無題 Name 名無し 15/01/28(水)13:02:35  No.1102986
ガールズ&パンツァー 1/1スケール 八九式中戦車甲型用57mm徹甲弾 
軍事関係に疎い自分にどうか
砲などの威力と貫通力の違いを教えてください
威力があれば貫通力があると思うのですが
どうやら違うらしいのでよくわかりません
よろしくお願いします
無題 Name 名無し 15/01/28(水)13:40:48  No.1102990
同じ爆竹を手に握って爆発させるか、手の平で爆発させるかで手の損傷がまるで違う。

砲弾が装甲にはじかれて爆発するか、装甲に突き刺さる、または貫通してなかで爆発するかでは損傷度合いがまるで違う。

無題
Name 名無し 15/01/28(水)13:45:42  No.1102993
貫通力は砲弾の速度や砲弾の形状によって変化する部分で
威力は砲弾内の炸薬による爆発が影響してくる部分…なんか違う気もするw

無題
Name 名無し 15/01/28(水)13:47:07  No.1102994
あなたが想定している「威力」の定義は何なのか、ハッキリさせないと答えづらいと思いますよ
榴弾の殺傷半径能力と徹甲弾の装甲貫徹能力は、どちらも「威力」と言えますし

大戦中の砲弾貫徹能力の話なら、砲ケツスレでも紹介されている、「大砲と装甲の研究」の「各種徹甲弾の貫徹能力の比較」が参考になるかと

http://sus3041.sakura.ne.jp/contents/shell_var/ap_pene.htm

無題
Name 名無し 15/01/28(水)16:55:04  No.1103011
>あなたが想定している「威力」の定義は何なのか、ハッキリさせないと答えづらいと思いますよ
多分そのあたりもあやふやなんじゃないかしら?
知らない人は本当に知らないもの

『大砲は大砲。みんな一緒』とか
駆逐艦も巡洋艦もみな『戦艦』とかね
そこの違いから始めないといけない気がする

無題
Name 名無し 15/01/28(水)21:54:16  No.1103043
>威力があれば貫通力があると思うのですが
>どうやら違う見たいらしいのでよくわかりません

スレ主さんが提示された『貫通力』に関してだけでも、同じ初速で発射された砲弾が『只の鉛だけで出来た球状の砲弾』と『劣化ウランで作られた弾芯を有するAPFSDS砲弾』とでは、貫通力が段違いです。

もう少し具体例といいますか、疑問に感じている事の内容を御願いします。

追伸
軍板の諸氏は低姿勢且つ丁寧な質問者に関しては不自然な位に優しいですよw

無題
Name 名無し 15/01/28(水)22:09:29  No.1103050
装甲に当たったAPFSDS弾は流体力学応用になるとか

第二次大戦と全然違うよな

無題
Name 名無し 15/01/28(水)23:05:46  No.1103056
弾速も全然ちがうしな

無題
Name 名無し 15/01/29(木)07:33:42  No.1103082
威力は同レベルの技術で作られた同種の砲/弾薬であればほぼ口径の3乗に比例する。

無題
Name 名無し 15/01/29(木)11:44:23  No.1103088
>劣化ウランで作られた弾芯を有するAPFSDS砲弾
ちょっとググッて見ました
専門用語ばかりでよくわかりませんでしたが
要するに尖った針が飛んでいく感じなんでしょうか?

無題
Name 名無し 15/01/29(木)12:28:55  No.1103091
針というより銛か投げ槍かとおもうな
重金属製のね

無題
Name 名無し 15/01/29(木)21:20:35  No.1103140
>要するに尖った針が飛んでいく感じなんでしょうか?

まぁ、それで間違ってはいませんw
それでは、何故『尖った針』を撃ち込むのかと云いますと、喩えではありますが

『鉛筆の尖った方と、そうでない方、同じ力で刺した場合どちらが痛い?』という事です。当然、尖った方が痛い(貫通力が大きい)訳ですが、『尖っている』という事は『細い』という事でもあるわけでして、どんなに鋭く尖った弾体でも、装甲に当たった瞬間にその細さ故に粉々になってしまう様では何の役にもたちません。

ですから、この手のAPFSDS砲弾は『硬化タングステン』とか『劣化ウラン』とかの様な凶悪な迄に固い金属で作られています。

因みに、日本の戦車(90式・10式)の戦車砲もAPFSDS砲弾を装備していますが、アメ公とか露助の様な極道連中と違って劣化ウラン製の弾体は装備していませんよ。

無題
Name 名無し 15/01/31(土)17:49:17  No.1103483

全然説明になっていないどころか盛大に間違っている

無題
Name 名無し 15/01/31(土)19:57:15  No.1103508
>全然説明になっていないどころか盛大に間違っている
ちゃんと説明ぷりず

無題
Name 名無し 15/01/31(土)19:36:23  No.1103506
威力の単位ってなに?TNT換算云々ってやつ?
無次元?それとも有り/無し?
貫通力は、[mm](対RHA)なんかで現されそうだけど

無題
Name 名無し 15/01/31(土)20:59:51  No.1103514
>威力の単位ってなに?TNT換算云々ってやつ?
だから「威力」の定義が先だと・・
教科書(火器弾薬技術ハンドブック(改訂版))から引用

終末効果(terminal effects)は大別して次のとおり分類されている
爆風効果、破片効果、侵徹効果、焼夷効果、輻射熱効果
生物作用、化学作用、原子爆発、EMP効果

