無題Name名無し21/02/14(日)14:41:20 No.17020

D_ration_chocolate_bar
ギブミーチョコレート!

というわけで軍用チョコレートスレ


無題Name名無し 21/02/14(日)15:16:35 No.17025
M&Mはもともとレーション由来ですね

無題Name名無し 21/02/14(日)16:43:06 No.17033
>No.17020
食ったら戦意が低下するとまで言われた非常食チョコやん
どれほど不味いのか試しに食ってみたい

無題
Name名無し 21/02/14(日)17:40:42 No.17036
>どれほど不味いのか試しに食ってみたい
ただでさえ味付けがアレなアメさんの食い物なのに、熱帯だろうが何処でも長期保存可能で持ち運びが出来るチョコだと考えると、その為の加工がどんだけされてるのか想像つかんね

無題
Name名無し 21/02/14(日)17:47:18 No.17037
BoBで銀紙の上から香りを嗅ぐシーンがあったね。

無題
Name名無し 21/02/14(日)18:01:03 No.17039
1613293263464
Dレーションの開発生産を請け負ったハーシー社は、WW1時には既に米国でも有数の製菓メーカーに成長していたそうなんですが、同大戦では砂糖の戦中配給制による制限を回避できず、原料不足から大幅な売り上げ縮小を余儀なくされた同社社長のミルトン・ハーシー=サンは、もう二度と戦争中に美味いハナシに乗り遅れることのないよう、固く決意したそうです(棒)

そしてWW2直前の1937年、米陸軍需品科がチョコレートを主成分とする、新たな緊急用レーションの請負先を探し始めたときには真先に名乗り出たそうなんですが、結果的に見事(不味い味も含めて)軍の要求を満たした製品を完成し、1941年から44年にかけて、およそ2億5千万個生産・納品した同社は、めでたく戦後も数十年にわたり、米軍へ各種チョコレート・レーションを納入し続けることになったんだそうで

無題
Name名無し 21/02/14(日)18:03:39 No.17040
http://cgi.2chan.net/f/src/1613293419055.jpg
そして1980年代末、陸軍の糧食研究所が新たに摂氏60度まで耐えられる新たなチョコバーの開発に成功すると、折から勃発した湾岸戦争(90~91年)様用におよそ90万個の製造をハーシー社に要請するんですが、この新たなビジネス・チャンスに浮かれた同社のプレスリリースが発表した新製品の謳い文句は、

「お口で溶けて、砂漠で溶けない!」

…という、どこかで聞いたようなものであったんですとか

そしておまんらがそういうつもりなら、こっちにも考えがあるけんのう?となったのが「本家」マース社で、ハーシー社の後を追ってこの新たな「デザート・バー」の製造委託入札に参加すると、続いて出された690万個の契約をハーシー社から奪取、続いてハーシーから起こされた法廷闘争も、勝ったのはマース社の方であったそうです

無題
Name名無し 21/02/14(日)18:05:23 No.17041
http://cgi.2chan.net/f/src/1613293523949.jpg

もっとも、勝者となったはずのマース社の製品も、肝心の将兵さん達からの評価がイマイチで、制式採用とそれに伴う大量受注は泡と消えてしまったそうで、チョコレート製造大手2社の仁義なき戦いは、勝利者などいない戦いに疲れ果て、星空を見上げる結末に終わってしまったとのこと

無益と言えば無益な話なんですが、かつての非常食なんだから美味しくなくていい、イヤ寧ろ不味く作れ!という思想の老舗の製品が市場を寡占できたWW2当時と、現場将兵さん達に嫌われたら制式採用すらおぼつかない現代とでは、色々事情が異なるんでしょうねえ…

無題
Name名無し 21/02/14(日)18:27:44 No.17042
>>「お口で溶けて、砂漠で溶けない!」
中学だか高校の頃の友達でシティーハンターのCMで流れていた
これの本家CMを見て
「チョコレートを硫酸コート、だからお口で溶けて、手で溶けない!」
とか言ってた。サイトウ君元気かな?

無題
Name名無し 21/02/14(日)18:33:29 No.17043
>非常食なんだから美味しくなくていい、イヤ寧ろ不味く作れ!
現代でも乾パンの味が質素なのはそういう側面が強いそうですが
流石に今チョコを不味く作ったら苦情しか出なさそう

無題
Name名無し 21/02/15(月)19:44:33 No.17126
学研のパンのなぞひみつだったかな
には江戸時代に戦用のパンを飽きが来ないよう塩味にしたって書いてあったんだが
その系列で乾パン作ったらそうなるだけじゃ

融けにくく口でとけるってココアバターが少なくてまろやかさに欠け
水分で分散する粉末かためた錠剤みたいなチョコだったのかな

無題
Name名無し 21/02/15(月)20:25:58 No.17130
http://cgi.2chan.net/f/src/1613388358358.jpg
アメリカ陸軍は1890年代にも、チョコレート及び牛肉粉末と加熱処理した小麦粉を固めたブロックからなる、非常用レーションの開発を試みていたそうなんですが、アメリカン・コンプレスト・フード社とアーマー社の二社と契約して製造させた新型レーションの実地テストの結果は、
「全参加者が空腹にひどく苦しみ、野営部隊に頼んで密かに食べ物をもらっていたにもかかわらず、参加者の大半は気の毒なほど衰弱してしまった」
…とのことで、どうも栄養価という点では十分なものではなかったようです

それでもメゲずに米陸軍では、1910年、今度はタンパク質源として卵白アルブミンやカゼインなどを配合したチョコレートレーションを開発するんですが、食べた兵士が「吐き気やめまい」に襲われるシロモノであったそうです

どうも携帯性(重量)や額面上の栄養価を重視する一方、開発の過程でなにか大切なものが置き忘れられてしまっていたようですなあ(棒)

無題
Name名無し 21/02/15(月)20:30:49 No.17131
http://cgi.2chan.net/f/src/1613388649592.jpg
それでもWW1中、缶詰肉や乾パン、コーヒーなどで構成されるトレンチレーション(集団用)・リザーブレーション(個人用)などだけでは戦地での細かいニーズに応じきれないと判明すると、アーマー社製の「エマージェンシー・レーション」の発注が決まり、200万食余りが欧州へ送られたそうです

もっとも、発注が出されたのが1918年6月6日、休戦のわずか5ヵ月前で、大半の「エマージェンシー・レーション」は戦争に間に合わずに終わってしまったんですが、3オンス(85g)の牛肉・小麦粒ブロック3つと、1オンス(28g)のチョコレート3つが金属製の小型缶に納められたこのレーション、戦後民間のボーイスカウト団体などに安く払い下げられたほか、国境で警備飛行に当たるパイロットに支給されるなどして、なんだかんだで1922年頃までは生産されていたとのこと

そして、「エマージェンシー・レーション」の軽量・携帯コンセプトを引き継ぎつつ、蛋白質と糖質を別々にでなく、一つの食品だけで賄えることを目指したのが、「Dレーション」であったんだそうで

無題
Name名無し 21/02/15(月)20:31:49 No.17132
http://cgi.2chan.net/f/src/1613388709314.jpg
因みに余談ですが、元々ペンシルヴァニア産の牛乳を原料とする地元キャラメル会社の経営者だったのが、地産のミルクをふんだんに使った安価なミルクチョコレートバー(カカオの使用量を減らせた為)の製造に鞍替えして、自社をアメリカ有数の製菓企業にのし上がらせたハーシー=サン、道路を歩いていて、自社のチョコレートの包装紙が落ちているのを見つけた時にすることは、いつも決まっていたそうでして
①自社製品が公共の場を汚すなんてとんでもない!社長自ら拾ってポケットに入れるゾ!
②コレは売れ筋商品を調査するチャンス…!どんな銘柄が売れてるかリサーチだ!
どちらだと思われますでしょうか?

