からの不時着パイロット救出機材などに使用する目的で、一時期各国各軍でかなり真剣に研究が進められていたそうなんですが、二重反転ヘリ界の大御所として有名なソ連の設計者カモフ=サンが、オートジャイロ製作で経験を積んだ後に、自らの設計局を持つ独立のきっかけとなったヘリコプター試作機Ka-8、及びその発展型にして実用観測ヘリとなったKa-10も、パイロット一人が搭乗するのがやっとといった程度の小型ヘリコプターであったそうです

それでも徐々に実績と経験を積み上げて、次第により高性能・大型ヘリの生産が始まっていったわけですが、それでもある時顧客であるソ連軍当局から、まるで設計所の原点に立ち戻るような、折り畳み式の小型個人用ヘリコプターなんてものの開発を改めて要請された事もあったんだそうで

無題
Name名無し 22/04/23(土)18:34:47 No.537364
http://may.2chan.net/39/src/1650706487142.jpg
Ka-56と呼ばれるこの機体、敵地に侵入したソ連工作員の移動手段として、潜水艦で運べるよう要求されたそうなんですが、潜水艦自体からは発艦せず、隠密裏に魚雷発射管から格納容器に収納して射出、海岸で回収した工作員サン自らが組み立てて使用する機体であったんですとか

その為折り畳み時には直径50cmの格納容器以内に収まり、素早く組立てられるよう取りはずされる部品はメインローターのみで、容器から出して10分後には飛行可能になるよう工夫がこらされたそうなんですが、いくつかの技術的な問題から結局採用されることなく終わっているんだそうで

まかり間違えば、冷戦時代の北海道上空とかをこっそりこんなんが飛んでいたかも知れないわけですが、今の時代なら完全無人の自立飛行ドローンとかで、似たようなモノも造れちゃうのかもしれませんですなあ

無題
Name名無し 22/04/24(日)01:54:19 No.537388
http://may.2chan.net/39/src/1650732859593.webp
>仮に飛行中に装着者が意識を失いでもしたら、巨大スリケンめ

>いて不規則に空をさまよう凶器として、地上の人びとを巻き添えにネギトロ量産
>しかねない…
毎回そういうハチャメチャ展開になる刑事アニメがアメリカにありましてな…

無題
Name名無し 22/04/24(日)17:41:36 No.537410
http://may.2chan.net/39/src/1650789696972.jpg
>毎回そういうハチャメチャ展開になる刑事アニメがアメリカにありましてな…

むかーし日本語吹き替え版が夕方に放映されていまして、良く見てた記憶があります
主人公は機体(というのか)スペックの割にポンコツで、姪と愛犬のサポートで毎回ピンチを乗り切るんですが、回りからは難事件を次々解決する超有能警部に思われている…とか、某少年探偵コ〇ンのおじさん探偵みたいな話だったような…w

因みにこちらは1956年のアメリカ「メカニクス・イラストレイテッド」誌に掲載された「空の騎兵隊(SkyCavalry)」のイラスト

ウマの代わりに個人用ヘリにまたがった空飛ぶ騎兵隊が、慌てふためく敵軍に空から奇襲をかけてメッタメッタにやっつけている活躍(予想)図だそうです(棒)

無題
Name名無し 22/04/24(日)17:42:44 No.537411
http://may.2chan.net/39/src/1650789764732.jpg
もっとも、小松崎茂せンせいの描く少年漫画誌の口絵のようなこの想像図が掲載されたこの頃、実際にアメリカ陸軍内では「空の騎兵隊」構想について真剣に研究が進められていたんですとか

当時の米陸軍総参謀長だったマシュー・B・リッジウェイ=サンは、朝鮮戦争での体験からも「軍用ヘリコプター」の価値を十分に認識しており、1955年1月に行った陸軍航空再編成の際、アラバマ州フォート・ラッカーに陸軍航空センター及び米陸軍航空学校を新たに設置して、ヘリによる新たな戦術開発研究を行わせているんだそうで