仰る通り、壁面構造物に対する爆風効果ではTNTを100とした場合の各種炸薬比較表が載っています
圧力数値の単位はMPa

無題
Name 名無し 15/01/31(土)22:36:21  No.1103539
エネルギーを増やすには砲弾を重くするか弾速を速くする
重くするには直径を増やす、速くするには砲身を長くする ってのがWW2までのお話
とはいえ、限界が来たんである人は考えた「速度は2乗で効いてくるから少々軽くても速くできねぇ?」と

そこで大きな口径の大砲から小さな直径の砲弾を撃ちだす技術として装弾筒付徹甲弾というのが生まれた
(例:120mmの砲弾を打ち出すエネルギーで90mmの砲弾を飛ばせば軽い分速くなるから、正味の90mm砲から撃つより威力が上がる)

まだ速さが足りないってんで、砲弾を打ち出す際の抵抗を取り去ることにした
ライフル砲は砲身に切ってある溝に弾を食いこませて回転を与えるんだけど、これが抵抗になって弾速が下がる。なら削ってしまえと
さらに砲弾の空気抵抗を減らすには前面投影面積が小さい方がいいから細く
でも、ある程度の重さがないと距離によって威力の減衰が激しいから慣性重量を稼ぐために長く
そこで針のように細長い形になった。先端は空気抵抗を減らすために尖らせてるだけ
速度がさらに上がったことで、単なる運動エネルギーによる打撃とは違う効果が発生するというおまけがついた

無題
Name 名無し 15/01/31(土)22:45:16  No.1103542
>>全然説明になっていないどころか盛大に間違っている
>ちゃんと説明ぷりず

1レスにまとめすぎたので読みにくくなった

×:120mmの砲弾を打ち出すエネルギーで90mmの砲弾を飛ばせば軽い分速くなるから、正味の90mm砲から撃つより威力が上がる
○:120mmの砲弾を打ち出すエネルギーで90mmの砲弾を撃てば、正味の90mm砲から撃つより大きなエネルギーを与えられるから速度が上がる
  ≒90mmの砲弾でも120mmと同じエネルギーを持てる

無題
Name 名無し 15/01/31(土)23:00:10  No.1103544
装甲を浸徹するパワーは運動エネルギーそのものの大きさに依存するんやけど、なるたけ重くしておいて大面積で炸薬の爆発エネルギーを受けて加速して、飛行中の空気抵抗が小さくなるように断面積を小さくして軌道がまっすぐになるように安定翼をつけた
これがAPFSDSなんやな

無題
Name 名無し 15/01/31(土)23:09:14  No.1103546
要するに、スレ主は
「着弾した標的側の弾性応力限界を超えた応力集中を効率よく実現させる方法」
について質問しているのだが

質問している本人が全く理解できてないと思われ

応力集中を起こさせたいなら「尖っている」というのは重要な要素だよ
正確には「連続微分できない形状」が重要なのだが、これは砲弾だけじゃなくて相手側も同じ。
物体は「角張っていると衝撃でぶっ壊れやすい」のさ。

無題
Name 名無し 15/02/01(日)10:57:04  No.1103609
>砲などの威力と貫通力の違いを教えてください

貫通力は徹甲弾や対戦車榴弾などの「対装甲弾」の「威力」です

ですから対装甲弾を論じる際には威力=貫通力となります

ところが、徹甲弾を建物に射撃した場合の威力は貫通性能よりも破壊性能に重きを置くので威力=貫通力とはならない

一般的に、戦車砲の威力を論じる場合は装甲板に対する貫通力を持って示しますので威力と貫通力は同じと考えていい

対装甲弾の威力:装甲貫通力
対人弾の威力:爆風、破片効果

無題
Name 名無し 15/02/01(日)11:15:33  No.1103615
>>全然説明になっていないどころか盛大に間違っている
>ちゃんと説明ぷりず

>『鉛筆の尖った方と、そうでない方、同じ力で刺した場合どちらが痛い?』

正解ですが、旧式徹甲弾(APDSまで)の考え方に注意が必要です

>『尖っている』という事は『細い』という事でもあるわけでして(以下略)
尖っているのは空力抵抗を減らす為の「軽金属製の風防」であり細い事との関連性は何もない
鋭くとがった弾頭では装甲に当たった瞬間に破壊するので徹甲弾の弾芯はかなり鈍角の先端であり、超高速のAPFSDSにいたっては尖ってすらいない
これは弾頭自ら破壊されながら浸徹するためなので弾芯を尖らせる必要がない

そんなわけでAPDSまで使用されていた超硬い炭化タングステン(WC)は現在使用されておらず、硬度は落ちるが浸徹性の良いタングステン合金(WA)や劣化ウラン合金(DU)が使用される理由

無題
Name 名無し 15/02/07(土)11:20:25  No.1104542
威力は砲弾の重さと弾着時の速度による保有エネルギーの総量
振動でも貫通でもなんでもひっくるめてとにかく当たった相手に作用するエネルギー全部をひっくるめたもの
んで貫通力はその作用の内で装甲を貫く作用がどれくらいあるかだけに着目した指標
みんな知識があるせいで形状だ素材だ余計な事を言うからややこしくなる
引用元: http://cgi.2chan.net/f/res/1102986.htm

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