正解は
③自社のロゴがはっきり見えるように広げて、道路の上に置き直す

…だったそうですw

細かいことでっか?せやかて商いの花は、こういうコツコツした努力から芽を出すんやでえ…!

無題
Name名無し 21/02/15(月)20:59:22 No.17135
http://cgi.2chan.net/f/src/1613390362463.jpg
こちらは第二次大戦中
ドイツ軍に支給された「ショカコーラ」という
カフェインがたっぷり入ったチョコレート
そのため夜間戦闘機のパイロットに優先的に支給された
蛇足だがヒトラーもチョコレートをはじめ
菓子類を好んで食べていたそうな
ヒトラーの食事についてはこちらの動画もご覧くださいませ
https://www.youtube.com/watch?v=mhHdRqHE7Rs

無題
Name名無し 21/02/15(月)23:59:21 No.17164
 個人支給向けの飲み物に紅茶やコーヒーがあるが、チョコレート飲料(もしくはココア飲料)については聞いたことが無い。携帯向けの食事にココアは合わない?

無題
Name名無し 21/02/16(火)00:45:07 No.17165
>携帯向けの食事にココアは合わない?
どこの、と言われるとすぐには思い出せんが
ココア系かホットチョコレート系のは
どっかのレーション試食記事に出てた気がする。

無題
Name名無し 21/02/16(火)01:13:02 No.17170
http://cgi.2chan.net/f/src/1613405582199.jpg
茶やコーヒーと違って脂肪分と糖分含んでないと飲めたもんじゃないから
現行のインスタント小袋のような粉末化個装が技術的に困難な時代が長そう
ねっとりしてるからピッと払うかサッと流して始末終わりといかんのも軍隊生活ではどうだろう

無題
Name名無し 21/02/16(火)02:09:29 No.17172
バンド・オブ・ブラザースでは米兵から貰ったチョコを現地民の子供が美味そうに食ってたなw

無題
Name名無し 21/02/16(火)02:14:50 No.17173
>カゼイン
カルピス飲んだときに口の中に出来る白いヤツの原因物質か
そりゃ口当たり悪くなるだろうな
https://www.asahiinryo.co.jp/customer/q_and_a/?w=%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%94%E3%82%B9+%E5%8F%A3%E3%81%AE%E4%B8%AD
唾液と反応してできるので人によって出来ない人もいるらしい
あと最近のカルピスは白いのが発生しにくいように
大豆多糖類を加えているとのこと
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1908/22/news087.html

無題
Name名無し 21/02/16(火)14:09:20 No.17192
http://cgi.2chan.net/f/src/1613452160365.jpg
光人社の「戦闘糧食の三ツ星をさがせ!」という本の中で、フランス軍のレーションを試食したとき、「チョコバー」とあるので期待して開けてみたら、粉末のイン
スタントココアでがっかりした、なんて話がありましたですなw

また現在アメちゃんが採用している個人携帯口糧のファーストストライクレーションでは、栄養強化したチョコレート味のエナジーバーの他に、チョコレート味のプロテイン飲料なんかもメニューに取り入れられているそうで

因みに「Dレーション」の成分は、ビターチョコレートが三分の一、砂糖三分の一、脱脂粉乳六分の一、オート麦粉十五分の一、バニリン結晶少々(後にビタミンB等も)というものであったそうなんですが、1943年にはもう少しだけ美味しいヤツを作って!という新たな要請を受けて、改良型の「トロピカル・バー」の生産が始まっているそうです

無題
Name名無し 21/02/16(火)14:11:51 No.17193
http://cgi.2chan.net/f/src/1613452311948.png
「トロピカル・バー」の生産は1955年開戦のベトナム戦争中まで続いて、1957年にはオート麦粉がレシピから除かれ、脱脂粉乳が無脂乳固形分に切り替わるなど改良の試みも続いていたそうなんですが、現場の評価は相変わらずイマイチで、ある戦中の報告書では
「巡視の最終日の朝(略)朝食用にハーシーのトロピカルを配布(略)われわれはしかたなくこれを食べる。食えばエネルギーがいくらか補給され、足りない血糖値もわずかに上るだろうが、残っている水を一口か二口飲んで後味を洗い流さなくてはならない」

…なんて書かれちゃっているそうです

その後更に数十年をかけて、脂肪の分散を助ける高価アルコール乳化剤、水と界面活性剤の添加によってチョコレートの融点を上げる技術などが開発されて、これが「デザート・バー」の製造に繋がったそうなんですが、それでも兵隊サンたちにそっぽを向かれてしまったあたり、ミルスペックの耐久性と満足できる味の両立というのは、なかなか難しいみたいですねえ

無題
Name名無し 21/02/16(火)19:04:36 No.17231
基本お菓子で、あくまで非常食扱いのものを、日常食みたいに使っちゃったのも悪評の元なんだろな
毎日毎日数週間、下手すれば数ヶ月変わらない食事とか、仮に美味しいチョコレートでもキツいのに・・・

無題
Name名無し 21/02/17(水)09:39:14 No.17295
登山中に出会ったイギリス人パーティーが
スポンサーがチョコバーメーカーだったために
登山中食べるものがチョコバーばっかりで辛いとか愚痴をこぼしてた
山野井さんだったかな?そんな話を読んだことを思い出す

無題
Name名無し 21/02/17(水)16:35:30 No.17327
1613547330354
日本の戦前におけるカカオの輸入先は南米やアフリカが主であったそうなんですが、正規の輸入は昭和15年12月、コスタリカ・ヴェネズエラ・ドミニカ産のカカオ豆30トン弱が最後であったそうです(開戦後、カカオの生産地である蘭印を占領したりはしておりますが)
従って戦中はチョコレートは貴重品、パイロットや潜水艦乗りの糧食などへの使用が優先されていたそうなんですが、IJAで空中勤務者用の航空糧食の開発に従事されていた岩垂壮二さんの回想によると

「昭和18年頃だったと思う。ドイツ空軍がヒロポン入りのチョコレートを航空勤務者用として製造して飛行士に食べさせ、効果が大いにあがっているという報告が飛び込んで来た」

「川島(※四郎)大佐は鬼の首でもとったような顔をして私のところへこの情報をもってきて、『おい、岩垂、直ぐにつくって(略)補給したい』と命令していったのを覚えている」

無題
Name名無し 21/02/17(水)16:36:23 No.17328
1613547383508

「調査したところ、大日本製薬(株)(マルピー)が製造できるのを見つけ(略)棒状のヒロポン入りチョコレートを航空糧食として補給した。今考えると、とんでもない、おそろしい機能性食品である」
「軍というところは、『上官の命令は天皇の命令』。私の上官、川島大佐の命令なので如何ともしがたかった」

「面白い事件が起った。或る日、5~6人の少年航空兵が私のところへやってきた。まっさおな顔で泣きながら、直立不動のままこういった。
『悪いことを致しました。倉庫に入って航空チョコレートを盗みました。ここ2晩一睡もできず、寝れず、バチがあたりました。どうぞ私達を罰してください』
と頭をペコペコ下げていた。ヒロポン入りチョコレートを一人で3~4本食べたからたまらない」

