カラバフ・コッファー作戦Name名無し21/11/03(水)01:39:13 No.44025
http://cgi.2chan.net/f/src/1635871153197.jpg
昨年の第二次ナゴルノ・カラバフ戦争でアゼルバイジャン軍は「カラバフ・コッファー作戦」を発動
アルメニア軍の多層防空システムを壊滅させることに成功
https://twitter.com/khalfaguliyev/status/1455425514617909259
画像の小さな赤丸が9K33オサー短SAMの守備範囲
これに重なる小さな白丸が9K330トール短SAMの守備範囲
全域を覆う大きな青丸がS-300の守備範囲
無題Name名無し 21/11/03(水)01:39:48 No.44026
第1段階:アゼルバイジャンがミサイル網の射程外で攻撃機/ヘリ/無人機を飛ばして
アルメニア防空網の警戒レベルを上げさせる
第2段階:爆弾満載の無人An-2輸送機を大量に突入させる
警戒レベルが上がってたアルメニア防空網は迎撃を開始、位置暴露してしまう
途中で囮に釣られた事に気付くも、無人An-2は爆薬を満載して各所に突っ込むコースを取っていたので
迎撃しないわけにもいかずミサイルを射耗
第3段階:位置を把握した防空網設備に向けて特攻ドローンを突っ込ませて破壊
第4/第5段階:前線の防空網への電子戦攻撃。背後のS-300に対しても電子戦攻撃
第6段階:S-300に向けて超長射程型のスパイクミサイルを攻撃ヘリから発射、破壊
無題Name名無し 21/11/03(水)01:45:43 No.44027
旧式輸送機で飽和攻撃をかけて対空ミサイル網に負荷をかけて
ミサイルの残弾を削り取った上、位置特定に使ったのは結構怖いね
どんなに高性能な対空ミサイルがあっても残弾無くなったら文鎮化するわけだ
北朝鮮も大量のAn-2を持っているという話なので、同じ事をやられたら韓国の防空網がズタズタにされそう
ドローン攻撃よりも「安い兵器で高い兵器を台無しにする」創意工夫の方が怖いと感じたわ
無題Name名無し 21/11/03(水)04:43:54 No.44035
http://cgi.2chan.net/f/src/1635882234127.jpg
囮を使って敵弾を射耗・位置暴露させるという発想は、アメリカと同じなんだな
もっともアメリカの場合、An-2などではなく、
ADM-141 TALDやADM-160 MALDのような専用の囮ミサイルを使うけどな
多くの数を投入できるとか、戦闘機を模した複雑な機動を取れるとかいう点では、米軍方式の方が合理的だとは思う
無題Name名無し 21/11/03(水)06:57:10 No.44042
攻め込まれる側の対応難しすぎる・・
無題Name名無し 21/11/03(水)07:52:09 No.44046
こんなのどうやって防げばええねん
ソフトキルでも防ぎ切れないでしょ
無題Name名無し 21/11/03(水)22:37:44 No.44150
http://cgi.2chan.net/f/src/1635946664026.jpg
>こんなのどうやって防げばええねん
過去にドローンと巡航ミサイルで石油施設を破壊されたサウジアラビアなんかは
空中からの警戒を強化する事でドローンの攻撃を防いでいるみたいだから
やはり地上の防空部隊だけでなく航空機と連携して早期発見、迎撃する事が重要なんじゃないか
ただ、現行のミサイルなどではコスト的に割に合わない部分があるのでもっと安価な迎撃装備が求められるか
>サウジ、東部でミサイル・無人機迎撃 石油施設標的とフーシ派
https://jp.reuters.com/article/saudi-security-yemen-missiles-idJPKBN2G103E
>Watch A Saudi F-15 Fighter Swoop In Low To Blast A Houthi Rebel Drone Out Of The Sky
https://www.thedrive.com/the-war-zone/39992/watch-a-saudi-f-15-fighter-swoop-in-low-to-blast-a-houthi-rebel-drone-out-of-the-sky
無題Name名無し 21/11/03(水)07:57:33 No.44047
最初に使われたのが速度の遅いAn-2やドローンだからミサイル陣地の手前に対空火器を併設することぐらいかな?
