無題Name名無し21/11/28(日)12:33:13 No.46317

本日はいいフランスパンの日らしいですわよ皆様

というわけで古今東西フランス軍スレ


無題Name名無し 21/11/28(日)12:48:22 No.46318
1638071302195


画像はイ400型登場までは世界最大のフランス潜水艦艦「スルクフ」
飛行機もつんで20センチ連装旋回砲塔付き!

陸海空なんでもどうぞ

無題
Name名無し 21/11/28(日)13:39:31 No.46324
主要なものは国産するし国際共同開発でも主導的な立場にいるイメージ
自分的には中国兵器のコピー元という偏見を持ってるけど…

無題
Name名無し 21/11/28(日)13:41:01 No.46325
http://cgi.2chan.net/f/src/1638074461584.jpg
第二次大戦中にアメリカで改修された戦艦Richelieuがなんか雰囲気が変わっていて良い感じ
後は艦橋も弄れば米戦艦化しそう

無題
Name名無し 21/11/28(日)14:08:25 No.46327
http://cgi.2chan.net/f/src/1638076105058.jpg
>「スルクフ」

同艦が就役当時、フランス海軍および世界の潜水艦の中で最大だったモノは艦体の大きさの他にもう一つあったんだそうで、何かといえば艦内の「ワインタンク」の規模であったそうですw

当時フランス海軍では戦艦含め海軍艦艇の乗組員に対し、日額およそ0.5リットルのワインが支給される規定となっていたそうなんですが、最大作戦日数90日と想定されていた「スルクフ」では、その間120名弱ほどの乗組員さんたちに飲ませるぶんを確保するために、5.2トン分のワインを収容できる、フランス潜水艦中最大のタンクが前部魚雷発射管室の後部床下、予備魚雷格納庫の前に設置されていたんですとか

無題
Name名無し 21/11/28(日)14:09:03 No.46328
http://cgi.2chan.net/f/src/1638076143381.jpg
もっとも「スルクフ」の艦内には通商破壊戦時に備えて、約40名の捕虜収容スペースも設けられていたそうなんですが、前述のワイン搭載量を正規の乗組員数×90日で割ればほぼギリギリとなりますので、どうも捕虜の方々の分のワインまでは用意されていなかったんじゃないか?なんて話もあるよーです

こ、これは捕虜への自軍の兵士と同じ待遇を定めた、ジュネーヴ条約違反になるんではないですかしらっ!?

無題
Name名無し 21/11/28(日)19:54:26 No.46351
>No.46325
考えたらアメリカ独立戦争の頃から米仏は仲良いんだよね
自由の女神像とかもフランス由来だし
>No.46327
フランス艦は艦内飲酒OKだったのね
・・・ていうか日英も飲めたし、禁酒のアメリカ海軍の方が実は少数派?

無題
Name名無し 21/11/28(日)20:07:43 No.46354
アルコールの支給は海上で安全な水を確保できなかった時代の名残とか、
アメリカ艦での禁止は禁酒法の影響なんではないのかとも思うけど、
船上で安全な水がそれなり潤沢に手に入るようになったのはいつ頃なんでしょうかね

無題
Name名無し 21/11/28(日)20:45:18 No.46364
>船上で安全な水がそれなり潤沢に手に入るようになったのはいつ頃なんでしょうかね
それこそ内燃機関が動力になって、船上で蒸留水作れるようになってからじゃないかなあ
それでも真水の補給自体は今でも必要なはずだけど

無題
Name名無し 21/11/28(日)21:01:52 No.46370
フランスの兵器は「設計者が図面を引きながら作る」と云われてる
だから取ってつけたようなのが出来上がるケースがよくあるとフランス人のライターが書いてたそうな

無題
Name名無し 21/11/28(日)22:38:09 No.46400
http://cgi.2chan.net/f/src/1638106689762.jpg
フランス水上艦艇にももちろん「ワイン庫」は当たり前の区画で、例えばWW1期の超ド級戦艦「ブルターニュ」型の艦内図をみますと、艦首側艦底、1番砲塔下の弾薬庫に並んで「VIN」の樽の収納場所が設けられておりましたり

おそらく同艦の戦闘能力に重大な影響を与える最大のウィークポイントはここですから、仏艦隊と戦闘の御予定のある方は、覚えておられるとよろしいかもしれません

因みに戦後の仏艦艇でもワインの重要性は変わらないようで、2001年に就役した原子力空母「シャルル・ド・ゴール」では、艦内に4つのバーが設けられていて(1つは将校用、3つは下士官兵用だとか)、ワインやビールその他のオサケが提供されているんだそうで

無題
Name名無し 21/11/28(日)22:40:33 No.46402
http://cgi.2chan.net/f/src/1638106833465.jpg
バーで(非番時に)飲むのは有償だそうなんですが、支払は現金でなく、各個の身分証明書を提示しての「電子決済」となっていまして、これにより一日の規定量を既に飲んだか管理システムが確認、「お代わり」を頼もうとしても拒否される飲み過ぎ防止システムが導入されているそうです

当直配置に就く前の飲酒や、パイロットでは搭乗前4時間からの飲酒も規制されるそうなんですが、飛行作業の無い日などには時に乗組員食堂で無料のワインが支給されることも有るんですとか

もっとも、その場合もやはりボトルは1日1本のみと定められているそうなんですが、ともあれ現在でも仏海軍にとって「ワイン」の重要性は変わらないまま、ということなんですかしら…

無題
Name名無し 21/11/29(月)12:26:03 No.46429
何気にヘリコプターを発明した国でもあったりする
自他共に公認する天才だけど発想が斬新過ぎて技術がいつも追い付いてない、という感じがフランスらしさ
戦車用のハイブリッド駆動システム実用化したのもこの国のFCMがやったしな
戦場に持っていった結果はお察しだが

無題
Name名無し 21/11/29(月)13:26:39 No.46431
>スルクフ
昔「終戦のローレライ」って映画がありましたね
漫画や小説も出て、結構大規模にメディアミックスしてたんですが、主役メカがドイツ軍に鹵獲されて日本に譲られたスルクフという(笑)
3発目の原爆投下を阻止するために、サイパン島まで遠征する…というストーリーでしたが、考えたら随分マイナーな兵器を持ち出した作品でしたね…

無題
Name名無し 21/11/29(月)14:06:48 No.46432
サイパン島から離陸する3発目のB-29を砲撃で撃墜する、という絵を撮るために選ばれた艦なので