「当時の陸軍というのは、薬事法も、食品衛生法も、全然無視。何でもできたのだ。戦争中の軍の力は絶大であった」

無題
Name名無し 21/02/17(水)16:37:08 No.17329
1613547428777

「ヒロポン入りチョコレートは確かに空中戦をするときにはよいであろう(略)私は今でも、あのしょげ返った彼らの姿を目の当たりにはっきり思い出す」
「ドイツの空軍らしい発想のヒロポン入りのチョコレートを、そのままつくった日本(略)も戦争という異状な状態のなせるわざであろうか」

「川島大佐がこの情報を得た時の嬉しそうな顔、得意になって私のところへ来て、すぐにつくれと命令していった姿、これも戦争という残酷な状況のなせるわざであろう」

…なんてモノも作られていたそうで

旧軍の作った数々の糧食のオハナシなんか読んでますと、どんな味だったのかな?と気になることが多いんですが、流石にコレはちょっと味見してみたくはないですなあ…

無題
Name名無し 21/02/17(水)20:09:37 No.17344
ハーシーズのチョコは手塚治虫の大好物でエネルギー源と聞いたのでどんなものかと思ってたけど
ここでコメントみると評判悪いんだな

無題
Name名無し 21/02/17(水)20:44:49 No.17348
米製チョコでも大味なのは土産物の有象無象くらいで
誰もが名を聞いたことある大手のは今でもイケるでしょ

しばらく3食レーションだけで過ごせと言われたら
飢餓から抜けたばかりの日本捕虜でもすぐうんざりしはじめたように
油脂や糖分塩分でとんがった味わいの保存食・高熱糧食はとかく連食に向いてない

無題
Name名無し 21/02/17(水)20:45:41 No.17349
というか民生品と保存考慮の軍用チョコレートで味は違うんだろう
まあ、敗戦直後とかの日独の飢えた子供なら、それこそDレーションでも美味しかっただろうな

無題
Name名無し 21/02/17(水)20:51:42 No.17351
>ドイツ空軍がヒロポン入りのチョコレート
ちょっと気になったけどヒロポンってドイツにもあったの?
それとも所謂同じ成分の事を言っているから変換して言ってるだけ?

無題
Name名無し 21/02/17(水)22:10:54 No.17369
http://cgi.2chan.net/f/src/1613567454445.jpg
疲労がポンととぶ、ねむらなくてもつかれないくすり(棒)であるところの覚醒剤(塩酸メタンフェタミン)の大元は、実は1887年に日本の研究者さん達が、人体に強い興奮作用をもたらすN-メチルアンフェタミンという分子を初めて合成し、1919年にはその純粋結晶化に成功したことに始まるんだそうで

この日本の論文に注目したのが、ドイツのテムラ―社という製薬会社の化学主任だったフリッツ・ハウシルト=サンという方で、1937年に新たなメタンフェタミンの合成法を編み出すと、それを主成分とした活力剤を「ペルビチン」という商品名で販売を始めたのがドイツ版「ヒロポン」ということになるようです

「服用者は突然頭が冴えわたり、活力がみなぎり、五感が極度に研ぎ澄まされたように感じる」効果をもたらすこの薬、1938年からベルリン中で大広告キャンペーンと共に売り出されると、試験勉強に励む学生からキツい肉体労働者にいたるまで、あらゆる階層のドイツ人の間でたちまち大ブームになったんですとか

無題
Name名無し 21/02/17(水)22:12:24 No.17370
http://cgi.2chan.net/f/src/1613567544733.jpg
市場ではメタンフェタミン入りの「プラリネ(チョコレートでフィリングを包んだお菓子)」なんかも出回り、1個当たり14ミリグラムものメタンフェタミンを含むこのお菓子、一度に食べてよい量は3個から9個と銘記されていたものの、「カフェインとは異なり全く安全で」、痩身効果も期待でき、「毎日の家事がいっそう楽しくなります!」というドイツの女性向け商品であったそうで

ドイツ中の著名な医学機関や博士さんたちもこぞってこの素敵な新薬の効果を絶賛する中、やがてWW2が勃発すると、国防軍の将兵さん達にも大量に配布されて、戦争初期の不眠不休の急進撃を支えたそうなんですが、ポーランドやフランスへ向かう道中でこの薬を連日服用する陸軍将兵さん達の間では、赤青白のパッケージに包まれたペルビチンは「戦車チョコレート(Panzerschokolade)」なんて名でよばれていたそうです

無題
Name名無し 21/02/17(水)22:13:56 No.17371
1613567636210

ドイツ国防軍からテムラ―社への注文は3500万回分以上という膨大な量に上り、民間からの需要も含め一日の生産量は83万錠以上に上ったそうなんですが、当然空海軍の将兵さん達にも支給されており、空軍では「パイロットソルト」「急降下爆撃錠」「ゲーリング錠」などと呼ばれていたほか、件のショカコーラに添加した「飛行機チョコレート(Fliegerschokolade)」なども生産されていたとのこと

もっとも、当時は覚醒剤の負の面については未だ知見が充分でなく、文字通りの乱用の中で、次第に「ペルビチン」がイイコトずくめの夢の新薬でなく、心不全や気力低下、鬱や深刻な依存症の危険などの副作用を伴う劇物であることが知られつつはあったそうなんですが、同盟国日本が知らされた(或は知った)「ペルビチン」の情報の中に、ドイツの電撃戦を支えた魔法の薬である一方で、そうした危険も孕んでいることは入っていなかったのか、あるいは入っていてもあえて無視されたのか、どちらだったんでしょうかねえ…

無題
Name名無し 21/02/17(水)23:02:29 No.17376
麻薬関係は沈痛作用のあるタイプは文字通り重症患者の沈痛目的で使用された場合のみ
その投与の後の副作用で依存症にならないというのがあるけど

戦時中で負傷したわけでもない状態で覚せい剤を服用した場合は
どんなに過酷な環境下で活動していても中毒になるから依存症は必ず出るとか

禁断症状は嫌だなぁ、タバコだって辞める時は常に無意識に何時も置いていた場所に絶えず手を伸ばしたり目を配ったりするんだよね、あの自分の意識とは別の部分が勝手に動いて欲求を満たそうとするのが、今思うとすげぇ気持ち悪いんだよね
覚せい剤とかの依存症ってソレより酷いらしいからなぁ、それ思い出すと麻薬は無理

無題
Name名無し 21/02/17(水)23:39:55 No.17384
>従って戦中はチョコレートは貴重品、パイロットや潜水艦乗りの糧食などへの使用が優先されていたそうなんですが
そのため代用品を模索し、イカの内臓から抽出した油脂が代用カカオ脂として使用できるのが判明して採用されたそうな。


なお、疲労回復効果を狙ってヒロポン菓子が学徒動員された工場労働者向けにも供給されたが流石に貴重品のチョコを使うわけにもいかず、カフェインとの相乗効果を狙った緑茶飴だったそうな。

無題
Name名無し 21/02/18(木)08:30:44 No.17404
ストレスの時代に嗜好品に仕込んだらウメーウメーで脳がぶっ飛びそう…
でも嗜好品だからこそなかなか買えないからそうはならないのかな?

無題
Name名無し 21/02/18(木)08:47:08 No.17406
昭和21年開始の「サザエさん」でワカメがヒロポン飲んで笑い狂う話があったのを覚えている
サザエやフネさんが「間違ってお酒を飲んじゃった」的な反応をして、そのまま放置するのが当時の価値観を反映していてゾッとしたわ

無題
Name名無し 21/02/18(木)08:56:33 No.17407
http://cgi.2chan.net/f/src/1613606193299.png
なんと言うか、スレの流れが完全にコレでヤンナルネ…。

しかし純粋に軍事的·経済的合理性を考えたら態々菓子に練り込まなくても、薬を錠剤としてお菓子と一緒に配布したほうが効率的·合理的に思える。
如何に戦時と言う末法的世界でも、元気になる薬物を自ら摂ることに躊躇してしまう人々が大勢いたということなのだろうか?