無題Name名無し 21/11/03(水)08:01:17 No.44049
この作戦は準備に10年以上かけないと不可能です
トルコとアゼルバイジャンの執念を感じます
無題Name名無し 21/11/03(水)10:22:39 No.44063
>この作戦は準備に10年以上かけないと不可能です
アゼルバイジャンの空港にAn-2が50機くらいズラリと並んでる衛星写真あったもんね
いくら旧式でも、あれだけの数を揃えて無人化改造して、更には無視されないよう
各地に突っ込む設定をするのは1年、2年の準備で出来る事じゃないよ
カネが足りなくても根気さえあれば出来ちゃうところが
高額/高性能兵器に頼って来た国々には怖いところ
無題Name名無し 21/11/03(水)08:05:47 No.44050
戦争の前段階の情報戦で圧倒してはじめて
ピンポイントでアルメニアの対空ミサイル陣地を破壊できます
なお対抗手段ですが電子防御、デジタル隠蔽、カウンター防御などがありますが
とにかく移動と索敵ですね
無題Name名無し 21/11/03(水)08:23:55 No.44051
トルコとイスラエルの協力とトルコ空軍のせいでアルメニア空軍も活動が抑え込まれてたのもあるが
無題Name名無し 21/11/03(水)08:41:24 No.44052
たぶん普通の国だと
>第1段階:アゼルバイジャンがミサイル網の射程外で攻撃機/ヘリ/無人機を飛ばしてアルメニア防空網の警戒レベルを上げさせる
ここで戦闘機によるスクランブル発進とCAPを展開させるのだろうか
>第2段階:爆弾満載の無人An-2輸送機を大量に突入させる
>警戒レベルが上がってたアルメニア防空網は迎撃を開始、位置暴露してしまう
これもどうするかねぇ
様はやってることは巡航ミサイル飽和攻撃と同じ、或いはWW2のV1飛行爆弾のロンドン発射と同じようなもんだろうけど
無題Name名無し 21/11/03(水)08:44:54 No.44053
とはいってもやってる内容自体は相手の応射を誘ってその位置を特定したらアウトレンジ攻撃で潰すという典型的なSEAD攻撃の手順なわけで
SEAD戦術に対抗するならレーダー覆域とミサイルの射程もっと長いもの用意して囮の動向探るためにレーダー覆域外から監視してるSIGINT機すら近づけないようにするしか
ロシアの長SAMがどんどん射程伸ばしてるのもそのせいだし
無題Name名無し 21/11/03(水)08:55:55 No.44054
イスラエルとトルコから全力支援を受けた上で、という前提を噛ませる必要があるけど
伝統的なSEADの手順を貧乏国が出来るようになってってのが特筆すべき点なのかな
無題Name名無し 21/11/03(水)17:37:30 No.44106
継戦能力考えれば対空機関砲を対空ミサイルの護衛になるんかねぇ
それでも位置バレすれば対レーダーミサイルに潰されるのは同じだし・・・
対レーダーミサイルを迎撃するような火器管制は値段が掛かるし
そのうち対空コンプレックスも対空射撃後ただちに陣地転換って自走榴弾砲並みの能力を要求されるようになったりして
無題Name名無し 21/11/03(水)18:29:58 No.44114
>継戦能力考えれば対空機関砲を対空ミサイルの護衛になるんかねぇ
ロシアも新しくデリバツィヤPVO作ってるからねえ
日本はAAAどうすんだろ相変わらず7師団限定の87AWしかないけど
無題Name名無し 21/11/03(水)18:48:53 No.44118
固定レーダーサイトは本体をアンテナからなるべく離隔して地下施設化するとか
アンテナに予備やデコイを確保するとか
ミサイル接近探知したら防御構造内にひっこむ古めかしい砲台のような隠顕式にするとか
抗堪性を持たせたいな
無題Name名無し 21/11/03(水)19:23:49 No.44123
そもそも各地に分散している(せざるを得ない)SAM単独で、自由に戦力を集中できる(=飽和攻撃できる)
敵側航空戦力に対抗させること自体が無理がある(敵国が特定地域に航空戦力を集中してもSAMを飽和できない程度の空軍力しか持たない場合は除く。)
SAMの任務は敵航空戦力の攻撃目標となり、自身が撃破されるまで敵の航空戦力を拘束(他の目標を攻撃できなく)すること。
