無題 Name 名無し 15/11/24(火)21:19:22 No.1142779
昭和16年に公布された金属類回収令ですが、この回収した金属で何を作ったというのがイマイチわかりません
家庭で出されたような金属でまともな金属ができあがるわけでもなくどういう部分で再利用されていたのか大変気になります。
もし存じている方がいらっしゃいましたらどなたかご教示願います。
無題 Name 名無し 15/11/24(火)21:24:33 No.1142783
いや、ちゃんとした設備で処理すればそりゃちゃんとした金属として使えたでしょうよ
ちょうど思い出したのはたとえば初代ハチ公像は
>鉄道省浜松工機部(当時)で溶解された像は機関車の部品となり、東海道線を走ることになる。
らしいですよウィキペによると
こういうのでやったらクズ鉄にしかならないだろうケド
無題 Name 名無し 15/11/24(火)21:27:16 No.1142786
>No.1142783
なるほどちゃんと利用されていたみたいなんですね
無題 Name 名無し 15/11/24(火)21:24:34 No.1142784
>家庭で出されたような金属でまともな金属ができあがるわけでもなく
鉱石からの精製はファンタジーだと思っているんですか?
無題 Name 名無し 15/11/24(火)21:28:46 No.1142788
>家庭で出されたような金属でまともな金属ができあがるわけでもなく
金属は金属ですから問題ないと思いますけど
鋼材/ステンレス材など現在でもクズ鉄が原料ですし、アルミもリサイクルされたアルミ缶ですよ?
無題 Name 名無し 15/11/24(火)21:29:02 No.1142789
http://shoukouji2.blog.fc2.com/blog-entry-322.html
成分分析のために穴があけられた梵鐘(終戦後戻ってきた)
溶かす前の成分を気にしたくらいだから品質管理には気を使っていたでしょうな
無題 Name 名無し 15/11/24(火)21:32:48 No.1142791
現在のマンホールに使われてる鋼材も基本的にはいろんな工場から出た廃材使ってるみたいだね
リサイクルは基本
無題 Name 名無し 15/11/27(金)21:17:44 No.1143264
>現在のマンホールに使われてる鋼材も
マンホールは鋳鉄で鋼ではないぞ
細かく言えばダクタイル鋳鉄
無題 Name 名無し 15/11/24(火)22:01:49 No.1142798
溶かして比重から成分を選り分けるなら
採掘したての鉱物でも使用済みの合金でも品質はさして問題にならないのではないだろうか
用途別には振り分けられるだろうけど
無題 Name 名無し 15/11/24(火)22:15:30 No.1142802
素材によるけど基本溶かして処理すれぱ金属は無限のリサイクル
毛がやってたみたいなことすると本当に駄目な鉄になるが
<管理人注>
大躍進政策
無題 Name 名無し 15/11/24(火)22:45:47 No.1142814
クズ鉄に医療用の放射線源が混ざって、それを鉄筋として使った建物の住人が被曝って事件があったな
そういうのを除けば問題ない
無題 Name 名無し 15/11/24(火)23:19:15 No.1142827
>クズ鉄に医療用の放射線源が混ざって
それたしか台湾だな
もしかしたらまだ残ってるかもしれない
あと中国本土でも噂レベルではなんども聞いた
無題 Name 名無し 15/11/24(火)23:42:37 No.1142830
再利用されたものも勿論あるけど、国民の意識を高める為に供出させた例もあったらしい。
実際にそういった目的だったかは知らないけど、何かしらの事情で寺の鐘がそのまま残り放置されていた鐘を調べたら来歴が判明し、寺に返還されたニュースを見た記憶がある。
余談だけれども宝石を供出させた事もあったみたい。
石の種類や目的は忘れたけど祖母が婚約指輪を供出し、後々石を抜いた指輪の山を街で見かけたという話を聞いたことがある。
無題 Name 名無し 15/11/25(水)08:01:16 No.1142892
>余談だけれども宝石を供出させた事もあったみたい。
きっとダイヤモンドでしょうな。
非常に硬いので金属加工用のヤスリや砥石の砥粒になったはず。
無題 Name 名無し 15/11/25(水)11:04:45 No.1142908
>きっとダイヤモンドでしょうな。
>非常に硬いので金属加工用のヤスリや砥石の砥粒になったはず。
モース硬度高いからと工業ダイヤ代替でサファイア使ったとかも聞く
無題 Name 名無し 15/11/25(水)00:07:57 No.1142841
鐘や像の類は貴重な戦略物資たる銅が回収できるのでただのクズ鉄ではない