無題
Name名無し 21/11/29(月)14:43:18 No.46435
>No.46402
戦闘レーションなんかもフランス軍は別格に美味いらしいしね
食べ物飲み物に拘るのはお国柄?
>No.46429
第一次世界大戦までは世界トップクラスの航空機先進国だったのにね・・・
どうして・・・どうして・・・
>No.46431
あったねー
話自体は紺碧の艦隊とかといい勝負だったけど

無題
Name名無し 21/11/29(月)17:40:07 No.46438
http://cgi.2chan.net/f/src/1638175207214.png
ヴォルタ(Volta)(モガドール級駆逐艦)
フランス大好き大型駆逐艦、大きいくせに快速、しかし防御はやや薄い…
全長137m 基準排水量2884トン 機関出力92000-118320hp 速力39(公試43)kt

138mm連装砲 4基8門、37mm連装機関砲 2基4門、13mm連装機銃 2基4挺
550mm3連装魚雷発射管 2基6門、550mm連装魚雷発射管 2基4門
爆雷投射機 2基、機雷または爆雷 40発

日本の軽巡 夕張とほぼ同じ艦容なんすけど・・・

無題
Name名無し 21/11/29(月)18:52:39 No.46443
http://cgi.2chan.net/f/src/1638179559068.jpg
ルノーFT
https://www.youtube.com/watch?v=2BlzSugZQZQ
日本陸軍は20両を輸入して運用研究などを行っていた。
後のNC型とともに満州事変に投入され、歩兵支援に従事する。

無題
Name名無し 21/11/29(月)21:27:38 No.46452
http://cgi.2chan.net/f/src/1638188858919.gif
片舷連装1基ずつとはいえ魚雷も撃てた空母ベアルン

無題
Name名無し 21/11/30(火)01:51:40 No.46466
http://cgi.2chan.net/f/src/1638204700925.jpg
>食べ物飲み物に拘るのはお国柄?

「シャルル・ド・ゴール」は原子力空母で、長期間の無補給航行が可能なわけなんですが、およそ最大45日間と想定されている航海中、約2000名の乗組員さん達を給養する設備も充実しているんだそうで

先述の艦内酒場の他にも、兵員用2ヵ所、士官用1ヵ所のキッチンが設けられており、70名ほどの給養員さん達(30名が調理、他がサービススタッフのようで)が用意する最大1日6千食の食事の為に、最大320トンの食糧を搭載できるスペースが用意されているんですとか

また各食堂や食品倉庫、製パン所やパティスリーは艦長用を除き艦尾に近い各甲板に集中していて、階層を貫く垂直エレベーターにより配食や食材の運搬がそれぞれに楽ちんに行なえる合理的な設計になっているそうです

無題
Name名無し 21/11/30(火)01:53:13 No.46467
http://cgi.2chan.net/f/src/1638204793629.jpg
毎日3人のパン焼き当番により焼かれる主食のパンの量はバゲットが1000個以上(およそ100キロ)、ロールパンが1万個(およそ600キロ)、これとは別に2名の「パティシエ」さんが週あたり6千個のケーキを焼き、日曜祝日にはクロワッサンも用意されるとのこと

1日に消費される肉類500~600キロ、野菜500キロ、果物400キロ等の生鮮食品や真水は、艦内倉庫の冷蔵冷凍庫からだけでなく、通常艦隊に随伴するデュランス級補給艦などから給油を受ける際にも補充されるそうです

これらの食材で提供されるメニューは、サービス形態は異なっても、基本的に下士官兵と将校サンで同じモノと決められているそうなんですが、パイロットさん達のみは飛行作業を意識して、場合によってはパスタやシリアルバーなどの「増加食」が支給されることもあるんだそうで

無題
Name名無し 21/11/30(火)01:54:11 No.46468
http://cgi.2chan.net/f/src/1638204851911.jpg
メニューの1例を挙げると

・Salade de gésiers confits
・Sauté d'agneau au curry
・Jardinière de légumes

…等で、他にもチーズなどの乳製品、果物なども食卓に並ぶそうなんですが、多くの場合パンも1・2種ではなく、オリーブ、ベーコン、ナッツ、ビール、トマト、カレー風味から、ライ麦パンなどの「田舎風パン」まで取り揃えた「パンビュッフェ」方式で提供されるんだそうで

上官から部下まで平等に同じ食事メニュー、というのは海上自衛隊でも同じ決まりですが、どうせならビュッフェ形式も倣ってみるのもいいですかも…?

無題
Name名無し 21/11/30(火)13:18:36 No.46495
>No.46438
超駆逐艦ってやつですな
確かフランスの仮想敵のイタリア海軍でも同じような大型駆逐艦作っていて、お互いに相手より大きな砲を・・・とやっている間にどんどんエスカレートしていったとか・・・
>No.46452
姿は近代的なんですけどねベアルン
速度が遅すぎて、戦争がなくても即解体されそう
>No.46466
アメリカ空母より小さいとはいえ、数千人分を欠かさず毎日だからねえ・・・
ただ原子力艦だし電力とかは贅沢に使えるのかな?

無題
Name名無し 21/11/30(火)13:27:24 No.46499
1638246444397

フランス製アンリ・ファルマン機で日本人として初めて飛行機を国内で飛ばした徳川好敏大尉
日本陸軍航空隊はその後もフランス空軍の指導・教育を受けていますので、のちに日本機海軍と陸軍で飛行機のスロットルの操作の向きが違うなんてことになったのは、イギリスに学んだ海軍と、フランスに学んだ陸軍の違いがそのまま残ったせいだそうです

無題
Name名無し 21/11/30(火)16:11:37 No.46504
まだ徳川幕府のころから陸軍はフランス式だったからな
函館戦争で幕臣側に付いた付き合いのいいフランス士官とかもいたはず

無題
Name名無し 21/12/04(土)17:18:19 No.46995
http://cgi.2chan.net/f/src/1638605899843.jpg
>函館戦争で幕臣側に付いた付き合いのいいフランス士官

ジュール・ブリュネ(1838-1911)ですよね
公開中の『燃えよ剣』の終盤にも出てましたよね

無題
Name名無し 21/11/30(火)16:43:41 No.46505
http://cgi.2chan.net/f/src/1638258221823.jpg
最後までFA-MAS後継の選定に残っていたFA-MASの遺伝子を受け継ぎし(見た目が似ているだけだが)東欧クロアチアのトランペット
相手が天下のHK様じゃなければワンチャンあったかもね
でもパリの警察には採用されました

無題
Name名無し 21/12/01(水)11:28:34 No.46572
>No.46499
第一次世界大戦の時、フランス空軍のパイロットとして戦った日本人も何人かいるのよね
中には戦闘機エースになった人もいたはず
>No.46505
ブルパップが未来の小銃を統一しそうと思われていた時代は確かにあったんよね・・・

無題
Name名無し 21/11/30(火)19:19:46 No.46510
1638267586678

マダガスカル島に上陸した連合軍に破壊された現地のMS406

無題
Name名無し 21/11/30(火)19:24:54 No.46511
1638267894775

こちらは捕獲されたポテ 63.11
同島の空軍戦力は元々の数の少なさに加え本国との連絡が途絶したことで練度も稼働率も低調
連合軍との圧倒的な戦力差の前に蹂躙されてしまったよう

無題
Name名無し 21/11/30(火)21:03:18 No.46520
VHS2は新生イラク軍が採用して対IS討伐などで使用してるな。FAMASってHK416Fに更新してもまだしばらくは使い続けるんでしょ?