敵航空機の撃破は同じく自由に戦力を集中して敵に対抗できる空軍戦闘機の仕事だよ。
いくらAn-2にSAMをぶっ放しても、その交戦している間に味方の空軍機が急行して敵のSEAD機に回避機動を強制されればSAMはその間に陣地転換·退避ができるんだから
(そして生き残ったSAMは空軍機が活動する為に必要なレーダーサイトや航空基地を防護する。戦闘機なき防空戦は、基本的には負け戦。)
SAMだけで敵航空戦力に対抗させようとしたら「いかなる場所に敵空軍機が集中しても、それに飽和されないだけの膨大なSAM」だなんて非現実的な答えしか出てこないよ。
無題Name名無し 21/11/03(水)19:32:08 No.44125
防空をSAMに頼らざるをえない事情があるからってことなのだろうね。
仮に相手がアルメニアではなくアメリカやイスラエルなら防空用の戦闘機で手も足もでなかったんだろうな。
無題Name名無し 21/11/03(水)22:38:17 No.44151
>防空をSAMに頼らざるをえない事情があるからってことなのだろうね。
>仮に相手がアルメニアではなくアメリカやイスラエルなら防空用の戦闘機で手も足もでなかったんだろうな。
そもそもイスラエルだったら反撃の敵基地攻撃でアゼルバイジャン本土の航空基地とか縦深戦力に対して航空阻止攻撃してたろうな
無題Name名無し 21/11/03(水)23:02:05 No.44154
>そもそもイスラエルだったら反撃の敵基地攻撃でアゼルバイジャン本土の航空基地とか縦深戦力に対して航空阻止攻撃してたろうな
アメリカも同じですね。飛んでくるものを落とすだけではなく、飛んでくる場所を叩きにいきますから。
スレの趣旨からは外れるけど、アメリカ空軍では戦闘機パイロットでも、防空の任務に就く者と攻撃&阻止の任務に就く者では後者のほうが格上となるそうです。後者の方が危険で死亡率も高いですからね。
無題Name名無し 21/11/03(水)19:56:19 No.44126
バルーンや電波発信するデコイやら急増の似せた偽物置いといても限度あるしなぁ
もう発射機や射撃統制装置車両の予備も買って用意しとけってなる
無題Name名無し 21/11/03(水)20:07:43 No.44129
陸続きなうえ縦深が無いのに尽きる
無題Name名無し 21/11/03(水)20:18:14 No.44135
戦時を見込んでようと平時に高価なSAMの潤沢な備蓄や
防空システム・要員の予備抱えるのもきついか
アゼルバイジャンのような大産油国でもなきゃ
無題Name名無し 21/11/03(水)21:16:01 No.44140
>第4/第5段階:前線の防空網への電子戦攻撃。背後のS-300に対しても電子戦攻撃
>第6段階:S-300に向けて超長射程型のスパイクミサイルを攻撃ヘリから発射、破壊
面白いのがスレ画の配置のS-300に対しては自爆ドローン使わず電子攻撃しつつヘリで浸透してスパイクNLOSで仕留めてる点ですね
地図だとS-300のは半径60㎞程度の円のようですが
自爆ドローンはスペック上は滞空時間それなりにありますが基地局からの電波の問題もありあんまり長距離浸透できないみたいですね
無題Name名無し 21/11/03(水)22:20:39 No.44148
>第3段階:位置を把握した防空網設備に向けて特攻ドローンを突っ込ませて破壊
>第4/第5段階:前線の防空網への電子戦攻撃。背後のS-300に対しても電子戦攻撃
>第6段階:S-300に向けて超長射程型のスパイクミサイルを攻撃ヘリから発射、破壊
まず低空目標の迎撃が得意な近距離用防空システムをドローンで制圧して
次に電子戦の支援を受けた攻撃ヘリが地形に隠れる等して接近し、長距離防空システムを破壊したって事で良いのかな
無題Name名無し 21/11/03(水)22:26:01 No.44149
>って事で良いのかな
元ネタの英文を読む限り、詳細は分からないんだよね
先にS-300に対する電子戦攻撃を加え、その後にヘリからスパイクNLOSを発射して撃破、
とはあるんだけど、超長射程とはいえ射程30キロの距離までヘリが近付けた詳細は書かれていなかった
無題Name名無し 21/11/03(水)23:37:06 No.44160
S300に電子妨害かけるのはいいけど空からだよな?
