無題 Name 名無し 18/07/26(木)17:48:35 No.479026
https://may.2chan.net/39/src/1532594915328.jpg
ドミトリー・ドンスコイ号を語ろう!
<参考>
https://www.sankei.com/world/news/180807/wor1808070031-n1.html
バルチック艦隊ヲ捕捉セヨ―海軍情報部の日露戦争
posted with amazlet at 18.08.08
稲葉 千晴
成文社
売り上げランキング: 490,032
成文社
売り上げランキング: 490,032
無題 Name 名無し 18/07/26(木)18:13:08 No.479029
日本を例にあげると国所有の軍艦等が沈没した時の扱いって軍籍?からは抹消されるが沈船自体の所有権は国が維持したままになっているはずなんだがロシアの場合どうなっているんだろう?
本当にお宝出てきて現ロシアが旧ロシアの後継国家としてわが国の所有物ですって言い始めた場合面白い事になりそうだよな…
無題 Name 名無し 18/07/26(木)21:10:16 No.479032
ゴミ取り権助
無題 Name 名無し 18/07/27(金)23:56:08 No.479069
http://may.2chan.net/39/src/1532703368216.jpg
装甲巡洋艦スレってことで良いですかね
無題 Name 名無し 18/07/28(土)21:36:34 No.479121
今日模型屋でドーセットシャーのプラモの箱絵を見たがアレはないだろうアオシマ
無題 Name 名無し 18/07/28(土)22:43:22 No.479125
>今日模型屋でドーセットシャーのプラモの箱絵を見たがアレはないだろうアオシマ
どうせ後日おまけとセットで別verが出るだろうしそれまで待つわ
無題 Name 名無し 18/07/29(日)13:10:08 No.479146
当時IJNの第4駆逐隊司令だった鈴木貫太郎さんの回想記に依ると、日本海海戦の後半、敗走するロシア艦隊を追撃中の第4駆逐隊は、味方艦隊と交戦中の「権助」を発見、夜闇を利用してヒサツの水雷をたたき込むべく待機していたそうなんですが、肝心の敵艦の方が第4駆逐隊の襲撃前に自沈してしまったんですとか
僚隊からその事実を知らされた鈴木さん、取り敢えず鬱陵島に上陸した「権助」の生存者の様子を見に行ったそうなんですが、
「陸上に行ってみますと実に悲惨で、もう抵抗力もなく(略)糧食のごときも一つも持っていない」
…という気の毒な有様で、取り敢えず自隊の駆逐艦からありったけのビスケットを持ち出してふるまい、やがて救助のフネがくるから、と力付けて帰ったんだそうで
無題 Name 名無し 18/07/29(日)13:11:25 No.479147
「ドミトリー・ドンスコイ」の最期の海戦自体は、数倍の数の日本艦隊に囲まれるも降伏勧告を拒絶してなおも奮闘、艦長以下多数の死傷者を出すも一時は日本側に有功弾を与えてこれを撃退、後に自ら自沈措置を取る…と言う壮絶なモノだったわけですけれど、逆にそういう激闘っぷりがそこまで自艦を敵に引き渡したくなかった→敵に渡したくないものを積んでいた→お宝!ゴールド!!なんて連想ゲームを引き起こしたりしたんでしょかね…?
