無題 Name 名無し 18/08/12(日)08:44:43 No.1250425
今日のNHKニュースで呂号第五百潜水艦は終戦後、終戦に納得せず艦長が日の丸を消しソ連を攻撃する為ウラジオストックへ向かったと元乗組員の証言を報じていました。
(これはwikiにも書かれていません)
私は陸軍悪玉論を信じていましたが
この報道を観るかぎり天皇の権威を信じたのは国民だけ
軍部にとって天皇の存在は軽いもので陸軍だろうが海軍だろうが命令無視は当たり前って感じに受け取れます。
終戦時にまだ戦えるとの状況判断だった人は多かったのでしょうか?
無題 Name 名無し 18/08/12(日)09:37:23 No.1250433
ちなみに8月15日以降もソ連との戦闘状態は続いてました。
無題 Name 名無し 18/08/12(日)10:44:08 No.1250446
>ちなみに8月15日以降もソ連との戦闘状態は続いてました。
あと坂井三郎らが偵察に飛来した米軍機を撃墜したりしてたよね
正式な停戦は9月だから別に戦犯とかに問われることもなかった
無題 Name 名無し 18/08/12(日)10:10:07 No.1250437
海軍だって兵学校を出た大佐が「日本は神の国だ、神の国が降伏なんて絶対納得できねぇ」と言い出して海軍大臣どころか、皇族が説得しても矛を納めず檄文をばら撒いて戦争継続を煽った事件があった
民間でも県庁を襲撃して知事を暗殺、放送局を占拠して戦争継続を訴えようとした松江騒擾事件がある
海軍だけじゃなく民間でもそういう輩は少数だけど居たんだろうね。
無題 Name 名無し 18/08/12(日)10:28:41 No.1250442
>(これはwikiにも書かれていません)
艦これのwikiにはきっちり書かれていたり・・・
無題 Name 名無し 18/08/12(日)13:10:37 No.1250453
>この報道を観るかぎり天皇の権威を信じたのは国民だけ
>軍部にとって天皇の存在は軽いもので
なんというかこの文章の方が情報の上辺しか読み取ってなくて軽い気がしてならない
無題 Name 名無し 18/08/12(日)14:01:01 No.1250455
https://cgi.2chan.net/f/src/1534050061144.jpg
1985年7月16日、ソ連の日刊APSプレスニュースに「ウラジオストク特攻の秘話」と題する記事が掲載されたそうなんですが、内容は
「終戦の日から3日後の1945年8月18日のことだった。国籍不明の水上機がウラジオストク・アムール湾の石油基地上空かの密雲の中から、いきなり急降下してきた。停泊中のタンカー・タガンログ号には砲1門と高角機関砲6門が装備されており(略)応戦した」
「体当りは避けられないと思われたが(略)機関砲弾がパイロットを直撃したので(略)飛行機は燃え上がりながらブリッジの横すれすれのところを通過、翼でアンテナをこわし、船から30メートルほどの海中に突入した」
無題 Name 名無し 18/08/12(日)14:03:12 No.1250456
「警戒厳重な戦時態勢下のアムール湾に、どうして敵機が侵入し得たのか?ブルミストロフ退役海軍中佐(※タガンログ号で応戦した方)は、ちょうどこの時間に味方のソ連機が湾上で演習をするという通告を受けていたし、その前日に日本の関東軍司令官からソ連軍参謀あて、『全軍に停戦と降伏を命令した』との電報が入っていたのだ、と説明している。」
「のち潜水夫がパイロットの遺体を引き揚げた。身につけていたメモから多くのことが分かった。この記事は有力紙イズベスチヤ紙からの引用である」
…というものだったんだそうで
この「国籍不明の水上機」の素性なんですが、戦史家の土井全二郎せンせいによると、1945年8月15日の「終戦の日」当時、朝鮮半島の鎮海海軍基地に展開していたIJNの第901空鎮海海軍航空隊に、塩塚良二さんという海軍中尉の搭乗員がおられたんだそうで
無題 Name 名無し 18/08/12(日)14:04:23 No.1250457
https://cgi.2chan.net/f/src/1534050263693.jpg
当時23歳の塩塚さん、長崎・五島列島の出身で、兄は海軍兵学校、弟は航空士官学校に入学という「軍人一家」の出身だったそうなんですが、鎮海で同室だった浦野泰一中尉によれば、同じ学徒出身の塩塚中尉は「忠君愛国の精神にあふれた青年」ながら、「情味があり、よく人の心をくみ取ってくれる男」だったそうです