一番長いSAMで射程200kmくらいらしいからそんな遠くから電波ビンビンかけられる電子戦機を持っていた?
まあ攻撃を怖がって低空をカバーするレーダーも通信も切ってたから、S300から見える地平線より下を飛んでヘリで忍び込んだんだっていうんならわかる
無題Name名無し 21/11/04(木)06:02:16 No.44178
敵がアゼルバイジャンで防御側がイスラエル、アメリカだった場合
最初の数発のAn-2が飛んできた時点でそれを運用するアゼルバイジャン基地に対する航空阻止攻撃
或いはイスラエルだったら先制攻撃で潰しに行くかもしれん
後は当時のTB2なんかは距離が数10㎞しか離れられないし、電波探知して標定した上でGCSを空爆で潰しにいくだろうか
無題Name名無し 21/11/04(木)12:40:43 No.44204
例えMig-21程度でもアルメニアにまとまった数の戦闘機があれば話は違ったろうな
無題Name名無し 21/11/04(木)12:47:57 No.44205
一応アルメニアにも少数の戦闘機はあったけど、ナゴルノ=カラバフ地域(アルツァフ共和国)に航空基地は無く、アルメニア本土から飛ばすしかなかったのだよな
アゼルバイジャンに弾道弾を発射するにしても一々ナゴルノ=カラバフに遠征してから発射してたので、アルメニア本土から離陸してアゼルバイジャンに爆撃するとアルメニア首都に報復される可能性があると判断したのだろうか
終末段階で、ナゴルノ=カラバフ奥深く攻め込んできたアゼルバイジャン軍にCASかけようとして虎の子のSu-25投入してたけど撃墜されてたね確か
無題Name名無し 21/11/04(木)14:28:17 No.44213
逆にアゼルバイジャン側はトルコから来たF-16含む多数の戦闘機が控えてたから、数機しか飛ばせないSu-30を遠征させるなんてギャンブルできない
有人の攻撃機やヘリの数でも上でCASも充実してる
結局、国力・軍事力が違いすぎるんだよなこの二国
UAVとか以前の問題で有利不利がはっきりしてる
無題Name名無し 21/11/04(木)14:49:24 No.44214
これで、航空戦力、機甲戦力、誘導弾戦力全てに劣る側が、10年かけて計画した敵の侵攻作戦をドローンを使って返り討ちにした、ならエポックメイキングなんだが
無題Name名無し 21/11/04(木)18:34:02 No.44223
>途中で囮に釣られた事に気付くも、無人An-2は爆薬を満載して各所に突っ込むコースを取っていたので
つい最近、ネット各所で当時のアゼルバイジャン軍An-2運用の動画があがってたが、
それによるとパイロットが搭乗して目標手前まで操縦、
その後(恐らく操縦桿固定して)パイロットが飛び降りる、なんて
アナログ極まるやり方だったけどそんなやり方でも
重要目標に突っ込ませるコースに乗せられてたんだろうか
無題Name名無し 21/11/06(土)09:15:57 No.44323
>アナログ極まるやり方だったけどそんなやり方でも
>重要目標に突っ込ませるコースに乗せられてたんだろうか
脱出前に操縦桿を固定したりはしてるだろうけど、ピンポイントは無理だろうな
無題Name名無し 21/11/06(土)10:44:30 No.44328
まぁ迎撃側からしたら無人An-2の終末誘導の精度なんてわからないから、
大まかな直撃コースを取られていたら迎撃せざるを得ないので
作戦目標は達成できるんだけどな>無人An-2
無題Name名無し 21/11/05(金)18:58:26 No.44299
http://warhistory-quest.blog.jp/21-Oct-27
>2020年、アゼルバイジャンによるアルツァフ共和国への攻勢作戦に関する拙稿作成しました。
