無題Name名無し20/10/20(火)22:06:26 No.513554
英本土への爆撃を行うドイツ空軍の主力爆撃機ハインケル He111
アニメの話で恐縮だが
某0083っていうアニメで
最初は一方通行、周波数を合わせる手順で敵と会話してた
最近のアニメだと、もう普通に敵と喋ってたりしますよね
現実だと交戦中に敵と会話が成立した事ってあるんでしょうか?
ま、自分は降伏勧告をされたら
「バカめ」と返してやりますけどね
↑
失策
無題Name名無し 20/10/20(火)22:53:14 No.513557
NUTS!
無題Name名無し 20/10/20(火)22:58:37 No.513558
>NUTS!
そういえばBoB日本語吹き替えだとそこが「アホ!」って吹き替えになってて折角の名言?が若干間抜けになってしまっていたな
無題Name名無し 20/10/20(火)23:35:44 No.513559
>「バカめ」と返してやりますけどね
それで思い出したけど、ヤマトの五分間交信のエピソードで
相原が沖田艦長に対して「ソロサイクルでキープして下さい」
と言ってるが、どういう意味なんだろう。
可変にするなとか、そんな感じの意味なのかな
まだアマチュア無線が流行ってた時代だし関連がありそうだけど
無題Name名無し 20/10/21(水)00:57:28 No.513568
ガンダムはだって、人由来のデムパで人同士が会話できる世界なんだもん…
無題Name名無し 20/10/21(水)19:37:09 No.513587
http://may.2chan.net/39/src/1603276629085.jpg
エゲレス人作家のロバート・ウェストール=サン著の「ブラッカムの爆撃機」という本が岩波書店から出ておりまして、表題作はWW2中の英「ウェリントン」爆撃機乗員さん達の物語なんですが、その中に主人公の無線手が「ティンゼル」という新しい無線兵器を貰うシーンが出てきまして
「ティンゼルというのは3番目の通信機で、ドイツ軍の飛行機同士の通話が聞こえる(略)ドイツの連中の”まじ”な声がきこえてくるんだ。おれたちを撃ち墜とそうとやっきになってるときのやりとりとか」
「ここ一発ってとこで、おれは連中の通話をぶったぎってやる(略)右舷のエンジンの音をわりこませてやるわけさ。ドイツ野郎はびっくりぎょうてんして毒づくって寸法だ」
…なんてありましたり
無題Name名無し 20/10/21(水)19:38:31 No.513588
http://may.2chan.net/39/src/1603276711740.jpg
「ブラッカムの爆撃機」自体は小説なんですが、この「ティンゼル(Tinsel)」自体は実在した装備で、爆撃機の無線手が敵夜戦の無線を傍受した際、その周波数に合わせて機体に装備したマイクロフォンで集音する、自機のエンジン音を増幅して送り込む仕組みで、敵基地からの戦闘機誘導の会話を妨害する目的で実戦投入されていたんだそうで
因みに「ブラッカムの爆撃機」の話のキモも、敵夜戦からの無線会話が英国側の爆撃機に聞こえてきて…という所から始まるんですが、そこから先のストーリーは、是非ご自分で読んで確かめてみることをお勧めします(ダイマ
それはさておき、相手の戦闘中の無線通信の内容を傍受・解析すること自体は、非常に重要な情報手段として、大戦中は世界各国で広く行われていたそうです(現在もでしょうが)
無題Name名無し 20/10/21(水)19:39:58 No.513589
そんな中、1943年5月9日の夜の事だそうなんですが、いつものように夜間戦闘に出撃したドイツのJu88R-1夜戦の1機が、戦闘後、やがて入ってきた基地からの無線誘導通話にしたがって飛び、無事着陸したんだそうで
ところが降り立った搭乗員さん達をずらりとならんで迎えたのは、馴染みの整備員ではなく、敵側の英軍将兵さん達であったんですとか
要は英側が独語の上手い隊員を「ニセ管制官」に仕立て上げ、まんまと無傷の夜戦を自分達の基地に誘導するという、フィクションのような鮮やかな手並みであったんだそうで、おかげで独側は、まんまと貴重なレーダー搭載夜戦のサンプルをエゲレス側に奪われてしまう事になったそうです
ガ〇ダムシリーズと言えば、主役機がまんまと奪われるところから物語が始まるのが定番ですが(偏見)、敵のオペレーターに口先三寸で騙されて奪われるパターンは、まだなかったですかねえ…?
