アクセスランキング

軍事系まとめブログ

軍事・防衛ネタを中心としたおーぷん2ちゃんねる、ふたばちゃんねる等のまとめブログです。 政治的議論に深入りせず知識欲を満足させるようなブログを目指します。

    艦隊決戦の隠し球~重雷装艦は遠距離雷撃戦の夢を見るか

    文:
    烈風改

    ◇重巡と魚雷
     ロンドン軍縮条約の頃(昭和6年)の魚雷の射程は各国とも最大射程で10,000mが限界で、これは重巡の主砲射程と比較すると大きく劣るものでした。重巡は敵を魚雷の射程に入れる遥か前に主砲での射撃が可能となるため、魚雷戦の機会が生じない可能性が大きいと見なされるようになったのです。

     このため当時の米海軍は新規建造の重巡魚雷兵装を全廃しました。日本海軍でも重巡の魚雷廃止への動きがありましたが、新魚雷の登場によって重巡の魚雷装備廃止は回避されています。

     この新魚雷こそが、ロンドン条約の制限を受けて魚雷の射程延長を目指し昭和6年に開発が開始され、昭和8年に実用化された『酸素魚雷』でした。

     酸素魚雷の性能は傑出したものであり、酸素の扱いが難しい点を除けば、当時全ての性能で他の魚雷を上回っていたと言っても過言ではありませんでした。そしてその最も有用な点は魚雷の常識を破る画期的な射程にありました。

     雷速36ノットにおける駛走距離は40,000mに及び、これは戦艦同士の最大砲戦距離をも超えるものだったのです。この長射程魚雷の実現により、具現化されたのが重巡部隊による『遠距離隠密魚雷発射』戦法でした。

    【【軍事講座】艦隊決戦の隠し球~重雷装艦は遠距離雷撃戦の夢を見るか】の続きを読む

    第35回 連載「フォークランド紛争小咄」パート14
    5月1日の航空戦 後編

    文:nona

     5月1日1645時、アルゼンチン軍はついに本格的な航空攻撃部隊を開始しました。上空にミラージュ、ダガー戦闘機がハリアー戦闘機を抑え、この隙に爆装したダガー戦闘機、キャンベラ爆撃機でフォークランド沿岸にいる5隻の水上艦を攻撃する目論見でした。[2] [3]

    image001
    http://www.ww2incolor.com/forum/showthread.php/4177-The-air-war/page4

    【【読者投稿】第35回 連載「フォークランド紛争小咄」パート14 5月1日の航空戦 後編】の続きを読む

    第34回 連載「フォークランド紛争小咄」パート14
    5月1日の航空戦 前編

    文:nona

     バルカン爆撃機の攻撃から3時間後、フォークランドから70海里(130km)の地点に侵入した機動部隊から、18機のシー・ハリアー戦闘機が出撃。さらに5隻の水上艦もフォークランド沿岸に向けて前進。アルゼンチン軍との戦いは、より一段と激しいものになりました。[1]

    image001
    http://www.iwm.org.uk/collections/item/object/205018837

     5月1日0748時、空母ハーミーズからハリアー12機が発進。各機は各3発の1000ポンド爆弾、又はBL775クラスター爆弾を装備していました。12機を一斉に発信させる都合、攻撃隊の母艦には大型のハーミーズが使用されました。[1]

     2分後には軽空母インヴィンシブルから戦闘空中哨戒を担う6機のシーハリアーが発進。戦闘空中哨戒のハリアーは2発のAIM-9L空対空誘導ミサイルを備えていました。母艦には小型ながら近代的な電子装備を備えていたインヴィンシブルが選ばれています。[1] [2]

     一方海上では艦砲射撃のため、カウンティ級駆逐艦のグラモーガン、21型フリゲートのアラクリティ、アローの3隻がスタンレー沖へ前進。別働隊として22型フリゲートのブリリアント、12型フリゲートのヤーマスもフォークランド諸島に接近。2隻にはアルゼンチン潜水艦の捜索が任務でした。[2]

    【【読者投稿】第34回 連載「フォークランド紛争小咄」パート14 5月1日の航空戦 前編】の続きを読む

    第33回 連載「フォークランド紛争小咄」パート13
    ブラックバック作戦と炎のランナー 後編

    文:nona

    image001
    http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/1550113/Bombing-Argentines-just-wasnt-cricket.html

     燃料に不安を抱えながら、とうとうフォークランドの目前に迫った1機のバルカン爆撃機。「後になってみるとほとんど当たり前のようにいわれるのであるが、とてつもない離れ業だった」とサッチャーが回想するブラックバック作戦は最大の山場に差し掛かっていました。[1]

     フォークランドへ約1500kmの地点で最後の給油を受けたバルカンは転進するヴィクターを見送り、単機で南下を継続。460キロの地点に近づくとゆるやかに降下を開始しました。

     地球の丸みを利用し水平線下に隠れることで、アルゼンチン軍が設置したAN/TPS-43警戒レーダーから隠れようとしたのです。この降下はゆっくり何段階かに分けて行われ、最終的に高度300フィート(90m)まで降下しています。[2][3]

    【【読者投稿】第33回 連載「フォークランド紛争小咄」パート13 ブラックバック作戦と炎のランナー 後編】の続きを読む

    第32回 連載「フォークランド紛争小咄」パート13
    ブラックバック作戦と炎のランナー 前編

    文:nona

     1982年5月1日0423時、フォークランド島都のスタンレー上空に1機のバルカン爆撃機が現れ、21発もの1000ポンド爆弾を投下。これをもってフォークランドの激戦が開始されました。バルカンは遠くアセンション島から片道6300kmをヴィクター給油機とともに飛行し、達成困難な「ブラックバック作戦」を成功させたのです。

     しかし振り返ってみると、バルカンは6月に退役予定の旧式機。空中給油に至っては非常に長い間訓練すらされていなかったのです。[1][2]

    image001
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%AD_%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%B3#/media/File:RAF_Vulcan_B.JPEG

    【【読者投稿】第32回 連載「フォークランド紛争小咄」パート13 ブラックバック作戦と炎のランナー 前編】の続きを読む

    20

    <管理人より>
    本日、コミックマーケット89が開催されました。

    2日目がミリタリージャンルということで参加してきました。
    まだ全部は読んでませんが、購入した同人誌を簡単に紹介したいと思います。

    【【C89】コミックマーケット ミリタリー同人誌紹介【戦果報告】】の続きを読む

    第31回 2015年の海外艦艇公開まとめ(前編)

    文:nona

    image001
    後編では観艦式に参加した、韓国の「テ・ジョヨン」インドの「サヒャドリ」、オーストラリアの「スチュアート」フランスの「ヴァンデミエール」を紹介いたします。

    【【読者投稿】第31回 2015年の海外艦艇公開まとめ(後編)】の続きを読む

    第30回 2015年の海外艦艇公開まとめ(前編)

    文:nona

    image001
     今回は年末ということで、2015年に一般公開された7隻の海外艦艇をまとめました。
     前編ではトルコのフリゲート「ゲティズ」アメリカの駆逐艦「マスティン」空母「ロナルドレーガン」について紹介いたします。

    【【読者投稿】第30回 2015年の海外艦艇公開まとめ(前編)】の続きを読む

    このページのトップヘ