https://twitter.com/noitarepootra/status/1455849785303265288?t=AG7ur_3dSQJRB6zIfR_7Aw&s=03
無題Name名無し 21/11/06(土)12:07:47 No.44335
長距離探知の早期警戒レーダーは常に捜索ビームだしてるから場所はわかってるけど、周りのSAMが普通寝てるから場所わからんってことで
AN2の飛来の連絡で目を覚まさせ、SAM照準前に捜索レーダーで全方位捜索するのを狙ったということなんだろうけど
早期警戒情報に基づいてこの辺に居るはずって当たりをつけて、ピンポイントに捜索することで暴露を極力抑えるようなことはしなかったのかどうなのか
まあESMなんだか光学なんだかわからんけどドローンに突入されてるってことは捜索レーダー起動しっぱなし、全方位に電波出しまくりだったんだろうけど
無題Name名無し 21/11/06(土)13:17:37 No.44340
>早期警戒情報に基づいてこの辺に居るはずって当たりをつけて、ピンポイントに捜索することで暴露を極力抑えるようなことはしなかったのかどうなのか
JADGEやADCCS、そこまでいかなくてもSAGEみたいなシステムがあれば普通に出来るとは思うけどどうだろ
無題Name名無し 21/11/06(土)13:29:53 No.44341
>>早期警戒情報に基づいてこの辺に居るはずって当たりをつけて、ピンポイントに捜索することで暴露を極力抑えるようなことはしなかったのかどうなのか
>JADGEやADCCS、そこまでいかなくてもSAGEみたいなシステムがあれば普通に出来るとは思うけどどうだろ
そういうシステムがロシアにもあるけどアルメニアは入れてなかったんじゃなかったっけ
地上軍や海軍や潜水艦までリンクしてるやつだったか
無題Name名無し 21/11/06(土)13:48:22 No.44343
ESMによる放射源探知はWW2からあって
ベトナム戦争の頃に対レーダー攻撃手段が登場すると共に、電源切ったり捜索方向の限定化みたいな予防的な防御策はやってたわけで(人力とはいえ)
今回は単に怠ったか、低高度捜索専門のレーダーが乏しくてSAMを起動し続けるしか策がなかっただけでしょ
無題Name名無し 21/11/06(土)14:09:53 No.44345
上の画像だとS300がカバーしてるようだけど実際は低高度スカスカで低高度SAMが捜索を続けてただろうし引用元:http://cgi.2chan.net/f/res/44025.htm
An2使って場所知ったというより迎撃のためにSAMを足止めしてドローン突入を支援したって気が…
コメント
勿論いい意味で
・戦争をする前に入念に準備しろ
・戦争をする前に出来る限り仲間を集め、逆に敵は孤立させろ
※仲間とは支援が期待できる友邦
・戦争目標をしっかりと定め、目標を達成したら勝っていても多少譲歩して戦争は切り上げろ
他にもあるけどアゼルバイジャンの動きは完璧だったね
上に書いている事を当たり前じゃんと言う人も多いと思うけど、実際戦争が起こると大体これから逸脱しがちだしさ
ボロ勝ちしているのにナゴルノ・カラバフ取ったから、もうちょっとアルメニア本国まで削っても…と言う欲も出さないで切り上げるのは簡単じゃないと思う
ロシアから軍事的圧力加えられてたのもあるらしい
やっぱりロシアはその辺りが最終ラインってアゼルバイジャンに言ったのかねぇ
でもそこをブラフと思わなかったのもちゃんとしていたと思う
ナゴルノ・カラバフ巡って争っている時、散々アルメニアはロシアに助けを求めていたけど梨の礫状態だったから
アゼルバイジャン政府がロシアのスタンスを勘違いして、勢いそのままにアルメニア本国へ行っちゃう可能性もあったと思うんだよね
勝っている時ほど切り上げるってのは難しいと思うしさ