この際、陸軍航空部長に選出されたハミルトン・ハウズ=サンは元々は第3・第6・第7騎兵連隊などで騎兵として軍歴をスタートさせたのち、WW2では第1機甲師団で機甲部隊を指揮、戦後は空挺資格も取得する…という多彩な経歴の持ち主なんですが、それ故かやはり「ヘリコプターによる騎兵戦術」の実現に熱心な一人であったそうです

無題
Name名無し 22/04/24(日)17:44:53 No.537412
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ともあれ、こうした「空の騎兵隊」構想を支持するジェネラルさん達の指導の下、ヘリ戦術研究のメッカとなったフォート・ラッカーでは様々な試験が開始されるんですが、その中には「ヘリコプター・ガンシップ」、即ち武装ヘリコプターの着想に基く、ヘリコプター搭載兵器のテストも含まれていたんだそうで

「空の騎兵隊」構想ではやはり朝鮮戦争の際の戦訓から、偵察や攻撃部隊の空中輸送の際、部隊を空中から支援する火力の提供が必要であると認識していたそうなんですが、そうした初期のガンシップの中に、パイアセッキ・ヘリコプター社製の双発タンデムローター輸送ヘリH-21、通称「フライング・バナナ」の改造機が含まれていたんですとか

無題
Name名無し 22/04/24(日)17:47:43 No.537413
http://may.2chan.net/39/src/1650790063101.png
テストされた塔載兵器は機関銃からロケット弾、種々の大砲まで多岐に及んだそうなんですが、ちょうど折からアルジェリア紛争で武装ヘリコプターの需要が生じていたフランスからも協力の依頼があったりもしたそうです

フォート・ラッカーのチームが開発したシステムを原型とする、フランスの武装「フライング・バナナ」の機本装備は7.62㎜機関砲2門に、68㎜もしくは37mmのロケット弾という組み合わせであったそうなんですが、アルジェリアで実際に実戦に投入後は、やはりヘリコプターによる強襲作戦実施の際、地上への火力支援による味方被害の減少に大きく効果を発揮して、以降フランス軍でも「武装ヘリコプター」との協同戦術の有効性が強く認識されるようになっていったとのこと

無題
Name名無し 22/04/24(日)17:49:43 No.537414
http://may.2chan.net/39/src/1650790183610.jpg
もっとも、元が人員輸送用の「フライングバナナ」は機動性という点では必ずしも満足のいく性能には至らず、フランス軍、そしてアメリカ軍も後の武装ヘリ開発の重点はもっと小柄かつ俊敏な機体に移っていったそうなんですが、それでも1950年代後半から始まったフォート・ラッカーでの「武装ヘリ」を含む一連の試験・研究結果は、後のベトナム戦争で実際にかつ大規模に実施される事になる、「空中騎兵」戦術の確立の為にに、少なからぬ貢献を為しているそうです

そういう意味では、「武装バナナ」の果たした役割は、実際に上げた戦果を越えてもっと大きく評価されるべきなのかもしれないですなw

因みにこれは余談ですが、武装「フライングバナナ」の初期試作機の中には、WW2中の4発重爆であるB-29用の12.7㎜遠隔操作銃塔を塔載した機体、なんてものもあったそうです

無題
Name名無し 22/04/24(日)17:51:01 No.537415
http://may.2chan.net/39/src/1650790261624.jpg
残された写真を見ると、弾倉含むターレット本体を機首下にポン付けしただけのテキトーというか武骨な姿なんですが、試験結果は作動自体は問題ないものの、重量的にやや過大に過ぎると判定されたようです

「フライングバナナ」自体はベトナム戦争でも米軍も使用し、自衛用の機関銃なども搭載してそれなりに有効ではあったものの、結局「ガンシップ」として使用は見送られているそうなんですが、それでもこの「旋回銃座」搭載型などは、ある意味ではその後のAH-1、AH-64、あるいは「ハインド」「ホーカム」のような、旋回機銃ターレット装備の武装ヘリの元祖、ということになるんでしょかね…?
引用元:http://may.2chan.net/39/res/537034.htm