水上機部隊の鎮海海軍航空隊は関釜連絡航路の護衛・哨戒が任務で、塩塚さんは「強風」「二式水戦」搭乗の水戦乗りとして訓練に明け暮れていたものの、8月15日に終戦の報がもたらされた部隊内は意気消沈、夜には「これが、飲まずにおられよか」と搭乗員の皆さんはヤケ酒を煽りに町に繰り出したそうなんですが、塩塚さんは「書き物があるから」と自室に残られたんだそうで
それでも翌日、大半の搭乗員が二日酔いの頭を抱えている鎮海基地では、とりあえずルーチン通りというか予定通り空戦訓練が行われ、塩塚さんが「二式水戦」、浦野さんが目標役の水偵に搭乗して離水したんですとか
無題 Name 名無し 18/08/12(日)14:04:46 No.1250458
ところが先に離水した浦野機がいくら待っても塩塚機が来ず、不審におもって下降してみると、
「隊の上空、超低空で横転逆転、華やかなアクロバット飛行を展開している。奴、なにをやっているのか」
「やがて北方へまっしぐら、全速で飛翔し去り、積雲の彼方に隠れてしまった」
…そうで、やがて地上から訓練中止、帰投せよと指示された浦野氏らが聞いたのは、塩塚機が
「われ、これよりウラジオ攻撃に向かう。天皇陛下万歳」
…と機上電話で知らせてきたのち、飛び去ったという知らせだったそうです
無題 Name 名無し 18/08/12(日)14:07:04 No.1250459
思い当たる節があった浦野氏が自室に戻ると、そこには昨夜書かれた塩塚氏の遺書が残っており
「貴様には土浦入隊以来、永らく御世話になった。厚く礼を言う。おれがこの様な道を選んだことは貴様には分かると思う」
「光輝ある旧時代の日本軍人として我は死するなり 謹んで皇室の安泰を祈り奉る」
…とあったんですとか
鎮海からウラジオストク迄は直線距離で約千キロだそうで、突入したのが水上機であること等からも恐らく特攻機の正体が塩塚機であった可能性は高いと思われるんですが、先述のようにソ連側の記事では突入の日付が8月18日なのに対して、塩塚氏の「出撃」日付は終戦翌日の16日と若干のズレが有りましたり
無題 Name 名無し 18/08/12(日)14:08:00 No.1250460
この辺、塩塚氏以外に同様のことを目論んだ搭乗員さんが18日にもいたのか、日本側の記憶又は記録の日付に間違いがあったのかは今ではもう定かではないんですが、当時、例えばソ連側では8月16日にモスクワの総司令部より極東ソ連軍へ
「8月14日の日本の天皇による日本の降伏にかんする通告は、無条件降伏の一般的声明にすぎない。日本軍にたいする戦争行為中止命令はまだ出されておらず(略)ソ連軍は極東で日本への攻撃作戦を継続するべし」
…なんて通達されておりまして、「戦争はまだ終わっていないんだ」というのはむしろソ連側の強く主張してる所だったりするんですとか
無題 Name 名無し 18/08/12(日)14:10:26 No.1250461
従って「ウラジオストクの特攻機」も、そんなソ連がまだまだ我が軍は止まるつもりはないでスキー!とバリバリ進撃中だった16日に突入してきた!というのと、関東軍の山田総司令官が麾下の全部隊に停戦命令を下達し、ソ連軍に戦闘行動停止を申し入れてきた8月17日以降に突入してきた!というのでは、若干読者が受ける印象が変わると思うんですよね
(ただし、ソ連軍の回答は20日正午以降戦闘行動を停止し、投降するよう指示するもの)
無論、ソ連側が意図的に日付を改ざんした、という証拠があるわけではないので、あくまで自分個人の見解に過ぎないんですが、わざわざブルミストロフ=サンの談話として、「日本側からの停戦申し入れがあった『後』だった」と強調しているあたり、何となく言い訳めいた感があるというか、関係者のソンタクじみた物を感じる、というのは邪推でしょうかねえ…
無題 Name 名無し 18/08/12(日)15:37:41 No.1250466
戦闘停止や武装解除に応じた満州では民間人が逃げられず兵もシベリア送り。
命令を無視して戦ったモンゴルの日本軍は
ソ連軍を撃退して4万人の民間人を無事に逃がしつつ
部隊も撤退に成功し日本に帰国している。
状況にそぐわない誤った命令を無視することと
暴走は違うし、誤った命令に盲目的に従うことも違う。
ソ連の侵攻を少しでも遅らせるために
ウラジオストックで日本潜水艦の存在を誇示するのは良策だろう。
無題 Name 名無し 18/08/12(日)16:04:54 No.1250468
>状況にそぐわない誤った命令を無視することと
>暴走は違うし、誤った命令に盲目的に従うことも違う。
そうだね
>ソ連の侵攻を少しでも遅らせるために
>ウラジオストックで日本潜水艦の存在を誇示するのは
>良策だろう。
うーん?