アゼルバイジャンの陸軍総兵力57.928名、アルメニアは39.965名
この段階でアルメニアはどうにもならないような。
ちなみに戦死者数はアゼルバイジャンが2.876名、アルメニアが4005名
地上戦ではアルメニア側はそれなりに頑張ったようにも思える。
しかもこの数字は戦死なので、死傷者となるともっと双方の損害が増えるわけで勝ったアゼルバイジャン側も停戦時には結構きつくなってきていたのかも。
山岳地帯だと、長距離のS300では低高度が死角となるから、短SAM側のレーダは早期警戒を兼ねて常用するしかなかったのでしょうかね。
配置を等高線に落とし込んで検討してみたいですね。
防空をECMやSAMのみに頼ること自体ジリ貧でしょ
多層に展開しても端っこは地平線に阻まれて低高度見えない範囲があって
ここを攻めてくる敵は自分のシステムしか頼れないし
一定の国は十分な数があるから破りきるまでに手間がすごいってだけで
イスラエルの支援があったからこそ出来たんだよな
デコイに爆薬を積んできたら迎撃せざるを得なくなると言うのは盲点だった
高空得意なS300相手にはヘリで躙り寄ったっつーことなんだろう。
アゼルバイジャンは元ソ連
かつて、ナルゴノをアゼルバイジャン領と口にしてすぐ撤回した
ロシアは潜在的にソ連復活を目指してると言われており、今回の戦争の原因はソ連崩壊のせいとプロパガンダを蒔けばソ連復活も正当化出来る。
むしろ、ロイヤルウイングマンの様な小型無人機にスティンガーを打たせてればよかった。
An2に反撃手段はなく、撃墜は必死。
それ以前にS300の弾数に限りがあり、簡単に発射は出来なかった
打ち尽くせば、大型有人機の爆撃に対処できない
それでも、戦略勝利を達成したのはアゼルバイジャン
そこが重要な事実
ラファエルが日本で自衛隊向けに営業してた営業マンがどんなヴィーグルにもインテグレーション出来ると言ってたのはそれ絡みかな
>ボロ勝ちしているのにナゴルノ・カラバフ取ったから
実はナゴルノ・カラバフすら取ってなかったり。
アゼルバイジャンは、アルメニアが不法占領していたナゴルノ・カラバフ周辺のアゼルバイジャン領を取り返しただけ。
ナゴルノ・カラバフは、今もアルメニアの影響下。(もちろん、軍事的には詰んでいて、反抗しようとした瞬間、ステパナケルトは落ちる状態)
それくらいじゃないと、世の中、手打ち出来ないんだろう。(大東亜共栄圏で欲張り過ぎた某国に思いを馳せながら。)
SAMに頼ったことが問題ではなく、その後、移動偽装欺瞞が失敗したのが問題
近距離防空にも問題があった
http://warhistory-quest.blog.jp/21-Oct-27
まさに、スレで上がった記事はそう言ってる。
が、迂回作戦に成功したのはドローンで航空支援を確立し、アルメニアを引き付けたことが大きくドローン空爆報道はまさにその役割を達成した。
世論戦宣伝戦もアゼルバイジャンは上手く達成した
トルコの支援もでかい。
TB2や各種情報支援は大きい
主力は旧式で、S300は前に出しすぎ、UAVに対応可能なトールは少な過ぎ
そもそもロシアの平地での運用を前提としたSAMは山岳地帯との相性が悪く、構成機材の配置に高度差があると運用できない(機材間の高度差の許容範囲が狭い)ため展開可能地域が限定され、かつ装備規模から密集すると露見しやすい、加えて広範囲に展開した場合には通信確保に難ありときたもんだ
その上旧式故に高高度低速目標に対応しておらず、LORAのような大落下角目標にも対応できない
LORAについてもSAMを連携すれさせ、目標となったSAMを近隣のSAMでカバーすれば迎撃可能とされているが、そういった工夫もなし
挙げ句、偽装も下手な上に兵士は蝟集しているとなれば、あの結果もさもありなん
国力差もさることながら、負けるべくして負けたという以上の結論にはならんよな
