無題 Name 名無し 19/03/10(日)09:58:35  No.1270927

1552179515662
太平洋戦線の日本軍のトレードマークとも言える帽垂布だけど、
他の時代や軍隊ではほとんど見ないよな
(精々砂漠における一部時代の一部植民地軍ぐらい)

実際のところ、この布って効果あったのだろうか

無題
Name 名無し 19/03/10(日)10:52:25  No.1270931     
現代の登山用品でも似たようなのがあるけど、首筋の日焼けを防ぐ効果はあるよ

無題
Name 名無し 19/03/10(日)10:57:47  No.1270932     
レッドネックにならないのは良いよね…

無題
Name 名無し 19/03/10(日)11:01:26  No.1270933      
1552183286210
首や後頭部を直射日光から守るのは効果ある
副次的効果がありそうな英軍の皿ヘル以外熱帯地でもあんまりそれらしき装備は見ないね
北アフリカ派遣ドイツ兵のスーパーひとし君みたいな帽子もすぐみられなくなるし
そのぶん休憩の徹底や水・ジュース類の給与がよかったりするんだろうけども

無題
Name 名無し 19/03/10(日)12:31:37  No.1270943     
ランニング用の帽子が近いかな。日焼け防止することで、体力の消耗を抑えるとか

無題
Name 名無し 19/03/10(日)15:20:26  No.1270962     
>ランニング用の帽子が近いかな。日焼け防止することで、体力の消耗を抑えるとか
間寛平が一時期被ってたね
最近だと昨夏に道路工事のガードマンが両面テープかマジックテープでヘルメットに貼るタイプのを使ってた

無題
Name 名無し 19/03/10(日)13:36:10  No.1270950     
幼稚園児がみんなでかぶってるのをよく見る

無題
Name 名無し 19/03/10(日)13:48:34  No.1270951     
野良作業のときみたいに首にタオルや手拭い巻いた方が使い勝手いいのかもね
だらしないかもだけど

無題
Name 名無し 19/03/10(日)14:18:34  No.1270955      
http://cgi.2chan.net/f/src/1552195114072.jpg
海自は南方では制服が英国風に

無題
Name 名無し 19/03/11(月)09:32:44  No.1271012     
>海自は南方では制服が英国風に
こんな服装でWW2時東南アジアで日本海軍と戦闘して火傷多数出した戦訓から現在の外から見える皮膚は目の周囲だけな状態になったと前に聞いたがどこまで本当なんだろう…

無題
Name 名無し 19/03/11(月)11:27:49  No.1271017     
http://cgi.2chan.net/f/src/1552271269459.jpg
艦艇での戦闘配置ではこんなん?

無題
Name 名無し 19/03/11(月)11:56:23  No.1271018    
wikiによれば装薬誘爆による大被害が続発したユトランド海戦の戦訓
日本でもミッドウェー後になって皮膚の露出避けろ・袖や裾を縛れと
熱風の暴露や吹き込みを恐れるようになったけども
砲員なんかはもともとそれなりに重装備してたと思うので艦内の暑熱にラフな格好でうろついてた人員が多かったんだろう

無題
Name 名無し 19/03/11(月)12:37:13  No.1271019     
WW1でもそれなりの艦艇失ってるのにそれはないんじゃね?と思う一方で場所が北海辺りなんで半袖半ズボンなんて人は居なくて戦訓にならんかったのかと思ったりもしたがやっぱり只の都市伝説見たいな物だったか…

無題
Name 名無し 19/03/11(月)20:34:23  No.1271057     
>艦艇での戦闘配置ではこんなん?

海自はなんでこれしないんだろ。ちょっと無防備すぎない?

無題
Name 名無し 19/03/11(月)22:27:07  No.1271072     
>海自はなんでこれしないんだろ。ちょっと無防備すぎない?

艦艇戦闘服で検索。

無題
Name 名無し 19/03/12(火)01:56:14  No.1271100    
>艦艇での戦闘配置ではこんなん?

フォークランドの時に
面倒くさがって防炎手袋してなくて手だけ火傷して
大したケガでもないのに戦闘不能な兵士が相次いだなんて話を聞いたような

無題
Name 名無し 19/03/14(木)12:35:08  No.1271225
>艦艇での戦闘配置ではこんなん?
そこまでやるわりに艦内は可燃物だらけなのがよくわからない

無題
Name 名無し 19/03/14(木)13:37:41  No.1271227
http://cgi.2chan.net/f/src/1552538261962.jpg
燃料弾薬積まず蒸気も使わずじゃお船にならんでしょ
白色だと夜間の灯火管制下や停電時・漂流時に人がいる目印になるのも地味によさそうだ