クズ鉄自体もぜんぜんクズじゃないからこそ米の対日禁輸で槍玉にあがったわけだし
貴金属は白金が化学反応の触媒として超有用
無題 Name 名無し 15/11/25(水)06:51:56 No.1142888
溶かす燃料と流通組織が無いのでほとんど利用されず各地に集積されてただけで戦後元に戻されたり闇にながれたりが大半だったとか聞いたけど
無題 Name 名無し 15/11/27(金)12:23:47 No.1143200
>闇にながれたりが大半だったとか聞いたけど
上に書いてある宝石とか、思い出の銀時計などをお国のために供出したなんてエピソードも聞いたことあるけど、そういうものなんて戦時中でも速攻ガメられたんじゃねーかなと意地悪く思っちまうなー
無題 Name 名無し 15/11/25(水)08:12:51 No.1142893
工場で出る端切れのジュラルミンも部位ごとに分別して回収
精錬して成分調整する手間が無かったんだろう
供出された金属も混ぜ物だらけだから、使いように困るのも無理ないわ
無題 Name 名無し 15/11/25(水)17:29:37 No.1142950
>工場で出る端切れのジュラルミンも部位ごとに分別して回収
ところが工場じゃ不良品出したら軍需省の役人(軍人)に殴られるからと夜中に海へ廃棄
そして終戦もジュラルミンのストックに余裕があって鍋釜作ってた
戦争は不条理がまかり通る
無題 Name 名無し 15/11/26(木)00:43:45 No.1143031
>鉄道省浜松工機部(当時)で溶解された像は機関車の部品となり、東海道線を走ることになる。
>らしいですよウィキペによると
鉄道工場で鋳物だと下手すりゃブレーキシュー(車でいうブレーキパッド)ですね、機関車の検査が主体の工場なので…
>そして終戦もジュラルミンのストックに余裕があって鍋釜作ってた
鍋釜どころか電車まで、電蝕で短命でしたが
無題 Name 名無し 15/11/26(木)02:23:16 No.1143039
>ブレーキシュー(車でいうブレーキパッド)
ブレーキシューってのは、ドラムブレーキ用のものを指すし
ドラムブレーキは今でも自動車に使われているので
2015年現在でもふつーに使われてる用語だよ
無題 Name 名無し 15/11/27(金)17:13:15 No.1143223
>>鉄道省浜松工機部(当時)で溶解された像は機関車の部品となり、東海道線を走ることになる。
>>らしいですよウィキペによると鉄道工場で鋳物だと下手すりゃブレーキシュー(車でいうブレーキパッド)ですね、機関車の検査が主体の工場なので…
鉄ならそうだが銅材だと配管や弁の類かもしれんな
国鉄の工場(戦時体制で工機部に改称)製のD51とかだと砲金製の安全弁に宮内省からの下賜云々という記録が残ってたりする
無題 Name 名無し 15/11/27(金)17:20:38 No.1143226
機関車なら重要な「軸受け」がそうじゃなかったか?
最近、ロストテクノロージで「作れない」とニュースになってたような
無題 Name 名無し 15/11/27(金)17:36:37 No.1143228
蒸気機関車なんて日本がまともな軸受け作れなかった時代の産物だろ
潤滑油大量消費するシロモノをわざわざ今更作る理由が無いだけ
無題 Name 名無し 15/11/27(金)20:15:27 No.1143254
まあ今ならベアリングを使うんだろうけど昔の設計のままだと入れるスペースが確保できなかったりするんだろうね
軸周りがどうしても太くなるから
無題 Name 名無し 15/11/26(木)01:50:52 No.1143037
http://cyclist.sanspo.com/153566/syowa01
>>そして終戦もジュラルミンのストックに余裕があって鍋釜作ってた
>鍋釜どころか電車まで、電蝕で短命でしたが
一式陸攻を手がけた本庄技師設計のジュラルミン製自転車「十字号」なんてのもありましたね
無題 Name 名無し 15/11/26(木)02:21:01 No.1143038
モダンなデザインですね
前輪の方向安定が悪そうですけど
省力のせいかリンク式ブレーキが後輪だけというのも面白い
無題 Name 名無し 15/11/26(木)00:02:30 No.1143028
>国民の意識を高める為に供出させた例もあったらしい。
>戦争は不条理がまかり通る
国民的総動員システムなんて狂気の産物以外の何でもないで
集めたけど使い物にならなかった有名どこは松根油だね。よく松ヤニと一緒にされてるけど
金属はマシに使われたのでは……と思うけどろくな管理流通の技術がない時代だからな
無題 Name 名無し 15/11/25(水)10:54:32 No.1142907
