無題 Name 名無し 17/01/12(木)23:52:33 No.1201214
スペイン内戦すれ
スペイン内戦――1936-1939 (上)
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アントニー・ビーヴァー
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無題 Name 名無し 17/01/12(木)23:52:44 No.1201215
無題 Name 名無し 17/01/12(木)23:53:00 No.1201216
無題 Name 名無し 17/01/12(木)23:53:16 No.1201217
無題 Name 名無し 17/01/12(木)23:53:30 No.1201218
無題 Name 名無し 17/01/12(木)23:53:55 No.1201219
無題 Name 名無し 17/01/12(木)23:54:12 No.1201220
無題 Name 名無し 17/01/13(金)00:33:53 No.1201226
無題 Name 名無し 17/01/13(金)00:41:29 No.1201228
法政名物ジャック白井
無題 Name 名無し 17/01/13(金)08:51:54 No.1201238
中公文庫「スペイン戦争」はどうして中途半端な記述しかしないで書き終わっていたんだろうか
結局、ファシスト党フランコの一人勝ちで独裁体制の後に立憲君主制に戻った経緯とかちゃんと書けばいいのに
やたら共産党や人民戦線のことばかりに筆が走っていた
無題 Name 名無し 17/01/13(金)08:54:07 No.1201239
斉藤孝 『スペイン戦争』 (中公文庫)
スペイン内戦に関する啓蒙書としては一般的で手軽に読める本ではある。
だが肝心の内戦観、フランコ観は凡庸というか平板というか退屈である。
以前記事にした『フランコ スペイン現代史の迷路』が出た以上、本書の意義が相当薄れたことは否めない。
スペイン内戦の基礎知識は欲しいが、『フランコ~』は著者の歴史観が気になってどうしても読み通せないという人だけどうぞ。
無題 Name 名無し 17/01/13(金)11:39:24 No.1201243
内ゲバ中毒ってイメージしかない共和国側だけどそれでも首都陥落
させるのに3年もかかるあたり脆弱とはいえ統治政府を反乱側が正面から倒すのは大変なんだねえ
無題 Name 名無し 17/01/13(金)22:10:07 No.1201297
ナイスなスレだ。
軍板の諸兄は別にして、スペイン軍も国粋派と共和国派に割れて戦ったという点が語られることが少ない。国粋派(軍)vs共和国派(民衆の団結的)的なイメージが先行してしまう。かくいう私もそう思っていた。もっと勉強したい。
無題 Name 名無し 17/01/13(金)22:39:26 No.1201302
(画像)wikipedia
この状態から国を一応は統一したのだから凄い。
チョビ髭さんが輸送機使わせてくれなかったら、国粋派どうするつもりだったのか。
画像はwikiからです。
引用元: https://cgi.2chan.net/f/res/1201214.htm
ジャック白井と国際旅団 - スペイン内戦を戦った日本人 (中公文庫)
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川成 洋
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コメント
独伊の援助がなけりゃ地方の軍閥止まりではないか
イデオロギー闘争ってやだね
ファシズムや共産主義が伸長すれば互いに反作用でお互いに攻撃し合うファシズムも共産主義も伸長する
極論に振り切れたイデオロギー闘争なんて最高に不毛で無意味や
本質は利益不利益を被る人たちの立ち位置ごとの経済や権益の問題なのに空虚なイデオロギーにすり替えたり錯覚したりして闘争する
謎は深まるばかりだね。
「ラーゲリのフランス人」 ジャック・ロッシ
これもスペイン内戦を少し描いてる。
ジャック・ロッシはコミンテルンの工作員としてスペインに行っているんだ。
スペインサッカー関係のテレビで見ていると、
割と頻度でカタルーニャとの話題が出て来ますね。
別の視点からは先ほどの主人公も混乱の渦中である、という状態
あれだ、芥川龍之介の『藪の中』
三野光洋「スペイン内戦」がわかりやすい。実際の戦争にはほとんど触れていないが、政府側、反乱軍側双方についた国内諸勢力、後ろ盾だった独伊と仏ソの軍事援助、国際旅団やジャック白井ゲルニカについても一通り述べている。
イデオロギー的なことには触れず、この人らしく淡々と事実を記述しており、読みやすい。入門書としては最適だと思う。
その他、ファランヘ党も発足当初とフランコが全権を握るころとでは、構成人員や理念が変わってたり、人民戦線側が内ゲバしたり、ソ連に金塊取られたり、詳しく調べると面白い。
兵器的なところだとナショナリスト・スペインのドイツ製1号戦車にイタリア製ブレダ機関砲を載せた戦車が個人的に好き。
惜しむべきは、スペイン内戦に関する日本の書籍の多くが人民戦線側から書かれてる場合が多いのがなあ…。
『中立国の戦い』だと、フランコは元々親英派で、当初はイギリスに支援を求めたもののイギリスが及び腰だったせいで、やむなくドイツやイタリアと組むことになったんだそうで、この辺は冬戦争後のフィンランドに通じる中小国の悲哀を感じる。
あとスペイン内戦に参加したイタリアの義勇部隊は、それからそのままエチオピア侵攻に投入されてるのがかなり気の毒だ…。
ちなみに宮崎駿の雑想ノートは朗読劇としてCDになってるけど、このスペイン内戦を扱った『農夫の眼』は、朗読者が天本英世という時点で拝聴すべき逸品。
やっぱり好きなのは内戦極初期に関する記述です。モロッコのメリリャから始まった全土での蜂起が、どちらが迅速に対応できたかによって政府側と反乱側の支配地域が決まったのが興味深い。
海軍をほとんど掌握できなかったことからモロッコ反乱兵力の本土上陸が困難になっても、戦史上はじめてと言われる大規模航空輸送によって成功した点など関心がつきません。
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