無題Name名無し 20/10/22(木)16:14:16 No.513622
http://may.2chan.net/39/src/1603350856382.jpg
イギリス軍は戦中、敵の新型レーダー奪取のためにコマンド部隊を送り込んだり敵兵器の情報収集には手段を選ばない感じですね
まるで映画やスパイ小説みたいな作戦を本当にやってしまうのはすごいといいますか…
無題Name名無し 20/10/22(木)17:46:54 No.513623
事実は小説より奇なりってやつだな
無題Name名無し 20/10/23(金)12:07:19 No.513641
>事実は小説より奇なりってやつだな
エゲレスはトンでも兵器を作ることでおなじみですが
情報部の作戦もかなりぶっ飛んでるのが多くて・・
無題Name名無し 20/10/24(土)19:17:15 No.513698
http://may.2chan.net/39/src/1603534635069.jpg
エゲレス空軍ではドイツ夜間戦闘機と、地上基地の誘導管制官との会話を傍受していると、その後必ず一定の周波の電波放射が傍受されることから
「コレ、もしかして敵夜戦のレーダー波じゃね?」
「そっすねえ」
「よし、お前行って見てまいれ」
「……は?」
「行って見てまいれ」
…なんて作戦も行っているんですとか
具体的には、傍受した波長に合わせた受信機を積んだ「ウェリントン」爆撃機を送り込んで、実際にドイツ夜戦に追われさせてみたそうなんですが、夜戦の機関砲で穴だらけにされ不時着するも、しっかりその電波が敵夜戦のレーダーのものである証拠を掴む事に成功したそうで(棒)
無題Name名無し 20/10/24(土)19:18:45 No.513699
http://may.2chan.net/39/src/1603534725798.jpg
また1943年後半ごろからは、ドイツ語の達者な英側要員がドイツ基地の誘導官になりすまして、夜戦との会話に割り込む作戦も始めているそうでして
英国人「夜戦隊全機、地点〇〇へ向え!トミー共を叩き落せ!」
独管制官「騙されるな!敵は□□だ!(怒)」
英「今のはイギリス人だぞ!」
独「今喋ってるのは俺だ!イギリス人じゃない!!(激怒)
独パイロット「どっちに行けばいいんだ!?(困惑)」
…なんて、喜劇めいた光景が夜のドイツ上空で繰り広げられるようになったそうです
因みに、エゲレス側のドイツパイロットを完璧に騙せるだけのネイティブな「独語要員」の重要な供給源となったのが、皮肉なことに戦前からのドイツ国内での迫害政策を逃れて亡命してきていた、元ドイツ国民のユダヤ人であったんですとか
おお…まさにインガオホー!
無題Name名無し 20/10/24(土)19:21:29 No.513700
http://may.2chan.net/39/src/1603534889782.jpg
余談ですが、こうした「ニセ誘導官」出現に頭を悩ませたドイツ側のとった対策の一つが、それまで主に男性が務めていた戦闘機誘導官を、女性隊員に置き換える事であったんだそうで
もっとも、コレもたちまちイギリス側も女性補助隊員からなる妨害要員を投入して対策されてしまうという、まさに鼬ごっこだったみたいなんですが、結果としてはそれまでのむさくるしいサツバツとした作戦本部内部の光景が、英独双方とも華やかなものに変ったのは、お互い思わぬ恩恵ではあったんじゃあないでしょか…w
無題Name名無し 20/10/24(土)21:25:37 No.513706
確かに女性の声の方が聞き取りやすいので、当時の無線通信の音質を考えたら
誘導官を女性にした方が実利的ですよね。
その点で西洋人は賢かったですね。(´・ω・`)b
無題Name名無し 20/10/25(日)07:16:04 No.513730
つまりアニメでやたら通信士が女ばかりなのも根拠のあることだった・・・?引用元:http://may.2chan.net/39/res/513554.htm
コメント
米操縦員が無線で「下にいないで上がって来て戦え!」といったら、日本側基地から英語で「お前らが降りてこい、馬鹿野郎!」というような返信があったとか。
その時はちょうど低空で乱戦になっていたらしい。
英国は暗黒面とか言われるけどアイデアやチャレンジ精神に溢れとる
兵器だけでなく大戦時の情報戦電子戦も凄い
会話ではないですが、対レーダーミサイルの発射コールの「マグナム!」と言いまくって、敵のSAMを牽制した話や、湾岸戦争ではハッタリが効いてレーダー照射が止まったと言う話もあったそうですわね。
日本軍はジャングル内で相手を攪乱するつもりで英語で話しかけた(姿は見えず声だけね)、しかし英語が下手過ぎて連合軍側は騙されなかった。
レイテの戦いで第三五軍司令部は隷下の第十六師団の戦況が連絡途絶で解らず、やむなく米軍の通信傍受で自軍最前線の戦況を推測していた(これじゃ負けますわな)
まあ実際、米軍は最前線では平文で交信するので英語に堪能な将校だと何言ってるか把握できたそうです。
以前は、聞き手が男の場合は女性の声のほうが応答時間が短くなるなんて言われてたけど、最近だと短文のアナウンススタイルの男性の声のほうが、聞き手の性別を問わず、応答時間が最小になるなんて言われてるみたいね
英国面の間違いでは?