いやこれは独断で動いた暴走でしょ
無題 Name 名無し 18/08/12(日)23:49:15 No.1250527
どこまでを暴走と捉えるかに明確な線引きはないでしょう。
陸続きだからセーフとか軍港だからアウトとか
当時のウラジオストックは日本への上陸作戦のために多数の艦艇が集結中だったのは確かだろうし
無題 Name 名無し 18/08/13(月)02:23:02 No.1250580
>どこまでを暴走と捉えるかに明確な線引きはないでしょう
>状況にそぐわない誤った命令を無視することと
誤った命令と誰が判断するんでしょうか?
例えば撤退時にしんがりを務めるよう命令された部隊があったとして部隊は全滅必至である承服できないと異を唱えるんですか?
自分は暴走しているの定義は、上位の指揮命令系統に従わなければ暴走と言ってよいと思いますが?
軍隊においては上位の存在は絶対で自分より広い視野で判断し間違えないという大前提で動くしかないと言っても、あの戦争は初っ端から関東軍の暴走から始まっているのでそんな当たり前も守れなくて当然なのかもしれません
(当人達は自分の見える範囲で判断し私欲でなく国の為にやったと言い張り周りもその純粋な心意気や良しと罪に問わない連鎖が国を破滅一歩手前まで追いやった)
無題 Name 名無し 18/08/13(月)16:39:22 No.1250629
暴走っていうのは利益の多いか少ないかという部分も大いに関わってくるんじゃないかな
良い暴走って言う表現は普通はしないマイナスのイメージの言葉だし
誰かを助ける行為に暴走というのは使いにくい
ある命令やルールがあったとしてそれを無視したときに誰かが助かり結果として良い方なら暴走と呼ぶかな
あとはその言葉を使う側の考え方次第で
ある命令やルールを無視して行動した者自体を理由や結果の如何を問わず責めたい場合には「お前は暴走した」と表現するだろう
結果を見て結果の良い悪いを判断したり行動そのものを責める気が無い場合は暴走とは呼ばないと思う
>上位の指揮命令系統に従わなければ暴走と言ってよいと思いますが?