無題
Name 名無し 19/03/16(土)19:49:28  No.1271410     
白マスクはアメちゃんも着てないし、そこまで必要ないんじゃないの
英軍は水兵に防火服着せるのもいいけど、まず艦内の可燃物減らそうよ

無題
Name 名無し 19/03/16(土)19:58:35  No.1271412      
>白マスクはアメちゃんも着てないし、

そんなあなたには映画「バトルシップ」の鑑賞を勧める

無題
Name 名無し 19/03/17(日)08:54:49  No.1271442
http://cgi.2chan.net/f/src/1552780489486.jpg
>白マスクはアメちゃんも着てないし、


機会が少ないだけで、訓練など必要な時は着けてるぞ。

無題
Name 名無し 19/03/10(日)14:26:11  No.1270958     
園児は園庭で前かがみの態勢で土いじりをするからどうしても首筋に直射日光を浴びる。日焼け予防に帽垂は有効らしい。
山登りではタオルを頭にかぶせて帽子で押さえるスタイルは格好は悪いが暑さ除けにはなるよ。

無題
Name 名無し 19/03/10(日)14:45:19  No.1270959      
FOOTMARK(フットマーク) 学校体育 体操帽 スクラムプラス フラップ付き 101229 レッド(05) フリー
これね
最近はほとんどこれだわ


英軍もそれらしいものなかったかな?

無題
Name 名無し 19/03/11(月)21:00:00  No.1271061     
>これね
>最近はほとんどこれだわ

そういえば紅白帽いつの間にかこれに変わってたな。

無題
Name 名無し 19/03/10(日)17:15:38  No.1270968     
>日本軍のトレードマークとも言える帽垂布だけど、
>他の時代や軍隊ではほとんど見ないよな

G.Iジェーンの中東派遣シーンではチョビヒゲ教官がそれ被ってたな
それなりに本職のシールズでも実用例があったのでは?

無題
Name 名無し 19/03/10(日)17:31:12  No.1270969      
1552206672930
幕末期の江戸幕府陸軍の兵士サン達の制服を見ると、仏式のケピ帽に日よけの垂れ布をつけるスタイルで、既に何となくウン十年後の昭和陸軍を彷彿させるものがありましたり

芙蓉書房の「陸軍経理部」に、その当時の幕府陸軍の制服事情について記述が有るんですが、曰く

「旧幕時代、フランスの援助によりミニ軍隊を編成した時も、フランス植民地軍の制服を供与されたので、映画でお馴みのモロッコ外人部隊を思い出す歩兵隊が、花のお江戸で訓練を始めたのであるから、民衆はびっくりしたことであろう」

…とのこと

無題
Name 名無し 19/03/10(日)17:32:11  No.1270970      
French Foreign Legion 1831–71 (Men-at-Arms Book 509) (English Edition)
要はフランス植民地軍、若しくは外人部隊の「お下がり」が旧幕府軍の制服のモト、ということみたいなんですが、19世紀ごろの仏外人部隊の画像で検索してみると確かに同様のフラップ付き軍帽を使用しているスタイルが既にあった感じでしたり

仮に日本の兵隊さん達が、初めて西洋式の日よけ布付の軍帽に触れたのがこのおフランス形式だったとして、その後20世紀の昭和陸軍まで採用され続けたのは、実際色々と使い心地がよかったんでしょかね…w

無題
Name 名無し 19/03/10(日)18:07:47  No.1270972      
1552208867512
帝政ロシア軍には帽垂布があるみたいですね
検索すると出てきます
日本と同じくフランスに倣ったという事があるのかも知れないけれども
ロシア軍は白兵戦を好んだため剣撃から首を守る目的もあったかも知れない
19世紀くらいだとヘルメットの後部が首に延びて後頭部を守るようなデザインになってるのもある
この手のものは20世紀には廃れるけども

無題
Name 名無し 19/03/10(日)19:41:39  No.1270975     
これでマラリアなどを持つ蚊から守ったとか聞いた

無題
Name 名無し 19/03/11(月)01:03:45  No.1271000
http://cgi.2chan.net/f/src/1552233825801.jpg
「炎の戦線エル・アラメイン」という映画の登場人物が一人つけてる

無題
Name 名無し 19/03/11(月)13:53:01  No.1271023      
http://cgi.2chan.net/f/src/1552279981916.jpg
ソ連軍のパナーマ
頭部全体が影になるので見かけ以上に消耗しないですむ
夏コミケの必需品

無題
Name 名無し 19/03/11(月)17:47:37  No.1271029     
人間のうなじは脳幹に直結してるので、体を温めたり冷やしたりする際、一番即効性が高い
我が陸海軍の帽子のヒラヒラは
「あると無いとでは体感温度がウンと違う」って言われてたみたいね
実際、現職のJ隊の人からも、帽子とうなじを覆う布は熱中症対策に効果的だと教えてもらった