>再利用されたものも勿論あるけど、国民の意識を高める為に供出させた例もあったらしい。
>溶かす燃料と流通組織が無いのでほとんど利用されず各地に集積されてただけで戦後元に戻されたり闇にながれたりが大半だったとか聞いたけど
なんか環境保護の掛け声で十何種類も家庭で分別させておいて
リサイクルも行き場がなかったり分別と下処理コストで赤字だったりで結局分別したのを再度全部まとめて焼却処分した自治体を思い出した
無題 Name 名無し 15/11/25(水)12:12:49 No.1142918
線路に落ちる鉄粉も拾っていたらしいですね
流石にこれは使えなかったらしいですが
無題 Name 名無し 15/11/26(木)14:55:32 No.1143089
ジュラルミンは、切削クズからの再生アルミじゃ航空機用の超超ジュラルミンが作れなくて、飯盒や水筒にするのが精々だったと聞いた記憶がある。
戦争末期には不足する銅の代わりにも使われたけど、アルミ電線は接続がしにくくて不評だったそうな。
無題 Name 名無し 15/11/26(木)02:52:33 No.1143044
アメリカじゃ既にパールハーバー直後のニュース映画で家庭の金属供出の呼びかけやってたよ
ナイフやフォークでも磁石にくっつくのが鉄製品ですなるたけプラスチック用品使いましょうみたいな
勝ちに奢ってる日本とこれじゃ気構えが違うと思ったわ
無題 Name 名無し 15/11/26(木)18:20:47 No.1143111
アメリカの戦略物資に関する戦時政策は欧州戦線に対応するために41年初めには原型ができてる
それ以前に行われていた軍備増強と武器貸与の為の割当は既に物資欠乏など問題点を露呈していて之を改善した政策は真珠湾攻撃までに段階的に施行されてゆく
日本と違う点は、主に自動車や家電などの民需の転用で戦時体制に移行した事で
それでも42年には生産力不足から更に厳しい統制とゴム製品、燃料、野菜以外の主な食料の配給制が始まり、43年には統制はより強化される事になる。
無題 Name 名無し 15/11/26(木)20:22:31 No.1143124
あんだけ兵器弾薬作ったアメリカでも造船優先でシャーマンの生産計画を下方修正したり
思うがままというわけではなかったネ
無題 Name 名無し 15/11/26(木)20:39:34 No.1143127
アメリカが戦時生産局作ったのが1942年でこの時点ですべての軍需生産が一元的に管理されて民需にまで統制が及んでるんだよね
日本で軍需省が出来たのがその翌年なんでただでさえ生産力で負けてるのに
それを補うはずの工夫の段階で負けてるという・・・
無題 Name 名無し 15/11/27(金)10:28:01 No.1143193
>日本で軍需省が出来たのがその翌年なんでただでさえ生産力で負けてるのに
現在は戦時の生産体制移行へは円滑に移行できるような体制/法整備は完備されてるのかな?
日本はまたまた同じことをやりそうだが?
無題 Name 名無し 15/11/27(金)16:14:08 No.1143213
>現在は戦時の生産体制移行へは円滑に移行できるような体制/法整備は完備されてるのかな?
今時の戦争なんて在庫撃ち尽くしたらオシマイでしょ
戦時生産とか悠長なこと言っても発注してから部隊に行くまでに余裕で1年後とかだし
無題 Name 名無し 15/11/26(木)21:22:38 No.1143136
金属供出とか再利用で思い出したが、現在の日本の(元)鉱山製錬所では、レアアースをゴミから再利用してるらしいね。
無題 Name 名無し 15/11/26(木)23:52:46 No.1143168
都市鉱山なんて用語が生まれる昨今だしね
無題 Name 名無し 15/11/27(金)12:12:29 No.1143199
陶器で爆弾作ってたとか聞いた事があるが、それに比べたらクズ鉄だって立派な資材だよな
無題 Name 名無し 15/11/27(金)12:50:41 No.1143203
>家庭で出されたような金属でまともな金属ができあがるわけでもなく
鉱石から精製するよりは安上がりだよ。
それと「当時はあまり合金というものが普及してなかった」というのも有利だったらしい。
当時の日本の一般家庭にある金属は、金や銀など貴金属を除けば、鉄、銅、アルミ、錫、亜鉛、くらいだった。
無題 Name 名無し 15/11/27(金)17:00:30 No.1143219
(画像引用)wikipedia,作者As6673
貴重なニッケルのはずなのに、なぜか大量に現存していて
古銭市場でも捨て値なかわいそうな子。
無題 Name 名無し 15/12/02(水)05:07:42 No.1143873
>貴重なニッケルのはずなのに、
そういや国内の備蓄高める為にニッケルなんだっけ?