俺はそうは思わないけどな
命令や支持を無視した事実は事実で変わらないとしても結果や行動理念によると思う
あとはその言葉を使う人の心1つ
無題 Name 名無し 18/08/13(月)20:58:09 No.1250639
元々日本軍て軍紀が緩くて命令無視への忌避感が薄い感じはするね
他国の軍人の独断専行とはなんか違う
無題 Name 名無し 18/08/14(火)09:57:39 No.1250679
[独断先行]
指揮系統から逸脱しても本来の目的を見失ってはいない
[暴走]
若手の参謀がよくやってた「私物命令」など
中国戦線で参謀が回ってきて「捕虜は皆殺せ」と言う中、現地指揮官は「そのような重要な事柄は連隊からの正式な文書に拠って再度命令されたい」と突っぱねた。
参謀は引き下がったが、後日連隊からの本件に関する命令は何も来る事は無かった。
陸軍の悪評の根はこういう部分にあるかと
無題 Name 名無し 18/08/14(火)18:11:49 No.1250714
IJAの飛行第108戦隊(99双軽)で中隊長を務めていた菱沼俊雄さんという操縦者さんの手記に、終戦前後の隊内事情やご本人の心中も描かれているんですが、曰く
「あくまで祖国の勝利を信じて散った特攻隊をはじめ、わが将兵の英霊はわれわれ生き残りの屈服をどう思うことか…日本が敗けるなどそんなばかなことが…正義が力に屈する道理はゆるされるはずがない。うそだ、なにかのまちがいだ、われわれはまだ力をもっている。1万5千機の飛行機もあるのだ(略)たとえ日本全土が焦土と化し、日本民族が全滅してもよいではないか。鬼畜米英に祖国を蹂躙され、彼らの奴隷と化するよりは、どんなにか美しい最期であろう」
「もし、この日の勅語がまこと終戦の大詔であるとすれば、そのかげにはかならずや君側の奸の策動、あるいは米英の謀略があるに違いない。そうだ、いかなるときにも伝統ある皇軍に〈降伏〉の二字はありえないのだ」
無題 Name 名無し 18/08/14(火)18:13:17 No.1250715
「私は隊長室でひとり、航空地図をひろげ、沖縄のあたりをにらみながら考えにふけっていた。
──もしも終戦が事実であったなら、われわれはおめおめ引き退ってよいものか。いやだ。よし、沖縄への殴りこみをやろう。敵の空母を血祭りにあげて死ぬのだ。そうすればハラのふらついた中枢部も決意をかためるにちがいない。死んだ山本中尉達にあの世で会っても申し訳が立つ──」
…という心境で、その後部下たちからも同様の申し入れが相次いだため、「みなの心が一つになった」隊内では出動可能な双軽全機に積めるだけの爆弾を積んでの出撃準備が行われたんだそうで
そして最後の盃のつもりで行われた宴の最中、菱沼氏は
「父母や妹たちはどうなっているかわからないが、祖国が亡びようとしているとき、家族や自分個人の運命などとるにたらない問題である。なにひとつ思い残すこともなければ、遺書を書く気にもなれなかった」
無題 Name 名無し 18/08/14(火)18:14:16 No.1250716
…そうなんですが、
「たった一つ気がかりなことがあった。それは、こんどの攻撃が全くの独断によるものであり、もし天皇のご意思が終戦にあるとすれば、私たちの行為は明らかに大命にもとるということにあった。皇軍は天皇の統率したまう軍隊であり、軍人は大命のまにまに身をすてて任務をまっとうするのを伝統としてきた。もし終戦の大詔が真実、煥発されたのであるならば、たとえそれが君側の奸の手になったものであっても形式上は、明らかにわれわれの違勅であり、われわれの行為は不忠とみなされてもやむをえない仕儀であろう」
「その一事が私の心を重くし、私を安心立命の境地におかしめなかった(略)しかし、いまとなってはどうしようもないのだ。運命にしたがうまでである。われわれの行為が勝者米軍の感情を害することとなり、そのために皇室や国民、あるいは家族にまでわざわいがかかるおそれも考えられないではなかったが、われわれはまだ正式の命令をうけていないのだから、なにも知らずただ血気にはやってやったのだと弁明すれば、我々の死だけで充分つぐないうるであろう、とも考えられた」
無題 Name 名無し 18/08/14(火)18:21:29 No.1250717
「いや、そうにでも解釈しなければ心のまとまりがつけにくかったのだ」
「翌日、目をさましたとき(略)当番兵が新聞をもって入ってきた。みれば、なんと『万国太平の基を開く』という大見出しで、冷厳たる終戦の事実をつたえているではないか。私は目をうたがった。夢ではないかと思った。いや、夢であれと願いもした。しかし、事実は無残にも私の望みを打ち砕いたようである」
「もはや、沖縄攻撃も機をうしなっていた。日は高く新聞という公報機関が、すべての国民に真実をさらしてしまったのである。ここにいたっては知らずにやった、という弁明はなり立たなくなってしまい、大義名分もたたなくなってしまった」
…ため、出撃取り止めとなってしまったんだそうで
無題 Name 名無し 18/08/14(火)18:23:30 No.1250718
当時菱沼氏は若干23歳、昨日まで徹底抗戦の指導の下、文字通り我が身を肉弾に変えて戦友が散っていった中で,いきなり降伏・終戦といわれても納得できないというか、そんな命令は米英にたぶらかされたか「君側の奸」の策謀によるものだ!と思い込んだという心中は察せられるんですが、そんな菱沼さんでも一方では帝国軍人として、「大命」に背くのに大いに抵抗があり、また部下ともども背命の軍人とみなされるのは耐えがたかったみたいなんですな
状況に様々な差異こそあれ、当時敗戦という現実に直面した数百万の日本軍人さん達は同様の葛藤にどう対処するか迫られたわけですが、結果的に見れば自衛戦闘や数例の「無断出撃」を除いて、全般では終戦の大命に従っている事実そのものが、ある意味一般の日本軍または軍人さんにとっての天皇、もしくは大元帥の「大命」の重さを示しているんじゃあないでしょかね…?