無題
Name名無し 21/02/18(木)09:27:57 No.17410
レーションのお菓子がギブチョコらしいけどあれって他のお菓子ないのか?
MREにはミントガム入ってた気がするが…

無題
Name名無し 21/02/18(木)10:41:04 No.17413
モンスターエナジーかレッドブル感覚でしかなかったわけだよなヒロポン
恐ろしいな
これはただのビタミン剤じゃ
ウソをつくな
これは戦後のことだけど
まだヒロポンがヤバイものという認識がなかった時代に
「アレ?ヒロポンってやばくね?」
と気づいていた人っていたんだろうか
禁断症状なんて結構早く出そうなもんだけど

無題
Name名無し 21/02/18(木)10:47:46 No.17414
本土決戦に備えて軍が増産、備蓄していたヒロポンが敗戦に伴って民間へ大放出
戦場の混乱の中で見過ごされていた副作用が広く民間で認知される事で
危険性が認識され、法規制に至ったそうだ

無題
Name名無し 21/02/18(木)10:48:49 No.17415
コカ・コーラも昔はコカインが入ってて薬局で薄めて飲んでたらしいな

無題
Name名無し 21/02/18(木)11:49:38 No.17420
このスレ読んでるとなぜ戦中の阿片がいけなかったのか分からなくなりそう

無題
Name名無し 21/02/18(木)19:35:11 No.17460
>このスレ読んでるとなぜ戦中の阿片がいけなかったのか分からなくなりそう
それは無いよ
ヒロポンやモルヒネは軍事目的だが阿片は民間流通目的の商品だから
ターゲットの民族を中毒にして金と戦力を奪うのは軍事力の行使ではない

無題
Name名無し 21/02/18(木)18:49:05 No.17458
ドイツの缶入りチョコレート、ショカコーラ


無題
Name名無し 21/02/18(木)21:45:22 No.17468
1613652322981
「ペルビチン」は服用者の方の証言によると、「とんでもなく苦くて粉っぽい薬」であったそうですので、チョコレートに混ぜる、というのは魅力的なアレンジであったのかもしれないですね(棒)

ところでドイツ海軍のUボートⅨC型が12週間の哨戒用に搭載する食糧は14トンに及んだそうなんですが、その中にはミルク七八〇キログラム、コーヒー、紅茶、ココア計一六〇キログラム、チョコレート五〇キログラムなども含まれていたそうです

デーニッツ=サンの幕僚だったW・フランク=サンの著書には、連合軍駆逐艦の爆雷攻撃を受けたU-19潜水艦の艦長さんが、乗組員を落ち着かせ、士気を維持するために「チョコレート棒」の配給を命じた…なんて話も紹介されているんですが、激しい爆雷攻撃の恐怖を紛らわせてくれるというチョコレート…

…変なモノは入っていないですよね?

無題
Name名無し 21/02/18(木)21:48:33 No.17469
1613652513945

因みに戦争末期、既に連合軍の前に敗勢色濃いドイツ海軍は、それでも一矢報いるための切り札として、一人乗りの「ネガー」「ビーバー」二人乗りの「ゼーフント」などの小型潜水艇などからなる「K戦隊」の整備を推進しているんですが、司令官ヘルムート・ハイエ=サンは、交代要員のいない狭い艇内で、時に数日間にわたって海中で攻撃のチャンスを待つと想定されていたこれらの潜水艇の乗員さん達に与える、「通常のレベルを超えて長時間投入され、眠ることのできない兵士たちを常時戦闘可能な覚醒状態に維持する」薬物の開発を命じているんですとか

実際に開発に当たったのは、元キール大学薬学教授の海軍軍医大尉のゲルハルト・オルツェホフスキー=サンという方で、「兵員を猛獣と化す」ことを目標に、DⅠからDⅩまで、10種類の混合薬物を考案したんだそうなんですが、何れもそれぞれ異なる分量のオイコダール、コカイン、ペルビチンおよび半合成のモルヒネ誘導体の混合物であったそうです

無題
Name名無し 21/02/18(木)21:48:56 No.17470
http://cgi.2chan.net/f/src/1613652536653.jpg
医師の処方の下なら使える

無題
Name名無し 21/02/18(木)21:51:06 No.17471
http://cgi.2chan.net/f/src/1613652666233.jpg
1944年3月17日にキール海軍野戦病院の付属薬局で10種それぞれ5錠ずつ製造されると、翌日には早くも潜水艇の訓練施設で50名の兵士さん達に投与しての実地試験が行われるというスピードぶりであったそうなんですが、最も効果が高いと判定された「DⅨ」の成分は、5ミリグラムのオイコダールとコカイン、3ミリグラムのメタンフェタミンであったとのこと

「DⅨ」は直ちに「ビーバー」部隊用などとして大量生産が手配されたそうなんですが、実のところ「DⅨ」の薬効は諸刃の剣もいい所で、「望ましい多幸感はすぐに消え、決断力と地勢が阻害され(略)二日酔いのような感覚や極度の倦怠感、意気消沈といった症状」が現れるというシロモノ

海上での実証実験は「ビーバー」の操縦士の3分の2もが死亡するという大惨事で、任務遂行を容易にするどころか、逆に困難にすると認定された「DⅨ」は、開発のスピードそのままの勢いで、あっというまに破棄されてしまったんだそうで

無題
Name名無し 21/02/18(木)21:51:47 No.17472
http://cgi.2chan.net/f/src/1613652707933.jpg
それでも間もなく二人乗りでより実用性の高い小型潜水艇「ゼーフント」が実用化されると、やはり乗組員さん達に思う存分働いて貰うためのオクスリは実際必要!と判断され、先だっての「DⅨ」の反省を生かし、今度はハードドラッグのカクテルではなく、純粋なコカインもしくはメタンフェタミンを高い用量で使用することに決められたんですとか

「ゼーフント」の乗員だったハインツ・マンタイ=サンによると、練習航海の際渡された薬物を飲んだところ、「何というか強烈な多幸感に包まれ、ほとんど無重力状態のようで、何もかもが現実にはありえない色に染まって見え」たそうなんですが、別の乗員さんなどは、「疲労時に一粒ずつ飲むよう」指示されていた5錠の「赤い錠剤」を、何の気なしに予防のつもりで(薬効や副作用の説明はなかったそう)いっぺんに服用したところ、その後4日間一睡も出来なかったそうです

「気前よく大量に配給されていた」というコレらのオクスリ、錠剤以外にガムの形でも支給されていたそうなんですが、やはりちょっと味見は遠慮したい感じですなあ

無題
Name名無し 21/02/18(木)21:53:07 No.17473
1613652787068

余談ですが、戦中Uボートの艦長だったハインツ・シェッファー=サンの手記に、浮上航行中、打ち寄せる波しぶきにずぶ濡れになりながら狭い環境で洋上を見張る当直の苦労話が出てくるんですが、

「彼らが口にするものと言えば、胃袋がなるべく働かないでもすむようにと考えて、特殊な潜水艦用チョコレートだけであるが、チョコレートとコーヒーは食べ過ぎると疲労を増すだけだろう」

…なんてありましたり

「特殊な潜水艦用チョコレート」と言っても、恐らく高温多湿の艦内でも溶けないようなレシピ、もしくは眠気覚ましにカフェインが添加されたもののことだと思うんですが

…変なモノは入っていないですよね?

