無題 Name 名無し 16/08/23(火)22:03:36 No.1185772
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ロシアの大学が3000℃の高温に耐えるセラミック素材を開発
http://japanese.engadget.com/2016/08/23/3000/
日本がアルミやマグネシウム合金頑張っているのを軽々と越えて来たな…
セラミックスの基礎科学
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無題 Name 名無し 16/08/23(火)22:09:21 No.1185776
元々冶金なんかはロシアは最先端だしな
無題 Name 名無し 16/08/23(火)23:52:47 No.1185801
これで強度があればロシアの勝ち
普通に割れるならまだまだ
そんな業界のセラミック
防弾チョッキに使われてるセラミックも普通に割れるらしいからな
しかも不良品として出回って犠牲になった兵士もいる
無題 Name 名無し 16/08/24(水)10:22:25 No.1185829
>これで強度があればロシアの勝ち
チタニウムの時も言われたが
加工技術が追いつかないんだよ
穴一つ満足に開かないで米国に抜かれたりする
モノがあっても実用になんなきゃ意味が無い
無題 Name 名無し 16/08/24(水)16:10:20 No.1185865
>チタニウムの時も言われたが
>加工技術が追いつかないんだよ
>穴一つ満足に開かないで米国に抜かれたりする
実験室レベルでは作れるんだろうけどなぁ
今の時点でどの程度の大きさまで作れるのかわからないけど
ロシアは大判で一枚ムラなく焼結出来るのかな
無題 Name 名無し 16/08/24(水)00:30:51 No.1185804
セラミックに関しては元々定評のあるロシアじゃない
戦車の複合装甲だってロシアが最初に開発した物だし
無題 Name 名無し 16/08/24(水)00:56:19 No.1185806
耐熱素材向けと装甲に用いられるセラミックじゃ全然特性違うでしょ
無題 Name 名無し 16/08/24(水)01:11:38 No.1185807
再突入に耐熱セラミック使うのは結局高くつきすぎて、コスト的に意味があまりなかった
ってのがアメリカが血を流して得た結論だと思ってたわ
無題 Name 名無し 16/08/24(水)01:47:51 No.1185810
>日本がアルミやマグネシウム合金頑張っているのを軽々と越えて来たな…
・・・あの・・用途が違いますけど。
無題 Name 名無し 16/08/24(水)13:54:37 No.1185844
周期表を覚えるの大変だったなあ
これ考えたロシア人は天才だってのは認めるけど
無題 Name 名無し 16/08/24(水)12:57:52 No.1185838
>元々冶金なんかはロシアは最先端だしな
初耳だなぁ
そうなの?
無題 Name 名無し 16/08/24(水)14:47:14 No.1185849
>No.1185838
確か帝政ロシア時代から続いてたと思う
無題 Name 名無し 16/08/24(水)15:54:12 No.1185860
>初耳だなぁ
>そうなの?
アメリカがSR-71作るためにCIAがダミーカンパニーを通してソ連からチタンを大量輸入したのは有名な話よ
他にもT-34のアルミ合金エンジンとかアルファ級やシエラ級のチタン船殻とか
無題 Name 名無し 16/08/24(水)16:06:41 No.1185863
最近ロシア製チタン製品を見なくなったね
昔はチタン製バールとかあった
欲しかったのだが買い逃したな
まあ経済状況から単に安く作れただけかと
無題 Name 名無し 16/08/24(水)16:19:31 No.1185867
頑丈な金属ほど精密工作機械に頑張って貰わなきゃならないんだが工作機械なんて地味な機械喜んで作るのは日本やドイツくらいだろ。
無題 Name 名無し 16/08/24(水)16:24:40 No.1185868
原発事故で有名になった酸化ジルコニウムは融点2700度だけど使えないの?