無題
Name名無し 21/11/30(火)21:35:27 No.46524
1638275727553

フランスがエゲレス帝国とガチガチに鎬を削っていた17世紀の頃、時のブルボン王朝海軍大臣だったジャン・バティスト・コルベール=サンは、海軍力強化政策の一環として、大規模な植林政策を押し進めているんだそうで

後のナポレオン帝政時代まで続けられたというこの政策で生れた「ホワイト・オーク」の木の森は現在でもまだ残っていて、その面積は3万平方マイルを超える規模だそうです

一方、わが日本でも幕末から西洋式の木造軍艦の建造を始めるわけですが、初の本格的国産軍艦として横須賀で建造された「清輝」では、木材商から買い入れた材料木材の品質が芳しくなく、竣工後数年ではやくも艦体に腐蝕部分が多く発生する始末

そこで良い軍艦はよい木材から…ということで、改めて木造軍艦建造の大先輩であるフランスより、原木伐採の専門家を招くことに決められたんですとか

無題
Name名無し 21/11/30(火)21:37:46 No.46525
1638275866826

アドルフ・フランソア・ウジェーヌ・デュポン=さんというこの仏海軍造船大尉は、伐木技師という職名で明治7年に日本海軍と3年間の雇用契約を結び来日、以降精力的に日本全国を回って、軍艦建造に適する木材調査に従事されたとのこと

幸い横須賀造船所に近い伊豆半島、ことに天城山系の産材が良質であったことから、同山麓に海軍用材墨掛場が設けられたそうなんですが、そんな縁もあってか明治8年起工の国産スループは「天城」と名付けられていんだそうで

後に未成の巡洋戦艦/改造空母、WW2中の正規空母に引き継がれた艦名には、そんな明治日本の木造軍艦建艦事情および、仏海軍の造船士官さんに纏わる由緒があったというハナシになるんでしょかね

無題
Name名無し 21/11/30(火)21:39:02 No.46526
http://cgi.2chan.net/f/src/1638275942848.jpg
もっとも、当時世界の趨勢自体はすでに鋼鉄艦に時代が移りつつあったわけで、せっかく日仏協力のもと建設された伊豆天城山の海軍施設も、早くも明治16年にはお役御免として廃止されてしまっているそうです

本家フランスでもソレは同じ…だったはずなんですが、「ホワイトオーク」の木材自体は、ワインやブランデー、シェリーやウィスキーといった蒸留酒の熟成に用いる樽の材料に最適であったんだそうで、木造軍艦の原木としての需要が無くなった後も、今日にいたるまで酒造業界で広く利用されているんですとか

ホワイトオークの樽で熟成するワインには、得も言われぬ風味が添加される素敵な効果もあるんだそうなんですがw
先述のように、フランス軍にとって今日でもワインは重要な戦略物資の一つですから、かつてコルベール=サンの始めた植林事業は、ある意味今もフランス軍を支えていると言うことなのかも知れませんですなあ

無題
Name名無し 21/12/01(水)11:34:25 No.46574
>No.46510
本国が降伏したあと、結構連合軍側もえげつなく各地の残存フランス軍勢力狩っているのよね
>No.46524
横須賀軍港自体も、フランスのツーロンをモデルに作られたとかも・・・

無題
Name名無し 21/12/01(水)04:44:00 No.46556
フランス人にはワインはイギリス人にとっての紅茶みたいなものなのかな?
あまり飲むと肝心なときに影響出そうだけど…

無題
Name名無し 21/12/01(水)08:02:49 No.46559
http://cgi.2chan.net/f/src/1638313369598.png
イラクのVHS-2は治安部隊や政府系民兵には採用されましたが軍での採用はないようです

無題
Name名無し 21/12/02(木)00:58:04 No.46688
1638374284195

WW1前のフランス軍で、飲酒というかアルコールが陸海の兵隊さんの戦闘能力に与える影響を調査したことがあったそうなんですが、やはりライフルや大砲の命中精度が数十%低下したそうです

そこで仏軍当局は、各種の酒が兵隊さんに与える影響の大きさを比較、もっとも影響の低いとされたワインを支給することに決定したんだそうで…うん、合理的ですね(棒)

ともあれ、WW1を通じてワインは「ポイル(フランス陸軍歩兵の愛称)」さん達にとって重要なレーションの一つであったそうで、1914年に1日4分の1リットルと規定されていた配給量は翌年には2分の1リットルに倍増、さらに4分の3リットルにまで増加されているとのこと

無題
Name名無し 21/12/02(木)00:58:48 No.46689
1638374328377

主に南フランスが主な供給源となっていたという軍隊用ワイン、ポイルさん達の間では「ピナール」と呼ばれ親しまれていたそうなんですが、一般に白より赤の方が「男の血に火を点ける」というので好まれたそうです

もっとも、その品質は余り芳しいものではなかったらしく、水で割って支給されたこともあって、ポイルさんたちはしばしば自前のブランデーなどとカクテルにするなどして口当たりの悪さを誤魔化していたんだそうで

それでも衛生状態の悪い塹壕の中では比較的安全な飲み物ではあり、また時に記念日などにはシャンペンなどやや上質なオサケが配給されることもあった他、突撃前に「液体の勇気」として、ブランデーが1杯配られたりすることもあったんですとか

無題
Name名無し 21/12/02(木)00:59:38 No.46690
1638374378580

1915年の仏陸軍は12億リットル、翌年以降は年16億リットルを超えるワインを消費したと見積もられているそうなんですが、この膨大な「ピナール」の供給を支える為、各地方のワイン醸造所から製品を集積する保管倉庫、鉄道による輸送ライン、前線後方の貯蔵デポ、そこから塹壕まで輸送するトラックまたは馬車部隊…と、ワイン入りの樽を前線まで届ける兵站ラインの維持構築に、少なからぬ努力とコストが投入されていたんだそうで