無題 Name 名無し 18/08/15(水)20:40:04 No.1250864
玉音放送と同時に軍に停戦命令がでていなかったんですね・・
引用元: https://cgi.2chan.net/f/res/1250425.htm
<管理人より>
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コメント
一億総玉砕だの本土決戦だので徹底抗戦を謳っていたのに、宮城事件で青年将校達が「やらかした」際に呼応する勢力が殆どいなかったな-。やっぱり、さっさと終わってくれってのが兵士達の本音だったんすかね?
スレにもある通り彼らはある種「純粋な心」の持ち主だったわけで、そういうピュアな人間は今も昔も少数派というか、普通の人間や見識ある大人はまあ打算で動くよね。
昔震災で被災した時、消火栓の水を消防署が開放しているというデマが広がったが信じる人も多かった。
冷静に考えれば「非常時の消火用だから飲料水じゃない」くらいは分かるもんだが、インフラが完全に破壊され警察も消防も救急も出払ってて行政サービスが殆ど機能していない状況下で正常な判断が出来ないというのは何も特別なことじゃない。
周囲一帯がみんな同じような状況に置かれてると、自分の冷静さを判別できる基準点が見出だせないのが大きな理由だと思う。
そういう意味では訓練というのは本当に重要で、状況を疑似体験しておくと頭が働かなくても身体が動ける。
まぁ終戦時(特に敗戦時)を想定した訓練なんて受けようがないけどね。
打算でなく論理的に合理的に
自分の感情を満たす為に他者を巻き込んで当然なんて考えは、純粋というより独善、更に言い換えれば単なる我儘だと思うけど
そういう教育を受けてきたってのもあるだろうけど、そういうのがおかしいと突っぱねる事が出来た水木しげるさん、特攻に反対した美濃部さんのような将兵もいたり
こういう流されやすい人達は、アイヒマンケースのように与えられた役割演じてしまったのではなかろうかと
おかしい事が当たり前の中で、周りに流されず平常心を保つ事は難しいだろうが
死なば諸共の大西瀧治郎なんて人もいたが傍迷惑な事で
記事にある同じように死なば諸共の士官連中は恵まれてたんだろうな
その日の食い物にも事欠き物資も窮乏した国民に比べ、黙っていても飯も日用品も用意される、内地で実戦の悲惨さを知らず
知っていても辻さんなんておかしな人もいたけど
勝っていた中国戦線では敗戦に納得いかない将兵は割といたようだが、帰国して内地の有り様知って愕然としたり
本当にあのタイミングで終戦をして良かったのか、今一度考えてみた方が良いと思う。
日本は分割占領されてたでそ
日本側の人的物的被害は史実よりもっと甚大になって、今の歴史で戦後復興に使われたリソースを失い
アメリカの戦後の対日政策自体も恐らくもっと過酷になってた筈
アメちゃんにすれば例え地上戦で甚大な被害が出ても、海上封鎖に切りかえれば日本は
普通に餓死するしかなかったのに、もっと有利な講和条件が結べるなんて未来は見えないなあ…
以前からそういうファンタジー唱えてる連中いるよ
本土決戦と言ってもまず九州上陸作戦だから、そこで大損害がでれば空襲と海上封鎖に切り替えるだろう
そしてジリ貧な上、原爆も盛んに製造中、ソ連も参戦と
アメリカ世論としては、早く戦争終わらせろと言う声が大きかったが、さっさと降伏させろって事で、軍国主義存続しての講和は有り得ないよ
トルーマンとしてもポツダム宣言以上譲るつもりはないし、一時上陸作戦中止しての空襲海上封鎖で降伏させようとした
結局上陸作戦の準備にGOサインは出したが
本土決戦をするってことは史実通りの流れになるから、満州は全土が陥落、朝鮮もアメリカが進駐しないのですべてがソ連に
中国戦線も北支はソ連がなだれ込んでくるしそうなると国民党も攻勢を始め中国から日本は駆逐される
台湾も失陥するだろうし、そうでなくとも末期の日本はすでに海外領土の管理ができなくなってるので、講和したとこで維持する能力自体が無いので全放棄は確実
北方領土だけでなく北海道にもソ連は進軍するし、アメリカが手こずればそのまま本土にも来るだろう