無題 Name 名無し 18/07/29(日)13:16:53 No.479148
なんで金塊運んでる設定になったんだ
無題 Name 名無し 18/07/30(月)18:10:24 No.479222
日本海海戦で、主力艦同士の決戦の後、やはり敗走中にIJN艦隊の追撃により沈んだ装甲巡洋艦で「アドミラル・ナヒモフ」および「ヴラジーミル・モノマフ」という2艦が有るんですが、両艦の生存者の一部は対馬に漂着しておりまして、児島襄せンせいの「日露戦争」から引用させて頂くと
「『モノマーフ』乗組員163人は、島の北端に近い西泊部落に上陸してきた。西泊は、当時はわずか23戸の寒村であり、ほとんどの住民は外国人を見たこともなかった」
「上陸してきたロシヤ兵については、なぜか『英国の観戦武官』だとの噂が流れ、同盟国の軍人だというので村人たちは一同を優遇した。民家に分宿させ、ふかし藷、米飯のお握りなどを提供したが、最初は手を出さない」
「村娘の一人安心院すえが食べてみせると、安心したとみえ、水兵たちは『争って』ほおばった」
無題 Name 名無し 18/07/30(月)18:12:27 No.479223
「ロシヤ兵の服は、戦塵で汚れ海水にぬれていたので、部落の主婦たちが総出で洗い、乾かしてやった。
『戦いに敗けた彼等にとって、この婦人たちの行為は、涙の出るほどのうれしさであったことであろう。水兵たちは、ズボンのポケットから銀貨を出して、婦人たちにあたえようと2、30枚を板の上にならべはじめた』
そのときは巡査や役場職員が制止したが、あとでちゃっかり入手した少年たちもいた、という」
「『ナヒーモフ』の乗組員99人は、西泊の南方の茂木海岸に上陸し、舟でさらに南の琴部落に移送されてきた。琴部落では、相手を誤認することなく、最初からロシヤ兵と知った」
「英国人と誤解した西泊部落ほどではなかったにせよ、ロシヤ将兵を厚遇し、将校には旅館の食事をあたえ、兵員には粥を提供し、藷、焼酎もすすめた」
無題 Name 名無し 18/07/30(月)18:15:35 No.479224
「水兵の中には『美人の写真』をポケットから出して見せる者もいたが、『対馬近代史』に収録された島庁書記中原駒太郎の見聞録に、次の一節がある。
『軍医大監は、ズックの袋と革袋に何万円とも思われる英国金貨を所持しており…』
巡洋艦『ナヒーモフ』については、のちに『宝船』であったとの噂が流れ、いまなお”宝探し”がこころみられるが、あるいは、この中原書記の見聞も、その宝船伝説の起因の一つになったのかもしれない」
…なんてエピソードがあったんだそうで
何せバルト海からはるか極東迄未曽有の長距離長期間の大航海でしたから、将校サン水兵サンの個人的なお小遣いから艦隊の物資調達費用まで、金貨銀貨含む莫大な金額の現金が艦隊に積まれていたのは確かでしょうし、漂着した将兵さん達が所持していたのもその一部、ということなんでしょうけれど、その大部分がほんの数艦に集中して積まれていた、というのはちょっと考えにくい気もしますですねえ…?
無題 Name 名無し 18/07/31(火)09:57:45 No.479276
数億ならまだしも韓国発表の15兆はいったい何を根拠になんでしょうかねえ
沈没船の名前付けた仮想通貨とか代表逃亡とかうさんくさい話ばっかで夢がない
無題 Name 名無し 18/07/31(火)20:05:48 No.479312
http://may.2chan.net/39/src/1533035148316.jpg
「アドミラル・ナヒモフ」の日本語版Wikiページに、かつて日本の民間業者が同艦を引き揚げようとした際、ソ連政府よりその艦と積荷は我が国のモノでフスキー!と抗議を受けて国会で審議が行われた時の議事録へのリンクが有るんですが
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/093/1020/09310281020002c.html
その中に同艦が「宝船」と目された根拠について