無題
Name名無し 21/02/18(木)22:04:27 No.17474
ま‥まあ‥コーヒーだって立派な覚醒剤だしぃ?
その延長線のようなモノでしょうよ(棒)
もう追い詰められたドイツとかがそういったもんに頼るのはわかるけど
あらゆる面で余裕のある米軍とかどうだったんだろう?
もちろん使うこともあったろうけど少なそうだな

無題
Name名無し 21/02/19(金)02:09:00 No.17481
戦乱や大西洋通商線の混乱でアフリカ中西部の主生産地は影響受けたろうし
スペインやトルコの中立国経由ルートあるにしても横流し貿易は厳しく監視されるだろうし
軍内限定とはいえ惜しみなくカカオ使ったチョコ量産するだけのカカオ豆が
どっから湧いてドイツに流れたのかわりと不思議だったり

無題
Name名無し 21/02/19(金)02:19:00 No.17482
アフガニスタンでの米軍誤爆事件でパイロットがアンフェタミン処方されてるって報告されてたが今でも使ってるのかな

無題
Name名無し 21/02/19(金)09:14:42 No.17485
ショカコーラ食ってみてえと思ったらAmazonで100g入一缶660円ねえ…

無題
Name名無し 21/02/20(土)07:00:40 No.17545
>ショカコーラ食ってみてえと思ったらAmazonで100g入一缶660円ねえ…
先月カルディで買ったときは500なんぼだったと思うけど…
昨日行ったらもう置いてなかった、売れなかったんだろうな
陳列がレジ前のついで買いコーナーなんだもの
この値段の得体のしれない缶を会計中に「あ、これも買っとこ」ってカゴに投入するやつはそうそうおらんで

無題
Name名無し 21/02/20(土)15:14:22 No.17568
>この値段の得体のしれない缶を会計中に「あ、これも買っとこ」ってカゴに投入するやつはそうそうおらんで
「あっ、あのショカコーラだ‼買っておこっ」
ってなる人どれだけ居るんだろっていうね…

無題
Name名無し 21/02/19(金)20:48:30 No.17519
1613735310397
独テムラー社が「ペルビチン」の開発に踏み出したきっかけの一つは、同社の化学主任のフリッツ・ハウシルト=サンが、1936年のベルリンオリンピックにおいて、米国製の「ベンゼドリン」というアンフェタミン剤が、(当時は)合法のドーピング薬として大いに選手達のパフォーマンスを向上させていたらしい…というハナシを聞き込んで来たことであったそうです

そして出来上がったテムラ―社謹製の「ぺルビチン」がWW2開戦後、大いに独の陸海空軍で愛用されたのは先述の通りなんですが、撃墜したドイツ機から発見するなどしてその事実を知ったエゲレス軍は、「ナチの兵隊が強いって?ヤク中の偽物の強さじゃないかwwwww」…という反ナチスプロパガンダに利用した一方で、改めて覚醒剤の軍事的価値に注目したんだそうで、1941年頃から錠剤および吸入型の「ベンゼドリン」を自軍の将兵さん達に支給し始めているんだそうで

無題
Name名無し 21/02/19(金)20:50:01 No.17520
http://cgi.2chan.net/f/src/1613735401709.gif
長時間の夜間爆撃に従事する爆撃機クルーに支給されたアンフェタミンの錠剤は、‘WAKEY-WAKEY’錠なんて妙に愛嬌のある名で呼ばれていたそうなんですが、緊急脱出時の非常キットにも備えられていて、英国の搭乗員さん達は敵地への不時着の際、不眠不休で走り続け、敵兵の捜索から逃れるパワーを与えてくれるゾ!なんてと説明されていたそうです

また「ベンゼドリン」は開発元の米国軍でも採用されて、1943年までには、全ての爆撃機の機上に錠剤と吸入器が常備されるに至っているんですとか

画像は1943年頃の米国医学雑誌に掲載された「ベンゼドリン」の製造元であるスミス、クライン&フレンチ社の広告で、同社の「ベンゼドリン」吸入器が、米国陸軍航空隊や機甲部隊で常備・愛用されていると、誇らしげに訴える内容になっておりましたり

無題
Name名無し 21/02/19(金)20:52:13 No.17521
1613735533284

「ベンゼドリン」吸入器の内容はアンフェタミン250㎎に対してラベンダーオイル75㎎、メントール12.5㎎であったそうで、スッキリ爽やかに、アンフェタミンを摂取できたみたいですなあ(棒)

1942年11月の北アフリカ上陸作戦時には、D・D・アイゼンハワー司令官自らの指示で、米兵士の為に50万錠の「ベンゼドリン」が用意されたほか、1943年11月に太平洋でタラワに上陸した米海兵隊、1944年6月にノルマンディーに降下した米降下兵部隊など世界各地で「ベンゼドリン」は使用され続けたそうで、1945年にはSKF社の年間生産量は7億5千万錠に達したとのこと

また戦中のこうした大々的な使用が「精神を高揚させ、鬱と眠気を払う」同薬の評判を広めた為、戦争終結後も民間で(そして軍隊でも)便利な薬として売れ続けていたそうです

無題
Name名無し 21/02/19(金)20:53:30 No.17522
http://cgi.2chan.net/f/src/1613735610294.jpg
因みにアンフェタミンの覚醒効果はカフェインのそれと等しく、持続効果においてより勝るということだそうなんですが、2000年代に米陸軍では、カフェイン等のより効率的な人体への摂取方法について、経皮吸収パッチなどを含む様々な手法を研究したことがあったんだそうで

その結果、カフェインを最も迅速に血中に送り込む一番効率的な方法は、やはりほっぺの内側の粘膜からの口腔吸収である!と言う事になり、その結果を受けて開発されたファーストストライクレーションでは、チューインガムやエナジーバーにカフェインを添加する仕様に落ち着いたそうです

カフェインも過剰な摂取は身体にイイとは言えないですけれど、戦場で気分を高揚させるなら、アヤシイ錠剤で無理やりよりも、せめて美味しいお菓子を楽しんでいるうちに自然に…という方が良いですよね、やっぱし

無題
Name名無し 21/02/20(土)23:15:37 No.17620
>ほっぺの内側の粘膜からの口腔吸収である
カフェインタブレットの効きが出るのが遅いのはそういうことか! これから口内で溶かしちゃおうかしら

無題
Name名無し 21/02/20(土)07:49:44 No.17546
慰問的なチョコレートから戦中の薬物のスレになってるなあ
自衛隊法も有事は薬事法無視可能だったな

無題
Name名無し 21/02/20(土)07:50:29 No.17547
大戦中のフーファイターの正体、原因はこの辺だろうね。
後は疲労とストレス。

無題
Name名無し 21/02/20(土)07:56:34 No.17548
そういや海軍夜戦戦闘機月光のエースの黒鳥四郎氏のWikiでヒロポン漬けにされて後遺症抜くのに40年超かかった基準があったな

無題
Name名無し 21/02/20(土)18:01:37 No.17577
http://cgi.2chan.net/f/src/1613811697418.jpg
対戦車チョコレートのトブラローネは衝動買いした事あるわ
硬いと聞いていたのに袋詰め3種入のやつは普通の板チョコよりも柔らかくて拍子抜けしたけど美味かったよ