実際、原料のブドウ生産量の低下で一時「ピナール」の配給が滞った際には、一部部隊で叛乱寸前の騒ぎまで起ったそうですから、フランス軍にはとっては当時かなり重要な補給物資であったということのようですなあ

無題
Name名無し 21/12/02(木)01:01:41 No.46691
http://cgi.2chan.net/f/src/1638374501845.jpg
また戦中フランスではワインこそは母なる祖国の大地の恵みであり、「ライン川の向こう」からきたビールあるいはシュナップスといった(敵国ドイツの)酒に勝るものである!と大いに宣伝されてされていたんですとか

当時の「ピナール」の効用を讃える戦時広告の類を見ると、しばしば「聖ピナール」なるワインの擬人化というか、もしくはワインを飲むポイルさん自身をモデルにしたようなキャラクターが描かれているんですが、要はワインは今危機に晒されているフランスの国家そのものであって、それに勇気を与えられて戦うフランス軍兵士こそ真の国家の英雄である!という、戦意高揚策の為にもワインが大いに利用されたということなんだそうで

ワインが兵隊サンだけでなく、銃後の国民を含めたフランス国民全体のの団結の象徴として、大いに持ち上げられていた時代であった、ということのようです

無題
Name名無し 21/12/02(木)01:02:55 No.46692
http://cgi.2chan.net/f/src/1638374575904.jpg
もっとも、いざ戦争が終った後、フランス中にかつてないほどの「ワイン愛好家」が誕生していたのは(酒造会社にとっては)よかったものの、今度はそれが行き過ぎたというか、或は悲惨な戦争体験の痛みを鎮めたいという欲求故か、フランス国内で深刻なアルコール中毒者が大量発生する事態になってしまったんだそうで

これに対しフランス当局は今度は大規模な「節アルコール」キャンペーン策を打ち出すワケなんですが、皮肉というか今度はビールはアルコール度数の低いより健康的な飲みものとして奨励され、フランス国民を襲うアルコール中毒の脅威は、かつてWW1でフランスを襲ったピッケルハウベを被ったドイツ兵が、ワイン瓶を抱えた姿でポスターに描かれたりしているんですとか

かつての救国の象徴が一転してドイツの亡霊めいた悪の象徴扱いされるとか、の「聖ピナール」もこれには苦笑い、というところですかしら…

無題
Name名無し 21/12/02(木)14:04:06 No.46727
1638421446002

>戦闘機エースになった人もいたはず

「バロン」滋野清武氏ですね
有名なフランス戦闘機パイロットのギヌメールと同じ部隊で活躍して、レジオン・ドヌール勲章も受けているそうです
なぜか日本に帰国後は不遇な生涯であったみたいですが…

無題
Name名無し 21/12/02(木)16:15:55 No.46731
滋野氏は流石に出来なかっただろうけど、ギヌメールはスパッド社に要望して自分好みのカスタムスパッドを改造してもらったらしいね
それで出来上がったのがモーターカノン方式で37ミリ機関砲を積んだ重武装型のスパッド12なんだけれども、一発撃つたびにコクピットが発射煙に包まれ前が見えなくなる失敗作だったらしい

無題
Name名無し 21/12/02(木)17:02:22 No.46735
>No.46688
突撃前向きにアルコールは確かイギリスもラム酒でやってたね
酒で気力を奮い立たせて塹壕から飛び出していったのかと思うと・・・哀れやね・・・
>No.46727
当時貴重な空中戦の実戦経験者だったんだから、教官役とかもっと人材活用すればよかったかも?
>No.46731
リアルでエース専用機(重武装型)とか・・・燃えるなぁ

無題
Name名無し 21/12/02(木)21:14:58 No.46769
>リアルでエース専用機(重武装型)とか・・・燃えるなぁ

わかる
WW1の空中戦はマジでアニメマンガみたいな逸話がごろごろしてるな
まあ創作物がそのへんから話を引っぱってきてるのだろうけど

無題
Name名無し 21/12/04(土)23:35:09 No.47036
>WW1の空中戦はマジでアニメマンガみたいな逸話がごろごろしてるな

ツイッターで「フルオート・デザートイーグル50AE」なるメリケン改造馬鹿な(褒めてない)拳銃が出てたのだけど
WW1でも17連ロングマグの「フルオート・ガバメント」なる拳銃を機上から敵パイロット目掛けて撃ったとか
それがエスカレートして機関銃の撃ち合いになっちゃったんだな

無題
Name名無し 21/12/02(木)21:48:51 No.46773
http://cgi.2chan.net/f/src/1638449331080.jpg
「フレンチ75」という名の、シャンパンベースのカクテルが有るんですが、ネーミングの由来はフランス陸軍正式野砲のモデル1897・「75」㎜砲に敬意を表して付けられたというものであるそうです
もしくは野砲の砲撃の威力のようなキックのあるカクテルである、なんて意味も有るそうですがw

因みにWW1中、フランス海軍では対Uボート作戦に飛行船を使用していたそうなんですが、飛行船が爆撃ポジションに付く前に潜水艦に潜航され逃げられることが屡々であったため、より素早く攻撃開始する為に、一部の飛行船に47ミリ砲を塔載しての運用テストを行っているんだそうで

無題
Name名無し 21/12/02(木)21:50:25 No.46774
1638449425469

試験結果は良好と判定されたそうなんですが、巡洋クラスのUボートでは5インチ程度の艦砲を備えていることから、47ミリ砲の射程では危険が大きいと判断した仏海軍、数社の飛行船メーカーに、より射程の長く強力な、75ミリ砲を塔載した新たな大型対潜飛行船の建造を依頼しているんですとか

内、ニューポール・アストラ社が製造した「アストラ・トウレ」型は軟式飛行船で、密閉式の操縦キャビンの前に解放式の75㎜砲座が設けられていたそうなんですが、コレに戦後興味を示したのがわが日本海軍で、大正10年11月に同社に同型式の新造船1隻を発注、同時に操縦と整備の教育要員をフランスに派遣して、建造の段階から付きっきりで技術習得に当たらせていたりするそうです

もっとも、晴れて日本に到着し、IJN所属の飛行船となった「軟式エーティー航空船」を改めて試験飛行・評価した結果はというと、一番のウリの筈の75ミリ砲については

無題
Name名無し 21/12/02(木)21:53:25 No.46775
1638449605216

「大砲は考えものである。このために不断に382キロの死重を携行するのは不利で、むしろ爆弾、燃料、水バラスト等を塔載する方が有利である」

…というのが日本海軍側の纏めた所見であったそうです

また全長80m、気嚢容積1万700立方mという大きさも軟式飛行船としてはやや過大で取り扱いづらく、飛行性能にも差し支えが生じているとして、余りフネ自体も高い評価を得られないまま、大正14年、飛行時間171時間を過ぎたところで老朽化の為廃船とされているんですとか

後に4式重爆「飛龍」改造のキ109防空戦闘機に75ミリ砲高射砲を積んだのと並んで、日本航空史上最大口径の火器を積んだ航空機である…ということになるのかも知れませんが、ともあれこっちの「75」は、どうも日本人の口には合わなかったみたいですなあ

無題
Name名無し 21/12/03(金)08:47:04 No.46829
フランス人大口径好きだなあ…
…俺も好きっ!