ここから導かれるものは、本土決戦をした場合、史実では退きあげることができた外地の日本人の大部分が日本に帰ることができず、北方領土以上に多くの領土がソ連に支配され、しかも本土決戦で本土の日本人と産業にも大打撃を受ける
日本にとって百害あって一利なしの結果にしかならないし、そういう情勢では有利な講和どころか十中八九アジアでのソ連の防波堤として韓国並の傀儡国家になることは確定
アメリカは失った領土を取り返してるし日本みたいな雑魚で無駄に出費を増やすのは嫌がるだろうけど、他の国にとってはそうではないわけで
植民地の奪還は欧州の国が絶対する、中国本土は国民党、北方領土も変換しないソ連が刈りとった分をあきらめるはずもないし
そういう状況で日本にとって史実より有利になるものって何?感つよい
みんな本国政府の権威や命令を軽視していた訳では無いだろうが、昨日まで続いていた戦闘や作戦が明日には終われる ってほど簡単なもんでも無いし、個々人の命や信念が関わってくる問題なので杓子定規な判断も出来ないところ・・・
日本軍の行動に限って言えば組織的な軍事行動と言えるものはわずかで、部隊の武装解除やその後の占領政策に大きな障害を与えるほどでは無かったので終戦による混乱の範疇と言えなくも無い気がしないでも無い・・・
<なんか心理学の領域の話のような気が。
ちょうど日米開戦に関する話でそんな記事が流れてきたな〜
(a) 確実に3000円支払わなければならない。
(b) 8割の確率で4000円支払わなければならないが、2割の確率で1円も支払わなくてよい。
って選択肢があると、期待値としては(a)の方が得なのだが、損をしない可能性があるならとついつい(b)を選んでしまうのが人間だそうだ。
これを拡張していくと
(a)確実に「ジリ貧」となって屈服するか
(b)それとも戦って負けると散々な目にあうが、万が一の幸運が続けば勝てるかも?
という二択があると、わずかながらの可能性にかけてしまうのが人間のようだ
参考:帝国陸軍は愚かで非合理だからアメリカと戦争したのか?
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/13643
終戦時で言うと「鬼畜米英に祖国を蹂躙され、彼らの奴隷と化する」よりも、最後まで戦って万が一の勝利、あるいは「名誉ある最後」にかける方が合理的に思てしまう といった感じかな?
対策として降伏を呼びかける側は屈辱的な講和条約よりも融和的な条件を示して損をするだけで無い事を示すと共に、万が一にも勝利の希望など無く、損をしない選択肢など存在しないと突きつけるのが大事な感じ?
こういった心理学というか行動経済学というか、そういった視点で日本の戦争を見返してみるのも面白そうだ。
戦争を辞めろと言われたのに軍人の判断で戦争を続けることは、軍人の判断で戦争を始めるのと同じ事
気持ちはわかるが、そこを間違えたらテロリストと大差無いだろうさ
ドイツに徹底抗戦を招いた反省から、ポツダム宣言では無条件降伏は軍に対してのものだけで、実際には条件付きの譲歩した内容だったんだけどもねー
しかもこれ以上譲る事はない最終条件だよ、との明言付き
しかし受け取る日本側は、更に譲歩引き出そうと黙殺、戦果あげてから有利な条件にしようとしたと言う事で
現実的な感覚が麻痺してたのか思い上がってたのか、軍部解体を謳っていたので組織を守りたい陸軍のおかげなのか
いずれにしても兵卒や国民の命は駒状態
無条件降伏緩和の話はチャーチルからトルーマンにもされていたし、戦中は常に日本に対して厳しい態度をとり続けたタイム誌ライフ誌までも含め、アメリカマスコミは無条件降伏の緩和の論調をとるようになっていた
消火栓の水は実は上水で飲める。
実際に給水支援でも消火栓からくんでるんだ。
ただ震災の様な時は、情報が錯綜したり、デマが広まったりはよくあるね。
また津波で逃げ遅れた人には正常性バイアスが働いて流されただろう人も多かったと言われる。
本スレの「戦争はまだ終わってないはずだ」も正常性バイアスだろうね。
(b) 99%の確率で4000円支払わなければならないが、1%の確率で1円も支払わなくてよい。
…の間違いでは?