無題
Name名無し 21/02/20(土)23:28:12 No.17624
ショカコーラはタミヤも輸入販売しているから
模型イベントの際に買ってたりしたな

次はいつになったら開催できるんだろ

無題
Name名無し 21/02/21(日)12:05:34 No.17645
http://cgi.2chan.net/f/src/1613876734517.jpg
日本の航空糧食には、一応アヤシイ薬を含まない普通のチョコレートも用意されていたそうで、前述岩垂氏によればこの「航空チョコレート」は「興奮作用物質たるカフェイン、テオブロミンの作用により著大なる慰疲効果を期待し得る」もので、「血液形成成分としてカルシムウム竝に鉄を豊富に含有(略)」、高空飛行中の酸素不足による疲労の予防や回復を目指したものであったそうです

鉄分利用を促進する触媒として微量の銅や、栄養強化としてビタミンBも添加されたそうなんですが、これらの添加物の殆んどがもつ特有の苦みがチョコの風味に隠されて違和感なく摂取できる、優れモノのカフェイン入りチョコバーであったそうなんですが、岩垂氏によれば他にも

「明治製菓は昭和19年には陸軍糧秣本廠の指定工場になっていて、ここに面白い名前の工場長がいた。浦島亀太郎という。彼は晩年、社長になったが、私が陸軍にいたものだから、彼を指導する立場にあった」

無題
Name名無し 21/02/21(日)12:06:28 No.17646
「ココア豆がなくなったので、ブドウ糖の中へココアの粉をぶちこんで、固めたブドウ糖の航空チョコレートの試作をしてもらったが(略)製造し補給する前に終戦になってしまった」

「ところが不思議なことに、終戦直後、民間でこれが大流行となり、芥川、ロータリー、西澤等の新興のブドウ糖チョコレートメーカーが続出して、大量のブドウ糖チョコレートが市販された」

「私も戦後(略)萬有栄養という会社を創業(略)ブドウ糖チョコレートをつくり、ブッカキ型のブドウ糖チョコレートを都内のデパートで売り出した」

「朝チョコレート色をしているブドウ糖チョコレートが夕方は白い粉をふき、白色になってしまうので、お化けチョコレートという異名がついてしまったのを思い出す」

無題
Name名無し 21/02/21(日)12:10:32 No.17647
http://cgi.2chan.net/f/src/1613877032651.jpg
「ブドウ糖チョコレートから、本もののチョコレートをつくり、いろいろの種類をつくったが、昭和50年頃売れなくなり、大きな損害を残してチョコレートの製造を止めてしまった」
「航空チョコレートから、ブドウ糖チョコレート、そして本もののチョコレート(略)で廃業と、私のチョコレートの歴史は大きく損金を残して終わってしまった」

…なんて話もあったそうです

因みに萬有栄養は現在も健在で、航空自衛隊や海上自衛隊の非常用糧食を製造・納品しているほか、民間用向け各種保存・非常食の販売も行っているとのこと

残念ながら、チョコレートはそれらには使用されていないようなんですが、「ブドウ糖チョコレート」なんて今では代用品でなくその使用を謳いものにした製品まで出てるわけで、その開発者としては複雑な心境なんじゃあないでしょうか…w

無題
Name名無し 21/02/21(日)17:08:54 No.17660
昭和50年代の駄菓子屋で買ったチョコで妙に白かった奴は、もしかしたらそういったブドウ糖チョコだったのだろか?
…いや、駄菓子屋だから単に古かっただけか

無題
Name名無し 21/02/21(日)17:30:09 No.17661
今どきのチョコレートでも、一回溶けからまた固まったりすると、白く粉を吹くことがあるよ
パッケージにもよく見るとメーカーからの注意書きがあるのよね

無題
Name名無し 21/02/21(日)17:40:47 No.17663
チョコレートの脂肪分を正しく固めて口溶けよく仕上げるには「テンパリング」と呼ばれる熱処理が不可欠なんだけど、
表面が白っぽかったり、光沢が無かったりするチョコレートはこれを行ってない場合があるね

無題
Name名無し 21/02/21(日)17:57:06 No.17666
>チョコレートの脂肪分を正しく固めて口溶けよく仕上げるには「テンパリング」と呼ばれる熱処理が不可欠なんだけど、
>表面が白っぽかったり、光沢が無かったりするチョコレートはこれを行ってない場合があるね
手作りチョコもらうとたまに…ね

無題
Name名無し 21/02/21(日)17:53:55 No.17665
http://cgi.2chan.net/f/src/1613897635088.jpg
アメリカはカフェイン苦手な人が多いせいかスーパーでもZero Sugarと並一緒にCaffeine-Freeがたくさん並んでるね

無題
Name名無し 21/02/21(日)18:00:09 No.17668
このスレ見てたらショカコーラ食いたくなったから買ってきたわ
ついでにリコリス菓子も買った
どちらも高いな

無題
Name名無し 21/02/22(月)02:18:42 No.17696
1613927922599
戦前から日本国内で各種チョコレートの輸入・加工・販売業を営んでいた、大東カカオ株式会社社長の竹内政治さんという方の伝記によると、昭和12年の支那事変勃発に伴う輸入制限令により、一時は肝心のカカオ豆がほぼ手に入らなくなり、開店休業状態に追い込まれてしまったんですとか

ところが昭和17年、海軍省からの依頼でチョコレート主体の軍用糧食の開発生産を請け負うことになったそうで、

「製造の依頼を受けたのは、航空機と潜水艦のための『居眠り防止食』と『振気食』の製造である」
「飛行機の操縦士は、視界の中で(略)プロペラがまわっていると、往路は問題ないが復路には催眠にかかったように眠くなるという。その眠気を醒ます食べ物が『居眠り防止食』である」

無題
Name名無し 21/02/22(月)02:20:48 No.17697
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「カフェインを少しだけ混ぜたチョコレートだが、材料となるカカオ豆は日本政府がマレーシアから特別に輸入したものを支給してくれた」

「居眠り防止食としてのチョコレートは、航空機用は簡単にできたが、問題は潜水艦の乗組員たちのためのものだった」

「潜水艦の内部は暑い。常時、40度ほどはあるという。となると、暑さに耐えられるチョコレートをつくらなければならない」

「カタの中に流し込んで造るのでは、暑さに溶けてしまう。そこで竹内は新たに大阪から機械を取り寄せ、圧縮によって固めた『暑さに強いチョコレート』も造った」

無題
Name名無し 21/02/22(月)02:22:00 No.17698
1613928120914

「原料のカカオ豆が一般には入手不可能だった時代、たとえこういう形でもチョコレート製造を続けられたことは確かに幸運ではあった」

…そうです

因みに竹内氏の会社では厚生省の依頼により、カカオ豆からの医療用テオブロミンの抽出にも手を付けていたそうなんですが、終戦直後の昭和22年にも製薬用にスリランカから輸入したカカオ豆を原料に、生産を行ったこともあったそうです
一方、「食生活世相史(柴田書店)」によると、終戦後も昭和24年4月まで、食品としてのカカオ豆の輸入は途絶えたままであったそうなんですが、
「甘味を強く要望する大衆消費者の声があり(略)外国産チョコレートの国内市場進出を目の当たりにみて、手をこまねいてばかりもいられないという業者の熱意は、ついに『代用グルチョコ(代用グルコースチョコレート)』を生み出すに至った」

無題
Name名無し 21/02/22(月)02:31:37 No.17700
http://cgi.2chan.net/f/src/1613928697553.jpg
「これは、統制枠外の薬用カカオバターの副産物であるココアがあったことと、グルコース(※=ブドウ糖)に着目した業者が苦心の末、発明したものであった。すなわち、グルコースを主原料とし、これにココア粉などを配合してつくったのである」