「一説によると、このナヒーモフ号が沈没する際に、莫大な金額の搭載品が日本側に渡って戦費に使われることを懸念をしてキングストンバルブを抜いて沈むようにしたんだと、こういう説があるわけですけれども、この搭載品の内容を示すものとして、これはナヒーモフ号がソ連側の皇帝などが乗る船として建造されて、そのために中に大変な財宝、金貨等が搭載をされていた。その根拠として、当時のフランス駐在の林大使の電報があるという報道がある」
…という議員さんの発言が収録されておりましたり
無題 Name 名無し 18/07/31(火)20:09:51 No.479313
ただ、当時の政府側の回答をみると
「先生の御指摘ございました在仏林大使が外務省に電報を打ったというような記録もございますので、外務省におきましてもこれを調べてみましたが、当時はまだフランスにおきましては日本の大使館は設立されておりませんで公使館でございまして、林という名前の大使ではなくて別の方がおられた、本野公使がおられたというのが事実でございます。したがいまして、先生の御指摘ございました林大使からの電報というのも、いろいろ探してみたんでございますけれども、見つからない状態でございます」
…との事で、これだけでも限りなくアヤシイ匂いがプンプンしてくるような気がするのは私だけでしょか…w
因みにコレは余談ですけれども、同艦が沈没する際、退去を拒否して残った艦長ロジオーノフ大佐および航海長クロチコフスキー大尉は幸運にも共に海面に浮かび上がり、対馬の漁師さんに救助されているんだそうで
無題 Name 名無し 18/07/31(火)20:11:01 No.479314
その後、両名は松山の捕虜収容所に送られるんですが、そこで収容所本部を訪れると、それぞれが60円と40円を差し出し、対馬の漁師さんへ謝礼のしるしとして送ってれるよう、依頼しているんですとか
明治35年の東京での米の標準的な小売り価格が10キログラムあたり1円19銭、握り寿司(並)が一人前10銭、カレーライスが5~7銭ぐらいだそうですので、計100円はなかなか馬鹿にならない額の贈り物だったと思われるんですけれども、漂着した他の「ナヒモフ」乗組員の方々への温かい対応と合わせて、古き良き時代の香り漂うちょっとイイハナシというか、わざわざ海底まで拾いに行かなくても、心清き人たちにはカミサマがちゃんと御褒美を用意してくれた、って話なんでしょかね…w
無題 Name 名無し 18/08/01(水)11:45:22 No.479336
アドミラル・ナヒモフの金塊については
ソ連政府が所有権を主張して返還を求めてきたりしましたね
当時、引き上げ作業をしていた日本船舶振興会(現・日本財団)の笹川良一会長は
「北方領土と交換なら返してやってもいい」と応じて話題になりました
まぁ、金塊は見つからなかったようですが
無題 Name 名無し 18/08/01(水)18:22:39 No.479348
見つかってはいますよ。
20㎏ぐらいのプラチラ塊
返還を蹴ったのは法的な根拠があります。
戦時なんとかっての
日本が「撃沈」してるから、日本の戦利品、日本の所有物
ドンスコイ号は「自沈」させてるから、ロシアの所有物でしょうね。(この場合、領海は無関係)。この論拠で南シナ海で沈没してるEU諸国の船舶を中国、東南アジアの企業がサルベージしてるのを盗掘として、正式に抗議をしてるとか・・・・
無題 Name 名無し 18/08/02(木)05:14:19 No.479378
http://may.2chan.net/39/src/1533154459423.png
航行中に航空攻撃のみによって撃沈された世界初の戦艦POWとレパルスは
第二次大戦後、すぐにイギリスはこれらの沈没戦艦は無くなった英霊たちの墓標としてイギリス王室の所有物と宣言して、スクリューに鎖で英国旗を縛りまでしたのに
スクラップ欲しさの違法サルベージ業者に荒らされてたな
無題 Name 名無し 18/08/02(木)09:09:39 No.479380
日本に限らず英米蘭の沈没艦も荒らされまくってるのよな
引用元: http://may.2chan.net/39/res/479026.htm
もうひとつの日露戦争 新発見・バルチック艦隊提督の手紙から (朝日選書)
posted with amazlet at 18.08.08