無題
Name名無し 21/12/03(金)11:40:06 No.46836
>フランス人大口径好きだなあ…
露助も大好きだぞ大口径
無反動砲積んだ飛行機が何種類も試作されてる

無題
Name名無し 21/12/03(金)11:38:08 No.46835
1638499088358

フランス軍の有名パイロットといえば、やはりこの人は外せないサン・テグジュペリ氏
故国の敗北後も自由フランス空軍に移籍して偵察機パイロットとして飛び続け、最後はP-38での偵察飛行中未帰還に
戦前から作家として有名だった彼ですが、彼を撃墜したとされているドイツ軍パイロットは、彼だと知っていたら撃たなかった…と言っているそうです

無題
Name名無し 21/12/03(金)16:14:08 No.46853
>フランス軍の有名パイロットといえば、やはりこの人は外せないサン・テグジュペリ氏
たまたまヘミングウェイと同じホテルに宿泊していたことがあって
しかもそのホテルに爆弾が落下、館内は大パニックに
サン・テグジュペリはどこで手に入れたのか、山ほどのオレンジを抱えて階段の踊り場に立ち
女性が通るたびに「マダム、おひとついかがですか?」と手渡していたそうです

無題
Name名無し 21/12/03(金)15:39:54 No.46850
1638513594418

M1916 520mm列車榴弾砲
口径52センチというフランスの巨大列車砲です
第1次世界大戦のときに作られたものの、戦争には間に合わずその後
第2次世界大戦ではドイツに捕獲されて使用されるという皮肉なことに…

無題
Name名無し 21/12/03(金)18:04:10 No.46863
>No.46773
飛行船にあまり強力な火器積むのは引火事故が怖いね・・・
フランスもヘリウムではないもんね?
>No.46835
機体と遺品は見つかったけど、遺体は見つからなかったんだっけかな
>No.46850
大口径火砲って男の子だよね・・・
>No.46853
フランス紳士のユーモア・・・いや、エスプリだったかな?

無題
Name名無し 21/12/03(金)21:50:51 No.46903
銃剣突撃はエラン・ヴィタールの精神でフランス発祥。
兵隊を殴るのもフランス伝来、飛行機が派手なのもフランス伝来だとか。
日本陸軍の教範はドイツ式に変わるまではフランス式。

無題
Name名無し 21/12/04(土)13:52:06 No.46975
>銃剣突撃はエラン・ヴィタールの精神でフランス発祥。
>兵隊を殴るのもフランス伝来、飛行機が派手なのもフランス伝来だとか。
>日本陸軍の教範はドイツ式に変わるまではフランス式。
結局日本陸軍は両方の悪いところを引き継いじゃった気がする…

無題
Name名無し 21/12/04(土)23:40:35 No.47037
>No.46884
星の王子様の絵本うちにもあったな・・・もう内容はさっぱり思いだせないけれど
>No.46903
意外に脳筋なのよねフランス陸軍
さあ、あの機関銃陣地へ突撃だ!
>No.46975
い、いいところだって両方から引き継いだはずだし・・・

無題
Name名無し 21/12/04(土)17:03:14 No.46993
http://cgi.2chan.net/f/src/1638604994411.jpg
通称「対艦番長」
ダッソー・シュペルエタンダール(2016年退役)
仏海軍以外ではイラク空軍がミラージュF1の導入の繋ぎとして使用され
そしてアルゼンチン海軍航空隊では皆様周知の通り
フォークランド紛争にて
42型駆逐艦「シェフィールド」、民間徴用コンテナ船「アトランティック・コンベア」を
エグゾセAM39空対艦ミサイルにて葬り去った奴
エタンダールはフランス語で「軍旗」って意味なんだけど
個人的には「私、気になります!」のセリフで有名な
<古典部>シリーズ(アニメでは『氷菓』)のヒロインの名前を想起してしまう

無題
Name名無し 21/12/04(土)17:12:35 No.46994
エタンダールはスタンダードのことかと思っていたがググったら旗の意味もあったよ・・

無題
Name名無し 21/12/04(土)17:47:47 No.46997
http://cgi.2chan.net/f/src/1638607667736.jpg
MS.500 Criquet
Fi-167の生産設備を引き継ぎフランスで生産改良された機体
空冷エンジンの換装された502/505シリーズも有りますが1965年までMS.500が製造され観測や救難機で使用後1970年までフランス空軍のグライダー曳航任務で使われた強者…

無題
Name名無し 21/12/04(土)18:08:51 No.46999
http://cgi.2chan.net/f/src/1638608931684.jpg
「あの機関銃」FM mle1915

言葉はいらない
帝政ドイツ軍も鹵獲せず跨いで通ったという伝説の(ry
https://www.youtube.com/watch?v=WaAbk9l4ATc
https://www.youtube.com/watch?v=tlstWATMfhI
https://www.youtube.com/watch?v=G2g2TZBoo0U

無題
Name名無し 21/12/04(土)18:15:48 No.47001
http://cgi.2chan.net/f/src/1638609348105.jpg
「あのおじさん」の解説

Small Arms of WWI Primer 099: French CSRG 1915 "Chauchat"
https://www.youtube.com/watch?v=HChWbkzG-rc

無題
Name名無し 21/12/04(土)18:35:31 No.47003
ショーシャ機関銃ってくらいだから勝者にふさわしいくらい優秀な機関銃なんやろなぁ

無題
Name名無し 21/12/04(土)18:47:00 No.47008
見た目は好きなんだ見た目は…
後はまあうん

無題
Name名無し 21/12/04(土)21:46:49 No.47020
1638622009447

明治5年に開校した日本陸軍幼年学校は、当初は徹底したフランス流教育で、教官は悉くフランス人、授業も当然フランス語で行われたそうなんですが、食事も朝食はバゲット、バター、卵焼き、ハム、紅茶または珈琲、昼食夕食もスープ・パン・肉類とある意味では三食豪華な洋食メニューであったそうなんですが、生まれた時からどんぶりめしが普通の当時の日本人生徒さん達には反って不評であったそうです