ならば貨幣としてではなく金属として利用するのが正しいよ
無題 Name 名無し 15/12/02(水)06:41:26 No.1143878
>ならば貨幣としてではなく金属として利用するのが正しいよ
何年か前、フィリピン?だった気がするが硬貨の額面より金属として売ったほうが高いので国外に持ち出され鋳潰されている。と言うようなニュースを見たのを思い出したw
無題 Name 名無し 15/12/02(水)08:09:05 No.1143883
>>ならば貨幣としてではなく金属として利用するのが正しいよ
>何年か前、フィリピン?だった気がするが硬貨の額面より金属として売ったほうが高いので国外に持ち出され鋳潰されている。と言うようなニュースを見たのを思い出した
日本の1万金貨と10万金貨もそうだよ
無題 Name 名無し 15/12/02(水)09:45:38 No.1143888
>日本の1万金貨と10万金貨もそうだよ
10万円金貨は出た当時は金は6万円の価値しかなくて
逆に偽金貨が出回ったんだよな
でもって銀行でも未開封新品の金貨以外は受け取り拒否していたはず
無題 Name 名無し 15/12/02(水)15:24:27 No.1143911
あと一円硬貨も製造コストが5円位かかるんだっけ?
無題 Name 名無し 15/11/28(土)18:51:40 No.1143383
"Still More Bones Wanted for Salvage" ~ WWII era British poster for recycling for. "
戦時中、骨はなににリサイクルしたんでしょうか
無題 Name 名無し 15/11/28(土)18:55:48 No.1143385
骨も古紙と同じ扱いでリサイクルを呼び掛けてる
カルシウムを何かに使うんですかね
『Still_more_paper,_rags,_bones_wanted_for_salvage_Artist_Gilroy』
無題 Name 名無し 15/11/29(日)16:02:41 No.1143508
>骨はなににリサイクルしたんでしょうか
膠(にかわ)をとる。
接着剤や火薬配合用途。
無題 Name 名無し 15/11/29(日)17:41:08 No.1143526
>骨はなににリサイクルしたんでしょうか
食い物だとゼリーか?
無題 Name 名無し 15/11/29(日)19:39:35 No.1143549
高温で焼けば肥料にもなるしな>骨
無題 Name 名無し 15/11/28(土)22:03:22 No.1143426
タングステンとかいくら家庭から回収しようとしても
出て来ないだろうな。ドイツですら戦車の徹甲弾の数制限されるくらいだったし
無題 Name 名無し 15/11/28(土)23:15:30 No.1143446
>タングステンとかいくら家庭から回収しようとしても
実家が廃業した電気屋だが白熱電球から取れるな
無題 Name 名無し 15/11/29(日)07:41:53 No.1143475
>実家が廃業した電気屋だが白熱電球から取れるな
TIG溶接の電極がモロにタングステンだね
無題 Name 名無し 15/11/29(日)13:06:57 No.1143497
>TIG溶接の電極がモロにタングステンだね
酸化トリウム入り
無題 Name 名無し 15/12/03(木)21:52:26 No.1144063
>酸化トリウム入り
純タンあるやろ、さらっとトリタンと混同スンナ
無題 Name 名無し 15/12/04(金)10:04:43 No.1144084
トリウムはランプのマントルにも使われてるのでいわゆるガイガーカウンターなどのチェックに使える
昔は知らずに屋内でマントルを焼きまくってたがアレ、不味かったんだろうな(笑)
引用元: http://cgi.2chan.net/f/res/1142779.htm
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コメント
ハ40やアツタのクランクシャフトにニッケルの使用を制限していたくらいだから
やはりマルテンサイト系やフェライト系が中心だったのだろうか
某旧車雑誌で修理と調査を連載してた。
非常に高品位なマグネシウム合金を使っているんだよ。
供出するより本土決戦のゲリラ戦に使った方がいいと思ったな
余った鉄鋼が東京の川にかかる沢山の橋になりましたってな
どうも集められた金属は船の新造ではなく修理資材になったぽい?供給か品質か加工の手間か、船の材料とするには不安定だったんだろうか
今は再活用もリサイクルに含めちゃってるからだろうね
鉄鉱石やくず鉄の需要と供給やコストの問題からの産業構造的な、みたいな
くず鉄最大の輸入相手がアメリカかつアメリカは最大の貿易相手国、銑鉄の輸入相手がインドで
これで何故英米を敵に回したのかと小一時間
敵に回さず戦争してなくたって同じぐらい悲惨だわ。
第二次世界大戦のタイミングだけ、米英と敵対してんだもんよ
日露や第一次の時に敵対されるよりはマシだったんだろうが
銅像やお寺の鐘など大物以外は倉庫に回されて後で横流しにでもされたんじゃなかろうか?