シュガーローフでも米側に発狂者続出したけど戦闘が地獄すぎて精神の限界を超えると撃ち合い止めて罵り合いを始めるというのが壮絶
旅順陥落後もすっかり仲良くなって街に繰り出して飲んでたそうな。
言葉通じるしね
シリアだとお互い拡声器で罵りあったあとに戦闘が始まるって言うし
第一次大戦でも長い戦いに飽きて両軍の兵士が肩組んで踊ったりサッカーする写真が残ってますね
要は暗号通信にナバホ族の言葉を使った話なんですが、確か日本も薩摩弁だかなにかの言葉で似たような事やってたりしてたよなぁと思い出した。
それってクリスマス休戦の写真では?
WW1では長引く戦いの最中でお互いに暗黙の了解として補給の間一時的な停戦状態になることがしばしば起きまして。
英独戦線の間でクリスマスの間12/24-25だけあちこちで停戦状態が発生した事からそう呼ばれるように。
しかし戦死者の遺体回収から物資の交換、サッカーの試合等と状況がエスカレート。
仲間意識が生まれる事で戦闘状態に復帰出来なくなることを危惧した上層部により配置転換が行われる等し、結局泥沼に戻ったというお話。
この手の話は聞こえは良いものの、実態として馴れ合いによる戦意の低下や情報漏えいに結び付くため非常に危険な行為でもある。
捕虜への同情や人権尊重を元にした捕虜の処遇とは違い、場合によっては仲間や軍組織を危険に晒すため各軍共に非公式な停戦は行わないよう厳命している。
そういう話とか聞くとよう相手さん撃たなかったなぁって思う。
クリスマス休戦も。
撃たないきっかけとか逆に気になるのよね。
独軍機「我、機位不明により今見えている貴艦隊の位置を知らせよ」
英艦隊「貴機の位置は◯×(南太平洋のど真ん中の座標)である」
独軍機「サンキュー」
という会話の後に独軍機が空襲仕掛けたりしてたけど後半になるという行為も無くなったとか
いえオーストリアハンガリーとロシアの話。ブルシーロフ攻勢よりもあと
英独管制官同士の戦い()にはさすがにおハーブ生えましてよ。
他の方々の感想ではシリアでの例なんかも上げて頂きましたが、イスラム聖戦士の皆様も「やぁやぁ我こそは」と名乗られているのか気になりましたわ。
逆に昨今の先進国同士ではこういうことはないのかしら?GPSを誤魔化して無人機乗っ取るは耳にしましたが、相手側への撹乱もニセ管制官ではなくハッキングやデータ改竄で行われていると思うと少し味気なくてよ。どなたかお知りのお姉さまはいらっしゃるかしら?
これは陸の中の海外留学した幹部の方から聞いた話。
NATO軍司令部で善戦から報告を受けた時のネタ
米軍の場合「大変な事態に陥りました」-実はさほどの事では無い。
英軍の場合「ちょっと困ったことになりまして」-重大な事態
だそうで。
いわゆるイタリア軍ジョークネタの部類だと思うのですが、同じ言語を使っていても
文化的背景などで意思疎通は難しいという話でした。
無線じゃないなこれ。
ずっと追跡、監視してくる敵の航空機にうんざりした軍艦の乗員が
「もう休みたいからどっか行ってくれ」と伝えたら
「いいよ」と返して本当に去っちゃった、という話があったような…
普通に考えれば、敵機側も帰るタイミングだったのだろうけど
ロシア人までサッカーを…
コメントする