それでも土曜の昼食だけは「カレーライス」というのが定番で、コメの飯に飢えていた生徒さん達には何よりの楽しみであったそうなんですが、ある意味では日本でもっとも早く「カレーライス」に触れた人たちでもあったということのようで…w

余談ですが仏シュナイダー社と言えば、同国を代表する鉄鋼及び陸戦兵器製造の老舗で、フランス陸軍最初の戦車なども手掛けているワケなんですが、WW1の頃からヒコーキの製作にも乗り出しているんですとか

無題
Name名無し 21/12/04(土)21:50:06 No.47021
1638622206764

初の同社製航空機となったシュナイダー「アンリ・ポール」、WW1で空軍士官として戦死された同社会長の息子さんの名をつけられた同機は、複葉に左右タンデム配置の4発エンジンを持つ大型機なんですが、いかにも金属・陸戦兵器メーカーらしく、金属鋼管の骨組みに金属外板の全金属製大型地上攻撃機であったそうです

更に武装は機体上部の2ヵ所にそれぞれ旋回式に37ミリ砲を1門ずつ、機体下部に75ミリ砲を1門搭載という、まるで空飛ぶシュナイダー戦車のような重武装が予定されていたそうなんですが、やはりあまりに過大と判定されたものか結局1922年に完成した試作機に75ミリ砲は塔載されず、機種も夜間爆撃機に変更された上、結局制式採用されずに終ってしまっているんですとか

一方、こちらはシュナイダー社製ではないのですが、後に1932年にフランスSAB(SociétéAérienneBordelaise)社が製作したAB-20という試作4発爆撃機でも、やはり75ミリ砲の搭載が試みられたことがあるんだそうで

無題
Name名無し 21/12/04(土)21:50:35 No.47022
1638622235143

同機は両主翼の後から伸ばした双ブームというか副胴体で尾翼を保持する形態なんですが、AB-22と呼称された改造機では左側の副胴体内に横向きに75ミリ砲を塔載していて、1934年に実際に発射試験も行われているそうです

搭載砲はどうも件のモデル1897野砲であったようで、砲身は短く切り詰められていたとのことなんですが、それでも発射時の爆風はそれなりに強力であったようで、5発ほど撃ったところで主翼下面の外板が捲れてしまい、試験は中止に

機体自体も結局改良型含め2機が製作されただけで終ってしまい、またもフランス製75ミリ塔載攻撃機は陽の目を見ずに終わってしまったようなんですが、仮に何かの拍子で上手く採用されていたならば、或はAC-130のような空中「ガンシップ」の先駆けのような存在になっていたかもしれないですな

無題
Name名無し 21/12/04(土)23:52:42 No.47038
>No.46993
フォークランドのあと、エクゾセが爆売れしたんだっけ?
>No.46995
仏式教育の幕府歩兵隊は結構戊辰戦争でも活躍してるね
>No.46997
戦後パンター戦車とかも自国生産してた気がする・・・
>No.46999
発想自体は悪くなかった(はず)
>No.47021
さ、三胴機・・・?翼から厚すぎて性能悪そう
>No.47036
最初はパイロットどうし、空中で手をふりあってたとかいうのにね

無題
Name名無し 21/12/05(日)09:34:05 No.47048
逆に第二次の時は、占領したフランスの兵器がドイツ軍にリサイクル
されてたな
戦車やら自走砲やら飛行機やら

無題
Name名無し 21/12/05(日)12:31:04 No.47060
1638675064346

WW2前フランス空軍では、1936年から37年にかけて、ポテ630なる双発多座戦闘機を配備しているんですが、同機及びエンジン出力を向上させた改良型のポテ631が、開戦時の仏夜間戦闘機部隊の主力機材であったそうです

昼間戦闘機部隊にも配備され、仏空軍が保有していた1200機弱の近代的戦闘機の内、290機を占めていたポテ630/631系列は、見た目はモダンかつ無難な双発機であったものの、エンジンはポテ631でも660馬力×2という非力さでと、最大速度460km/時程度の性能は独空軍相手には物足りず、また「夜間戦闘機」と称しても、レーダー等の夜戦装備はほぼ皆無、というのが実態であったんですとか

当時仏空軍夜間戦闘機部隊(GCNⅡ/13)の指揮官だったピエール・プヤード=サンなどは、当時の仏夜戦部隊の実力を、後年「我々は冬中、ドイツ機を追って飛び回ったが、ただの1機すらも捕捉できなかった。何故か?フランスの夜間戦闘機が1918年(第一次世界大戦終了の年)以来、ほとんど進歩していなかったためだ」

無題
Name名無し 21/12/05(日)12:31:33 No.47062
http://cgi.2chan.net/f/src/1638675093958.jpg
「役立たずと決まっていたような夜間戦闘機を、フランス軍最高司令部はなぜ発注し、実戦配備したのか、私にはいまだに理解できない」

…などと、厳しく批判しておられましたり

プヤード=サンは、それでも休戦までに独軍機2機をポテ631で撃墜しておられるそうなんですが、フランスがドイツに降伏した後はヴィシー政府軍のパイロットとして仏印に赴任するも、ここでも仏印当局がにっくきドイツの同盟国である日本の言いなりな状況に絶望、旧式のポテ25機を駆って中国国民党の支配地域に逃亡、連合国側とコンタクトを取ったんだそうで

その後カルカッタからカイロ、アメリカを経てイギリスに辿り着いたプヤード=サンは、そこですでにソ連に渡っていたかつての仏空軍時代の戦友ジャン・テュラーヌ=サンから誘われて、ソ連で編成されていた自由フランス軍飛行隊「ノルマンディ」へ参加しているんですとか

無題
Name名無し 21/12/05(日)12:33:20 No.47063
1638675200797

フランス国旗のトリコロールで塗られたスピナーのYak戦闘機で戦うプヤード=サンは戦果を重ね、仏軍エースの一人になっておられるだけでなく、途中から戦死してしまったテュラーヌ=サンの後をつぎ「ノルマンディ」の指揮官になっておられるそうです

戦後は仏空軍戦闘機監察官、海外駐在武官などを歴任、ソ連時代のコネを活かして兵器・航空宇宙産業シンジケートのソ連問題顧問も務め、後に政界入りも果たすなど長く精力的に活動していて、パイロットとしてのみならず、指揮官としてや政治外交的な能力もなかなか非凡な人物であったようで