アジア歴史資料センターで検索してみたら面白い資料見つけた。
まず昭和16年08月25日の「金属類回収令ヲ定ム」で関係する質疑応答が記載されており
「工場掃除運動と特別回収とで百万噸を出す勘定~」
「(回収に関係した)予算外契約8000万園は如何に所に使用するか」などの質問
また「昭和十七年度官庁物資特別回収計画実施要綱」では昭和17年度の各省庁別の鉄と銅の回収目標として合計鉄14万噸、銅118万噸と記載されており、さらに昭和16年度の実績として鉄11万噸、銅204万噸と記載されている。(なお、戦前の輸入屑鉄の量は年間200万トン前後だった模様・・・)
さらに「回収物件及施設指定規則ヲ廃止ス」で回収する物品を定めてるんだけど、金属製ならシャンデリヤとか水桶、ネームプレートとかまで求めていて面白い。
中には床下換気口金物とか破損防止金物、郵便受け口まであって、それどうなのさ~? とか思わないでもない。(汗
戦前戦中の経済については後に軍需省の一部となる企画院が強い影響力を持っていたっぽい?
企画院はイメージ的に統制経済・計画経済MAXだけど、そもそも資源の輸入依存度が高すぎて来年のこともわからないような当時の日本で計画経済ってどうよ?
ジッターバグというルアーがあって、そのリップという部品がアルミ製なんです。
これが戦争中には代替えのプラスチックに置き換わったんですが、
ルアー自体は製造してたんですよね。レジャー用品なのに…。
よ、余裕あルじゃんか( ;∀;)
1945年からは軍需品から民需品に生産の重点が移ってしまうぐらいなので・・・
「ずいぶん古いものみたいですね」と言ったら「そうよ、金属供出の時は隠しといたのよ」と言われてびっくりしたな(遠い目)
曾祖母「他の人は隠してたのに馬鹿正直に出してしまって。あの鐘には金が入ってたのに」
金庫の中には二束三文の戦時国債が大量にあった。
錆が少々あっても、溶かしたら大丈夫なのかな?
求められて提出した話が載っていたっけ。
戦時中の経済はソ連の戦時共産主義経済体制をモデルにして孤立しても発展できる
持続可能な経済体制を目指したらしいけど、戦前も共産主義を過大評価し過ぎだったの
だろうね。いんてりげんちゃーわw
政府主体の政策の及ぶ範囲は本土に朝鮮台湾くらいなもんか
南洋諸島はどんなもんだろ
よく昔の指輪なんか鑑定するけど大抵22金や24金(純金)、銀製品も純銀が多い
ただ刻印ないとバーナーで溶かすか王水突っ込まないと何か分からんので細かい物は手間もかかるし当時はどうしてたんだろうな?
因みに現代は18金や10金が多く組成も多種多様
パラジウムや銀や銅が混じってるし殆どメッキ掛かってるから更に面倒
分析専業の会社も多い
挙句合成ダイヤサファイアルビーetc
もはや戦時供出は宛にできないと思うw
あと皇居前広場の大楠公も供出されかけたものの、周囲の反対で取り止めになって現在に至る
ちなみに仙台青葉山の伊達政宗公も一度実際に供出されるが、気の毒に思った業者さんが上半身だけ残してくれたので、今の馬に乗った二代目の銅像の隣で、胸像として鎮座していたりする
そういえぱ金属じゃないけど、ブドウ農家やワイン工場では酒石酸の結晶を集めて軍に供出してたという話があって、その時は火薬の原料するからという説明だったけど、調べたらメッキ液の原料だったり、無線や電話やソナーに不可欠な材料だったりで、火薬とは別の意味で超重要な資源じゃん!と驚いた覚えが
山形県酒田市の持地院に酒田大仏があって(現在の大仏は近年建立された)、終戦直前に物質供出で出した。隣接の幼稚園に通園してた時は、土台のコンクリート柱だけ残っており大きな墓標のようでした。
終戦で直ぐに戻そうとしたが、ポッケナイナイされたらしく大仏の足親指だけ戻って来たそうです。
前住職さんに聞いた話です、他にも近隣のお寺の梵鐘の供出があって今でも鐘の無い鐘突き堂が残ってます。
物資無く計画も無い戦争は、二度としたくないですね。
長崎広島の原爆後の金属って建築資材になってるんじゃ
それってヤバかったんじゃないの
今は知らんけど
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