しかし、1年経ってようやくまともに議論できるようになってきたな、いまだにプロパガンダに騙されている人も世間には多いけど
第一次の時はアルメニアが圧倒的な練度と士気を誇ったものなのに、残酷なものだ
プロパガンダも戦争の一種
立派な兵器だ
軍事リテラシーの欠如した者には殊更に有効な兵器だしな
一番の対策は正しい知識と情報か
バトル・オブ・ナラティブなどと呼ぶ者もいるが、古来からある情報戦の延長線上、道具が発達したに過ぎないが、同時にその発達した道具が厄介なんだよなぁ
敵に迎撃・射耗を強要して来られたらその強要から逃れられずに罠に突っ込んでいくしかないんじゃないかという不安がある
最近は民族的に近いアゼルバイジャンイラン間も微妙な関係に
ハーメネイー師もアゼリー人らしいのだが、アゼルバイジャン戦勝以来ギクシャクしてるらしい
ミサイルなのか砲なのか迷うミサイル砲兵
砲手?射手?
イスラエルすら保有していないLOLA弾道ミサイルやヴェーナ自走迫みたいなキワモノまで購入して準備している金満国家に冷戦時代の兵器でどうやって勝てと…
防衛線に穴を開ける機甲の集中運用・山岳戦に対応した歩兵部隊・砲兵と航空戦力の前線と後方への攻撃で防衛線全体に負荷をかける・幾つかの地点の囮の攻撃で主力部隊へのアルメニアの対応力を削ぐ・あえて山岳地帯を通る事で街道の守りを固めていたアルメニア戦力を遊兵化とかアゼルの作戦や部隊運用が上手く決まりまくった印象だ
無人機はあくまで勝利に貢献した一要素に過ぎない
ミサイルは解釈によって分類が違う
アメリカでは基本的に無人機と解釈するから空軍持ちが多く、日本もこれに従う
ロシアではロケットアシスト誘導弾と解釈するから砲兵持ち
ドイツの駆逐戦車(戦車兵)と突撃砲(砲兵)と突撃歩兵砲(歩兵)みたいなもん
機動戦の理想が効果的に決まってるな
要衝の敵を遊兵化するってのは機甲部隊の特技というか任務のようだね
とか呑気に構えてたら今度はベラルーシとポーランドが怪しくなって来たのマジ怖い。
ポーランドはNATOの中でも特に神経質になってるんだから一番危機感植え付けたベラルーシが行動しちゃダメだろ感。
>>そういえばアゼルバイジャン軍はスパイクNLOSをMi-17から運用していた話があったような気がするワニ
これですかね。
https://mobile.twitter.com/ralee85/status/1343250306549899267
こっちは撃墜されて死亡した(?)
mi17パイロットの英雄的な行動をたたえる記事ですが、説明の中でスパイクミサイル装備で活躍してたと言う話もありますね。
https://archive.ph/2021.01.05-164039/https://azertag.az/xeber/Mohtesem_Veten_muharibesinin_demir_qanadli_qehremani_VIDEO-1664577
どちらも条件は同じ
アゼルバイジャンが陥落させた地域はもともとアルメニアの攻撃で陥落した地域もある
今回のアゼルバイジャンはブロシロフ攻勢を思い出させたくらい見事ではあったが
2016年も小規模な紛争があった
素人目でも隠れる気あるのかって思うのが多かったしな
金以外にもイスラエルとトルコはアゼルバイジャンを軍事政治的に全力支援しなければならない理由があり、いくつかの兵器はタダか優待価格で渡したとウワサされている
自分の仲間はなるべく多く
開戦前の政治力からして負けて当然だったと言うね
なんかセルビアとアルバニアの戦争思い出すな。
32さんは今回の初動の事を指摘してるので、そのコメは的外れなきが、過去の紛争の経緯は別問題では。
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