そんなプヤード=サンが仮に夜戦パイロット時代、ポテ631よりもより夜間戦闘機に相応しい性能の機体を与えられていたなら、あるいは昼間戦闘機パイロットとしてよりも早く、「夜戦エース」の座を射止めるぐらいの活躍ぶりを見せていたかもしれないですな

無題
Name名無し 21/12/05(日)12:34:30 No.47064
http://cgi.2chan.net/f/src/1638675270606.jpg
余談ですが、先述のプヤード=サンの戦死した盟友テュラーヌ=サンが書き残した手記によると、ソ連の飛行場設備はごく貧相であったものの、ソ連側ではこの「外人部隊」の待遇に殊の外心を砕いていたらしく、一番温かい建物が優先的に割り当てられたほか、

「食べ物は質と量全てにおいて素晴らしいもので、かなり頻繁にワインが飲めます。また戦闘任務に就くパイロットと整備士には、毎日ウォッカが支給」

…されていたとのこと

更に戦争が終り仏人パイロットが帰国する際には、餞別としてスタおじから気前良くそれまでの乗機であるヤク戦闘機がプレゼントされ、「ノルマンディ」隊員たちはそれに乗って空から故国に凱旋しているんですとか

この親密ぶり、ワインとウォッカ、種類は違えど心からオサケを愛する国民同志いや同士で、やはり何か通じ合うところがあったのですかしら…

無題
Name名無し 21/12/05(日)16:06:59 No.47070
>No.47048
捕獲されてドイツ側に利用されるのを防ぐため、艦隊ほぼまるごと自沈した事件とか起きたね
フランス海軍のせめてもの意地というか
>No.47064
でもドゴールは確か共産主義大嫌いだったような・・・

無題
Name名無し 21/12/05(日)17:12:52 No.47082
1638691972545s

SNCAC NC.900
戦後チェコスロバキアで作られたアビアAV199と同じパターンで
ドイツ空軍修理施設に残された127機の胴体と162機の翼が捕獲されました。
また別個所で約100基のBMW801が発見されAACr-6又はNC.900の名称で125機を組み立てます。
他の記事ですとサボタージュで不調な機体が続出と有りますが
集積所に保管されていた時に嫌がらせの破壊工作をされていて金属部品のリペアが疎かな状態のまま急いで組み立てた為コンディションがよろしく無い状態だったそうです。
実戦部隊に配属された機体がGC111 / 5 Normandie Niemenに14機だけ配属意されましたが入手しやすい外国製の他機種に直ぐに改変され
残りの51機はCAV(飛行試験センター)に回され
フランスのNC.900による最終飛行は1949年6月22日でした。

調べたら1949年まで飛ばしたとは驚きましたがフランス陸軍のパンサー戦車と同じような感じですね。

無題
Name名無し 21/12/05(日)17:23:17 No.47084
http://cgi.2chan.net/f/src/1638692597220.jpg
マーダー1なんかも下はフランス製やね
ノルマンディ以後、フランス軍と交戦したやつもあったかも?

無題
Name名無し 21/12/05(日)18:35:57 No.47093
1638696957076

フランスを支配下においたWW2期のドイツ軍、様々な戦利品を自国の為に活用していいるんですが、フランス産のワインやブランデーなどの様々な銘酒も組織的かつ大量に収集され、独本国に送られているんですとか

戦中ドイツに派遣されていた朝日新聞特派員だった衣奈多喜男さんによると、外国新聞記者クラブにも配給があり、戦争後半、独に対する連合軍の空襲が激しくなってきて、各貯蔵所もその被害にあう中でもある時期までは「飲むことは飲めた」そうなんですが、それでも

「それもついに、ぱったりやむ日がきた。外務省の係官がある日、悲しいその理由を説明するのであった。
『ハンブルクにおいていたフランスのコニャック1万本も、とうとうやられました!』
(略)占領酒で元気をつけていたひとびとも、こうして最後の望みを断ち切られた」

…そうです

無題
Name名無し 21/12/05(日)18:36:37 No.47094
1638696997150

一方ドイツはオサケだけでなく、各占領地から大量の捕虜や外国人労働者を独本国に送致してコキ使っていたわけですが、連合軍側の従軍特派員だったアラン・ムーアヘッド=サンによると、いよいよ彼らがドイツ側から「解放」されたときには

「何よりも騒動のもとになったのは酒だった。自由の身となり、込み上げる激情に押し流されると(略)フランスから奪ってきたワインの集積所を見つけると、酒を愛し、味のわかる人なら、思わず髪を搔きむしらずにはいられないような光景が繰り広げられた」

「ある日、私たちは(略)偵察隊とともに、ヴェーゼル川に程近いシュタイエルベルクという小村に入った(略)駅の構内に、50発のV1号、V2号を積んだ列車がとまっており、その周囲に、V2号の発射装置がたくさん横たわっていた」

「しかし、村の住人やとおりがかりの難民は大通りにある1軒の倉庫に群がっていた」

無題
Name名無し 21/12/05(日)18:37:34 No.47095
1638697054553

「その倉庫には、私がこれまでに見たこともないほど逸品ぞろいのワインが大量にしまいこまれていた。その全てがケース入りで、まずはドイツ軍がフランスから略奪してきた品であり、爆撃を避けてブレーメンからここへ運ばれてきたものであることも、まず間違いなかった」

「ドイツ人や外国人労働者などが群れをなして木箱の間をうろつきまわっていた。非常に出来がいい年のシャトー・ディケムを1ケース抱えて、あどけない子供がよろめきながら傍らを通りすぎていった。その女の子の両親と何人かの伯父さん達はもっとすごいものを狙っていた」

「1929年もののマルゴーと、同じ年のオー・ブリオンで、すべてシャトー元詰の品だった。それを、彼らは手押し車に積みこんでおり、1本や2本床に落しても、誰も気にしないようだった。まだいくらでもあったのだ」

無題
Name名無し 21/12/05(日)19:11:11 No.47097
1638699071170

「シェリーは主として1911年もののアモンティリャード。おそらくそれよりすこし新しいがすべて出来のいい年のシャブリやリースリングもあった」
「1891年もののシャトー・ラフィット・ロートシルドで、世にも美しい大型の壜に入っていたが、サイズが大きいために、つい落してこわしがちだった」
「50年もののスミト・ラフィットや、あまりいただけないが、略奪者たちを酔わせるという点では抜群のバルサックもあった」
「その日の夕方、倉庫の床はラフィットその他の赤ワインで洗われていた。翌日その倉庫を訪れた友人は、踝近くまでワインの溜まった中を歩き回ってみたが、壊れた木箱の中には、1本も残っていなかったといっていた」