「この頃チョコレートと言えば、進駐軍のアメリカ製品しかなく、これが一部『放出』の名目で市場に横流れしていただけであったが、当時の世情では(略)代用グルチョコでさえ製造が需要に追い付かないほどの売行きを示し、たちまちメーカーが続出した」

…とのこと

この辺、先の岩垂氏の回想と重なるんですが、戦中でも平和な時代でも、甘くて疲れを忘れさせてくれるモノへの需要は、常に大きかったみたいですねえ…w

無題
Name名無し 21/02/22(月)07:29:46 No.17701
終戦後の闇市には本土決戦用に備蓄されてた物資が出まわっていたとか(ヒロポンなんかも)
軍用と知らずに腹に入れていた人も多そう(そんなのいちいち気にしてられなかっただろうけど)

無題
Name名無し 21/02/22(月)08:01:02 No.17703
野坂昭如氏がテレビで言ってたけど戦後すぐは
軍の物資が流れて物はあったみたいね。
それが無くなった頃が1番辛かったとか

無題
Name名無し 21/02/22(月)16:17:47 No.17726
米軍のレーションは大量に余った分は、ヨーロッパの民間人への支援物資に回されたらしいね
イギリス人とかはともかく(偏見)フランス人とか文句出なかったのかな?

無題
Name名無し 21/02/22(月)16:44:27 No.17727
イギリス人だって文句言ってたからスパムの歌ができたんじゃないかよ~

無題
Name名無し 21/02/22(月)18:58:45 No.17731
戦中日本軍がインドネシア(蘭印)を占領した後、陸海軍の養成により明治および森永製菓現地に従業員を派遣して、現地のカカオから軍用チョコレートの生産を行っていたんですとか

その蘭印に展開していた、日本陸軍第9錬成飛行隊の隊長だった勝村五郎少佐は、厳しい中にもユーモアを介し、部下の面倒見も良い上官として皆に親しまれていたそうなんですが、昭和19年9月、連絡飛行の帰路、運悪くP-38戦闘機に捕捉され乗機は墜落、戦死されておられるそうです

墜落した乗機の残骸の中からは、少佐が部下へのお土産として買い求めた大量のチョコレートが見つかり、故人の人柄をしのばせたそうなんですが、その時の乗機であったカーチス・ライトCW22Bも、オランダ空軍が戦前アメリカから輸入・運用していたものを、蘭印占領時に鹵獲したものであったそうで

無題
Name名無し 21/02/22(月)18:59:37 No.17732
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因みに日本海軍では独自の航空糧食として、柔らかいチョコレートに焼酎やウィスキーを練り込んでチューブに詰めたものを採用していたそうなんですが、一部は艦艇乗員さん達にも与えられたようで、大戦後半の魚雷艇乗組員さん達などは、船上での火気の使用が禁じられていた為、総員配置の忙しい出動中など、「ポケットに『アルコール入りのチョコレート』をしのばせて、ヒマを見てはこれを食べ」食事がわりとしたとのこと

一方、水中特攻兵器「回天」の搭乗員だった河崎春美さんという方の手記にある話なんですが、昭和20年、土佐湾での訓練中、地元の農家に寄宿した時のこと、

「その家の三男坊(小学校入学前年)に、搭乗食のなかの熱糧食であるチョコレートを食べさせたところ、生まれてはじめてお目にかかるものだから、ふしぎそうな顔をしていた」

無題
Name名無し 21/02/22(月)19:01:28 No.17733
1613988088555

「しかし、一つ食べるとオイシイと言うので、どんどん食べさせた」

「われわれの方は、先任の連中から歓迎会をやろうというので、適当に飲んで寝込んでしまった」

「朝になって起きたところ、この家の主婦から、『うちの子供に何を食べさせたのか』と問い詰められた(略)チョコレートだと答えると、子供は昨夜は一睡もせず、そのうえ、下痢で何回もトイレに通ったとのこと」

…なんてコトがあったそうです

子供がお菓子を食べ過ぎて体調を崩す話は今でも子育てあるある話の一つですし、アルコール入りタイプのチョコを子供に上げるとも思えないので、固型タイプのチョコであったと思われるんですが、或は添加されたカフェインが、子供にはキツ過ぎたのかもしれないですなあ

無題
Name名無し 21/02/22(月)21:47:25 No.17744
http://cgi.2chan.net/f/src/1613998045888.jpg
陸軍さんの熱糧食はよく知らんけど
海軍のはキャラメル状だと認識してた
「其他の栄養分を配合せり。」ってのが引っかかってしまう
其他ってなんだろうww

無題
Name名無し 21/02/23(火)05:44:57 No.17757
>其他ってなんだろうww
疲労を感じなくなるお薬(疲労がなくなるとは言っていない)だったりして・・・

無題
Name名無し 21/02/22(月)22:04:33 No.17745
http://cgi.2chan.net/f/src/1613999073723.jpg
チョコから話が脱線してすいませんが
日本海軍の潜水艦乗組員用の特別加給食として
水(お湯?)でといたコンデンスミルクが与えられていたようです
現代人の感覚では想像するだけでもうす~~い感じかするんですが、自分の母親(某東北地方F県の秘境出身)に聞いたところ昭和中期においても存在し、ご馳走レベルだったそうです
まことにかつての日本人が甘味に飢えていたことの証左でもありますし、現代人がいかに飽食に陥ってるかということの証左でもありますねw

無題
Name名無し 21/02/23(火)10:17:22 No.17771
1614043042861

「熱糧食」は単に菓子やジュース、シロップ等の加給食を表す言葉としても使えわれていたみたいなんですが、制式製品の方の「熱糧食」原料の配合は

「水飴(32.48%)、黄双(31.22%)、黒砂糖(5.25%)、粉乳(3.50%)、全卵末(2.20%)、黄卵末(3.42%)、チョコレート(1.87%)、バター(15.00%)、レシチン(2.00%)、生牛乳(2.72%)、香料(0.36%)」

…というものであったそうです

「特殊加工の大豆粉末(※レシチンを指すと思われ)、ミルク、飴、砂糖等よりなるキャラメル様のもの」で、一箱54グラムで約261キロカロリーという仕様であったそうなんですが、腕に覚えのある方はホワイトデーのお返しに自作して、奥様や恋人に送られては如何でしょう…w

無題
Name名無し 21/02/23(火)10:18:54 No.17772
Krupskaja_1890
因みにソヴィエト連邦の父、ウラジミール・レーニン=サンには、ナデジダ・コンスタンチノヴナ・クルプスカヤ=サンという奥さんがおられたそうなんですが、公私ともに良きパートナーだった彼女が1939年に亡くなると、レニングラード市(現サンクトペテルヴルグ)にあった製菓工場がその功績を讃えて、「クルプスカヤ工場」と改名されているんだそうで

「クルプスカヤ工場」は後に独ソ開戦後、1941年9月から44年1月までの900日近い過酷なレニングラード包囲戦のさ中でも操業をつづけ、代用材料の使用などの苦心を重ねつつも、同社の代表的なナッツ入りチョコレートの“Mishka na Severe(北極熊)”などは、1943年でもも3トンほどが生産されていたんですとか