コンスタンチン・サルキソフ
朝日新聞出版
売り上げランキング: 362,596
朝日新聞出版
売り上げランキング: 362,596
コメント
陸奥鉄でござるな
そういう用途で引き上げられたのもあるのかねえ
最近の鉄は含まれてないらしいが
イヤーロシアノオフネハスゴイナー(棒
まぁいつの時代、どんな船でも絶望的な状況の中最後まで奮闘した って話はあるので、それに世界大戦前に残っていた古き良き貴族時代な対応が合わさって出てきた伝説だろうな〜
「アドミラル・ナヒモフ」の 艦長と航海長にしろ、POWとレパルスに対するイギリス王室の対応にしろ、20世紀にも中世的なロマンを感じる話が実際にあるのが面白い。
しかしドーセットシャーの箱絵は本当にヒドイっす(ドン引き
POWは日本海軍が引き揚げ作業にとりかかったところ、神州丸かなんかの揚陸艦が撃沈されて、そちらのサルベージを優先しなければならないということで、POWの引き揚げを断念したとのこと。英国の最新設備を獲得するチャンスだったとのにと歯噛みしたらしいんですが、極秘かつ最新鋭の揚陸艦のほうが重要だったということですか。最近読んだ本なんですが、見当たらないのでソースはご勘弁を。
電報がある、と現物出すなら兎も角、そのような報道があるなんて根拠じゃあぶっちゃけ信用の確度は低いわな。実際見つからなかったらしいし
事故を含め沈む可能性もある船に金塊を搭載する、
選択をするとは思えないですよね。
字面的にドンタコスとかスットコドッコイを連想してしまうのが…
この艦の戦績を見ると、ドントコイって感じだな。
とはいえインフレした現在でも100兆円以上するような量の金塊を、ポンと遠征させられるような余裕がロシア帝国にあったら、日露戦争には負けてないだろうし、革命で滅びるようなこともなかったと思うのだが。
ちなみにドミトリー・ドンスコイは、ドン河の戦いの勝利によってロシアをモンゴルの支配から解放した英雄の名前(「ドン河のドミトリー」の意)で、今でもタイフーン級の名前で現役なレベルのレジェンド。
というか某Fateは、東欧やスラブ圏の英霊が不当に少ない気がするのだが…(ヤン・ジシュカとかアレクサンドル・ネフスキーとかイリヤ・ムーロメツとか、他にもいろいろいるだろうに)。
※8
軍艦に限らず、フネが海外を長期航海するような場合には、寄航先で補給を受ける時に、決済で自国の通貨が使えるとは限らないので、まさかの時のために一定量の貴金属を積んでおく必要があったりする(今なら米ドル札を積んでおけば何とかなりそうだけど)。
あと積み荷が消耗品で入手難度が低い分、どこにでも寄航する必要がある給糧艦や給油艦は、速やかな決済のために、巨大な金庫に大量の各種通貨や金塊を備蓄していると言われていたり。
この3つが同時に出たから9みたいな印象を抱いたのでござい
他国からしたら日本の軍艦ももどかしい名前に聞こえることがあるんだろうか?
「大井」とか「青葉」のように母音が連続する名前は奇異に聞こえる、発音しにくいらしい。阿川弘之が作品の中で書いてるよ。
ウン十年も前で申し訳ないが、青木功が全米オープンで帝王ジャック・ニクラウスと死闘を演じたときは(結果はニクラウスの優勝、青木は準優勝)、現地では「エイオキ」とよばれていたな。スレチ失礼。
確かに言われてみれば、電子決済が進んだ現代でも、
アフリカや中東等々は金やドルの現物の信用が高く、
他の決済方法は受け付けて貰えなかったりもありますね。
個人でも、半分冗談もあるのでしょうが、
イザと成った時のロレックスや金時計の決済、
なんて話もありますね。
訂正です。日露戦争時の駐英公使は「林権助」ではなく「林董」が正しい。どちらも大物ですが、林董はあの松本良順の弟で、幕臣ながら陸奥宗光に引っ張られて新政府に入り、日露戦争直前にはランズタウン外相と日英同盟の交渉をした功労者。後に伯爵。
権助さんは清国や韓国駐在の外交官を歴任しており、韓国併合の立役者の一人。駐英公使に任ぜられたのは大正に入ってからでした(大使館に昇格して初代駐英大使も)。後に男爵。
「ゴミ取り権助」に釣られて間違えました。オソマツなのは自分だったとチト反省しておりますデス。
コメントする