…そうです

折角空襲を免れても、こうして失われたフランス産銘酒はかなりの数に上ったようなんですが、何にしろドイツのこの行い、随分フランスの飲兵衛さん達の恨みを買ったんじゃあないですかしら…

無題
Name名無し 21/12/06(月)16:04:28 No.47125
>No.47082
この機体が支給されたのが先に他の方が触れてるソ連帰りの部隊
なのよね
かつて仲間をいっぱい落とされた機体という点でも嫌われてたそう>No.47084
大西洋防壁とかにも、フランス戦車の首(砲塔)だけ流用されてた気が
>No.47093
アメリカ軍でも、進撃中にワイン走行漁りに兵士が夢中にはなって行軍に支障が出た不祥事があったはず・・・

無題
Name名無し 21/12/06(月)19:31:37 No.47138
1638786697169

>この機体が支給されたのが先に他の方が触れてるソ連帰りの部隊
なのよね
>かつて仲間をいっぱい落とされた機体という点でも嫌われてたそう
書き込んだ後さらに調べましたらニーメンの隊員たちはこの機体の配備にかなり不服でやはりサボタージュ的な手抜き整備を行っていたそうです。
その為なのか直ぐにP-63が配属されました。
又機体の組み立ての際にドイツ語のマニュアルを読める技術者がほとんどいなくて無茶な組み立てを行っていたとか。
そうなるとエンジン制御の要コマンドゲレーテの整備はむりそうですね。

無題
Name名無し 21/12/06(月)20:07:10 No.47140
>又機体の組み立ての際にドイツ語のマニュアルを読める技術者がほとんどいなくて無茶な組み立てを行っていたとか。

それ敵の機体云々言う前にそもそも飛ばしてはいけない代物だったのでは?

無題
Name名無し 21/12/06(月)17:11:06 No.47129
1638778266811

フランス戦後初のオリジナル自主開発戦闘機になるんでしょうか?
アーセナルVB10双発戦闘機
双発戦闘機ですが後部エンジンは同体内に収納されていて、機種の二重反転プロペラを回すという外見は単発機
このスタイルで高性能を予定していましたが、搭載エンジンの開発が失敗して結局試作機どまりに…

無題
Name名無し 21/12/06(月)18:59:37 No.47135
1638784777062

フランスブルゴーニュ地方のワイン生産所で、フォンテーヌ・ガニャールというドメーヌは、エゲレスバッキンガム宮殿での国賓を招いた晩餐会で用いられたこともある質の高いワインを作っているそうなんですが、オーナーのリシャール・フォンテーヌ=サンは、元々フランス空軍のエンジニアであったそうです
やはり戦闘機のエンジン整備で培った技術が、ワインづくりに活かされているんでしょうか…w

1944年8月、ついに西部戦線の連合軍は独軍占領下のパリへの侵攻開始を決定、知らせを聞いた自由フランス軍第2装甲師団の将兵さん達は数年間待ちわびていた命令に歓喜の声を挙げたそうなんですが、その中で仏海兵隊第4装甲中隊のM10駆逐戦車「シムアン」号のクルーの面々のみは、息せき切って走ってきた上官に

「お前たち、荷物をしまうんだ。出動だぞ。目的地はこんどこそ、パリだ!」

…と聞かされた瞬間、思わず黙り込んでしまったんだそうで

無題
Name名無し 21/12/06(月)19:00:19 No.47136
1638784819200

というのも、ちょうど其の時「シムアン」号(ツーロンで自沈した仏駆逐艦から取った名前だとか)の面々は、車長ポール・キニヨン=サンの誕生日のお祝いの為、特別な御馳走として近くの農家から家鴨を1羽手に入れてきて、羽根をむしり下ごしらえを終え、まさにこれから火にかけようとしていた所であったんだそうで、砲手のロベール・マディ=サンによると、暫し沈黙の後クルーは異口同音に「くそ!家鴨が惜しい!」…と叫んだそうですw

それでも結局諦めきれず、車内の弾薬箱に家鴨をしまい込んでパリに向かったそうなんですが、パリに着いた頃には車内に何とも言えない匂いが充満していたとのこと

おまけに凱旋門に差しかかったところで、コンコルド広場のオベリスク(有名なモニュメントですね)横に陣取った「パンター」戦車から不意打ちの先制砲撃を受け、危うく家鴨どころかクルー自身がローストにされそうになったんですとか

無題
Name名無し 21/12/06(月)19:02:04 No.47137
http://cgi.2chan.net/f/src/1638784924288.jpg
それでも幸い「パンター」戦車の砲弾は「シムアン」号からそれ、敵影に気付いた車長ポール・キニヨン=サンは「距離1500!」先の目標を砲撃するようマディ=サンに命じたそうなんですが、発砲の寸前、以前読んだ書物に、凱旋門からコンコルド広場のオベリスクまでのシャンゼリゼ通りの長さは1800メートルとあったのを思い出したマディ=サン、独断で距離を修正して発砲したところ、初弾は見事にパンター戦車を捉え、撃破することに成功したそうです

その夜、結局残念ながら家鴨は完全に腐ってしまい乗組員の胃には収まらなかったものの、それでもマディ=サンと仲間たちは「解放」されたパリ…というか世界でも有名な高級ナイトクラブ「リド」で、最上のシャンペンに(タダで)ありつき、充分にその埋め合わせをしたそうです

シャンパン飲み放題のお代がパンター戦車1台とは、流石パリの高級店だけあって、なかなか高価な御勘定ですねえ…w

無題
Name名無し 21/12/07(火)15:17:32 No.47161
>No.47129
世界の駄っ作機にも取り上げられちゃってたねー
ラジエーターのデザイン以外はわりとカッコいいんだけど
>No.47135
BGM:パリは燃えているか
パリ奪回は停戦までに意外と激しく交戦してるよね
>No.47138
>No.47140
アメリカ軍とかもう戦闘機とか余ってそうな時期だし、ねだれば分けてくれそうだけどなあ・・・
自分たちで用意したいというフランス人のプライドの産物だったのかな?

98
sageName名無し 21/12/08(水)20:18:09 No.47216
>No.47138
同じ様な状況だった筈のHe274の方は2機とも結構重用されてたけどね
>No.47161
既に一通りの米軍機や英軍機の供与は受けてた状態だったけど、必要な作戦機数が足りなくて、
挙句の果てに仏印部隊では捕獲した旧帝国陸海軍機までレストアしてまで補ってた位だからなあ
引用元:http://cgi.2chan.net/f/res/46317.htm