戦後も「クルプスカヤ」ブランドのチョコレートは人気のあるブランドとして、ソ連崩壊後を経てもなお、ロシア国民や海外からの観光客の間で親しまれ続けているそうです

無題
Name名無し 21/02/23(火)10:19:56 No.17773
http://cgi.2chan.net/f/src/1614043196897.jpg
もっとも、長期にわたり補給路を断たれたレニングラード包囲戦はやはり過酷なもので、公式発表だけでも67万人、一説には100万人もの市民が飢餓などにより死亡してしまったそうなんですが、H・E・ソールズベリー=サンの「独ソ戦」によると当時の市中の様子は
「(41年)9月6日(略)残るはわずか小麦粉14日分、穀物23日分、肉19日分、脂肪20.8日分、砂糖・菓子類48日分(略)月末までにこれを順繰りに配給した(略)あと市民は、キャンディとケーキだけを食べることになるだろう」
「(41年)10月、非労働者と子供は、1日に質の悪いパンを三分の一ポンド受けとって(略)このほか月に肉1ポンド、澱粉1.5ポンド、ヒマワリ油四分の三ポンド、菓子3ポンドの配給があった」

…というものであったとのこと

無論、大部分の餓死者を救うには至らなかったものの、生き残った方々の幾らかは、「クルプスカヤ」工場の製品で命をつないだのかも知れないですな

無題
Name名無し 21/02/23(火)10:21:19 No.17774
1614043279573

余談ですが、レーニン=サンの晩年、後継者たるスターリン=サンとの関係はあまりよろしいものではなかったそうなんですが、レーニン=サンの死後も、未亡人クルプスカヤ=サンは岡田真澄似=サンが粛清するんだスキー!という党員さん達を庇うなどしており、革命の祖の妻にして最古参共産党員、ウカツには手を出せないとあって、スターリン=サンには厄介な相手であったんだそうで

そんな彼女が亡くなったのは1939年、70歳の誕生日パーティーのバースデーケーキを食べた後体調を崩して亡くなったそうなんですが、他の列席者には(同じケーキを食べたのに)何の異常もなかった為、パーティーの御馳走を送ってきたスターリン=サンが「関与」したのだ、なんて言われているそうです

このケーキがチョコレートケーキだったかどうかは定かではないんですがw
小うるさい政敵が都合よく「中毒」で亡くなってくれるとか、何か最近のロシアでも、聞いたことがあrjk  d i

無題
Name名無し 21/02/23(火)12:07:04 No.17781
ポロニウム入り寿司を思い出すな

あれ?ピザの配達なんか頼んだかな?

無題
Name名無し 21/02/24(水)00:51:34 No.17848
山岳登山の非常食でもチョコレートは定番やよな

無題
Name名無し 21/02/24(水)04:04:32 No.17853
http://cgi.2chan.net/f/src/1614107072513.jpg
日本で有名な洋菓子メーカーの「モロゾフ」のルーツは、ロシア革命時に赤軍から逃れて亡命してきた、フョードル・ドミトリエヴィチ・モロゾフ=サンが立ち上げたチョコレートなどの洋菓子店にあるんだそうなんですが、帝政ロシアではチョコレートは人気のお菓子で、首都モスクワで1851年にセオドア・フェルディナント・フォン・アイネム=サンというドイツ人が立ち上げたチョコレート店の製品は、1853年のクリミヤ戦争ではロシア軍に提供されるなどして次第にモスクワっ子の間で評判を博し、1900年のパリ博覧会で最優秀賞を受賞、モスクワ川のほとりに蒸気機関を利用した大規模な工場を建てるなど順調に事業は拡大して、1914年のWW1開戦寸前には、「帝室御用達」にまで登り詰めていたそうです

もっとも、1917年からのロシア革命でロシア帝室が倒れると、同社の工場は赤軍により国有化され、「КрасныйОктябрь(赤い10月)」と如何にもな名前に改名されたチョコレート工場は、以後ブルジョワジーではなくプロレタリアートの為に製品を製造することになったわけです、同志!

無題
Name名無し 21/02/24(水)04:05:08 No.17854
http://cgi.2chan.net/f/src/1614107108354.webp
独ソ戦の最中、モスクワに独軍が迫る中でも「レッド・オクトーバー」工場でのチョコレート生産は続けられ、ほんの目と鼻の先で戦うソ連将兵さん達に配られたそうなんですが(一時は工場の爆破も準備されていたそう)、やがてドイツ軍が敗退すると、見事侵略者たちから首都を守護り抜いた守備隊の奮戦を讃えるとして、ソ連の方の髭のおじさんの命令で新しい(記念の)チョコバーの生産が始まり、“Гварде́йск(=Gurds…ソ連ですから「親衛隊の意でしょうか)”チョコレートと名づけられたそうです

「クラースヌイ・アクチャーブリ」工場では、戦中材料不足に悩まされたものの、ココナッツオイル、ライ麦、蜂蜜、シリアル、砂糖、レシチン、ゴマ、ブドウ糖、ココアの殻などの代用原料を使用して生産にはげみ、小麦粉で砂糖を増量したり、甜菜シロップやアップルソースの代わりに、キャラメルフィリングにビートピューレを加えるなどしたほか、燃料配給の厳しいなか、冷製および半冷製の方法でキャンディーやスイーツを製造する新しい技術を発明して、燃料がない日でも工場は稼働していたとのこと

無題
Name名無し 21/02/24(水)04:06:14 No.17855
http://cgi.2chan.net/f/src/1614107174136.webp
その結果戦時中、「赤い10月工場」が製造したチョコレートの生産量は減少するどころか戦前の3倍にも達し、1944年には「グヴァルジェイスク・チョコレートの他に150種類もの菓子が生産されていたんだそうで、チョコレート以外にも工場設備を利用して、前線の兵士用の濃厚な「カーシャ(粥)」レーション、果ては航空機用部品、信号弾、発煙弾まで生産して、前線に送ったそうです

工場で働く女性従業員の手紙の着いた製品パッケージ(ソ連版慰問袋といったところでしょか)なども特に喜ばれたそうなんですが、アフリカ産のコーラナッツを原料としたカフェイン・テオブロミン強化の航空機搭乗員用チョコレートなんかは、レンドリース物資を原料としていたのかも知れないですな

因みに戦後は、ドイツから〇〇してきた進んだ製菓用機械の導入で更に工場は強化され、ソ連体制下のチョコレート業界のモデルケースとして、その発展を進めたとのことで、色々な意味でドイツと縁が深い工場であったようです(棒)

無題
Name名無し 21/02/24(水)04:06:49 No.17856
1614107209862

余談ですが、フョードル・ドミトリエヴィチ・モロゾフ=サンの息子のワレンティン=サンの伝記の作者さんが、本人へのインタビュー中、何気なしに数年前ソ連に行って、レニングラードで食べたチョコが美味しかった…なんて話したところ、それまでニコニコとした温厚な紳士だったワレンティン=サンの表情が一変、
「ソ連のチョコレートあますぎる。それもあまいだけ。あんなのチョコレートでない!」
「砂糖入れると、その分原価やすくなる(略)ほんとのロシアチョコレート、ただあまいだけでない!」
「あの国、見てごらんなさい。なんでもノルマ、ノルマ(略)味、国中同じです!」
…と大激怒だったそうです

無論、家族のルーツが失われた帝政ロシアにあるという恨みもあるんでしょうが、やはりワレンティン(=バレンタイン)は、共産主義とは相性が悪い、ということなんでしょか…w

無題
Name名無し 21/02/24(水)11:00:09 No.17873
ショカコーラ買ったんだけどこれミルク味もカフェイン入ってるしコーヒー味なんだな
ブラックは更にブラックチョコの酸味が増える感じ
まあ一缶食べてモンスター二本以下なら大した量じゃないのかな
引用元:http://cgi.2chan.net/f/res/17020.htm