無題
Name 名無し 19/03/11(月)17:53:14  No.1271030      
http://cgi.2chan.net/f/src/1552294394838.jpg
わが軍の帽垂こと、ヒラヒラなんですけど
実は単なる四角形じゃないんです
末広がりで一枚一枚微妙に裁断が違う
これにより、ちょっと風でヒラヒラしても隙間が空くこと
なく、日光が遮られるという代物なんです

無題
Name 名無し 19/03/11(月)18:13:23  No.1271032      
http://cgi.2chan.net/f/src/1552295603912.jpg
海軍でも効果的と思ったのか、ちゃっかりヒラヒラ採用してます
ヒラヒラを引っ掛ける部分は単なる糸ではなく、太くてたくましいプロによる技前モノです

ところで海軍陸戦隊の戦闘帽は羊毛絨製ですが、南方では暑くなかったのでしょうか?
小生、夏の時分にこれ被ってみましたがすぐにダウンしました・・・

無題
Name 名無し 19/03/11(月)20:56:08  No.1271059     
今はわからないけど90年代にオーストラリアに住んでた頃、向こうの幼稚園児から小学校低学年位の子供はほぼみんな被ってたよ。見慣れるまではまるで日本軍だなと思ってた。

無題
Name 名無し 19/03/11(月)23:15:49  No.1271080     
今も山ガールが日焼け対策で、日本兵の帽垂チックなのを後付しているよ。
紫外線の強い高山に行くと、グラサンや帽垂、首に手ぬぐい、日焼け止めと一通りやっとかんと火傷に近い日焼けで地獄を見る(襟袖と接触してちくちくして爛れる)し、帽垂は首の防御に有効な装備だよ。

無題
Name 名無し 19/03/12(火)00:24:30  No.1271095     
中近東の人のカフィーヤも効果は一緒かね

無題
Name 名無し 19/03/13(水)19:56:55  No.1271191      
フランスでは1970~80年代まで熱帯地域では使っていたみたいだけど
後ろ垂れが実際に使われている70~80年代の写真を見たことが無い謎装備

無題
Name 名無し 19/03/13(水)23:24:39  No.1271210     
夏コミの一般待機列でこれを忘れると、首回りが真っ赤に腫れあがって酷い事になる

無題
Name 名無し 19/03/17(日)14:07:49  No.1271451     
個人的にはこれほど効果がある帽子パーツはないってくらい評価しているんだけど
アウトドア帽でこれ付きのって少ないんだよなあ……

無題
Name 名無し 19/03/17(日)18:11:47  No.1271470      
http://cgi.2chan.net/f/src/1552813907341.jpg
>アウトドア帽でこれ付きのって少ないんだよなあ……

みんな大好きファイントラック
レイルオンキャップの着脱式帽垂って、こういった軍用の帽子も参考にしてるんですかね

無題
Name 名無し 19/03/17(日)17:02:10  No.1271458      
1552809730808
「めしあげ!!~明治陸軍糧食物語~」というまんがが有りまして、劇中主人公のIJA歩兵さんの軍服等も史実に従って着替える描写が有るんですが、3巻(1904年7月~)から軍帽に日除け用の垂布が装着されるようになってたりしましたり

単行本には考証担当の方の解説コラムも付いているんですが、曰く

「現在では考えられないことかもしれませんが夏でも絨製の帽子を被っていたため、夏期には白い日覆(帽子カバー)を付けていました。台湾等の酷暑地域ではこれに加えて垂布という帽子後部に取り付ける日除けの白い布が用いられるようになります。この日覆と垂布は日露戦争中には茶褐色に染められてカムフラージュのために使用されました」

…とのこと

無題
Name 名無し 19/03/17(日)17:06:08  No.1271459      
1552809968516
要はまあ、明治の欧風に倣ったウールの軍帽の防暑対策として採用されたのが「垂布」のルーツ、という話みたいなんですが、昔の歴史群像に載っていました軍帽についての記事に依りますと、この日除け用の布は日露戦争後に一旦姿を消しているんだそうで、復活したのは昭和に入って、新たに「戦闘帽(略帽)」が採用されたのに伴ってのことだったんですとか

戦闘帽の形式が定まるのが昭和7(1932)年ごろ、制式採用が昭和13(1938)年5月以降だそうなんですが、戦闘帽に「帽垂布」という形で、一度使われなくなった日除け布が復活したのは、略帽の試用期間中、或はその前から存在した現場からのリクエストに応えた結果だったりするんでしょかね…?

引用元: http://cgi.2chan.net/f/res/1270927.htm

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