無題 Name 名無し 16/08/24(水)21:58:25 No.1185916
>原発事故で有名になった酸化ジルコニウムは融点2700度だけど使えないの?
http://www.gengikyo.jp/report/pdf/tohokutaiheiyoyo_4_FAQ3-1.pdf
融点は高いが、温度が高くなると冷却水と反応が始まってしまう
大前研一なんかは、タングステンで格納容器の底を作れないか? とか書いている。『原発再稼働 最後の条件』こちらもかなりの技術チャレンジが必要
無題 Name 名無し 16/08/24(水)17:15:51 No.1185873
世界最大手のアビスマもボーイング向けにスポンジチタンインゴットから加工した部材の供給にシフトしてるし
冷戦期にチタン耐圧殻の潜水艦で世界最深記録だしてるし
チタンに関して加工技術もトップクラスよロシア
無題 Name 名無し 16/08/24(水)17:41:29 No.1185876
航空機用のチタン製品はロシアの企業が最大手だね。
ウクライナ関連で欧米が経済制裁しても、この企業だけは制裁対象にできないとか。
無題 Name 名無し 16/08/24(水)22:40:23 No.1185922
そういえば、俺が働いてた大型装置のコイル、ロシアからの輸入モンだったなぁ。
歳取った爺さんや婆さんがあんなものでピュンピュンされるとは・・・。
無題 Name 名無し 16/08/24(水)23:55:18 No.1185940
兵器生産なんかで飛躍的に国家的重要度が増す遥かに前からロマノフ貴族達の宮殿を飾った装飾品を主な用途とする、金属生産が盛んだったんだよな。
あまり製造コストを重視されなかった分、かえって研究的企業に技術や資本が蓄積したのかもな。
なお大消費を背景にした生産システムは蔑ろにされたために、クリミア以降、血反吐を吐くことに。
無題 Name 名無し 16/08/25(木)00:12:43 No.1185943
>なお大消費を背景にした生産システムは蔑ろにされたために、クリミア以降、血反吐を吐くことに。
しかしソビエト政権成立後には米フォード社から直接技術指導を受けて、フォード式生産システムを大規模に実現している。
おかげで第二次大戦時には世界第二位の重工業生産国となってドイツをフルボッコ。
さらに戦後は40年以上にも渡り、米と軍拡競争を繰り広げるに至った。
元を辿ればフォードの気まぐれが怪物を作り出したんじゃないか。(`・ω・´)
無題 Name 名無し 16/08/27(土)08:24:41 No.1186325
>おかげで第二次大戦時には世界第二位の重工業生産国となってドイツをフルボッコ。
素材の鋼材はほぼアメリカ産じゃなかった?
無題 Name 名無し 16/08/26(金)12:36:05 No.1186185
ブルーバックス文庫の金属学の話を書いた旧ソ連の博士の名がサビツキーというのには笑った
無題 Name 名無し 16/08/27(土)12:05:15 No.1186349
商売するなら原料<技術だけど
戦争するなら技術<原料だよな
いくら技術があっても材料が無けりゃ何もできない
無題 Name 名無し 16/08/27(土)17:18:25 No.1186405
冷戦真っ最中の60年代でもチタン加工技術と大型ジェット機のエンジン搭載方法に関するノウハウを交換してたりするしね?
それでソ連ではパイロンを介して主翼にエンジンを吊り下げたIl-76とIl-86が生まれアメリカではチタンをたっぷり使おうとしてたSSTがずっこけてるんだからひでー話よ
まあ時期的にF-15とかA-10あたりには活かされてると思うけど
引用元: http://cgi.2chan.net/f/res/1185772.htm
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コメント
ロシアって確かに冶金技術高いけど航空機用のエンジンの耐久性低いよね。変なの。
セラミックは加工性が悪くお皿のような単純な形の製品が多いね、日本で最近使われた有名な事例としては金星探査機「あかつき」に使われたセラミックスラスタで、これは「燃焼器及びノズルに窒化珪素系モノリシックセラミックスを使用している.窒化珪素は,非酸化物系セラミックスの一種で,靭性が高く,1 500 ℃程度の耐熱性,高温強度,耐熱衝撃性に優れており,ガスタービン部品やエンジン部品として開発・使用されている」とされている。
元記事でも考えられている用途は再利用型宇宙船の耐熱部分、ロケットエンジンの噴射バーナー、温度センサーの保護などだから、まぁ宇宙機の部品としては良い物だけどまだ従来製品の延長上って感じゃないかな?