まあ消火に使うなら水圧がある上水の方が都合がいいだろうしね。一応下水も消防法で消防水利に区分されてるけど、消火栓とは明確に別物として扱われてる
元の記事読めばわかるけど「期待値の上では素直に三千円払ったほうが安いのに、勝った時の利益に惹かれて博打を打ちたくなる」と言う例として8割四千円と書かれてるだけで
戦争の勝率8割と書かれてるわけでも、負けた時の損は戦わなかった時の1.3倍って書かれてるわけでも無い
ああ、いやただの冗談です。
まるで2割位は勝ち目があると誤解させる不適切な例文だなぁと思ってw
神道に染まりきった危ない奴らだもんな…
愛国心で片付ける人多いけど、当時の日本て宗教を中心に据えてるわけだし
軍隊もセーフティーネットとして機能してたから、陸軍なんかは特に自分達の仕事がなくならないよう宗教を利用して戦争しまくってただけで、薩長中心の軍閥時代と比べて無謀な拡張しまくるのも結局は自分たちの食い扶持の為っていうね
皇道派とまで行かなくとも共感していた軍人はそれなりにいただろうし、またコイツがしゃしゃり出てきて陛下をたぶらかした、今こそ決起して陛下をお守りせねば・・・とかいう願望混じりの主観で行動を起こした連中もいたのだろう 玉音盤を奪おうとした陸軍の一派なんてそうだった
そういう手合は戦えるかどうかなんて関係無しに自分のやりたいようにやっていただけであって、ヘタをすると終戦の工作がフイになってた可能性もあったわけで、ぞっとする
そしてそういう行動原理はあらゆる時代や局面や万人に有り得る話だったりする
特攻というけ
特攻という兵の命を考慮しない外道の作戦を実施してる時点で、上層部は狂ってるとしか言いようがない。
建前はご立派だけど、その話にしても結局は自分らが重用されない不満からの行動じゃない。
愛国無罪が通るならもう国家じゃないし、愛国心があるなら国家の枠組みを自分で壊すわけもない。
大体戦後に愛国心あふれる方々が闇市で荒稼ぎしてるあたりでね…
自分の職と職場の為に国益を害する売国奴は愛社精神を愛国心と言い換えてるだけ
そもそも、『正当と言える独断』か『暴走』かを決めるのは当事者では有り得ない。
命令違反の結果として『致し方なかった』『命令に誤りがあった』と証明し認定されれば前者なのであって、出来なければ後者だし、ある視点に立てば前者だし後者ともいえる、なんて事もざらにある。
大きな視点に立てばどちらであるかは後世の歴史家が決めるし、小さな視点に立てば個々人が決めること。
あるいは軍事法廷で認定された結果そのものかも知れない。
極論を言えば、我々が決めて良い。
よっぽどの命令違反でなければ統一見解なんて出せないし、当事者の心境を慮ればなおのこと断じる事にためらいも生まれる。
あと、軍隊の構造上、上級部隊からの命令がないと止まれない。戦争は終わっても、作戦行動の命令は取り消されない限り残ってしまっている…。(ちょっとそれるけど、よく言われるのが、水兵は直属の分隊長の言うことしか聞かない、っていやつだね。司令官→艦長→分隊長→水兵の順に命令が下りてこないと、司令官が直接水兵に命令しても誰も聞かない。)
↑
実際にあり得たよ…下手したら軟禁か暗冊…幼少だった今上陛下を担ぎ上げてって何かで読んだわ…
今上陛下が、反日的、反自衛隊的なのも頷けるわ…
って主張はあるけど、じゃあその「有利条件での講和」とは?
国体護持だけでいいのか?領土は?軍は?
それが決まってない状態で本土決戦を叫んだところで、講和なんて結べないんだから
本土決戦派の主張はハナっから破綻してる
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