※1
ロシアの航空機用エンジンの寿命が短い≒耐久性が低いのは「どうせ戦場じゃ戦闘機なんかすぐに撃墜されるからそんな長く使えるエンジン載せる必要ないじゃん」っていうロシア的合理主義の結果だとか・・・
しかし「寿命が短い」と「耐久性低い」のは微妙にニュアンスが違って、ロシア製エンジンは寿命が短い分その期間内は故障が発生しにくく寿命が来ても後方に送ればすぐに新品同様になって帰ってくるとかなんとか?
西側と東側では設計・生産・運用思想が根本から違うので、同じ単語でもその意味するところは大きく違うっぽい。
日本のチタン工作機械メーカーがスホーイに提供してたり、ひと昔前には東芝の工作機械がココム違反で問題になったり
ロシアは戦前でも鉄鋼とか割と輸入してる
治金では得意分野もあるけどそうでない分野も結構あるってところでないか
単純に金属加工すりゃいいってもんではなく、レアメタルやら色々混ぜた合金が必要
0.1%配分違うだけで合金の性質が変わってくるし、精製する上で温度管理も大変、 それらの混合具合や温度も均質にしなければならない
工作機械の精度も重要
ロシアは昔っから金属加工技術は高レベルよ
爆撃機や輸送機用のエンジンでは十分な寿命を確保してるし、やはり戦闘機に対する考え方の違いかと
運用方式が先ではなく順番が逆だと思う
西側エンジンは機体寿命超えるくらい長持ちしたりするけど、ロシア機は違うだろ?
西側機に対抗できるエンジンをつくる為に寿命を犠牲にするしかなかったと
ハフニウムセラミックで4000℃超えの話を聞いた後では、そんなに凄い?って感じだけどな。
生産性、加工、耐熱、割れ、メッキ、腐食等。
欲しい性能の材料があっても加工が難しければコストがかかり生産性が落ちる。
コストを度外視できるような材料って軍事分野でもそう多くないと思うけどね。
それでも各分野のノウハウがあれば次に繋がるし技術的な課題を材料分野で解決できるような画期的なシロモノであれば業界をひっくり返すこともできるかもしれない。
まぁ結局何に使うかなんだけども。
チタンの加工技術はソ連崩壊後にかなり世界に流出したって聞いたけどどうなんだ?
2014/09/17で2年前の情報だね。
http://www.nextbigfuture.com/2014/09/rediscovered-ceramic-hafnium-carbine.html
確かにセラミックの物性では、Al2O3よりB4CやSi3N4の方がウゴニオ弾性限界は高いないしは質量効率は高いけど、実際は製造時の品質に左右される。
つまり大きなバルクでマイクロクラックやボイドをどこまで減らせるかだからね、耐弾用の高靭性セラミックは。(日本の強み)
研磨加工の手間も減ればコストも低下するし。
後は無論、セラミックを拘束する圧力容器の設計と工作精度もね。
運用レベルでの信頼性に関わってくるのは、品質管理と設計上の冗長性の方が大きいよ。
工作精度が信頼性に直結しちゃうのは、自分で設計せず鹵獲品をコピーしたり、ラ国やノックダウン生産する場合……
少なくとも、ロシアの学術レベルの優位性は、今でも十分一線級だと思う。
本スレ1はそもそも、セラミックと金属素材と比べてるのがなんとも。。。
なんか、高温耐性を持つセラミックだから、HEATの超高温ジェットに耐えられる的な話を書いてたSF作家さんも少し前までいたなあ。時代は変わったは。
もっとやれw
資源だけで加工技術が低いとかのイメージは技術立国日本のプライドを保ちたいがために自分を騙してるだけ。
日本のほうがいい製品を作り出すのは、相手の国が競争原理が働きにくいからってだけ。
決して見下していい技術力じゃない。
この米欄でロシアの技術力を馬鹿にしてる人はいないと思うけどね。
資源だけの国なんて書いてる人いないでしょ?
セラミックネタなのにチタンのネタを話す人がいるのはなぜ?だけど。
航空宇宙、材料工学、高エネルギー物理関連ではロシアは世界でも実績を残してる国だし。
電子工学関連は遅れてる言われたけど、旧ソ連時代のコンピュータ関連は独自の発達してこれはこれで面白いんだけどね。
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